3月1日 食堂作法じきどうさほうの後の「生飯投げさばなげ」を見学。
正午。練行衆は、これから深夜の下堂の時まで 食事や水を飲むこともできない 一日一度の正食を、「食堂作法」として長い祈りの後に取られます。
そして小1時間ほど後、食堂作法が終わって食堂から出てこられた練行衆は、和紙にくるんだご飯を 隣の閼伽井屋の方に投げます。
これは生き物に対する施しの作法で「生飯投げ」と呼ばれています。
12:50頃、最初に出てこられたのは佐保山曉祥師 。
続いて筒井英賢師
中田定慧師の後は池田圭誠師 ↑↓
平岡慎紹師
北河原公慈師
望月大仙師は新入しんにゅうなので、上七日だけ生飯投げをされません。
上野周真師
森本公穣師
上司永照師
最後は狭川普文師の順に、閼伽井屋に向かって投げられました。
屋根の上に乗った生飯を、空中を旋回していた烏がくわえて飛び去る場面もあり。下では鹿も待ち構えていて、鳥も動物もよく知っていることと思わず感心してしまいました。
食堂退出の後は、普段は「日中」の勤行のために二月堂に上堂されるのですが、3/1だけは、深夜の一徳火の後に「日中」の法要をなされているので上堂されずに、入浴のためにそれぞれ湯屋に行かれます。
細殿には本行初日の初夜上堂松明がすでに出来上がってスタンバイ。
仏餉屋の前では、童子さん達が籠松明の部品造りに余念がなく
久しぶりに、初日から二月堂周辺を徘徊(笑)できる幸せを味わって
今日も、後先になってしまいましたが、観音様にお参りをして一旦帰宅。そして夕方にまた出向くのでした。(続く)