2023年8月27日日曜日

9月のお出かけ情報②~寺社伝統行事

 9月に行なわれる寺社伝統行事のご案内です。

問合せ:0744-42-6633

◇9/1  午前中 吉田寺「放生会」
問合せ:0745-74-2651

◇9/1~9/10   9:00~16:00 松尾寺「修験道まつり」
問合せ:0743-53-5023
◇9/3 10:00~  松尾寺「柴燈大護摩奉修

◇9/15 13:00〜 霊山寺「柴燈護摩法要」
役行者大峰参拝ゆかりの伝燈護摩法要が行われます。
問合せ:0742-45-0081

◇9/15 10:30~ 葛城一言主神社「秋季大祭」
奉納演奏および祭礼後には演奏も行われます。
問合せ:0745-66-0178

◇9/17 東大寺二月堂「十七夜
法要18:00~、盆踊り18:30~21:00
問合せ:0742-22-3386
※今年は例年通りの開催になります!

◇9/18  10:00~ 休ヶ岡八幡宮大祭「奉納相撲大会」
問合せ:0742-33-6001

◇9/23  生駒聖天お彼岸万燈会
問合せ:0743-73-2006

◇9/23 大和神社「秋の大祭 紅しで踊り奉納
10:30~大祭 13:30~奉納
問合せ:0743-66-0044

◇9/23 法隆寺「彼岸会」
問合せ:0745-75-2555

◇9/27 10:00~ 如意輪寺後醍醐天皇御忌 正辰祭
問合せ: 0746-32-3008

◇9/27 10:30~ 吉野神宮「秋の大祭」
問合せ:0746-32-3088

◇9/29「中秋の名月」の行事は各サイトを参照してください。
・采女祭り・唐招提寺・大神神社
・松尾寺・慈光院

◇9/30 氷室神社「例祭宵宮祭」
問合せ:0742-23-7297  

2023年8月26日土曜日

9月のお出かけ情報①~特別公開ご案内

<<公開中の特別公開は・・・>>

問合せ:0743-53-5023

◇~2024年1/15 薬師寺東塔・西塔特別公開
問合せ:0742-33-6001

<<今月から始まる特別公開は・・・>>

◆9/1 吉田寺多宝塔・秘仏特別開扉
室町時代に創建の多宝塔内の秘仏「大日如来坐像」が公開。
問合せ:0745-74-2651

◆9/1~9/10 松尾寺役行者像特別公開
日本最大の役行者像が公開される。
問合せ:0743-53-5023

◆9/1~11/30 安倍文殊院秋の寺宝展
一般公開されていない金閣浮御堂の内陣を参拝することができる。
問合せ:0744-43-0002

◆9/8と9/23 浄瑠璃寺「三重塔・薬師如来坐像特別公開」
※雨天、荒天時は中止
問合せ:0774-76-2390

◆9/15~9/24 薬師寺 「東塔落慶記念三大壁画特別公開
平山郁夫画伯奉納「大唐西域壁画」(玄奘三蔵院伽藍)
食堂特別公開」慈恩殿 細川護熙筆『東と西の融合』
問合せ:0742-33-6001

◆9/16 13:30~15:00 當麻寺中之坊導き観音ご開帳
問合せ:0745-48-2001

◆9/16~9/24 安養寺阿弥陀如来立像

◆9/20~9/26 元興寺「軸装智光曼荼羅」公開
問合せ:0742-23-1377

◆9/20~9/26 興善寺「観経曼陀羅」拝観(要予約)
問合せ:0742-23-7007

◆9/23・9/24 寶山寺「獅子閣」特別公開
問合せ:0743-73-2006慈恩殿  細川護熙筆『東と西の融合』

2023年8月23日水曜日

世界遺産六社寺共通拝観券

今年は「古都奈良の文化財」が世界遺産登録されて25周年になります。それを記念して、東大寺、興福寺、春日大社、元興寺、薬師寺、唐招提寺の「六社寺共通拝観券」が8月22日から発売されました。

共通拝観券は一冊 5000円で限定2万冊発売。
表紙は東大寺第224世別当 橋村公英 師 によるものです。

今回、奈良倶楽部でも10冊 取り扱いしています。
その他に、奈良市内の観光案内所や東京の「奈良まほろば館」で発売されていますが、六社寺では購入できないとのこと。

拝観場所の内容は・・・
東大寺:大仏殿(その他の有料の諸堂施設は別途拝観券)
興福寺:国宝館(中金堂・東金堂は別途拝観券)
春日大社:御本殿特別参拝(国宝殿・萬葉植物園は別途拝観券)
元興寺:通常拝観
薬師寺:白鳳伽藍と玄奘三蔵院伽藍(東塔・西塔は別途拝観券)
唐招提寺:通常拝観
となっていて、すべての諸堂が参拝可能ではありません。
ただ、この共通券で拝観すると、各社寺で散華などの拝観御礼品が進呈されます。(散華は1点のみ)また、期間限定の特別御朱印の授与(別途、御朱印料が必要)もあり。
このような↑クーポンも付いてます。

利用期間は8月22日から2024年3月末まで。
1社寺につき1回利用でき、1日だけでなく、3/31までの期間中に複数日にまたがっての利用が可能です。
奈良倶楽部でも販売していますので、ご入用のお客様はフロントでお声掛けくださいませ。よろしくお願いします。

2023年8月21日月曜日

早朝ツアーにご参加ありがとうございました!

ちとせなら」主催の早朝散歩「地元女将とディープに歩く!東大寺 “朝歩きのススメ”東大寺を丁寧に、細やかに、再発見する朝旅」、無事にご案内を終えることができました!

夜明け前の4時40分集合(奈良倶楽部4:25出発)という、相当早起きなツアーにも関わらず満員御礼となり感謝の気持ちでいっぱいです。
ご参加いただきました皆さま、どうもありがとうございました。
この早朝散歩は奈良倶楽部主催も含めて何度か開催していますが、今回が一番ボリューミーで、内容については過去のものに吟味を重ねてご案内させていただきました。
早朝散歩ツアーを始めた経緯のようなものは以前にブログに書きましたが、今回はこの秋に大法要が行われる良弁僧正に関連するところのお話や、堂守さんのいる時間帯なら自由に参拝できるお堂など、東大寺のこんなところあんなところを自分なりにお話しました。
私の中で印象深かったのは、二月堂の鐘の音と、屋参籠でお参りの永観師の観音経読経が見事に相まって、手を合わせながら聴けたこと。
ブルーの空の朝5時前の二月堂の風景、それからあっという間に夜が明けてゆくのですが、実はちょっと緊張していたのだと思います。ほんのりピンク色に染まる夜明けの空の色を見逃してしまってました。
緊張と言えば・・・今回は案内人はピンマイクをつけて、参加者さんはイヤホンでそれを聞くというスタイルで、大声を出さなくて小さな声でも、 集合してもらわなくて歩きながらでも聞いていただけるので、普段通りに喋れて、これは大変ありがたいことでした。
それでも言葉がすべってお聞き苦しいところもあったと思いますが、最後まで聞いていただき嬉しく有難いことでした。

参加者さんや朝参りの方が写真を送ってくださいました。一生懸命に説明している姿も記念になるかもと載せておきますね。


最後になりましたが、得難い経験をさせていただいた「ちとせなら」さんにも感謝です。ありがとうございました。

2023年8月20日日曜日

興福寺五重塔ライトアップ終了*

 明治以来の保存修理工事に入る興福寺の五重塔。


工事用覆屋の素屋根建設工事のため、今日8/20で五重塔のライトアップが終了します。
名残惜しくて最後の勇姿を目に焼き付けるべく出かけて来ました。

ちょうど、猿沢池には「ならまち遊歩」の赤い提灯が浮かんで、水鏡の五重塔も一緒に何とも幻想的な風景を味わうことができました。

2023年8月18日金曜日

安堵町「灯芯引き体験」へ

修二会の頃に灯芯についてブログでご紹介しましたが、その時にご縁をいただいた「灯芯保存会」では、月に一度「灯芯引き体験」を開催されていて、先日ようやく体験会に参加することができました。

体験会場は「安堵町歴史民俗資料館」。
こちらは、江戸時代から代々村の庄屋役などを勤めた今村家の旧宅を活用した展示施設で、その中で、町の伝統産業である「灯芯ひき」を後世に伝承していくため、熟練者の指導による「灯芯ひき体験会」を開催しています。
::
とても立派な邸宅の、まずは館内を見学して回りました。




農具や民具などの民俗資料や、幕末から近代にかけての今村文吾と今村勤三を中心とした資料展示(今村勤三氏は大阪府から奈良県を独立・再設置に導いた運動家でもあります)や、灯かりと灯芯をテーマにした展示など、安堵町の歴史や伝統が学べるようになっています。
展示施設の母屋や米蔵、そして庭も広くて回遊しながら展示を見て
::
いよいよ灯芯引き体験へ。
この日の参加者は4名で、偶然にも知人がいてびっくり!とても器用にたくさんの長い灯芯を作っておられました。
さて、全く初めてでどうしていいのかわからないし、不器用な私でもできるのか心配でしたが・・・。
何度か挑戦しているうちに、ようやく長く引くことができました。
コツを掴みかけたと思ったら、また短く切れてしまったりで中々難しいのですが、それでも何とかこれくらいは引くことができました。

藺草から灯芯のずいを取り除いたいがらで作った藺草飾り。
作業台はこんな感じで、熟練の方の仕事ぶりはきっと見事なものでしょう・・・と想像しながら、灯芯になるまでの大変な作業に思い至っていました。
::
体験の日時については「安堵町歴史民俗資料館」のHPに掲載されています。(9月は9/17に開催)
::
本日はまた「灯芯保存会」の方がお立ち寄りくださいました。
元興寺の地蔵会に納める灯芯についての説明と、灯芯のノベルティを20セットいただきました。興味のある方に差し上げますのでお声かけてくださいね。

2023年8月16日水曜日

台風一過の朝散歩*

台風一過、皆様のところは大事なかったでしょうか?
こちらは、昨日の暴風雨で庭の大木が倒れてこないかと心配でしたが、今朝見ると何事もなくほっとしています。

朝、青空が出ていたのでお散歩に出かけました。
二月堂に上がると満開の高砂百合が迎えてくれます。 

二月堂南側の釣り灯籠は台風対策で外されていました。
食堂の扉の落書きもわからなくなっていてホッとしました。
柘榴の木がぽきっと折れています。
大仏殿では、中門内側の大香炉、お賽銭箱、大仏殿の幡などが台風対策で外されていました。

子鹿もすっかり大きくなりましたね。
こちらは二月堂表参道の途中にある白山神社。
中には黒猫明神様がいらっしゃいましたよ。 
帰宅すると、奈良倶楽部の高砂百合も咲き始めていました。

2023年8月14日月曜日

8/15 台風接近に伴う行事中止や臨時休館

台風7号接近に伴う、奈良市内の諸行事・イベント中止について

◆8/14 19:00~21:30「なら燈花会2023」最終日
※台風接近に伴い中止になりました。詳細

◆8/14・8/15 19:00~21:30 春日大社中元万燈籠」 
※台風接近に伴い中止になりました。詳細

◆8/14  19:00~21:00 本日の東大寺夜間拝観は予定通り開催
(午後2時時点に電話で確認済)

◆8/14 興福寺夜間拝観中止。詳細

◆8/15 19:00~21:30 東大寺万灯供養会」  
※台風接近に伴い中止になりました。詳細
※大仏殿殿内にて僧侶だけで法要を行い、一般参拝不可(入堂不可)
※灯籠を並べることもしません。
※台風の状況によっては諸堂の閉門時刻を早める可能性もあり。

◆8/15 20:00「高円山 大文字送り火
※台風接近に伴い中止になりました。詳細
※慰霊祭は関係者のみで春日大社、大安寺で執り行われます。

::
奈良市内の社寺について
8/15の拝観は、縮小した形になったり、各社寺で対応が違いますのでリンク先で確認してください。
薬師寺 ◆唐招提寺 ◆興福寺 ◆東大寺 ◆春日大社

::
8/15に臨時休館されるところ
◆奈良国立博物館 8/15は臨時休館されます。詳細
◆平城宮いざない館、その他平城宮跡歴史公園内施設。詳細
◆平城宮跡資料館・飛鳥資料館・藤原宮跡資料室。詳細
◆奈良県立美術館。詳細

::
奈良倶楽部も明日はすっかりご予約キャンセルとなりましたので、8/15は休館することにしました。
また8/16~8/17は以前からお盆休みを取っていますので、8/18(金)15時より営業いたします。
お休み期間中もご予約のメールやお電話は対応しておりますのでどうぞよろしくお願い致します。

::
台風通過による大きな被害が出ませんように。
皆さま、どうぞご安全にお過ごしください。

2023年8月13日日曜日

8月のお出かけ情報③〜後半の寺社伝統行事

8月後半の奈良の寺社伝統行事をご案内します。

◇8/16 10:00~ 売太神社「阿礼祭」
問合せ:0743-52-4669

◇8/16・17・18  丹生川上神社「献燈祭」
問合せ:0746-42-0032

◇8/22 14:00 霊山寺地蔵盆法会
問合せ:0742-45-0081

◇8/23 18:00~ 東大寺念仏堂「地蔵会」

◇8/23・8/24 元興寺地蔵会万灯供養」  
※両日とも9:00開門~20:30閉門(受付終了20:00 / 要入山料)
※地蔵尊法要は17:00から厳修。
※行燈絵は曼荼羅堂(国宝・極楽堂)内に展示。
※9時から20時まで万燈供養を受付。
問合せ:0742-23-1377

◇8/23・8/24 矢田寺地蔵会式
8/23は6時・10時・19時 8/24は19時に法要厳修
問合せ: 0743-53-1445

◇8/23・8/24 唐招提寺地蔵盆
弘法大師の作と伝わる秘仏、重要文化財・地蔵菩薩立像を奉り
地蔵堂堂内を特別公開してます。
ブログ内過去記事はこちらです。
問合せ:0742-33-7900

◇8/23・8/24 宝山寺「地蔵盆会」
23日:門内地蔵盆会 24日:奥の院参道地蔵盆会
問合せ:0743-73-2006

◇8/24 9:30~ 聖林寺本尊地蔵菩薩会式
弘法大師御生誕1250年を記念した法要と
法要後に豊来家玉之助さんによる獅子舞奉納が行われます。
問合せ: 0744-43-0005

◇8/25  西大寺「興正菩薩忌」
興正菩薩の年一度の忌日法要。
夕方から奥の院の興正菩薩五輪塔に数千の灯明を灯して法要厳修。
問合せ:0742-45-4700

2023年8月12日土曜日

東大寺の盂蘭盆会

8/20に開催する「東大寺境内早朝散歩」のレジュメ作成の為、東大寺関連の本をまた読み返しています。

以前に読んでいたはずなのに、また新たな発見があったりで、何度読んでも興味が尽きませんが
今回は堀池春峰著「東大寺史へのいざない」の、盂蘭盆のところに載っていた『東大寺では、8月11日の早朝に、伴寺趾(三笠霊園の上の方)と、五劫院、空海寺の3ヶ所にある墓所に各自お参りするのがお盆のはじまりで……』という箇所に目が釘付けに。 


この日の朝散歩で、早くからお参りされるお坊さま方を我が町界隈で大勢お見かけしたのでしたが、早い方で5時頃、帰りの6時頃にも空海寺さんと五劫院さんの辺りを行き交うお坊さまを何人かお見かけしました。
「東大寺史へのいざない」によると、15日も朝6時頃から各自が大仏殿や天皇殿、二月堂、そして各塔頭を巡拝されるということです。

::
8月11日、早朝の二月堂は、一昨日の功徳日の喧騒から一転して静かないつもの二月堂でした。

「およく」で売られていた鬼灯があちこちに飾られています。
帰り道、龍松院の前の臭木の花。
この木は切られても切られても逞しく育って花を咲かせています。

2023年8月9日水曜日

8/9「平和の鐘」撞鐘と二月堂およく

奈良市では「非核平和都市宣言」(1985年に決議)の主旨を踏まえ、広島・長崎の原爆投下の日時に、世界の恒久平和を祈念して、市庁舎塔屋の「平和の鐘」の撞鐘とうしょうが行われます。

それに合わせて、市内の寺院や教会にも鐘を鳴らすよう協力を依頼して、その際には地域の小学生も平和学習の一環として参加できるようになっています。

鼓阪校区では、8月9日午前11時2分 長崎に原爆投下された時間に東大寺の大鐘が鳴らされます。
この鐘はどなたでも撞くことができますので、今年も世界平和を念じながら撞かせていただきました。
Instagramに動画も上げています→
大鐘は力がないと自分が吹き飛ばされそうな威力を持っていて、職員の方に助けてもらいながら踏ん張って撞きました。
::
そして二月堂「功徳日およく」へ。
この日に二月堂に参詣すると46000回お参りした功徳が得られるという有難い日です。それにも増して、今年は3年ぶりに、お素麺、みたらし団子、冷やしぜんざいなどが復活するとあって楽しみに伺いました。

観音様にお参りをしてから北茶所へ。
北茶所では、何人もの知人が観音講としてお手伝いされていたり、友人知人も大勢見かけて、福引で当たったものを見せ合ったり、なんだかわちゃわちゃと楽しいひととき。
久しぶりの賑わいに、来年の修二会でも・・・と願いながらもう一度お参りして、後堂の吊り紐に奉納した孫達の名前も確認して二月堂を後にしました。