2023年1月31日火曜日

食べ歩き記録*初訪問のお店

ブログの #食べ歩き記録 が昨年2022年の一年間はほとんど更新していなかったこと、ずっと気になりながら、実は食べ歩きレポが本当に苦手で放置したままでした。
夕食無しの宿をしていながら、お客様方にご案内不行き届きで申し訳なかったことです。

Instagramの方には #奈良倶楽部の食べ歩き記録 というタグで、行ってきたお店の写真をアップして、多分それで満足してしまっていたと思います。

とりあえずは苦手意識を克服して、先月・今月に初訪問のお店3軒の、リンク先を添付した店名といただいたお料理の写真を紹介します。
お店の営業時間や場所、メニューや料金などは、リンク先から各自調べて下さいませ。

◆「大和野菜レストラン ナチュラ
学園前駅から徒歩1分という立地。
中華もイタリアンもメニューにあって地元に愛されているアットホームはカジュアルレストラン。
自家菜園の大和野菜がふんだんに使われていて美味しい!




写真のお料理は12月始めのランチコースです。

◆「NIPPONIA HOTEL ならまち
奈良町の西の方、老舗酒蔵をリノベーションしたホテルのレストランは、宿泊なしでも利用できます。
こちらもランチでいただいたコースです。








◆「お酒とごはん たろいも食堂
奈良町の南の方にあって、こちらもアットホームな居酒屋さん。
海鮮ものがとにかく新鮮で魚好きにはたまらないお店です。






奈良倶楽部のお休みの日のほとんどを実家泊りにしているので、昨年は新規開拓をしたり、食べ歩きもあまりできなかった一年でした。
今年も同じような感じかもしれませんが、ぼちぼちと「食べ歩き記録」を綴っていければと思います。よろしくお願いします。
::
ブログに書いてなかった、その他に昨年訪問したお店は
飛鳥荘 京富 中國菜 奈良町枸杞 ウエルト
小料理 奈良 ピッコロレガーレ 月日星 
彦衛門(閉店しました)菜遊季(閉店されるようです)
ももふく コハルカフェ ビストロヨシムラ 
つじ平 心穏 オーセンティック テーブル タバーン
古都の宿むさし野 割烹 まつ㐂 ラトラース
ホテル花小路 櫃屋  ふふ奈良 カフェSoan
さくらいの郷 柿の葉茶専門店SOUSUKE じゅん平
あじあの薬膳おばんざい藍布 重乃井

↑★印は、Instagramに投稿したリンク先です。
意外にもたくさんのお店を食べ歩いていましたね。

2023年1月30日月曜日

2月のお出かけ情報③〜前半の伝統行事

1/28までに確認している2月前半の県内伝統行事のご案内です。
コロナ感染症拡大次第では今後変更や中止・参拝不可もあり得ますので、お出かけの際はもう一度ご確認ください。
また、参拝される場合は、マスク着用・三密回避・体調管理をしっかりしてお参り下さい。



◇2/1 7:00~ 登彌神社粥占い(筒粥祭)
早朝の5:00から細い竹筒を入れた大釜で小豆粥を炊き
37本の竹筒それぞれの中に米や小豆の粒がいくら入ったかで
収穫する37種類の作物の豊凶を占う神事。
奈良市指定の無形民俗文化財です。
問合せ:登彌神社(tel:0742-45-3965)

◇2/1 矢田寺修二会
問合せ:矢田寺(tel:0743-53-1445)

◇2/1~2/3 法隆寺「西円堂修二会」
西円堂本尊薬師如来に祈願する薬師悔過の法要
※「追儺会」は中止。
※「結願法要」は2/3 13:00~に時間変更になりました。
問合せ:法隆寺(tel:0745-75-2555)

◇2/1~2/3 17:00~ 霊山寺修二会
1300年の歴史を持つ霊山寺に受け継がれた薬師悔過の法要
問合せ:霊山寺(tel:0742-45-0081)

◇2/2 17:30~ 石上神宮「玉の緒祭」
問合せ:石上神宮(tel:0743-62-0900)

◇2/3「節分行事」県内各社寺の行事の案内はこちら

◇2/5 「初午法要」
奈良市内では慈眼寺(tel:0742-26-2936)
県下では松尾寺(tel:0743-53-5023)

◇2/5 10:00〜 法隆寺三経院「三蔵会」
玄奘三蔵(三蔵法師)の遺徳をしのび命日に行う法要。
問合せ:法隆寺(tel:0745-75-2555)

◇2/5 川上村「朝拝式」
※今年は公開で実施されます。

◇2/5  飛鳥坐神社おんだ祭
※今年も神職のみで斎行。お田植神事等の一般公開はされません。

◇2/5 14:00~ 大神神社卜定祭
地元特産「三輪素麺」の新しい年の販売価格を占う。
祝詞奏上の後、古式に則って卜定が行われ、ご神意のまにまに素麺の卸値として「高値」「中値」「安値」の中から今年の価格が決まります。また祭典後、拝殿で三輪素麺掛唄保存会の皆さんによる踊り「三輪素麺掛け唄」も奉納されます。

◇2/6 10:30~ 大神神社おんだ祭
拝殿向拝を田に見立てて行われるお田植え神事
問合せ:大神神社(tel:0744-42-6633)

◇2/8~2/13  14:00~ 長谷寺修二会
問合せ:長谷寺(tel:0744-47-7001)

◇2/10 14:00~ 大和神社お田植え祭
問合せ:大和神社(tel:0743-66-0044)

◇2/11「紀元祭」
石上神宮(tel:0743-62-0900)9:00~
大神神社(tel:0744-42-6633)9:00~
談山神社(tel:0744-49-0001)9:00~
橿原神宮(tel:0744-22-3271)11:00~

◇2/11  春日神社、市杵島神社「江包・大西お綱祭り」
問合せ:桜井市観光協会(tel:0744-42-9111)
※今年も中止になりました→

◇2/11  廣瀬神社「砂かけ祭り
問合せ:廣瀬神社(tel:0745-56-2065)
※今年は通常通りで執り行われます。

◇2/11 14:00 村屋神社(田原本町)「御田祭
問合せ:村屋神社(tel:0744-32-3308)
大神神社別宮 縁結びの神社です。

◇2/11 二月堂修二会「竹送り」
※例年の「竹送りお迎え式」は中止。
※10時~南大門から寄進竹を担いで奉納。二月堂11:20到着予定

2023年1月29日日曜日

冬花火*

1/28  1月の第4土曜日は若草山の山焼きの日。 
今年は3年ぶりの通常開催ということで、花火も15分間600発が打ち上げられます。 冬の花火が大好きなので、お客様方がお出かけされた後に、一番近くの山焼きビューポイントの大仏池まで走りました。
花火開始1分前の大仏池の様子。
若草山は大仏殿の左の方に一重目が見えます。
開始時刻の6:15を少し過ぎてドドーンと花火が打ちあがる音!
冬の澄んだ夜空に上がる花火は格別綺麗で堪能した15分間。
動画で撮影した花火をインスタグラムに投稿しています→ 

実はこの日の朝は、一面の雪景色。
その後、お昼間はお日さまが出ていて晴れていたのですが、夕方近くにまた雪まじりの雨だったり霙だったりが降り、すっかり地面が湿ってしまって山焼き自体はあまり燃えなかったようです。(後日に焼き直しをされますが)
冬の寒さでじーっとしていた毎日でしたが、久しぶりに夜に歩いて花火を見て爽快な気分になった山焼きの日でした。

2023年1月28日土曜日

2月のお出かけ情報②〜秘宝秘仏公開

冬の奈良の秘宝秘仏公開は、春や秋に比べると、さすがにそれほど多くはありませんが、静かな冬ならではの奈良もまた良しです。

<<公開中の秘宝秘仏>>
◇~2/3 9:00~17:00 當麻寺中之坊新春福宝展
南都絵師・琳賢による美しい「弁財天十五童子図」や
「布袋尊百童子屏風」などが特別公開。

◇~2/4 9:00~16:30 西大寺 「愛染明王/聚宝館」特別公開

<<2月より公開されるもの>>
◇2/1~2/15  興善寺「涅槃図拝観」(要予約0742-23-7007)

◇2/1〜2/28 信貴山朝護孫子寺「毘沙門天王秘仏ご開扉」

◇2/3 19:00~20:00金剛寺星供曼荼羅、星祭九曜星本尊公開

◇2/3 9:00~16:00 松尾寺
「松尾山七福神特別開扉」「大黒天念持仏公開」

◇2/5  8:00~19:00 慈眼寺「聖観世音菩薩特別公開」

◇2/5〜2/15 9:00~15:00 五劫院「五劫思惟阿弥陀仏」特別開扉
拝観は要予約(tel:0742-22-7694)

◇2/8 浄瑠璃寺「三重塔特別開扉

◇2/15 法輪寺「秘仏妙見菩薩像」特別開扉

◇2/15  11:30~16:00  興福寺本坊北客殿「涅槃図拝観」
※法要は10時より聴聞可(入場制限あり)甘酒の振舞いはなし。

◇2/16 13:30~15:00 當麻寺中之坊「導き観音ご開帳

◇2/24 11:00~16:00 當麻寺奥院法然上人像特別開帳」 

2023年1月27日金曜日

2月のお出かけ情報①〜2/3の節分行事

 <奈良市内の節分行事>

◇10:00~ 二月堂「還宮作法」古いお札の焚き上げ
前日までに二月堂受付に古くなったお札を持参しておくと 浄火で焚き上げてもらえます。 2012年の過去記事はこちらに→ 

◇11:00~ 手向山八幡宮「お田植え祭」
巫女を先頭に牛に扮した牛童、翁の面をつけた田主が 拝殿を田に見立て古式ゆかしく農耕儀礼を行う。
※神事の後の豆まきは行われません。
過去記事はこちらに→2021年 2020年 2017年 2012年
 
◇ 元興寺「節分会」
11:30~「お練り」
12:00~極楽堂内「法要」
13:00~「柴燈護摩会」
山伏姿の修験者による火渡りの行が行われる。
2008年の過去記事はこちらに→
15:00~ 「豆まき」 福豆手渡し今年も中止です。

◇14:00~ 二月堂「豆まき」
今年も中止です。
※14:00からの法要終了後に福豆・福鈴の配布予定

※「豆まき」 は中止、ご祈願の方に福豆配布。

◇14:00〜 大安寺「節分会」一般参拝可、入堂制限あり) 
※豆まきはありません。希望者に福豆授与。

◇14:00〜 霊山寺弁天堂「節分星祭法会
法会後、福豆配布  

◇18:00~ 帯解寺「節分星祭」  ※僧侶のみで厳修

2010年過去記事はこちらに→  

◇18:00~ 春日大社「節分万燈籠」 
※舞楽奉納は今年も中止です。

興福寺「追儺会」
18:30~「薬師悔過法要」
19:15~「鬼追い式」(豆撒きはなし/鬼追い式参列者には授与
※法要・鬼追い式の聴聞・拝観の整理券は17:00より配布
※2/3の東金堂拝観は無料・15時まで/但し堂内に入堂できません
※福豆は2/3~2/5の期間に販売
※福引・景品との交換はありません

<奈良県下の節分行事>  
◇2/2 19:00〜 天河神社「鬼の宿」鬼迎えの神事  
 2/3 11:00〜 天河神社「節分祭」  
※一般参列は事前申込で限定各150名→定数に達しています。

※先着1000名に、松尾山七福神豆(年越豆)を授与 
松尾山七福神の開扉と、大黒天念持仏の公開が行なわれます。

◇9:00〜16:00 安倍文殊院「節分銭ぶつけ厄除法要」 
堂内の秘仏十二天の内、その年の恵方の守護神お軸が御開帳され、このお軸に対して祈願者自身の年齢の数だけ銭をぶつけて、お金より大切な命をお守り下さいと、今年の厄払いを祈願する古来より伝わる行法です。 
10:00~「節分厄除け祭」※豆まきは中止の可能性あり
18:00~「千燈明」

◇ 金峯山寺 「節分会」
10:00~日数心経
11:00~ 星供秘法・鬼の調伏式、採灯大護摩供厳修
13:00頃~ 福豆まき大抽選会  

◇11:00~大神神社「節分祭」   
※福餅・福豆は手渡し(豆は撒きません)

※2/1~2/3 お聖天様ご宝前でご祈祷した福豆を頒布しています


◇16:00〜 大和神社節分祭 」 
18:00~とんど点火
19:00~鬼やらい式
20:00~粥占い・厄除け・人形祈祷(20:45頃終了予定)

※今年も中止です。
※西円堂修二会結願法要は13時よりに時間変更。

2023年1月26日木曜日

3/17~19「二月堂の青石段〜田中教子展」

3月17日〜19日 10:00~16:30
奈良東大寺総合文化センター金鐘会館地下
「二月堂の青石段 〜End of the Silk Road〜田中教子展」
(入場無料)  

従来あまり注目されてこなかった、二月堂の南側の青石段。
上下3段に連続した可憐な吉祥文様が刻印されていますが、現在かなりすり減っており、そこをよく通る人でも、ほとんど気づかれません。
いつからあるのか、どのような意味があるのか。
田中さんは、これを調べ、華厳経入法界品に由来する、意味深いものであると考えられ、この階段をモチーフに単独で大型インスタレーションを制作されました。 

昨年のお水取りが終わったころに、中田文花さんが「処世界さんに聞くお話会」を奈良倶楽部で開催して下さった時に、ZOOMの配信担当をして下さって、それ以来Facebookで繋がりを得た田中教子さん。
短歌の先生だとばかり思っていたのでしたが、こんな素晴らしいインスタレーション作品を制作されていることもFacebookを通して知って、いつか実物を拝見したいと願っていましたので、大変楽しみな作品展です。

ちなみに、この作品は2022年フランスの五大美術団体のひとつ、SNBAソシエテ・ナショナル ・デ・ボザールの160周年記念展で、総合金賞ならびにインスタレーション部門の金賞をダブル受賞されています。(ブラボー!)

そして今回は「望月大仙師に聞くお話会」をこの会場で開催されます!

その他にも、会期中、会場にて以下の催しが行われます。
・17日13時〜オープニング   
・17日14時〜お水取りのお話(望月大仙師x中田文花さん)
東大寺の尼僧である中田文花さんのコーディネートで、お水取りに参籠されたばかりの権処世界・望月大仙さんのお話を伺います。
・18日13時〜二月堂青石段の文様について
田中教子さんによる二月堂の南側の階段の文様についてのお話。   
・18日14時〜東大寺の石工について
東大寺を中心に古代の石造物をご専門に研究されている山川均さんに、二月堂のすぐ下にある三月堂の石灯籠のお話などを伺います。
・18日15時〜奈良市キャンベラ市姉妹都市30周年詩歌朗読 
〜キャロル・ヘイズさんを偲んで〜
日豪の短歌交流に尽力されたオーストラリア国立大学教授・キャロル・ヘイズさんが翻訳された田中さんの短歌(お水取りの歌)ほか、キャンベラと関わりの深い翻訳研究家・菊地利奈さんと二か国語で朗読します。 参加費無料 (資料代500円)

2023年1月25日水曜日

富雄丸山古墳の現地公開は1/28・1/29

奈良市にある日本最大の円墳「富雄丸山古墳」。
ここで!類例のない「国宝級」の発見がありました。
ニュースで知って興奮しております。

「鼉龍文盾形銅鏡」は国内で出土した銅鏡で最も大きく(64cm)、裏面には精緻で複雑な模様が施されている。
「蛇行剣」は曲がりくねった刃が特徴で、古墳時代の鉄剣としては東アジア最大(2.67m)、蛇行剣では国内最古。
出土の様子の動画はこちら 
毎日新聞の写真特集はこちら

発掘調査の現地公開が今週末に開催されます。→詳細
1/28(土)12:30~15:00    1/29(日)10:00~15:00
※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、全体説明は行わずに発掘現場を通路に沿って見学します。
※保存処置中のため出土した鉄剣・盾形銅鏡の展示公開はしません。
※小雨決行

2023年1月24日火曜日

令和5年「二月堂修二会」拝観について

令和5年の「二月堂修二会」の拝観方法について
東大寺公式サイトに詳細がアップされています。

・3/1~3/14までの内、11、12日以外は二月堂周辺の見学可能場所(二月堂下の芝生や広場)の人数制限を行います。毎日一定数を超えれば、以降お越しの方は第二拝観所へ誘導し第二拝観所も同様になれば、以降お松明をご覧いただくことは出来ません。

・11日は17:30以降、12日は16:00以降、二月堂周辺の事前に設定された区域内に滞在することが出来ずお松明拝観が出来ません

3/12はお松明の後も二月堂に参拝できません
(3/12の16:00~翌朝未明まで二月堂に通じる階段を閉鎖)

3/13・3/14はお松明の後も二月堂に参拝できません
(3/13・3/14の17:30~翌朝未明まで二月堂に通じる階段を閉鎖)

・修二会期間中の堂内や局での聴聞は一切できません

・大中臣祓や、日々のお堂や食堂への出入り、童子らの松明作り、3/12のお水取りなど、練行衆や参籠衆と拝観者の距離が近い場面においては例年と異なる形でのご協力をお願いすることがあります。

・3/1~3/14の間、二月堂遠景を定点撮影し、インターネットの「ニコニコ動画」にてライブ配信を行います。お松明の様子はこの映像配信よりご覧ください。
(感染拡大防止のため、お松明の拝観はなるべく控えて下さい)


コロナ禍の状況により、内容は今後変更する場合も考えられます。
その場合は東大寺の公式サイトで告知されますので、適宜サイトをご確認ください。

昨年にも増して大変な状況下でのお水取りとなりますが、参籠される皆様のご無事のご成満をお祈りいたします。

2023年1月23日月曜日

いつもの散歩コースをご案内*

「いまなら。キャンペーン」を使って学生時代の友人達が奈良倶楽部にお泊まりに来てくれ、夕方、みんなで二月堂まで夕景を見にお散歩に出かけました。 

木津川市や高の原や学園前や生駒といった奈良市内周辺の住宅地に住んでいると奈良公園は普段あまり行かないところのようで、初めて歩く大仏殿裏の風景や二月堂からの景色に、「奈良らしい風情があっていいところね」という声もあがって、何だかとても案内のしがいがありました。 

みんなでゆっくり佇んで見た奈良の空の景色がとてもよかった!と、翌日帰宅してからのLINEに書いてくれたのも嬉しいことでした。

二月堂では節分の福寿豆もget!


そして、みんなで囲む夕食には「cobachi庵」さんからオードブル盛り合わせなどをテイクアウトして
友人たちはお部屋で2時頃まで話に花が咲いたそうですが、自宅から半時間以内の奈良倶楽部で、楽しい旅の一夜を過ごしていただけて何よりでした。ありがとうございました。

2023年1月22日日曜日

犬のお散歩道中で*

1月22日 旧暦正月
今日のワンコのお散歩は、二月堂の山手の「まんなおし地蔵」さんや不動堂を通るコースを歩きましたが、このルートは自分のほうがよく知っていると、私を先導してくれるココちゃん。


まんなおし地蔵さんでは、前まで行ってちゃんとお参りしなさいと、下の道を通ろうとした私を上まで誘導したり。
不動堂では、いつもここに繋がれて夫が般若心経を唱える間じっと待ってるので、そうしろと動かなかったり、

その不動堂の白木蓮は花芽がいっぱいで、春が来るのが楽しみ
鹿と遭遇しないようなルートを選びながらの奈良公園お散歩コース。 今の季節は春の訪れを見つけるのが楽しみなのですが・・・。
飯道社上の紅梅の、花が咲く枝をばっさり伐採していたのはちょっと悲しい出来事でした。

2023年1月20日金曜日

1/22「お水取り 神名帳の世界を読み解く」

直前のご案内になりましたが、「なら学舎」さんの講座「お水取り 神名帳の世界を読み解く」が1/22に開催されます。


今回もオンデマンド配信が用意されています。

以下、「なら学舎」さんのサイトより
東大寺お水取りの神名帳は「一万三千七百余所」の神を勧請する作法で、400柱以上の名前を緩急豊かな節とともに読み上げる、他の寺院には見られない重厚な内容です。  
どんな神が呼ばれるのか? 
なぜ仏堂に神を呼ぶのか? 
後半に登場する「御霊」とは?   
東大寺龍松院住職・筒井英賢師による神名帳奉読の実演動画と、岡本彰夫塾頭の講演「神名帳の神々とは」でその謎に迫ります。

日時:1月22日(日)14:00~16:00(開場 13:40~)
場所:友愛会館9階901会議室
時間割:14:00~14:20  神名帳奉読動画(筒井師)の上映
            14:20~14:40 対談動画(筒井師+小滝さん)の上映
            14:50~16:00  岡本塾頭講演「神名帳の神々」
            その後質疑応答
参加費:当日参加券    ¥5000     
    オンデマンド配信 ¥3000
申込先:こちら
問合せ:なら学舎事務局 
            メール chihirokotaki@gmail.com / Tel 090-7575-4179

2023年1月17日火曜日

春を告げる花

大仏池北側の畔に馬酔木の花 
僧坊跡北側に白梅と、早くも春を告げる花が咲き始めていました。
お散歩道中、どうしてもワンコを入れて撮りたいと、画角に入るような配置や構図をあれこれ考えてみたのですが

でも中々こちらを向いてくれません。
というわけで、おまけの画像ですがどうぞ。
春を告げる花を見つけると、春がすぐそこに来ているようにも思えますが、実際はまだまだ冬の最中。この週末もかなり冷え込みますので、奈良へお越しの皆様はどうぞ暖かくしてお越しくださいませ。

2023年1月16日月曜日

「ことのまあかり」で古代スイーツ*

昨年の11月より登場の「ことのまあかり」さんの古代スイーツアフタヌーンティー。念願かなっていただいて来ました!


まずは一品ずつ、上の写真より紹介していきましょう。
写真下段右側のお茶の左から、時計回りに
餅餤へいだん:調理した肉や野菜などを薄く伸ばした餅で包んだ中華クレープ(この日は鴨肉とチシャが使われていました)
糫餅まがり:米粉で作った団子の生地をツル草の形に成形した揚げ菓子
索餅さくべい:小麦粉と米粉、塩を練った生地をねじって揚げた菓子
捻頭むぎかた:小麦粉と塩で練った生地を輪にして頭をねじった揚げ菓子
粉粥ふんしゅく:でん粉と薄めた甘葛風シロップを煮固めたもの
暑預粥いもがゆ:甘葛風シロップを薄めた汁とヤマイモの粉を合わせて軽く煮たもの
:牛乳を煮詰めたもの
漬物
季節の果物:この日は栗・干し柿・桃・デーツでした
お茶:sousukeの柿の葉茶(お代わりもできます)

監修は、奈良女子大学で古代史や古代の食について研究されている前川佳代先生。前川先生は甘葛煎あまづらせんや古代スイーツの再現にも取り組んでおられ、古代スイーツについてレシピを提供されています。

後で教えてもらったのですが、餅餤へいだんに使われた野菜について、奈良時代にはキャベツや白菜のように葉が巻く野菜はなかっただろうと監修を受けたそうで、食べ物の名前に馴染みがなくても、当時の食材について具体的な名前を知るだけで、その時代に食べられていたものや調理法を想像してみると、奈良時代の暮らしについてより親近感を感じてしまいます。

たくさんの種類の古代スィーツを食べることができましたが、個人的な好みは、ゼリーのような粉粥ふんしゅく や、葛湯のような優しい甘さの暑預粥いもがゆ 、そして古代のチーズともいわれる蘇そ など、おかわりしたい美味しさで、全体としてボリュームいっぱいでしたが・・・

この日が「奈良のきな粉雑煮」の提供が最終日だと知り、もうお腹に入らないかもしれないけれど、この日を逃すと一年後になると思って、この後に「奈良のきな粉雑煮」もオーダーしていただきました。
「奈良のきな粉雑煮」というのは、奈良の一部エリアで食べられているお雑煮で、白味噌仕立てのお雑煮の中のお餅を取り出してきな粉につけていただくというものです。

京都府木津川市出身の私には馴染みがないものなので(お雑煮はもちろん白味噌ですが)、敢えて今まで食べようとは思わなかったのですが、一度は食してみたいと好奇心半分でいただきました。

で、いただいてみると「え!とっても美味しい!」
今まで頑なに食べなかったのが勿体なかったと思いました。
きな粉の美味しさで味が左右されるのではと思いますが、ことのまあかりさんのは、きな粉が甘くなかったのが好みでした。 

このきな粉雑煮は「奈良のお雑煮」として、奈良県全域で食されているような印象を受けますが、実は奈良県の一部エリアだけらしく、きな粉雑煮をお正月に食べている奈良県の地域を調べるてみるのも面白いことでしょうね。


雑貨カフェBAR ことのまあかり
営業時間:14:00~19:00、土日祝12:00~19:00
古代スィーツアフタヌーンティーは3日前までの要予約
予約フォームはこちら
1人3850円。1~3人までの対応可(4人以上は要相談)。
2時間以内でお茶のお代わり自由です。

2023年1月14日土曜日

杉本博司「春日神霊の御生」

昨年の暮れのある一日。年末の諸々の仕事も予定通りにこなしながら、ふと、心に潤いを求めて美しいものを見たいと、かねてより気になっていた展覧会、杉本博司さんの「春日神霊の御生みあれ」を見に、春日大社国宝殿へ出かけた時の記録です。

国宝殿入口に江之浦測候所にかかっていた門幕が!
これだけで杉本博司ワールドに引き込まれた気分になっています。
写真撮影可の、国宝殿1階↑には杉本氏が撮影した春日大社と藤棚、
場所を変えて若宮社神楽殿↓には江之浦に勧請された春日社遠望が
それぞれ八曲の屏風に仕立てられて置かれています。
購入した図録に、春日大宮暁図を撮影し終わって日の出前の柔らかな光に包まれた満開直前の藤棚の藤を撮影した時の奇跡のような出来事や、江之浦に春日社を招魂されるまでの経緯が書かれていて、ゾクゾクとした気持ちになって読みました。

こちら↑は同じく若宮社の御廊に置かれた「日本海、隠岐」
杉本氏の代表作「海景」シリーズのひとつ。

写真撮影可の八曲屏風を中心にご紹介しましたが
実は国宝殿2階に展示された数々の作品の素晴らしいこと!
奈良博の展覧会でも春日若宮の古神宝が数多く出陳されていますが、国宝殿2階にも本宮御料古神宝類がたくさん出ています。
また春日大社の所蔵品の中から杉本氏が選ばれたものや、杉本氏所蔵の春日美術の骨董品など、素晴らしい文化財が出ていて、心が喜ぶとはこういうことなのねと鑑賞しながら思っていました。
その骨董品に、須田悦弘さんの作品が添えられているものも何点かあり、それをまた見つけるのも楽しみな展覧会です。
図録をじっくり読んで、見落としていたものにも気づきました。
会期が長いので、もう一度 伺いたいと思います。
またオープン間もない頃に訪れた江之浦測候所(ブログ過去記事)にも、もう一度行きたいと強く思いました。

特別展 春日若宮式年造替奉祝 
「杉本博司―春日神霊の御生 御蓋山そして江之浦」

会場:春日大社国宝殿
開催期間:前期 12/23(金)〜1/29(日)
                後期 1/31(火)〜3/13(月)
休館日:2023年1/30(月)
開館時間:10:00~17:00(16:30受付終了)