2020年7月12日日曜日

唐招提寺*蓮の花

7月10日 朝方は出かけるのが怖いほどの雨降り、お昼前に少し小やみになったので、蓮の花が見頃を迎えているという唐招提寺まで。
毎年この時期恒例の「奈良・西ノ京ロータスロード」は、コロナ感染症防止のため今年は中止になっていますが、蓮の花は咲いていて公開されています。
お久しぶりすぎる唐招提寺。
拝観料も上がって駐車場も時間単位になっていて驚くも、正面に金堂が見えた途端に、気持ちがきゅっと新たまって不思議です。
境内の緑が瑞々しくて、心が洗われるとはまさにこういうことかなと感動しながら、久しぶりのお参り。
疫病退散、豪雨被害がもう起こりませんようにとお願いして
 境内の蓮の花スポットを回りました。
今年は金堂前にも蓮鉢が置かれています。
こちらは、戒壇横の蓮池↓
鉢花より遅いですが蕾がたくさん見られます。


戒壇南側の薬草園は蓮鉢です↓

本坊前庭も蓮鉢が置かれています。↓
薬草園と本坊は普段入ることができないところ、蓮の花の時期だけ立ち入ることができます。



 本坊前から鑑真和上御廟への道沿いには萩がたくさん。
 まだ花は咲いていませんが、咲き始めると見事でしょうね。
 そして御廟へ。
 しっとりと水を含んで青々と美しい苔が待っていてくれました。
私の写真ではお伝えできないくらい美しいのです。
 御廟の池にも蓮の小さな蕾がありました。
 この後は、売店付近の蓮鉢を見ました。
経蔵を入れて撮ったり

 とても美しい白い蓮の花もあり
そして、売店南側の池にもたくさん蓮の花が咲き出していました↓
最後は、売店南の池から南大門への通路沿いに置かれた蓮鉢の花。


唐招提寺では境内8カ所にたくさんの種類の蓮が育てられています。蓮池の蓮はまだ蕾が多かったので、これから十分楽しめそうです。
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拝観時間:8:30~17:00(拝観受付は16:30まで)

2020年7月11日土曜日

7/23~7/26「尾花座復活上映会」

かつて奈良にあった映画館・尾花座の名称を冠したイベント「尾花座復活上映会」が7月23日から26日まで「ホテル尾花」で開催されます。
「尾花座」は奈良町にあった芝居小屋の1つで、明治と大正に歌舞伎、浄瑠璃、浪曲、落語などの諸芸能が上演され、その後1920年に映画館としての経営を開始。テレビの普及など時代の流れとともに施設維持が難しくなり、1981年に建物を新築して「ホテルサンルート奈良」が開業。そして今年2020年6月より「ホテル尾花」と名称をリブランド。「尾花劇場」の“尾花”の名称を約40年ぶりに復活されたのです。

上映作品には、出生時に脳性まひとなった女性が自らの力で新しい世界を切り開いていく「37セカンズ」、ニュータウンの一角で雑木林に囲まれて暮らす夫婦の日常を通じて本当の豊かさを問うドキュメンタリー「人生フルーツ」、成田凌が活動弁士を目指す青年を演じた周防正行監督作「カツベン!」の3本がラインナップされています。
各作品の上映後は、Zoomを使用してトークイベントも連日実施予定だそうです。

チケットは事前予約制で、7月11日13時よりホテル尾花フロントおよびPassMarketで販売されます。料金は1000円。レッドカーペットクラブ会員は無料。ソーシャルディスタンスを保つ為、各回30名まで。

「尾花座復活上映会」
期日: 2020年7月23日(木・祝)~26日(日)
会場:奈良県 ホテル尾花 桜の間
上映作品:
「37セカンズ」23日17時・24日14時・25日17時・26日10時
「人生フルーツ」23日14時・24日17時・25日10時・26日14時
「カツベン!」23日10時・24日10時・25日14時・26日17時
料金:一般 1000円 / レッドカーペットクラブ会員 無料
※PassMarketでの購入は、こちらから。

2020年7月10日金曜日

奈良博「よみがえる正倉院宝物」

奈良国立博物館で、会期を変更して開催されている特別展「よみがえる正倉院宝物-再現模造にみる天平の技-」を観てきました。
昨年7月、皇居三の丸尚蔵館で鑑賞した「正倉院宝物を伝える–復元模造の製作事業と保存継承」は、完成したばかりの「螺鈿紫檀五弦琵琶」を中心とした展覧会構成でした。
「螺鈿紫檀五弦琵琶」復元模造の製作者や協力者の中に、ご近所の方や、知り合いの方、奈良倶楽部のお客様のお名前もあって、近しい気持ちで展覧会を鑑賞した記憶があります。
その展覧会が、奈良博でも開催されるというので楽しみにしていて、コロナ禍で奈良博閉館中に当初の会期が終了してしまってましたが、今回、会期を変更して開催されたこと、本当に有難かったです。
正倉院宝物の模造製作は、明治時代に奈良で開催された博覧会を機に始まったそうで、昭和47年からは、宝物の材料や技法、構造の忠実な再現に重点をおいた模造製作がおこなわれるようになり、以来、人間国宝ら伝統技術保持者の熟練の技と、最新の調査・研究成果との融合により、芸術性・学術性の高い優れた作品が数多く生み出されてきました。(奈良博HPより)
これまでに製作された再現模造作品は、なんと数百点にもなるそうで、その中から選りすぐりの逸品が公開されています。(前期後期の展示入れ替えあり)
会場の広さの違いもありますが、昨年鑑賞した三の丸尚蔵館の展示とは、規模が違って、内容も大変充実していました。(奈良博LOVEの私としてはそれだけで自慢の展覧会です)
多岐にわたる再現模造作品。そのどれもが「本物の正倉院展を見ている」ような素晴らしさで、おまけに、研究成果や最新技術を駆使してわかった調査結果も展示してあって、「たかが模造品」などと言われるレベルではなく、技術的な苦労がよくわかり、それを越えた芸術性の高さに頷くばかりの展示構成でした。
お目当ての螺鈿紫檀五弦琵琶に関していえば、夜光貝、鼈甲タイマイ、紫檀などの材料確保から紫檀材を十分乾燥させて加工に適した状態になるまで7年、実作に入って完成するまでに8年の計15年を費やした、そしてそれぞれに大勢の専門の技術者が取り組んだ壮大なプロジェクトであったことがよくわかりました。
夜光貝のパーツの展示を見て、気の遠くなるような製作工程を想像するだけですごいなぁと思うのですが、現代でさえ、このように時間のかかる製作を、天平時代の工人達はどれ程の時間をかけて作っていたのか・・・想像するだけでワクワクします。

出陳品一覧を眺めているだけでも、この展覧会の充実度がわかりますし、どの作品もうっとりするくら素晴らしく、復元品でありながら美しい品格漂う工芸品が多く、正倉院展を鑑賞した時と同じように”眼福””を感じます。
ちなみに私が特に惹かれた作品は「黒柿蘇芳染金銀山水絵箱」。
その他に、古文書の復元方法が詳しく説明されていて興味深かったですし、復元模造に関わった伝統技術者の名前一覧もあって、それも素晴らしいことだと思いました。
古代の技術が伝承され復元される事業を通して、また伝統工芸の技術が未来へと継承されていくのでしょうね。
見ごたえのある素晴らしい展覧会でした。
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よみがえる正倉院宝物-再現模造にみる天平の技-
会場:奈良国立博物館新館
会期:7/4(土)~9/6(日)
開館時間:9:30~17:00(毎金曜日は19:00まで)
休館日:毎週月曜日と8/11(火)※8/10(月)は開館
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今回は、久々にミュージアムグッズに萌えました。
螺鈿紫檀五弦琵琶のポーチに入ったエコバッグと螺鈿箱飴。
どれも素敵でした!

2020年7月9日木曜日

興福寺三重塔特別開扉

7月7日 興福寺「弁才天供」の日
一年に一度、三重塔が開扉されますので、ぶらぶらと東大寺千手堂から奈良博、そして興福寺へとお参り散歩に出かけました。
興福寺でいつも目にするのは五重塔ですが、境内の西南のはずれにある三重塔も忘れてはなりません。三重塔は、桜の季節に手前の枝垂れ桜とツーショットを撮ろうと、その頃ばかり目にするですが、桜と良く似合って美しい塔だなぁといつも眺めています。
 三重塔や弁才天供については興福寺サイトのこちらをご覧下さい。
 ぐるっと一周まわって、北円堂の前を通って東向商店街の方へ。

商店街に下りる坂道の途中に鯛焼きの「こたろう」さんがお店を出されています。久しぶりにちょこっとお喋りして一丁焼きもいただいて。・・・余談ですが、5月のブログ記事「奈良倶楽部の図書室から」シリーズで紹介しそびれた本があり、この著者の「ケンズ井上」氏こそ、こたろうさんご自身なのです。
興福寺の記事から、最後は東大寺に話が飛んでしまいましたが、興福寺まで来られたら是非「こたろう」さんへもお立ち寄り下さい。

2020年7月8日水曜日

今年最後の紫陽花*岩船寺

7月8日 奈良も夜半に大雨が降り、日中は雨が降ったりやんだり。
全国各地で大雨による被害が起き、ニュースで目にする光景に胸が痛みます。被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げますとともに、これ以上被害が大きくなりませんようお祈り申し上げます。

気持ちが沈みがちになりますが、こんな時はお花に囲まれたいと、
先日から行こうかどうしようかと迷ってばかりで重い腰が上がらなかったのですが、どうしても最後に大好きな紫陽花にたっぷり触れたいと、雨上がりの朝、車で20分少々の岩船寺まで行ってきました。
以下写真ばかりですが・・・

































まずは本堂にお参りして、気持ちを鎮めて、そして紫陽花尽くしの境内の隅々まで歩いてカメラに収めて・・・。
ただそれだけなのですが、不思議と気持ちが落ち着きます。
岩船寺は、奈良市内よりも高地にあるので、紫陽花の花が終りかけとはいえ、まだ綺麗に残っていて、あと4~5日は美しい状態が見られると思います。(15日頃には剪定に入りますとおっしゃってました。)
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岩船寺
拝観時間:8:30~17:00(12月~2月は9:00~16:00)