2020年12月18日金曜日

ライブ配信で「おん祭」拝見

コロナ禍の今年の「おん祭」は、一般の参拝や見学ができない代わりに配信されるインターネット動画で拝見させていただきました。

「宵宮祭」は、実際に拝見したことがなかったからかもしれませんがとても新鮮に感じ、そして花山院宮司が祝詞をあげてらっしゃるその時の静謐な様子に感動しておりました。
この角度から拝見できるなんてびっくりで、写真ではわかりにくいですが宮司さんの向こうに紙燭が見えて、貴重な場面を拝見できて有難いことでした。
::
そして遷幸の儀からの深夜の「暁祭」。
こちらは予約して翌日に視聴しました。
ご宿泊のお客様はオンタイムで視聴されたそうで、翌日の朝食の席でそのお話が出て、その様子が、毎年「遷幸の儀」の話題で盛り上がる朝食の時間と同じことに、今年は特別な年かもしれないけれど例年通りでもあるのだと思いました。

昨年の「暁祭」では、神饌が手送りで運ばれていく様子や撤饌の様子を最前列で拝見したのでしたが(ブログ過去記事)、今年はその様子を別の角度から拝見でき
また若宮様が御假殿に鎮座されて灯りが一斉に灯されるところも、瓜灯篭にまずあかりが灯って・・・と、昨年まで見えなかった場面を拝見できたことに感動しきりでした。
手送りされて神前にお供えされる様子↑↓
::
そして、17日は午後から夜の21時半頃までずっと「お旅所祭」での芸能奉納を拝見していました。
(パソコン画面を撮ったので画像がわかりにくくてすみません)
薄暮れの空が漆黒に変わっていく様子。長時間拝見しながら、何年か前のお旅所祭では底冷えが厳しくて寒さに震えていたことを思い出し、極寒の中での神事や芸能奉納をこんなぬくぬくとしたところで拝見しているうしろめたさと、オンラインの恩恵と・・・。

今年は、コロナ禍でたくさんの神事や法要が縮小されたり中止になったりの一年でした。また関係者のみで執り行われて一般参列が叶わない神事法要もたくさんありました。
その中で、少しでもその神事や法要の神髄に触れていただきたいという思いから、リモート参拝やオンライン視聴を取り入れて下さった社寺の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
どうもありがとうございました。
::
ニコ生動画の最後にお知らせされていましたが
大晦日の東大寺での除夜の鐘も動画配信されます!
(東大寺の除夜の鐘は今年は一般参加ができません。)