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2025年7月30日水曜日

sadacoro*「スペイン巡礼お話会」

7/30、木津川市山城町の蟹満寺さんにて。
木津川市城山台にある小さなパン屋「sadacoro」店主の宮崎禎子さんが、 昨年8月より10月までの39日間、毎日7〜8時間、1日平均20〜27キロ、スペインサンティアゴ巡礼の道760キロを歩かれた「スペイン巡礼お話会」。

たくさんの美しい写真を拝見して、自分も一緒に旅しているような、でもこんなに歩けないけど、私ももう一度あのヨーロッパの田舎を旅したい気持ちになりながら、すごい偉業を達成されたんだなぁと尊敬の想いで拝聴させていただきました。 

・・・実は2015年の夏に南フランスを旅した時に立ち寄ったブルゴーニュ地方の小さな村ヴェズレィは、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラに通じる巡礼の道の出発点だった村(ブログ過去記事)で、そんなことを懐かしく思い出していました。

旅の行程のお話、たくさんの出会いや巡礼宿でのお食事や美しい風景などを見せていただけるのも楽しかったのですが

印象に残っているのは…… 巡礼の道を歩く前に自分に言い聞かせたこととして、「自分を信じる」「楽しくなければ帰る」そして「守っていただいているという思い」で歩き始めたこと。
目的地に到達して、何か気持ちの上で変化があったのか、新しい自分に生まれ変わられたのかなと気になりましたが、「自分の歩幅で歩いて考えればいいや」という達観したお言葉をお聞きして、とても素敵だなと思いました。
sadacoro特製の美味しい美味しいボカディージョランチ付き。
ボカディージョとは スペインのバゲットサンドイッチでバルには必ずあるものだそう。

お話会が終わってランチの準備中、皆さんで蟹満寺本堂をお参りさせていただけたのもよかったです。
ご本尊は、大仏様よりも前に造立された、国宝の釈迦如来像。
螺髪も白毫もない仏教伝来当時に造られた金銅仏で、他にも旧国宝の観音像も美しく、蟹満寺の由来になる「蟹の恩返し」のお話も、山城町出身の私には懐かしくて、小学校1年生の遠足で訪れて以来60年ぶりの再訪になりました。



資料も見せていただきました。
素晴らしい体験をされた方のお話はお聞きするだけで、自分自身も不思議な力をいただけますね。どうもありがとうございました。

2024年12月6日金曜日

浄瑠璃寺*名残の紅葉

やはり師走は何かと気ぜわしくて、11月後半から毎日更新できていたブログも間が空いてしまいました。
紅葉便りも気になって、ほんの少し足を延ばせばと思うのですが、それもままならず。 やっと今日、少し足を延ばしたところといつもの散歩コースの紅葉狩りに出かけることができました。

少し足を延ばしたところとは、奈良俱楽部から車で20分ほどの当尾の里、浄瑠璃寺さん。

ところで、今はもう奈良駅から浄瑠璃寺への路線バスの運行がないようで、加茂駅行きに乗って、浄瑠璃寺からずいぶん離れている「浄瑠璃寺口」下車から徒歩になるのでしょうか。それとも加茂駅からタクシーになるのか・・・どちらにしても春と秋のシーズンの土日にのみ運行されるバスを利用するのがベターなようで、オフシーズンの平日に訪ねるのは、車がないと不便になったように思います。

そんなことから、外国人客もいない、ひっそりと静かな境内の浄瑠璃寺。静かというだけで気持ちが落ち着きます。そしてまだまだ綺麗な紅葉を愛でることができて、心が洗われるようでした。

同じような写真ばかりになってしまいましたが、九体阿弥陀如来さまのいらっしゃる本堂を此岸から紅葉越しに









そして薬師如来様のいらっしゃる三重塔を彼岸から
ご覧のように真っ赤なモミジだけでなく黄葉のモミジや、葉がグラデーションに色づいたモミジもあって、目を楽しませてくれます。

まだ充分に綺麗といっても、ほんの少し盛りを過ぎているものもありで、本当に名残の紅葉といった風情でした。
野紺菊でしょうか?好きな花が咲いていました。

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お昼は浄瑠璃寺門前「あ志び乃店」さんでとろろそばをいただきました。

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今年の夏は猛暑日があまりに長く続いたので、きっと紅葉も綺麗でなくちりちりと枯れたようになるのではと、半分諦めていました。
ようやく朝晩の冷え込みから秋の訪れを感じるようになって、駆け足で晩秋から初冬へと移ろい・・・そしてこんなにも美しい錦の装いを見せてくれる「秋」を楽しむことができました。
じっとしているのも勿体なく、浄瑠璃寺から帰ってもう一度いつものところへとカメラを持って出かけました。(続く)

2024年10月28日月曜日

木津川市「2024年 秋の特別公開」


奈良市北側の、京都府木津川市にあるお寺の特別公開ご案内です。

蟹満寺「木彫釈迦如来坐像(初公開)他」
公開日時:10/26~11/4  9:00〜16:00
拝観料:500円
問合せ:0774-86-2577  

神童寺「十六坊図、弁財天十五童子図 他」
公開日時:10/26~11/4  9:00〜16:30
拝観料:500円
問合せ: 0774-86-2161 

西明寺「薬師如来坐像」
公開日時:11/1~11/3  10:00〜16:00
拝観料:500円
問合せ:0774-76-3834

西念寺「薬師如来立像・日光菩薩像・月光菩薩像 他」
公開日時:11/2  10:00〜16:00
拝観料:800円
問合せ:0774-72-0175

現光寺「十一面観音坐像」
公開日時:11/2~11/3  10:00〜15:30
拝観料:600円
問合せ:0774-76-2256(海住山寺)

薬師寺「阿弥陀如来立像、涅槃図、他諸仏像 」
公開日時:11/2~11/3  10:30〜15:00
拝観料:無料
問合せ:0774-76-3319 

高田寺「薬師如来坐像・阿弥陀如来坐像 他 」
公開日時:11/2~11/3  10:00〜16:00
拝観料:400円
問合せ:0774-76-3682

十輪寺「阿弥陀如来立像」初公開
公開日時:11/2~11/4  10:00〜16:00
拝観料:無料
問合せ:0774-72-1727 

旧燈明寺「千手観音立像・十一面観音立像・不空羂索観音立像・聖観音立像・馬頭観音立像」
公開日時:11/2~11/4  10:00〜16:00
拝観料:無料
問合せ: 075-761-9670(一財・川合京都仏教美術財団)

安福寺「阿弥陀如来坐像 他 」
公開日時:11/3 10:00〜16:00
拝観料:500円
問合せ:0774-72-9922  

和泉寺「弁天、白龍王、客殿ふすま絵、公慶佛 他」
公開日時:11/3  10:30〜15:00
拝観料:500円
問合せ:0774-76-3334  

浄瑠璃寺
10/1~11/30「吉祥天女像・厨子特別公開」
10/26~11/4と11/8「国宝三重塔初層開扉・本尊薬師如来坐像」 
公開時間:9:00〜17:00(本堂拝観受付は16:30まで)
拝観料:500円
問合せ:0774-76-2390

岩船寺
10/1~11/30「秘仏 如意輪観音菩薩像・弁財天像・羅刹天像」   
10月・11月の土日祝「三重塔初層開扉」  
公開時間:8:30〜17:00(受付は16:45まで)
拝観料:500円
問合せ:0774-76-3390 

海住山寺
10/26~11/4「国宝・五重塔初層開扉」
10/26~12/1「十一面観音立像」
公開時間:9:00〜16:00
拝観料:900円(11/5からは700円)
問合せ:0774-76-2256

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問合せ:0774-39-8191 (木津川市観光協会 ←水曜定休) 
※五重塔・三重塔などの初層公開は荒天時には見合わせる場合もあり
※浄瑠璃寺、岩船寺へは10月11月の土日祝に「木津川古寺巡礼バス

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その他に、便利なタクシー利用も
  ↓ ↓ ↓

木津駅からジャンボタクシーで巡る京都木津川古寺巡礼
浄瑠璃寺/岩船寺/海住山寺/神童寺/蟹満寺
運行期間 :2024年11月30日(土) までの土・日・祝日のみ
要予約→申し込みはこちらから

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岩船寺と海住山寺ではライトアップも!
  ↓ ↓ ↓
◆岩船寺ライトアップ◆  
開催日時:11/15~11/17  17:30~20:30消灯(最終入場20:00)  
拝観料:1500円
詳細はこちら

◆海住山寺ライトアップ◆  
開催日時:11/22~11/24 17:30~20:30消灯(最終入場20:00)  
拝観料:1500円
詳細はこちら

2021年10月17日日曜日

松尾神社の絵馬

前のブログからの続きです。
恭仁京跡から山城郷土資料館、そして松尾神社へとやってきました。
木津川市山城町椿井にある松尾神社は実家の産土神社でもあります。
小学生までは初詣にも来たものでしたが、もうかれこれ半世紀以上ご無沙汰して久しぶりのお参りになります。

そもそも奈良県美で開催中の「森川杜園」展で、上狛村・林村・椿井村の氏子たちが杜園に制作を依頼して松尾神社に奉納した絵馬を見てから、我が故郷と杜園の意外な繋がりに興味が湧いてきたのです。
それで、絵馬が寄託されている「府立山城郷土資料館」を訪ね、松尾神社も訪ねようとやってきたわけなのです。
平成最後の年に新しくされた鳥居をくぐって拝殿へ。
たくさんの絵馬が掛けてあると、山城郷土資料館の学芸員さんに聞いていたのですが、まさかこんなにたくさんとは!
実は裏側にも掛けられているのですよ。
かの「椿井文書」で有名な椿井政隆が描いた絵馬もありました。
箪笥の上のものです↑(もう一点はどれかわからず)
とにかくすごい絵馬の数で驚きました。

こちらは後ろ側から見た様子↓
拝殿棟木に墨書銘があり、現在の拝殿は慶長15年(1610年)に再建されたとあります。
御本殿は、向かって左が松尾神社。右が御霊神社になります。
どちらの御本殿も春日大社からの「春日移し」で、本殿は文化5年(1808年)若宮本殿を移築、御霊神社は春日大社三ノ宮を文政6年(1823年)に移築したものを明治13年の神社併合によりここに移築したものです。

故郷の小さな神社だと(勝手に)思っていた松尾神社が、大宝元年(701年)に秦氏によって創建された由緒ある神社で、奈良の春日大社とも深い繋がりがあったことを知り、誇らしい反面、自分自身のあまりの不勉強さを今更ながら恥じるばかりですが、興味を抱いた時が旬なのだと思ってこれから勉強していこうと思っています。

そして、もう一つ気になっていたことがあります。
それは松尾神社の氏子たち(上狛村・林村・椿井村)が慶応3年に奉納した絵馬の制作を何故森川杜園に依頼したのか?ということです。
(長くなりますので、次回に続きます。)

2021年10月16日土曜日

恭仁京跡から山城郷土資料館へ

10月15日 先日の奈良県美「森川杜園展」で見た「松尾神社の絵馬」のことが気になって、絵馬が寄託されている「京都府立山城郷土資料館」と松尾神社に行ってきました。(森川杜園展のブログ記事→

「山城郷土資料館」訪問前に、すぐ近くの恭仁京跡へまず立ち寄り。
今年の春先に初めて訪れて、この場所の気持ちよさに秋のコスモスの頃にまた再訪したいと思っていたところです。
コスモスはちょうど見頃でグッドタイミングでした。
10月15日は、743年に聖武天皇が大仏造立の詔を出された日。
詔を出されたところは、まだ造営途中の紫香楽宮ででしたが、その時はこの恭仁京に都が置かれていましたので、その日のこの地の様子に想いを馳せながら、悠久の時の流れとはこのようなことなのかと想像しておりました。

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京都府立山城郷土資料館」は、実は初めて訪れるところです。
(私が結婚で故郷を離れた頃に開館した資料館。40年近く経ちましたが、郷土の歴史をもっと知りたいと思ったタイミングで、ここに来れてよかったです。)

早速、森川杜園の絵馬について、学芸員の方にお話を伺いました。
森川杜園制作の絵馬が資料館に寄託されるようになったのは、資料館が開館(1982年)して早々の企画展に出陳したところからの所以だそうで、その他にも松尾神社からは「牛頭天王像」も寄託されていると教えていただきました。
この「牛頭天王像」は、元は松尾神社近くの御霊神社のご神体であったものですが、明治中頃にJR奈良線開設工事でこの神社は松尾神社に合祀されたということで、ご神体は資料館の常設展で拝見できます。
その他に、松尾神社の絵馬については、日本最大級の偽文書と脚光を浴びている「椿井文書」の椿井政隆が奉納した絵馬も2点あるという情報も教えてもらって松尾神社に向かいます。(続く)
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私達が訪れた翌日から「京都府立山城郷土資料館」では秋の特別展が開催され、サイトを見ると期間中の講座やイベントが魅力的です。
また過去の企画展での冊子も取り扱っていて、山城町上狛にかつて住んでいた猿楽能の長命家についての資料がある「南山城の神社と祈り」を購入。
サイトには、毎年発行されている館報の中から、調査報告・館蔵資料がPDFで見られるようになっています→
興味深い資料がいっぱいなので、順次読んでいこうと思います。



2021年6月13日日曜日

初夏の浄瑠璃寺*

岩船寺からの帰り道に浄瑠璃寺へ。
浄瑠璃寺に「花の寺」のイメージはないのですが、訪れる度に何かの草花が控えめに咲いていて、その境内の様子にいつも和ませていただいています。
昨年は7/20に訪れて、撫子や桔梗、鬼百合などが咲いていました。
6月中旬の初夏の境内はどんな花が咲いているのかなと、今回も楽しみに訪れました。

本堂参拝後、池の周りに咲いている花を追いながら、畔を一周。
京鹿の子と野薊。

山紫陽花と花菖蒲。
鉢植えでなく、ほとんど地植えの山紫陽花にテンション上がります。
虎の尾
こちらは岩船寺にもあったシチダンカという紫陽花ですね。
浄瑠璃寺にもたくさん咲いていました。
野薊と花菖蒲
昆虫や蝶もあちこちで見かけました。
見つけてから、カメラのピントを合わせてシャッター押すくらいの時間を、じっと待っていてくれるゆったり優雅な蝶々たち。

浄瑠璃寺の三重塔は、毎月8日に初層の扉が開いて、薬師如来像を参拝できます。(好天の日に限りますが)
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浄瑠璃寺の帰りは「吉祥庵」さんでお蕎麦をいただきました。
しばらくお蕎麦の提供をお休みされていましたが、今年の3月からまた再開して下さって、ようやくお伺いできました。
お蕎麦も勿論美味しいのですが、おつゆも山葵も蕎麦湯も何もかも美味しくてほっとします。
吉祥庵さんで教えていただいたのは、浄瑠璃寺の阿弥陀様修理に伴う入れ替え作業日程のお知らせです。
6/23~6/25と6/28~7/1は本堂内の参拝ができません。
6/26~6/27は本堂内の参拝ができますが、九体阿弥陀如来のうち三体がご不在です。
※御朱印、御守の授与は受付されます。
※境内は平常通り入山できます。
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昨日の参拝では、九体阿弥陀如来の中尊像が修理に出られてご不在で、灌頂堂のご本尊・大日如来像がいらっしゃっていたのですが、昨年のブログのトップの画像によると、大日如来像が本堂にいらっしゃるのは2021年6/20まで。・・・ということは、今回の入れ替え作業で中尊像がお帰りになるということですね。
6/23~6/25に三体が出られて、6/28~7/1に中尊像がお戻りというスケジュールかなと想像しています。境内は平常通りに入山できるので、この期間に伺うとレアな場面に遭遇するかもしれませんね。