2020年1月31日金曜日

久しぶりの二月堂*

早かったような長かったような1月も今日で終わり。
節分の日の「還宮作法」と「星祭」を前に
今日は、久しぶりの二月堂へ。
お焚き上げしてもらう古いお札を持って行き
星供養御祈祷と、少し早いけれど修二会御祈祷も申込み
豆まきのお豆もいただいて・・・
 そして飯道社裏手の紅梅も愛でてきました。

紅梅はすでに満開を過ぎて花びらが落ちはじめ
それを鹿が熱心に食べていました。
裏参道でも、石畳の間の何かを熱心に食べている鹿を見ました。
何をもぐもぐしているのかな・・・。

2020年1月30日木曜日

北鎌倉 東慶寺「しばにゼミ」

こちらも「東京ステイ」中にお出かけした記録です。
北鎌倉の東慶寺さんで、今回3回目の開催になる「しばにゼミ」に初参加させていただきました。
北鎌倉は息子宅からも近く、一度訪れてみたかったのです。
東慶寺ブログで「しばにゼミ」のことを何度か読んでいましたので、いつかタイミングが合えばいいなと願っていましたら、ちょうど私の滞在中にゼミがあると知り、早速申し込んだのでした。
「しばにゼミ」とは・・・東慶寺ブログのこちらに説明がありますが、野菜料理研究家の宮本しばにさんを中心に、第一部では、素朴な美味しい料理を作って、皆でいただく。
第二部では、その回のテーマと関連するような文章が紹介されます。その文章を読み、参加者皆で感想を分かち合う・・・。
料理教室に留まらないゼミナールのような会なのですが
参加前は、その説明を読んでもあまりよくわからず、寺庭さんとなった旧知の友人に会えることが楽しみで伺いました。
ゼミ開始前に本堂にお参りして、境内を少し散策しました。

雨上がりの午後の境内は、とても清らかな光に満ちていました。
時間になり、会場の「白蓮舎」へ
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第一部は、蓮根バーグと薬味たっぷりのつけ麺うどん、芝蘭豆腐。
3種類のお料理を3~4人一組で3チームに分かれてレシピを見ながら作っていくのですが、大切なのはレシピ通りに作ることではなく、どうしたら美味しくなるか、誰が食べるのかなどを考えてつくることであるとお話されました。初めてその場で出会った人たちと段取りを考えながら作っていくのもまた楽しいことでした。 
出来上がったお料理は豪華ではありませんが、丁寧に作って味わっていただきました。とても滋味深かくて美味しかったです。
第二部、今回のテーマは、“潔さ”についてでした。
禅宗(曹洞宗)の2人の僧侶の言葉が紹介されました。
「食えなんだら食うな」関大徹(曹洞宗僧侶)
もう一つは、余語翠巖よご すいがん曹洞宗師家会会長著『いたるところ道なり』 より抜粋された文章です。(以下、青字部分

どの場所も、人間の正念場であるわけです。すべてそうなのです。 
こっちの方がよくて、あっちのほうがよくないというように、 よりごのみ、つまみ食いをしているから、ものがわからん。どこもここも人間の正念場です。生まれてから死ぬまで、全部正念場の連続です。今日こそ正念場だ、などと思っているからわからんのです。これだけは違う、というところはないのです。

自分の正念場にしゃんと腹をすえるということは、やはり自分に従っていくことです。自分というのは個のワタシじゃないのですよ。天地の姿を現じている、このワタシがやっていることが全部正念場だということです。
朝起きて、寝るところまで、全部正念場です。より好みをして、自分の好き嫌いでやっていたのではだめです。いいことばかりあるわけではないのだから、全部それが正念場だと思ってやるのです。

人間が生きる上でいろいろな職業につかなければならないわけですが、わりのいいものも悪いものもあるわけで、どれもこれも、そういう人生の大事から考えてみると、同じように正念場です。

比べてみれば、いい時も悪いときもある。何がいいのか悪いのか、自分で勝手に決めるから、いい時も悪い時もできるのです。 全部天地の姿です。


「食えなんだら食うな」という一言は、若いお坊さんが、関師のもとへやってきて、「自分のお寺は収入がないが、結婚もしたい。結婚をしたなら子供も欲しい。でもそうなると食べていけない」などと悩みを話した、そんな彼への返答だそうで、「病は死ねば治る」という言葉に通じるくらい、くよくよせず正々堂々と今やりたいことをやって生きることが大切だと説いている言葉だと。
その短い一文と同じ意味を、もう少し丁寧に説いているのが、余語翠巖師の文章ではと、引用されました。
この日のレジュメの中に書き留めた自分のメモ
「自分のわだかまりをどれだけ取るか。人に対してのわだかまりでなく、自分の中のわだかまり。」「自分を許すこと」「人に対しての感情は、相手を見るのでなく、腹を立てる自分の感情を見る」
全部が正念場という生き方、逃げずに生ききるという「潔さ」が大事と、そのようなお話を伺って深く納得したのでした。
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最後に、宮本しばにさんよりお知らせです。
京都でイベントやSHOP展、書籍&道具フェアを開催されるそうです。
◇1/28~2/24 ラクエ2F ハミングバードブックシェルフ
「書籍&道具フェア」開催
◇2/15~2/28 恵文社「手仕事の台所道具展」
◇2/22 ラクエ四条烏丸 「台所道具とおむすびのにぎりかた」
要申込:詳細はこちら
京都近郊の方、よろしければどうぞお出かけくださいませ。

2020年1月29日水曜日

東博「出雲と大和」展*

先日の東京滞在中に出かけた一つに、東京国立博物館で開催中の『日本書紀成立1300年 特別展「出雲と大和」』があります。
今年2020年は、我が国最古の正史『日本書紀』が編纂された養老4年(720)から1300年という記念すべき年。
その冒頭に記された国譲り神話によると、出雲大社に鎮座するオオクニヌシは「幽」、すなわち人間の能力を超えた世界、いわば神々や祭祀の世界を司るとされています。
一方で、天皇は大和の地において「顕」、すなわち目に見える現実世界、政治の世界を司るとされています。
その「幽」と「顕」を象徴する地・出雲と大和の名品が一堂に集められて、古代日本の成立やその特質が展覧会で紐解かれます。

最初の展示は、「日本書紀神代巻」鎌倉時代の写本で国宝(前期展示 / 天理図書館所蔵)。初めて拝見する古代文書に鳥肌立てながら、「出雲と大和」という興味深いくくり方を楽しみに鑑賞しました。
まずは「出雲」について。
実は2012年に京博で「大出雲展」を鑑賞しているので、既視感のある展示でしたが、久しぶりに見るおびただしい数の銅剣、銅矛、銅鐸に圧倒されました。また、実際に発掘された巨大神殿の柱「宇豆柱」もゾクゾクしてしまいます。(京博では、その展示室のみ写真撮影OKでしたので、ブログ過去記事には写真も載せています。)
こちら↑は、今回の展示で撮影可だった「加茂岩倉遺跡銅鐸埋納状況の復元」で、このような入れ子になって出土した状況に、発見された時の驚きを想像してしまいました。
銅鐸に描かれた文様や絵がよく見えて、遠い遠い弥生時代の暮らしぶりの一端が想像でき、近くで拝見できたのはよかったですね。
このようなおびただしい数の銅鐸や青銅器などは、祭祀に用いられた品々とされていますが、この後「四隅突出型墳丘墓よすみとっしゅつがたふんきゅうぼ」という独特な墳墓での祭祀が紹介されて・・・
舞台を古墳時代の大和に持っていく展開となります。

大和に出現した前方後円墳は、政治権力の象徴で、王権の儀礼が繰り広げられた舞台でもあります。
ここでは、これでもかというほどの物量作戦で、古墳から出土した埴輪や副葬品が展示されて、圧巻のスケールでした。
黒塚古墳出土の画文帯神獣鏡1面と三角縁神獣鏡33面(3世紀)
藤ノ木古墳出土の金銅装鞍金具(6世紀)
などの有名な出土品も実際に本物を見るのは初めてで
その他に、ホケノ山古墳、メスリ山古墳、島の山古墳、宮山古墳、船の部材が出土した巣山古墳、新沢千塚126号墳・・・まだまだたくさんの古墳があって、古墳好きでなくてもちょっと興奮しました。
出土した埴輪では、「見返り鹿」のように、出雲と大和で共通のものもあって、それを並べて展示してあるのが面白かったです。
石上神宮からは、「国宝 七支刀しちしとう」 (4世紀)が出陳していて、話題になっていました。(こちらも2010年に石上神宮で拝観させていただいています。過去ブログ

古墳時代後期には、伝来した仏教を中心とした国づくりが進められ、最後の展示空間は「仏と政(まつりごと)」をテーマに、祈りの造形・・・たくさんの仏像が紹介されていて、いつもの「見慣れた奈良の風景」を感じました。いえ、見慣れたではなく、またここ東京の博物館で拝観すると違った雰囲気を味わえて新鮮でした。
こちらも撮影可の「法隆寺金堂壁画複製陶板・釈迦浄土図」
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日本書紀成立1300年 特別展「出雲と大和」
会場:東京国立博物館平成館
会期:2020年1/15~3/8
開館時間:9:30~17:00(金・土曜は21:00まで)
休館日:月曜と2/25(2/24は開館)
東博公式サイト / 展覧会公式サイト / 1089ブログ

2020年1月28日火曜日

Fu-ra「ことばのコラージュ」

奈良きたまち多門町の「sewing+Fu-ra」さんで、たかはしみちよさんによる「ことばのコラージュ」というワークショップがありました。
「コラージュ」することを一度やってみたかったので、楽しみに参加させていただきました。当日のレポですが・・・
まず最初に、用意されたたくさんの「ことば」の中から、気になったりピンと心に響いたりした「ことば」の数々を、とにかくあまり考えないで無心に集めていきます。
どうしても構成を頭で考えて選びがちになるのですが、そうしていると時間が足りなくなって、取りあえずは目に留まった言葉を拾う感覚で集めていきます。
次に、集めたことばを冊子に貼っていきます。
たくさん拾ったことばの中でも、何となく自分でテーマを決めてしまうところが面白いなぁと思うのですが、でも出来上がりの上手さを狙ったりしている余裕もなく、決められた時間があっという間に過ぎて、黙々とこんなに集中したのは初めてでした。
何というか、体育会系スポーツをしているような気分なのです。
そして、皆さんの出来上がった冊子を見させてもらうと、「へ~、こんなことばがあったんだ」と自分の目に入ってこなかったことばの多さに驚いてしまいます。
また、あまりに自分の世界に入って集中していたために、お隣の人がどのようなコラージュをしていたのかも全然目に入ってこなかった(というか気にならなかった)のも面白いことでした。
Fu-raさんのブログに、参加者の感想が書かれていました。
・予想しなかったものができた
・モヤモヤした日常から抜け出すように、前に向かう気持ちでことばを選んだ
・他の人の感性に刺激を受けた
・作る過程でふだんと重なる部分があった
・その時の心情が反映される
・学校で習う小説は、つじつまを合わせることを大切にしているけど、それだけではつまらないと思った。
自由にやってみようと思った。
・もっと自由に
・何も考えないで、わからないままで、それでよい。  などなど
私も違う自分に出会えたようで、本当に楽しかったです。
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Fu-raさんは奈良倶楽部のエプロンでもお馴染みですね。
ただいま店内では、たかはしみちよさんのサンキャッチャーとコラージュの展示『はじまりのゆらぎ展』が開催中です。(1/31まで / 日・月・火曜日お休み)
見に来た人もコラージュカードを作って展示していただけるという参加型で、私も1枚飾っていただいています。(下の写真↓の右下です)
そして、私の作ったコラージュ冊子は、こんな感じになりました。
仕事柄、旅やホテルという言葉に反応してしまいましたが・・・。
また次回の機会があれば参加してみたいです。
楽しい時間をありがとうございました。
(最後の2枚の写真以外はFu-raさんより拝借しています。)

2020年1月27日月曜日

梅の花便り*

若草山の山焼きが終わって立春間近になると、本当はまだまだこれからが寒さも本番で冷え込みも厳しくなりますが、それでもどこかに春の便りを探してみたくなります。
先日の転害門消防訓練の帰りに、少し足を延ばして片岡梅林まで。
奈良国立博物館と浮見堂の間に位置する片岡梅林。わざわざ遠出をしなくても、市内を観光のついでに歩いて立ち寄れる貴重な梅林です。
開花が始まっていた梅の木は数本程度でしたが
可憐で清楚な白梅に、早くも春近しと感じてしまいました。
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東大寺境内でも、二月堂飯道社うしろの紅梅は1/2に開花を確認しているのですが、その時はまだ固い蕾だった僧坊跡北側の梅はどうかしらと、こちらも片岡梅林の帰り道に寄ってみました。
淡い桃色の梅はほぼ満開。
白梅の方はこれからという感じでした。
遠景がボケ過ぎましたが、背景に大仏殿を入れて撮ってみました。
二月堂へ行く途中にありますので、ご覧になって下さいね。

2020年1月26日日曜日

2月のお出かけ情報③〜寺社行事や年中行事

寒さ厳しい日が続いています。
それでも以前より少し日が長くなって「春近し」と心待ちの2月です。


◇2/1 7:00~ 登彌神社粥占い(筒粥祭)
早朝の4:30から細い竹筒を入れた大釜で小豆粥を炊き
37本の竹筒それぞれの中に米や小豆の粒がいくら入ったかで
収穫する37種類の作物の豊凶を占う神事。
奈良市指定の無形民俗文化財です。
問合せ:登彌神社(tel:0742-45-3965)

◇2/1 矢田寺修二会
問合せ:矢田寺(tel:0743-53-1445)

◇2/1~2/3 法隆寺西円堂修二会
西円堂本尊薬師如来に祈願する薬師悔過の法要
2/1・2/2は13:00〜、2/3は17:00〜 堂外より参拝可。
2/3 19:00~「追儺会
問合せ:法隆寺(tel:0745-75-2555)

◇2/1~2/3 17:00~ 霊山寺修二会
1300年の歴史を持つ霊山寺に受け継がれた薬師悔過の法要
問合せ:霊山寺(tel:0742-45-0081)

◇2/2 17:30~ 石上神宮「玉の緒祭」
問合せ:石上神宮(tel:0743-62-0900)

◇2/3 「節分行事」県内各寺社の行事の案内はこちらに。

◇2/2 14:00~  飛鳥坐神社「おんだ祭」
農耕の所作を演じた後、天狗とお多福が夫婦和合の姿を演じる。
子宝に恵まれるといわれる“福(拭く)の神(紙)”が
最後にまかれて参拝者はそれを奪い合う。
五穀豊穣、子孫繁栄を祈る神事、天下の奇祭とも言われる。
問合せ:飛鳥坐神社(tel:0744-54-2071)

◇2/5 10:00〜 法隆寺三経院「三蔵会
玄奘三蔵(三蔵法師)の遺徳をしのび命日に行う法要。
問合せ:法隆寺(tel:0745-75-2555)

◇2/5 10:00〜12:00 川上村「朝拝式」

◇2/5 14:00~ 大神神社卜定祭
地元特産「三輪素麺」の新しい年の販売価格を占う。
祝詞奏上の後、古式に則って卜定が行われ、ご神意のまにまに素麺の卸値として「高値」「中値」「安値」の中から今年の価格が決まります。
また祭典後拝殿前斎庭で三輪素麺掛唄保存会の皆さんによる踊り「三輪素麺掛け唄」も奉納されます。

◇2/6 10:30~ 大神神社おんだ祭
拝殿向拝を田に見立てて行われるお田植え神事
問合せ:大神神社(tel:0744-42-6633)

◇2/7 13:00~ 浄見原神社「国栖奏」
応神天皇が吉野の宮を訪れたとき、国栖地方の里人が
一夜酒と歌舞でもてなした故事に因む行事。
県指定無形民俗文化財。
問合せ:国栖の里観光協会(tel:0746-36-6838)

◇2/8~2/14 14:00~ 長谷寺修二会
問合せ:長谷寺(tel:0744-47-7001)

◇2/9 「初午法要」
奈良市内では慈眼寺(tel:0742-26-2936)
県下では松尾寺(tel:0743-53-5023)

◇2/10 14:00~ 大和神社お田植え祭
問合せ:大和神社(tel:0743-66-0044)

◇2/11「紀元祭」
石上神宮(tel:0743-62-0900)8:00~
大神神社(tel:0744-42-6633)9:00~
談山神社(tel:0744-49-0001)9:00~
橿原神宮(tel:0744-22-3271)11:00~

◇2/11 8:00~14:00 春日神社、市杵島神社「江包・大西お綱祭り」
問合せ:桜井市観光協会(tel:0744-42-9111)

◇2/11 14:00~  廣瀬神社「砂かけ祭り
砂を雨になぞらえ、豊作を願って激しい砂かけ合戦が行われる。
参拝には砂よけビニールをお忘れなくということです。
問合せ:廣瀬神社(tel:0745-56-2065)

◇2/11 16:00 村屋神社(田原本町)「御田祭
問合せ:村屋神社(tel:0744-32-3308)
大神神社別宮 縁結びの神社です。

◇2/11 二月堂修二会「竹送り」
「竹送り」のブログ内過去記事はこちらをご覧下さい。 
7:45〜 京田辺市普賢寺大御堂観音寺駐車場に集合
根付きの竹を掘り起こします。
9:10〜   普賢寺にて道中安全祈願の法要が行われた後、車で出発。
           普賢寺には、十一面観音菩薩(国宝)が祀られています。
※2018年よりルートが変更され、転害門まで車で運ばれてきます。
10:30頃 転害門広場到着後、お迎え式。(和太鼓演奏や善哉の振舞いなど)
11:20頃 転害門出発
12:20頃 東大寺二月堂到着
(※時間は 前後します。)

◇2/13 10:00〜 弘仁寺星供祈願会
※14:00からの護摩焚きは中止になりました。
問合せ:弘仁寺(tel:0742-62-9303)

◇2/14 15:00~ 長谷寺だだおし
ほら貝や太鼓が打たれる中をだだおしの鬼が大松明をかついで走り回る行事です。
問合せ:長谷寺(tel:0744-47-7001)

◇2/15 五劫院「涅槃会」
問合せ:五劫院(tel:0742-22-7694)
「涅槃図」公開は2/12~2/18  9:00~15:00(拝観は要予約)

◇2/15 10:00~ 興福寺「涅槃会」
涅槃画像を掲げ釈迦の遺徳を偲ぶ行事。
本坊の北客殿で行なわれ、誰でも参拝でき甘酒の接待もあります。
問合せ:興福寺(tel:0742-22-7755)

◇2/15 唐招提寺礼堂「涅槃会」
問合せ:唐招提寺(0742-33-7900)

◇2/15 13:30〜 法隆寺大講堂「涅槃会
問合せ:法隆寺(tel:0745-75-2555)

◇2/15 法輪寺妙見護摩祈祷
問合せ:法輪寺(tel: 0745-75-2686)

◇2/17 10:00〜「祈年祭」
大神神社(tel:0744-42-6633)
談山神社(tel:0744-49-0001)

◇2/18 10:00~ 二月堂「油量り」
2011年のブログ内記事はこちら

◇2/19 11:00~ 石上神宮「祈年祭」
問合せ:石上神宮(tel:0743-62-0900)

◇2/23 鏡作神社(田原本町)「御田祭」
鏡作神社の例祭で、古い伝統のある農耕神事。
10:00〜神前に山の幸・海の幸と松苗を献じ、祈年祭が行われ
13:00〜「御田植舞」「豊年舞」の奉納と牛使いの神事が行われる。
牛使いが乱暴にするとその年は慈雨に恵まれるという。
神事の後、拝殿から御田の松苗や御供が撒かれ参拝者は競って拾う。
問合せ:鏡作神社(tel:0744-32-2965)

◇2/23  14:00~ 池神社(田原本町)「御田祭」
問合せ:池神社(tel:0744-32-2391)

◇2/23  14:00~ 八坂神社(田原本町)「華鎮祭けいちんさい
問合せ:村屋神社(tel:0744-32-3308)

◇2/24 13:00~ 當麻寺奥院「御忌大法要」
法然上人の命日法要。
法然上人像(重要文化財)も特別公開されます。
問合せ:當麻寺奥院(tel:0745-48-2008)

◇2/25  菅原天満宮おんだ祭
神輿倉の前で狂言形式で奉納される農耕神事
13:00〜祈念祭 14:00〜おんだ祭
問合せ:菅原天満宮(tel:0742-45-3576)
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◇2/20~2/28 二月堂修二会「別火」についての過去記事
★2/20「別火入り」(2020年
★2/21「社参」13:00~(2008年 2015年 2016年 2020年
★2/21「注連縄張り」(2008年 2016年
★2/21「注連撒き」(2009年)
★2/25「社参」13:00~(2010年 2012年 2017年 2019年
★2/28 15:00~「練行衆 別火坊出発」
2009年 2012年  2014年  2016年  2017年  2019年 2020年
★2/28 18:00~「大中臣祓い」(2009年 2012年 2014年) 

2020年1月25日土曜日

「若草山焼き」でカメラレッスン*追記あり

下段に合成写真を追記しました++
一眼レフカメラを使って、初めて花火の撮影。
このために三脚とレリーズも購入して、でも余裕をもって取り付ける時間がなくて撮影1時間前に梱包の箱を開けるという横着なこと。
そんなことで上手くいくはずがなく、取りあえずは機材を持って集合場所に駆けつけて、そこで師匠に取り付けてもらおうという甘い考えでしたが、そんなことだから、自分が自分でないというか、何を撮っているのかわからなく、結局はあまりいい写真が撮れませんでした。「失敗の巻」な写真ですが・・・一応、記念に上げさせてください。
新しく買ったカメラは、カメラの中で何枚かの写真を合成できるのです。写真↑↓の花火は3つ4つの花火が合成されています。

山焼きが始まって20分ほど、ずっとシャッターを押し続けている設定で、それをカメラ内で合成してくれたのがこの一枚。
うーん、気持ちが入ってない!
たかが写真一枚、でも撮る人の「綺麗~」とか「楽しい~」という気持ちが一番大事だと、あらためて思ったのでした。
カメラさんが仕事をしている間に、スマホで撮った動画はInstagramにアップしています。→こちら
そして、その動画を一時停止して、それをスクリーンショットした写真がこちらです。(何をやっているんだか。笑っちゃいますね。)
スマホカメラの方が慣れているので、ついスマホに頼ってしまいますが、来年の山焼きまでにはもう少し上達できるようにしたいです。
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若草山の山焼きと花火の写真と言えば、いわゆる合成写真が一般的になっています。今は「合成」を皆さんもご存じですが、20年前頃は、山焼きをご覧になったことがない県外のお客様方が実際に見て、写真と違うとがっかりされることもありました。あの合成写真はプロのカメラマンしかできない技だと長い間思っていた私ですが、今回フォト教室の先生の手をお借りして、自分の撮った写真を合成写真に仕上げていただくことができました。じゃ~ん!
あらためて、当日の時間のない中でも丁寧に機材を取り付けて設定の説明をして下さった「お写ん歩」先生、事前にメッセンジャーでレクチャーしたり合成写真に仕上げてくださったnori先生、ありがとうございました。

2020年1月24日金曜日

国宝 転害門で消防訓練

国宝 転害門で東大寺さん主催による消防訓練に行ってきました。
天平時代創建の転害門。
大仏殿はじめ東大寺の多くの堂塔が焼失した平重衡の南都焼き討ちにも、戦国時代の三好・松永の兵火でも焼けることなく、1300年の時を超えて今に残るこの大きな門は、地元に暮らす人たちにとっては心の拠り所であったり誇りでもあります。
昨年は、パリのノートルダム大聖堂や那覇の首里城が火災で焼失するという痛ましい出来事が重なりましたので、東大寺さんでも何年かぶりに消防署を交えての大規模な消火訓練が行われることになり、狭川管長はじめほとんどの僧侶の方が出てこられていました。
今回は、隣接する転害門観光案内所から失火したという設定で、転害門東側の防火水槽から2000tの水を放水するという訓練。
水の量が半端なく、しかし実際にはどれほどの水量で消火できるのかわかりませんが、建物の足元のドレンチャー設備からの放水で、水の幕を張って延焼を防ぐという訓練も。
今回は、転害門前広場にある放水銃からの放水はなかったのですが、間近で見学してかなり臨場感がありました。

それにしても、街中に当たり前のように存在する歴史的建造物。
狭川管長のお話にもありましたが、りっぱな防火設備を備えていても地域の皆さんの協力がなければ防げないこともあり、東大寺だけでなく地域全体で防火意識を持つことが大事だと。
文化財でありながら、きたまちのシンボルでもある転害門。あらためて地域でも守り続け、後世に伝えていく大切さを感じました。
お隣のお宅もご協力ご苦労さまでした。
最後に、小さな男の子たちが喜ぶだろうなと、消防車の写真もたくさん撮ったのでした。