2月晦日 明日から始まる修二会本行を前に、練行衆が別火坊から二月堂下の参籠宿所に移られます。
今年は久しぶりに、注連縄が張られた結界の中にて参籠宿所入りされるところ拝見しました。
雨の中、二月堂へと向かいます。
二月堂に着くなり、炭火の爆ぜる音や煤の匂いが耳と鼻を刺激して
一瞬にして懐かしい場所に戻ってきたような気になりました。
ちょうど、練行衆のつづらを仏餉屋に運びこんでいるところに遭遇
この撫子の印は上司永照師のつづらですね。
参籠宿所の前では、3時15分頃から娑婆古練の方々がお待ちになって
そして3時20分頃、粛々と練行衆の方々が向かってこられました。
お参りが後になってしまいましたが
二月堂からの空気を胸いっぱいに吸い込んで
修二会の無事満行を観音様へお祈りするのでした。