2023年10月30日月曜日

「第75回正倉院展」観てきました*

第75回正倉院展」が開幕しました。(10/28~11/13)
秋空のもと、初日のお昼の時間帯に観に行ってきました。

パンフレットやポスターを見ていると、メインビジュアルの宝物が一つではないような気がする今年の正倉院展。
奈良博に入るなり鮮やかな色が目に飛び込んできて

このカラフルな色に象徴されるように、今年は色鮮やかで美しい装飾のものがたくさん出陳されていました。

正倉院宝物の天平時代独特のデザインや天然染料の色合い配色が好き、そして布もの好きな私にとって見応えある今年の正倉院展。
特に印象に残ったものを図録の写真とともに紹介致します。 

布もの好きの理由に「後補があまりない」という点があるのですが、それだけに朽ちていくばかりのものが多かったりします。
でも今年は状態のいいものが多く、特にこの「国家珍宝帳」の筆頭に記載されている「九条刺納樹皮色袈裟くじょうしのうじゅひしょくのけさ」は
刺し子の縫い目がとても細かくて、裸眼では刺し子されているのがようやく確認できる程度にしかわかりませんでしたが、帰宅して図録の写真を見ると、針目の揃い具合が特に整然としているようではないように思え、正倉院宝物の中でも屈指の名宝と言われるこの袈裟に、かえって人の手のぬくもりを感じてしまいました。
この袈裟の包みである「御袈裟幞袷おんけさのつつみのあわせ
同色の糸で織られた文様。裸眼では気がつかないくらいで、こちらも図録で確認して溜息をついてます。

全体に刺繍が施された美しい帯「刺繍羅帯ししゅうらのおび
色あいも文様も素晴らしすぎます。
幡の下端にとりつけた飾りの「幡脚端飾ばんのきゃくたんかざり」もそれぞれ文様が素晴らしく
綾織のカーテン「白綾帳しろあやのとばり」など、布好きには堪らないものがたくさんありました。 
螺鈿飾りの四弦琵琶「楓蘇芳染螺鈿槽琵琶かえですおうぞめらでんのそうのびわ
槽(背面)はきらびやかな螺鈿、弦が張られた面の撥受け部分には、白象の上で楽器を演奏し舞い踊る人々が描かれていて、ユニークなデザインに驚きます。
「刻彫梧桐金銀絵花形合子こくちょうごとうきんぎんえのはながたごうす」は、宝相華を立体的に表現している蓋つきの容器。
「密陀彩絵箱みつださいえのはこ」の花鳥紋様は、まるで天平時代のウィリアムモリスのようだし
石製のスッポン形の蓋もの容器「青斑石鼈合子せいはんせきのべつごうす」は本物の亀のようだし。

自分の好みのものを紹介してばかりですが、その他にも、象牙のものさしの目盛りの正確さや、布作面のくすっと笑ってしまいそうなところ、犀の角の如意や、「磁皿じざら」という名称の実は陶器のお椀や、今年1250年御遠忌の良弁僧正の署名などなど・・・出陳品すべてが素晴らしく、その豊富なラインナップにも楽しませてもらいました。 
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正倉院展は11/13まで、会期中はお休みなしです。
そして観覧は事前予約制の日時指定券をローソン(近鉄奈良駅、JR奈良駅にあり)で購入して会場にお出かけください。 

チケット一覧を見てみると、当日でもまだまだ購入できると思います。奈良博会場では購入できませんので、ご注意くださいませ。 

2023年10月29日日曜日

11月のお出かけ情報②~寺社伝統行事

 11月に行われる奈良の寺社伝統行事のご案内です。

◇11/1~11/22 9:00~16:00 如意輪寺「菊まつり」
11/2の後醍醐天皇御生誕日に法要
11/2~11/18 後醍醐天皇御霊殿ご自作の木造特別公開
問合せ:0746-32-3008

◇11/2 14:00~ 大安寺開山忌 大般若転読法要
問合せ:0742-61-6312

◇11/2 9:30~13:30 宝山寺「仏名会」
問合せ:0743-73-2006

◇11/2 天河大辨財天社秋季大祭
10:30~神事 13:00~能楽奉納
※参列受付は10/25で終了しています。
問合せ:0747-63-0558

◇11/2~11/4 墨坂神社秋祭渡御行列
・11/2 19:00 式典の後、墨坂大神御旅所へ渡御
・11/3 13:00   御旅所式典 13:30ご帰還渡御巡行出発 
             14:30  本殿にて秋季大祭式典
             15:00  太鼓台3台煉合せの後、ごくまき 
・11/4   11:00   秋季大祭・後宴祭
問合せ:0745-82-0114

◇11/3 安倍文殊院十一面観音法要
問合せ:0744-43-0002

◇11/3 10:30~  金剛寺菊薬師会式」大般若経転読法要
問合せ:0747-23-2185

◇11/3 14:00~ 信貴山朝護孫子寺柴灯護摩供野外火渡大祈願会 」
問合せ:0745-72-2277

◇11/3  11:00  談山神社「けまり祭」
問合せ:0744-49-0001

問合せ:0742-22-7788

◇11/4 海龍王寺布薩の行法
問合せ:0742-33-5765

※今年も中止になります→

◇11/12 14:00~ 櫻本坊天武天皇例大祭
問合せ:0746-32-5011

◇11/13  慈眼寺「十夜柿供養まつり」 
問合せ:0742-26-2936

◇11/13  法隆寺「慈恩会」
問合せ:0745-75-2555

◇11/13 興福寺慈恩会」 
問合せ:0742-22-7755

◇11/14 10:30~ 大神神社醸造安全祈願祭(酒まつり)
(11/13 9:00から拝殿の大杉玉の掛けかえ)
 問合せ:0744-42-6633

◇11/17 10:30~ 談山神社「談山神社例大祭 」
問合せ:0744-49-0001

◇11/22 17:00~ 石上神宮「鎮魂祭 」
問合せ:0743-62-0900

◇11/23「新嘗祭」
春日大社10:00  大神神社10:00 石上神宮11:00  

◇11/27 13:00~14:00 金峯山寺愛染堂大祭 
問合せ:0746-32-8371

※10/27現在でわかる範囲を記載しています。
当日ご参拝予定の方はHPなどで確認の上、コロナ感染症対策をしっかりしてお出かけください。よろしくお願いします。 

2023年10月28日土曜日

11月のお出かけ情報①~秘宝秘仏公開

11月の奈良は特別公開が目白押し。
お出かけの参考にしていただければと思います。

<<公開中の特別公開は・・・>>

◆~11/5  橘寺「聖倉殿特別公開」
問合せ:0744-54-2026

◆~11/5 浄瑠璃寺「三重塔・薬師如来坐像特別公開」
※雨天、荒天時は中止
問合せ:0774-76-2390

◆~11/5 法起院「長谷庚申 秘仏青面金剛像」
問合せ0744-47-8032

◆~11/5 浄瑠璃寺「三重塔・薬師如来坐像特別公開」
※雨天、荒天時は中止
問合せ:0774-76-2390

◆~11/5 海住山寺「国宝五重塔特別開扉」※雨天、荒天時は中止

◆~11/5  9:00~16:45  興福寺「北円堂特別開扉」
問合せ:0742-22-7755

問合せ:0742-23-1376

◆~11/12 霊山寺薬師三尊像、秋薔薇と秘仏宝物展
バラ庭園 8:00~17:00 本堂(秘仏宝物展)10:00~16:00
問合せ:0742-45-0081

◆~11/12  信貴山朝護孫子寺
信貴山縁起絵巻特別公開・飛倉の巻
問合せ:0745-72-2277

◆~11/13  不空院不空羂索観音坐像」 
問合せ:0742-26-2910

◆~11/13  法華寺「十一面観音像特別開扉」

◆~11/13  法華寺「慈光殿特別公開」
問合せ:0742-33-2261

◆~11/13 海龍王寺「十一面観音像特別開扉」
弘法大師筆「隅寺心経」なども特別公開
問合せ:0742-33-2261

◆~11/15  西大寺「愛染明王像特別開扉」
問合せ:0742-45-4700

◆~11/16 「実忠和尚坐像」東大寺ミュージアムにて拝観
問合せ:0742-22-5511

◆~11/19東大寺「良弁僧正坐像」法華堂にて特別拝観
問合せ:0742-22-5511

◆~11/22  法隆寺夢殿救世観音特別開扉
問合せ:0745-75-2555

◆~11/26 海住山寺「寺宝特別公開」
問合せ:0774-76-2256

◆~11/26  榮山寺「本尊 薬師如来特別開扉」
◆~11/26  榮山寺「八角円堂内内陣装飾画特別拝観」
問合せ:0747-24-0065

◆~11/30 9:00~17:00 長岳寺大地獄絵開帳
住職による現代風絵解き説法も随時行なわれます。
問合せ:0743-66-1051

◆~11/30 金峯山寺「日本最大秘仏本尊特別開帳
問合せ:0746-32-8371

◆~11/30 おふさ観音「秘宝生き人形 特別公開」
問合せ:0744-22-2212

◆~11/30 不退寺「秋期秘宝特別展」
在原業平画像開扉、伊勢物語公開、古今和歌集、六歌仙の公開
問合わせ:0742-22-5278

◆~11/30 9:00~16:00 大安寺十一面観音像特別開扉
癌封じの本尊として名高いです。
問合せ:0742-61-6312

◆~11/30 9:00~16:30 浄瑠璃寺「秘仏吉祥天女像特別公開」
問合せ: 0774-76-2390

◆~11/30 8:30~16:45  岩船寺「秘宝特別公開」
岩船寺三重塔初層特別開扉は10・11月の毎土日祝
(雨天・荒天時は塔開扉中止の場合あり)
問合せ:0774-76-3390

◆~11/30  當麻寺中之坊「片桐石州没350年展」
片桐石州(1605ー1673)は、大和三名園の一つとして名高い中之坊の庭園を造営しました。 石州公の墨蹟やゆかりの茶道具のほか、田中納言筆の石州肖像画、千利休書状、豊臣秀吉ゆかりの茶釜「松の丸釜」、秀吉朱印状写など、貴重な品々が一堂の公開されます。
問合せ:0745-48-2001

◆~11/30 安倍文殊院秋の寺宝展
一般公開されていない金閣浮御堂の内陣を参拝できる。
問合せ:0744-43-0002

◆~12/3 9:00~14:30 室生寺「金堂特別拝観」
問合せ:0745-93-2003


◆~12/10 岡寺本堂内々陣お扉特別開扉
問合せ:0744-54-2007

◆~12/10 9:30~16:00 長谷寺本尊大観音尊像特別拝観
問合せ:0744-47-7001

問合せ:0743-53-5023

◆~2024年1/15 薬師寺東塔・西塔特別公開
問合せ:0742-33-6001

<<今月から特別公開されるものは・・・>
◇11/1~11/3  8:00~17:00 法隆寺上御堂特別開扉
普段非公開の上御堂(鎌倉時代)を開扉。
中には平安時代の釈迦三尊像(国宝)が安置されています。
問合せ: 0745-75-2555


◇11/1~11/7 福智院「宝冠の十一面観音立像」
9:00~16:30(入堂は16:00まで) 
問合せ: 0742-22-1358 

◇11/1~11/7  法輪寺「妙見堂特別公開と秘仏妙見菩薩像御開帳」 
問合せ:0745-75-2686

◇11/1~11/10 帯解寺秘仏秘宝特別開帳
問合せ:0742-61-3861

◇11/1~11/15 當麻寺奥院「綴織 當麻曼陀羅 平成本特別開帳」
問合せ:0745-48-2008 

◇11/1~11/30 9:00~16:30 聖林寺「秘宝・マンダラ展」
秘宝のマンダラ約15点を展示
問合せ:0744-43-0005 

◇11/1~11/30 13:00~16:00  弘仁寺秘仏本尊虚空蔵菩薩像
◇11/1~11/30 13:00~16:00  弘仁寺「唐草文三足双耳香炉
問合せ:0742-62-9303

◇11/2~11/18 如意輪寺「後醍醐天皇御霊殿御自作像特別開帳
問合せ:0746-32-3008 

◇11/3 9:00~16:00 松尾寺「秘仏厄除観音特別開扉」
年に一度秘仏の本尊「厄除千手千眼観世音菩薩」を公開 
問合せ:0743-53-5023

◇11/3 10:00~16:00 霊山寺「三重塔特別開扉」
普段非公開の三重塔の初層の扉を特別に開扉。 
内部壁画を拝観することが出来る一年に一回の機会。
問合せ:0742-45-0081 

◇11/3~12/3 正暦寺「薬師如来倚像」
問合せ:0742-62-9569

◇11/11~11/19 櫻本坊「天武天皇御神像特別開帳」
問合せ:0746-32-5011 

◇11/12 寶山寺「獅子閣特別公開」
問合せ:0743-73-2006

◇11/16 13:30~15:00 當麻寺中之坊「導き観音ご開帳」
問合せ:0745-48-2001

◇11/16~11/18 如意輪寺如意輪観音菩薩御開帳
10:00~15:00の時間帯で30分ごとの入替制(最終受付14:30)
各時間帯20名までの拝観。予約制ではなく当日受付のみ。
問合せ:0746-32-3008

◇11/16~11/30  當麻寺奥院「大方丈襖絵特別公開」
問合せ:0745-48-2008

◇11/23~11/30  當麻寺西南院「本堂特別開帳」
問合せ:0745-48-2202  

◇11/23~11/25 10:00~15:00 唐招提寺「御影堂」特別公開
問合せ:0742-33-7900

◇11/24~11/26 9:00~15:30 「興福院特別拝観」
※特別拝観中は予約不要
問合せ:0742-22-2890

2023年10月27日金曜日

東寺と龍谷ミュージアム

久しぶりに見たいものが2か所あり、鑑賞時間に十分な時間を取れるよう仕事のお休みを取り、京都まで出かけてまいりました。

龍谷ミュージアムで開催中の「みちのく いとしい仏たち」と、東寺で開催中の「真言宗立教開宗1200年記念特別拝観 東寺のすべて」。
どちらもお客様方から素晴らしかったとお奨めいただいていて、特に龍谷ミュージアムの方は「奈良旅の前に寄り、帰りにも もう一度見に行きます」という方も。
期待にワクワクしながら、まずは京都駅一つ手前の東寺で下車して東寺まで。実はお寺の中を拝観するのは初めての私。
通常拝観ではどれくらいのエリアが拝観できるのか知らないまま、今回の特別拝観でまさに「東寺のすべて」を見せていただきました。
五重塔内陣や宝物館の「両界曼荼羅図」「弘法大師尺牘(風信帖)」、観智院の「五大虚空蔵菩薩坐像」や宮本武蔵による障壁画など、もちろん講堂安置の立体曼荼羅の仏様たちも金堂安置の薬師三尊像も素晴らしくて、2時間ほどかけて、たっぷりと東寺のすべてを堪能させてもらいました。

観智院では庭園のみ撮影可でした。


ところで、「東寺のすべて」ではしおりのQRコードをスマホで読み取れば音声ガイドになるというシステムなのですが、うまく活用するためには、スマホのイヤホンや充電のバッテリーを持って行くといいのではと思いました。

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次に龍谷ミュージアムへ。
お客様にいただいたチラシの裏には、今回お出ましの仏さまたちが少し紹介されていて、それを見ているだけで心惹かれたのに、実際は130体の仏像神像がいらっしゃって、もちろん神さま仏さま自身も素晴らしいのですが、会場の展示構成や学芸員さんの愛がいっぱいのキャプションなどもめちゃくちゃ楽しめるのです。
よろしければ是非、奈良への旅の行きか帰りにお立ち寄り下さいませ。(図録は奈良倶楽部に置いていますが写真より実物をご覧いただくことをお勧めします!)
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最後に、京都駅伊勢丹の美術館「えき」で芭蕉布の作品展をしていることを偶然知って寄り道しました。 
芭蕉布 人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事
素晴らしい手仕事を見せていただけて眼福でした。

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それにしても半日に3軒も美術館を梯子するなんて何年ぶりだろう。
あ、その前に、奈良県外の展覧会に出かけるのも久しぶりでした。
(私事ですが、コロナ禍を通して県外の美術展に行くことを自粛していたわけではないのですが、そこまで出かけて観たいという意欲がわかなかった3年間。ようやくこの衝動が戻って来たかと思うと、それだけで嬉しい一日でした。)

2023年10月24日火曜日

「甘葛シロップ」販売開始と記念講演会

古代の甘味料「甘葛煎」の味「甘葛シロップ」が商品化され
10/28より「ほうせき箱」「SOUSUKE」「ことのまあかり」の3店で販売開始されます。

発売を記念して「甘葛シロップ発売記念講演会」が開催されます。
開催日時:10月30日(月)18:30~20:00
会場:奈良氷室神社 直会殿
参加費:2500円(甘葛シロップ付き)
申込フォーム: https://sgfm.jp/f/amazurahatubai
定員:30名

今年の正倉院展では、「甘葛煎」と考えられる「味葛煎」の文字が掲載された 「駿河国正税帳」が出陳されます。今回の講座では「駿河国正税帳」に登場する甘葛煎が運ばれた器についてもお話していただけるそうです。

また、2011年から続く奈良女子大学での甘葛煎再現や、3年続いた甘葛シロップ開発の経緯、これからの甘葛シロップの使い方や、シロップを通じて今後どのような活用をしていきたいかなどもお話されます。

甘葛シロップを販売や商品に使ってみたいというお店や施設だけでなく、一般の方も参加できますので、よろしければご参加ください。

2023年10月23日月曜日

秋の奈良*社寺のイベント

秋の奈良はお寺でも伝統行事の他に楽しいイベントが開催されます。

◆法隆寺「世界遺産登録30周年記念 法隆寺 特別ライトアップ 」
開催期間:10月21日~11月5日  18:00~21:00
内容:法隆寺南大門と参道がデジタルアートで彩られます。
※10/28限定で中門・五重塔のライトアップ&アーティスト 村松亮太郎による平和の願いを届ける参加型アート『DANDELION PROJECT』開催

◆大安寺「国際縁日ならびに煎茶道体験会
開催日時:11月3日10:00~16:00
内容:大安寺境内ならびに獅子吼殿にて、世界各国の音楽やパフォーマンス、屋台の出店があります。
※煎茶道体験会 大安寺茶室「八不庵」にて初心者向けの体験会
第1席10:00、第2席12:00、第3席14:00(各席60分程度)
参加費:3000円(ガイダンス、天平秘仏特別拝観付き)
ドレスコード、持ち物はなし。お気軽にご参加下さい。   

◆薬師寺「東塔西塔今昔さんぽ
開催日時:11月3日・4日 10:30~ / 14:00~(約2時間)
内容:食堂で法話「東塔・西塔の教えと歴史」(30分)の後、西僧坊・東塔・西塔をお坊さんがご案内。
拝観料:1600円
要事前予約 / 申込先/ 各回先着150名

◆室生寺「紅葉ライトアップ2023
開催日時:11月3~5・11・12・18・19・23~26日の17:00~20:00
内容:紅葉のライトアップの他、五重塔には龍神が映し出され、本堂や金堂もライトアップされます。
太鼓演奏や獅子舞、室生寺僧侶による声明コンサートなども開催されます。詳しいスケジュールはこちらを参照ください。
入山料:600円


2023年10月21日土曜日

11月の週末は「秋夜の奈良旅2023」

今年で4回目の開催になる「秋夜の奈良旅」

11月の毎週金曜土曜の夜は、東大寺、春日大社、興福寺、元興寺、唐招提寺、薬師寺の夜間特別参拝(土曜日だけ開催の社寺もあり)や
毎週土曜日には絶景スポット「若草山」へ夕景と夜景を観に行く「奈良若草山トワイライト・夜景観賞バス」の運行などなど。

世界遺産6社寺の夜間特別拝観
11月の毎週金・土曜日開催:東大寺・興福寺・元興寺
11月の毎週土曜日のみ開催:春日大社・唐招提寺・薬師寺

東大寺:大仏殿参拝/無料(観想窓の開扉なし)18:00~20:00
興福寺:中金堂参拝/500円 18:30~20:00
元興寺:本堂参拝と禅室の一部開扉/500円 18:00~20:00

春日大社:大宮・若宮参拝と万燈籠/500円 17:30~20:00
唐招提寺:金堂参拝/500円 17:30~20:00
薬師寺:玄奘三蔵院伽藍と平山郁夫大唐西域壁画特別公開
    500円 17:30~20:00

いずれの社寺も予約不要・19:45に受付終了です。
夜間特別参拝では「六社寺共通拝観券」の利用はできません。

また各社寺で一日限定で「メモリアル燈花会」が開催されます。
11/3 興福寺中金堂前 18:00~20:00
11/11 薬師寺玄奘三蔵院伽藍 17:30~20:00
11/11 唐招提寺金堂前 17:30~20:00
11/18 春日大社若宮神社前 17:30~20:00
11/25 東大寺南大門~鏡池 17:30~20:00


新日本三大夜景の一つにも選ばれた若草山山頂からの夜景。
今秋も、期間中の土曜日に夕景と夜景を満喫できる「奈良若草山トワイライト・夜景観賞バス」を運行します。
帰りは「春日大社本殿」バス停で途中下車が可能なので、古都の絶景を堪能した後に社寺での夜間特別参拝へとお出かけできます。
※今年は予約制です。事前申込はこちらから
※往復料金:大人(中学生以上)1000円 / 小人500円
※のりば:JR奈良駅 東口④番のりば 16:00発     
 近鉄奈良駅 奈良ラインハウス前定期観光バスのりば 16:05発

11月の週末はお泊りしてどうぞお楽しみくださいませ!

2023年10月20日金曜日

藤原宮跡のコスモス

「藤原宮跡のコスモスが見頃ですよ!」と、この最近お泊りのお客様方にお奨めしているのですが、行ってこられたお客様より「初めて行って大感激しました!」と 大絶賛のお声が届くと嬉しくなって、今日は頑張って私も見に行ってきました。

頑張って行ってきました・・・なんて書きましたが
藤原宮跡に一人で車で行くのにいつも迷ったり不安だらけで気合を入れないと行けないところと決めつけていたのですが、簡単なルートを教えてもらって、今日は不安なく行くことができました。
そのルートのおかげで(169号線から西に入るルート)たまたま臨時駐車場に停めて、そこから近いエリアがちょうど見頃の南エリア。
帰宅して橿原市のサイトを見ると
・・・夏の散発的な豪雨の影響により、南側のエリアでは生育が遅れています。北側エリアでは9月下旬から10月中旬、南側エリアでは10月下旬から11月上旬が見ごろになると思われます・・・
とあり、ちょうど見頃のエリアを見ることができたのでした。
何しろ、約3万平方メートルの広大な敷地に、6種類約300万本のコスモスが咲き乱れているのです。
北エリアまで足を延ばすには広大すぎて南エリアだけで満足していたのでしたが、結果としてそれがよかったみたいですね。

では、同じような写真が続きますが、南エリアのコスモス畑の様子をどうぞご覧ください。

















藤原宮跡のコスモスはブログ過去記事を探すと2011年10/20に行っているのですね。何と12年ぶりに同じ日に!
コスモスの開花情報にも書いてありますが、南エリアの見頃は天候が良ければ11月初旬まで続きそうです。
久しぶりのお花畑で気持ちが和みましたので、よろしければ是非!
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帰りには、これまた一年以上ご無沙汰していた大神神社へ。
大神神社と狭井神社でご祈祷をお願いして、身体に溜まった不純物を綺麗にしてもらえたような気分でした。
コロナ禍で中断されていた、ご祈祷殿の後の拝殿での玉串奉納が復活していて嬉しかったです。
展望台からも畝傍山と耳成山を望みました。