2021年12月30日木曜日

2021年*今年もありがとうございました!

昨年より続くコロナ禍の長いトンネル。
今年も感染者数のニュースに一喜一憂した一年でした。

そのような中でも、奈良を旅して奈良倶楽部にご宿泊いただいたり、奈良と奈良倶楽部に思いを馳せてくださったりと、心が温かくなるような喜びもたくさんいただき、感謝でいっぱいの一年になりました。

旅をしたくてもまだまだできない方も多く、またいつかお会いできる時を楽しみに、奈良倶楽部をもう少し続けていこう、続けていけるようにと、一年の終わりに想いを新たにしています。

写真は、ある日の早朝散歩で撮った一枚。
まだ日が昇る前の、二月堂からの柔らかな空の色。

朝がテーマのイベントをきっかけに企画した「早朝散歩」で初めてガイド役を経験し、お客様方と夜明け前の東大寺境内を歩いたのは、この一年の楽しい思い出の一つです。
歩きながら、刻一刻と美しく変わりゆく空の色、空の広さに随分と心を軽くしてもらえました。
「明けない夜はない」「日はまた昇る」という言葉を信じて、希望を失わずに前へ進んでいきたいと思っています。・・・という文章を(正直こんなに長丁場になるとは思わず)昨年は綴りましたが、夜明け前の空の色に慰められながら、夜が明けた状況だけがベストではなく、どのような状況でも良しと覚悟して現状を受け入れて前に進めたらと思うのでした。

たくさんの感謝と共に・・・
新しい年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2021年12月27日月曜日

12/30・12/31「たちばな」のお弁当お届け

12/30・12/31にご宿泊のお客様へ*
「お食事処たちばな」さんのお弁当のお届けが可能です。
ご希望の方は両日とも12/30の朝9時までに
メール ktnaraclub@gmail.com または 電話 0742-22-3450、
ショートメッセージ090-9253-5387 でご連絡ください。
夕方17時前後のお届けで一つ税込1200円です。

お弁当の詳細は過去記事をご覧ください。
よろしくお願いいたします。

2021年12月26日日曜日

1月のお出かけ情報②~寺社新春行事

奈良県内の寺社で行われる越年行事やお正月の伝統行事など、奈良倶楽部にご宿泊のお客様にお奨めしやすいところをご案内致します。
(同じ寺社での行事はまとめて紹介しています。)
※新型コロナウィルス感染拡大の状況次第で、行事の変更もありますのでご注意下さい。(12/20現在の情報をご案内しています)

春日大社初詣
・1/1の開門時間は、12/31の23時45分~20時 
・1/2、1/3の開門時間は7時~19時
・1/4、1/5の開門時間は7時〜18時
・1/6以降の開門時間は7時〜17時

・1/1  5:00 歳旦祭 摂末社巡拝 (※拝観は不可)
・1/2 10:00〜「日供始式並興福寺貫首社参式」(関係者で斎行)
・1/3 11:00〜「神楽始式」(御廊内で神職・巫女のみで斎行)

◇東大寺「大仏殿無料拝観
・1/1 0:00~8:00
大仏殿中門を開扉。鏡池付近では「とんど」
中門内側大仏殿参道両側の水路では篝火が焚かれます。
密を避けるため中門基壇上での撮影は禁止です。

◇東大寺二月堂「観音経読経
・1/1 0:00
鏡池辺りの参道から二月堂まで135基の石灯籠に灯が入ります。
またこの時から3日間、二月堂内では万灯明を灯しています。
・1/3と1/5 10:00~ 「大般若法要」
11:00~13:30 お雑煮ふるまい →今年も中止です。

興福寺
・1/1~1/7 中金堂安置「厨子入り木造吉祥天倚像」ご開帳

護国神社「御火焚祭」
・12/31 から1/3まで
除夜祭の後、浄暗の中、県下一の「大とんど」に点火( 23:30点火)
・1/3 11:00〜新春祈願祭

大安寺除夜の竹明り
・12/31  23:50~ 1/1  2:00
・1/1~1/3 9:00~16:00「修正会」

元興寺
・1/1 0:00〜「修正会
・1/1   9:00~ 五重小塔前にて立身出世祈願

唐招提寺修正会
・1/1 0:00~ 修正会(今年は0~2時まで境内開放)
・1/3 18:00~ 修正会護摩供 餅談義

薬師寺修正会 吉祥悔過法要
・12/31 23:45~ 「国宝吉祥天女画像」を本尊として金堂にお祀りし、一年の吉祥招福などを祈願する法要。
(夜の法要は金堂内に入堂できません)
・1/1~1/3 奈良時代から伝わる国宝・吉祥天女画像をご本尊に
・1/4~1/14 平成本・吉祥天女画像をご本尊に
・1/1~1/14 13:00からの日中の法要は一般参列可。

霊山寺修正会
・1/1 0:00~5:00(奥の院、本堂、弁天堂)17:00~(本堂)
・1/2・1/3 17:00~(本堂)
・1/1~1/3 10:00~16:00 聚楽殿にて初福茶 (500円)
・1/1~1/3 10:00~16:00「本堂薬師三尊の特別開扉」
※今年は除夜の鐘が開催され、どなたでも撞くことができます。

帯解寺修正会
・1/1 0:30~2:00
※今年は除夜の鐘が開催され、どなたでも撞くことができます。

率川神社「御神火拝戴祭」
・1/1 0:45~
本社・大神神社の繞道祭の御神火を受けて大松明に点火。
火縄に移して家庭に持ち帰り新年の火種にしていただきます。

大神神社繞道祭にょうどうさい
・1/1 1:00~
拝殿奥・ご神体山三輪山でご神火が切り出され(0:00)
灯篭から大松明と火が移され
三輪山麓の摂社末社18社を大松明を担いで巡拝する。

石上神宮「新春初太鼓 神火祭」
・1/1 0:00〜
・1/1 5:00〜「歳旦祭」

信貴山朝護孫子寺
・1/1  4:00~「初寅大法要
・1/1〜1/3 17:00〜本堂にて「修正会
一山総出仕により、うるしの木を打つ行事はダイナミックです。
特に3日の修正会終了後、参拝者に対し、除災招福を祈願して牛王宝印が額に授けられます。
・1/1〜1/16 9:00〜16:00 「奥秘仏・毘沙門天王像御開扉」
※1/1~1/3はご祈祷された方のみ拝観。一般拝観は1/4から。

宝山寺初聖天
・1/1〜1/3 福財布の授与
・1/1〜1/15 午前中〜14:00 新年特別祈祷会

松尾寺 「厄除祈祷
・1/1のご祈祷は、0:00・0:30・1:00・1:30・2:00
(開始15分前までに受付を済ませて下さい。
 2時の後は8時まで行わせません。)
・1/1の日中は8時より17時まで30分ごとのご祈祷になります。 
・1/2よりは、9:00~16:00での受付となります。
・1/3 10:00~歳旦祭(松尾山神社にて)

長谷寺 「観音万燈会 」
・12/31 19:00〜 1/1 5:00
仁王門から登廊、本堂に明かりが灯ります。
・1/1~1/3は17:00~20:00(登廊 釣り灯籠のみ)
※甘酒のふるまいは中止
※三が日は入山無料・駐車無料
※除夜の鐘は例年通り
(大晦日23:00~先着1000名に福観音餅のふるまいあり)
・1/1~1/3  9:30~16:00「新春観音はつ瀬もうで
正月三が日限定の観音様のお御足に触れていただく特別開帳です。
・1/1~1/7  10:00~ 仁王会 /  14:00~ 修正会

法隆寺「舎利講」
・1/1~1/3 13:00~
※期間中、舎利殿・絵殿の外陣内参拝はできませせん。

聖林寺新春特別公開
・1/1 ~1/3 「秘仏宝蔵天・秘仏弁財天特別開扉」

橿原神宮 「新春行事
・1/1 0:00 初太鼓 6:00 歳旦祭(参列可)
・1/3 10:00~ 元始祭
・1/1~1/7 9:00~日没 開運招福健康延寿新春初神楽祈祷

大和神社 「新春行事
・1/1 2:30~「歳旦祭」
・1/1 14:00~「御神楽祭」
・1/3 10:00~「元始祭」
・1/4 13:00~ 「御弓始祭」

談山神社「新春行事」
・1/1 0:00 開門、初太鼓
(大晦日日没から新年夜明けまで年越しライトアップ)
・1/1 10:00~「元旦祭」
・1/3 9:00「元始祭」
※1/1~1/3:入山無料・勅使の間から参拝可能

金峯山寺蔵王堂「新春行事
・1/1 0:00~ 蔵王堂内で初護摩供 
・1/1~1/3 11:00~ 修正会 

正暦寺修正会
・1/3~1/5 13:00~16:00
年頭祈願、五穀豊穣を祈る薬師悔過法要。
正暦寺に古くから伝わる独特の声明によって法要を勤修。

◇1/5 10:30~ 率川神社阿波神社「初戎祭」
奈良市内最古の夷さま。吉兆福笹授与。
(1/4 15:00 宵戎祭)

◇1/5 7:00~ 南市恵毘須神社「初戎 」

2021年12月25日土曜日

やまと神々の山を歩く

1/1午前7時からNHK総合「超体感!ニッポン始まりの地をたどる~やまと神々の山を歩く 古都・奈良 神秘と絶景の参詣道」という番組で、春日大社本社・御蓋山本宮神社・春日奥山鳴雷神社が紹介されるそうです。

毎年1/9に行われる春日大社の「嘉例の本宮登拝」。
ここ数年の何回かは御蓋山本宮神社へ登拝させていただくのを楽しみにしているのでしたが、コロナ禍で令和4年も一般参加ができなくて残念に思っていたところ、御蓋山本宮神社が紹介されるとあり早速録画をしています。
番組HPより抜粋
奈良やまと路 神秘と絶景の参詣道をゆく 元旦の初詣紀行番組。
日本人の心の故郷「やまと」の山々を踏破。
絶景映像、神社仏閣の荘厳な儀式、数々の国宝の仏像を堪能しながらニッポンの始まりに思いをはせる99分。
元旦にふさわしい初詣紀行番組。
「やまと」には日本人の源流につながる神秘的な霊山が連なり、多くの人々が参詣に訪れている。
番組では、水の聖地「吉野」、修験道最大の聖地である「天川・大峯山」、日本の誕生と深く関わる「山辺の道」、人と自然が共生してきた「春日山・東大寺」と80キロを踏破。
ダイナミックな絶景映像・神社仏閣の荘厳な儀式や国宝の仏像の数々を堪能しながらニッポンのはじまりに思いをはせる。

・・・とあり、吉野・天川・大峯山・山辺の道・東大寺も紹介されるようです。楽しみですね!

2021年12月24日金曜日

1/22の山焼き観覧は事前登録制

令和4年1月22日(土)に開催予定の「若草山の山焼き」について
奈良県より新たな発表がありました。詳細
新型コロナウイルス感染対策のため、奈良公園周辺の春日野園地と浮雲園地に観覧スペースを設けて、観覧者は、事前登録を済ませた9000人に限定するということです。

事前登録は、12/25午前10時からデジタルチケットサービス「パスマーケット」で受付け、当日は登録証明の画面提示が必要になります。

※奈良公園周辺での観覧は、春日野園地、浮雲園地に限ります。
※1登録で8名まで入園可、代表者のみ登録でOK。
また、若草山焼き行事の様子をYouTubeで配信もされます。
ドローンで撮影する花火や山焼きなど、ライブ配信でしか見られない映像をお届けしますとのことでそれも楽しみです。

写真は2019年に浮雲園地から撮った山焼きの前に打上げられる花火。
花火は5分程度に規模が縮小されるようですが、写真のように浮雲園地からだとかなり間近に感じてみることができます。

2021年12月23日木曜日

1月のお出かけ情報①~秘宝秘仏公開

◇1/1~1/3 10:00~16:00 霊山寺薬師三尊特別公開
かや材一木造りで62cmの薬師如来が公開。
脇侍の日光・月光菩薩の光背には十二神将が描かれている。

◇1/1~1/3 9:00~17:00 慈光院「鳴き龍 本堂絵天井特別公開」

◇1/1~1/3  9:00~16:00 聖林寺秘仏・宝蔵天、弁財天特別開扉

◇1/1~1/16  9:00~16:00 信貴山朝護孫子寺「奥秘仏毘沙門天王御開帳」
※祈祷中は拝尊できませんのでご注意下さい。
※1/1~1/3はご祈祷された方のみ拝観。一般拝観は1/4から。

◇1/1〜1/3 薬師寺国宝・吉祥天女画像特別公開
◇1/4~1/15 薬師寺平成の吉祥天女像」が公開。
◇~1/16 薬師寺玄奘三蔵院伽藍・大唐西域壁画殿特別公開
◇~1/16 薬師寺食堂特別公開
◇~1/16 薬師寺西塔初層内陣 釈迦四相像特別公開
◇~1/16 薬師寺東塔初層特別開扉」「東塔水煙特別公開

◇1/1~1/15 9:00~16:00 喜光寺宇賀神特別開帳
毎年7月の暁天講座の時にだけ公開されていた、人頭蛇身の姿の宇賀神がこの時期にも特別公開されます。

◇1/1~1/15  9:00~16:00 岩船寺秘仏特別公開

◇1/1~1/15 10:00~16:00 浄瑠璃寺秘仏吉祥天女像特別開扉
1/1~1/31/8~1/10  10:00~16:00 浄瑠璃寺「三重塔特別開扉」
◇1/8~1/10  10:00~16:00  浄瑠璃寺・灌頂堂「大日如来坐像」

◇1/1~1/31 9:00~16:30 石光寺弥勒堂開帳

◇1/1~1/31 松尾寺松尾山七福神開扉」「大黒天念持仏公開
1/1は0:00~17:00 1/2~1/3は9:00~17:00
1/4~1/31は9:00~16:00

◇1/1~2/3 9:00~17:00 當麻寺中之坊布袋尊百童子屏風ご開帳
「布袋尊百童子屏風」や、南都絵師・琳賢による美しい「弁財天十五童子図」などが特別公開。
また、寅年にちなみ、平成30年の書院襖修復の際に襖の下地から発見された「虎図」も今年は特別公開されます。
尚、當麻寺の金堂および講堂では正月に修正会が厳修されます。
秘仏の牛王像が祀られる期間は一般の入堂できないため、拝観ができません。拝観不可の期間は以下の通りです。
・金堂:1/1~1/3拝観不可
・講堂:1/4~1/5拝観不可

◇1/15~2/4 9:00~16:30 西大寺 「愛染明王/聚宝館」特別公開

2021年12月22日水曜日

12月のお出かけ情報③~大晦日の行事

コロナ禍が続く今年も関係者のみで勤修されるところが多いです。
ブログでは、12/19現在でわかっている情報をお届けしています。
オミクロン株などの感染状況の広がりによっては、変更の可能性もありますので、ご参拝される時は、各社寺のHPなどで事前に各自でご確認下さい。

「年越大祓式」については、ほとんどの神社が神職のみで斎行し一般参列はお控えくださいとされています。

また「初詣」についても注意事項がサイトに出ていますので、リンクを貼っておきます。
・春日大社 ・大神神社 ・橿原神宮

奈良市内寺院の「除夜の鐘」

・五劫院の除夜の鐘
奈良倶楽部の2軒お隣、23:45より参加者全員が順番に撞けます。
甘酒の振舞いは中止、合格鉛筆・破魔矢の授与はあり。
また、五劫思惟阿弥陀仏像も拝観できます。
※必ずマスク着用でお越しください。

東大寺除夜の鐘
一般参拝者による打鐘はできません。

興福寺除夜の鐘(南円堂・菩提院大御堂) 
打鐘は僧侶・職員のみで一般の方は打鐘不可(整理券配布もなし) 
菩提院大御堂の内陣拝観も中止

寺内関係者のみで執行されます。

唐招提寺の除夜の鐘
打鐘の参加できませんが、元日0:00~2:00まで境内開放されます。

西大寺の除夜の鐘
打鐘は事前申込制で、往復はがき又はFAX(0742-45-4720)で申込む。

霊山寺除夜の鐘
今年は開催され、どなたでも撞くことができます。

帯解寺除夜の鐘
今年は開催され、どなたでも撞くことができます。

宝山寺除夜の鐘
大晦日21時より整理券配布、先着108名が撞くことができます。

「元日0:00からの行事」
唐招提寺の修正会0:00~
今年は0:00~2:00まで境内開放をされますので金堂堂外から拝観可。

薬師寺の修正会 0:00~
修正会、夜の法要は金堂内への入堂ができず、堂外から拝観。
日中法要は密を避けるため金堂への入堂制限もあり。

東大寺大仏殿夜間無料参拝・観相窓開扉(0:00~8:00)
入堂前に手指消毒をし参拝は一方通行。
混雑を避けるため中門基壇上での撮影は禁止。
東大寺二月堂初詣(0:00~2:00)
参拝は一方通行になります→地図
例年1/3と1/5にふるまわれていた坊雑は中止です。

2021年12月21日火曜日

キトラと高松塚*古墳壁画申込締切は12/26

国宝高松塚古墳壁画修理作業室の公開」(1/22~1/28)と
キトラ古墳壁画 北壁玄武 公開」(1/22~2/20)の
見学応募について発表がありました。どちらも申込締切は12/26まで)

国宝高松塚古墳壁画修理作業室の公開
公開日時:令和4年1月22日(土)~1月28日(金)9:00~16:30
場所:国宝高松塚古墳壁画仮設修理施設
公開壁画:東壁女子群像・
西壁女子群像・西壁男子群像・西壁白虎・北壁玄武
入場料:無料(事前申込制)
第一次応募の受付:
インターネット :12/21(火)~12/26(日)23時59分まで
往復はがき:12/21(火)~12/26(日)当日消印まで有効
応募方法の詳細はこちら
::
キトラ古墳壁画 北壁玄武 公開
公開日時:令和4年1月22日(土)~2月20日(日)9:30~16:30
※但し、2月2日(水)と2月16日(水)は閉室日です。
場所:キトラ古墳壁画体験館「四神の館」内保存管理施設
公開する壁画:北壁「玄武」
入場料:無料(事前申込制)
第一次応募の受付:
インターネット:12/21(火)~12/26(日)23時59分まで
往復はがき:12/21(火)~12/26(日)当日消印まで有効
応募方法の詳細はこちら
※定員に達していない時間帯は第二次応募や当日受付有

::
【見学される方へのお願い】
・マスク着用でご来場ください。
・手指消毒にご協力ください。
・体調に不安のある方は見学を御遠慮ください。
・当日受付にて検温と健康状態と連絡先を確認いたします。

2021年12月20日月曜日

無料周遊バスの実証運行

新たな観光ルートの実証運行と、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた地球環境に優しいバスの実現を目指した大型電気バスによる試験運行が期間限定で行われています。

平城宮跡ルートはもう終了していますが、奈良公園ルート(東大寺・大仏殿前駐車場と若草山山頂を往復するルート)は12/19(日)~12/25(土)の期間で運行しています。

画像↑が見えにくいですね。こちらで確認できますので。
大仏殿前駐車場16:23発と16:53発のバスでは、若草山山頂でちょうど夕景から夜景が綺麗に見える時間帯ですね。
キーンと冷えた真冬の澄んだ空気と煌めく奈良の夜景。
しっかりと暖かくしてお出かけくださいませ。

2021年12月19日日曜日

奈良博庭園と茶室「八窓庵」再生のCF

奈良国立博物館の裏側(南側)に四季折々の自然が楽しめる庭園があり、その庭園の中には、大和三茶室の一つで、江戸時代中期に創建の茶室「八窓庵」があります。

ちょうど10年前の秋に、奈良博のサンデートークで「八窓庵」を見学してお茶室の中にも入ったことがありました。八窓庵についての詳しい説明もブログ内記事に書いていますので参照ください。
さて、その八窓庵ですが、近年は経年劣化が激しくて修理が追いつかず、また池や橋、樹木など露地景観の悪化も深刻となっているということで、この貴重な文化財を後世に残すために、八窓庵の修繕と露地景観の美化、そしてこれらを含む日本庭園のバリアフリー化を図ることとなり、クラウドファンディングにて広く協力をお願いされています。こちら→

クラウドファンディングのリンク先には、茶室内の劣化の写真と具体的な整備計画が書かれています。
クラウドファンディングの締切りは12/26の23時。まだ目標金額の32%のようで、少しでも多くの支援が集まればいいのですが・・・。

2021年12月18日土曜日

土楽窯の「土鍋レシピ」

ブログでのご案内が遅くなりましたが
NHK Eテレ「まる得マガジン」で
福森道歩さんの土鍋レシピが紹介されていました。

実は録画をすっかり忘れていて、再放送の後半を録画したところです。 まだ間に合う再放送の日にちは・・・
12月20日~23日の11時55分-12時

8回シリーズの後半のレシピは
第五回 肉を楽しむ 牛鍋
第六回 魚介を楽しむ ぶりのみぞれ煮
第七回 豆を楽しむ ひよこ豆のカレー
第八回 スイーツを楽しむ りんごジャム

前半のレシピはテキストを買って見てみようと思います。
以前に2度、奈良倶楽部で道歩ちゃんの土鍋教室を開催させていただいた折にご参加&土鍋を購入してくださった皆様。テレビを観た方もいらっしゃると思いますが、まだの方は是非ご覧くださいませ!


2021年12月17日金曜日

来年の修二会練行衆発表と開山忌

開山忌の12/16は、来年の修二会に参籠される練行衆が発表される日で、令和4年の修二会参籠の配役は以下の通りです。

和上=正観院・橋村公英師 
大導師=持寶院・上司永照師 
咒師=真言院・上野周真師
堂司=祥明寺・尾上徳峰師
北座衆之一=金龍寺・池田圭誠師
南座衆之一=寶珠院・佐保山曉祥師
北座衆之二=隔夜寺・中田定慧師
南座衆之二=上之坊・平岡慎紹師
中灯=上生院・狭川光俊師
権処世界=寶厳院・清水公仁師
処世界=普賢光明寺・望月大仙師

まだまだ続くコロナ禍の中の修二会が無事に満行となりますよう、お祈り申し上げます。

::
さて、この日は特別に開山堂「良弁僧正坐像 」・法華堂「 執金剛神立像」・俊乗堂「重源上人坐像」などが開扉されます。

特に法華堂「 執金剛神立像」拝観に当たっては、普段は入れない後堂への途中で、法華堂内の御仏様たちの後ろ姿や横からのお姿も拝観出来るという至福の場所があり、毎年この場所からの拝観を楽しみに伺うのです。
さらに今年は、先日のブログにも書きましたが、法華堂内陣東側扉の柱に書かれた落書きを確認するという、自分の中のミッションもあって、長蛇の列に小1時間並んで法華堂内に入堂して確かめました。
結論から言うと、落書きは鮮明に見えます。ただ、狭川管長のご本に書いてある文字とちょっと違ったので、そこら辺をもう少し調べていきたいところです。
また、この扉は普段の拝観時でも確認できるところにありましたので、次回、もう一度チャレンジしたいと思います。

2021年12月16日木曜日

奈良博「名画の殿堂 藤田美術館展」

 奈良国立博物館で開催中の「名画の殿堂 藤田美術館展



この展覧会は、2019年春に開催した特別展「国宝の殿堂 藤田美術館展」(ブログ内過去記事)の続編で、今回は絵画作品を中心に構成されています。

平安時代から近代にいたる様々な時代の絵画の名品を一堂に紹介し、展示作品全74件中、初公開23件、藤田美術館外での初公開が19件と、奈良博と藤田美術館の共同調査によって確認された隠れた名品もたくさん紹介されています。
またキャプションが非常に詳しく記されていて、目の保養だけでなく、とても勉強になりました。
2022年4月の藤田美術館リニューアルオープンも楽しみですが、その前に、コレクションの流れを奈良博でゆっくり味わうことができてよかったです。

名画の殿堂 藤田美術館展
会期:2021年12/10(金)~2022年1/23(日)
開館時間:9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:毎週月曜日と年末年始(12/28~1/1)と1/11(火)
    ※但し1/3(月)と1/10(月)は開館


2021年12月15日水曜日

「春日若宮おん祭」始まります*

12/15 奈良博「名画の殿堂 藤田美術館展」へ。
この日は「春日若宮おん祭」で、一の鳥居に御神木が掛けられることが頭にあったので、その時間に合わせて出かけました。
10:10に一の鳥居到着。まだ御神木は掛けられていませんでしたが
10:15 その後、参道でちょうどすれ違うことができました。
過去記事を見ると、ナギの木の枝ぶりがこじんまりした印象です。

そのまま参道を奈良博の方に歩いて、お旅所まで行くと
真菰まこもを編んだムシロのようなものを抱えた人たちが
お旅所の仮御殿の方へ入っていかれるのに遭遇しました。
こちらも10年前のブログ記事ですが、これは「薦こも」で 若宮さまが仮住まいするお旅所の仮御殿に敷き詰められるのですね。
薦をつくった大和郡山市椎木町の方たちが神様がお遷りになられる「お旅所」に奉納されることを「椎木の薦上げ式」と呼ぶそうですが、この後11:00より行われたと、春日大社さんの公式ツイッターにありました→

奈良博での「名画の殿堂 藤田美術館展」を観賞し終えて一の鳥居に戻ってみると、御神木が無事に掛けられていました。
今年も「おん祭」を現地で拝見できませんが、その一部を実際に拝見できて、いよいよ「おん祭」が始まるのだとワクワクしています。

ちなみに「おん祭」が終わると、一の鳥居の御神木は北側のみになります。 その顛末についてはブログの過去記事を参照下さい。
::
「名画の殿堂 藤田美術館展」鑑賞記は明日のブログに続きます。
また「おん祭」の動画配信についてはこちらにまとめています。

2021年12月14日火曜日

二月堂「仏名会」

12月14日 午前中に少し時間ができたので、久しぶりに「仏名会」を聴聞に、二月堂まで参りました。

膝を悪くしてからまだ正座ができないので、二月堂の舞台から礼堂での様子を垣間見、導師の唱える百仏名をながら聴くような感じ拝聴し、(局の中は2~3名の方しかいらっしゃらなかったので、足さえ悪くなければ格子の前でかぶりついて拝見したところでしたが)百仏名が終わって大声で唱えられる「慚愧懺悔六根罪障」(ざんぎーざんげーろっこんざいしょ‐」に 元気パワーをもらって、僧侶の方々の五体投地の様子に有難いと手を合わせて、少しの時間でしたが聴聞できてよかったです。

早朝散歩の時間にはまだ開いていない手向山八幡宮や不動堂にもお参りできて、ほっとしました。
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仏名会の様子は奈良テレビのニュースで報じらていました→

2021年12月12日日曜日

2年ぶりに開催「奈良マラソン2021」

徹底した感染症対策を取って2年ぶりに開催された奈良マラソン。
お泊りのランナーさん達も久しぶりのフルマラソン出場のようで、早い目早い目の時間にご出発され、いつものように「いってらっしゃいませ!頑張ってください」とお見送り。
そして2時前後に「何とか完走できました~」と笑顔で戻って来られて「お疲れさまでした~」と例年と変わりなくお迎えできました。

今年は例年実施されている様々な取り組みやイベントが中止や縮小となって、いつもと違う奈良マラソン。
いつもなら、朝の仕事が終わって大仏殿裏へ応援に行く10kmマラソンもないので、ライブ配信を見ながら、外に出れば鴻池運動公園から聞こえるフィニッシュされるランナーさんへのエールの声で応援気分を味わっていました。

コロナ禍の中での「奈良マラソン」再始動。
大会運営の方々もランナーさん達もお疲れさまでした!
大変なことも多かったと思いますが再始動していただき、感動のお裾分けをありがとうございました!
そして最後になりましたが、奈良マラソン出場のためにご宿泊いただいた皆様、どうもありがとうございました。

2021年12月11日土曜日

「PONTE DE PIE」展@工場跡

ご近所の工場跡事務室さんの工場跡倉庫で、2年ぶりの「ポンテデピエ」展。ポンテさんの靴下がやって来てますよ!

早速ワンコのお散歩がてらお買い物に伺いました。
今回も藝育カフェSankakuのアヤさんのインスタレーションが飾られて、コロナの影響で昨年は中止にされたイベントを待ち望んでいた空間に嬉しさがこみ上げて来るのでした。
帰り道に久しぶりに大仏殿裏を歩きました。
大仏殿北側と正倉院を結ぶ南北の道路。
「東大寺境内と宮内庁御料地を一体的な伽藍跡として捉えるため、地区を東西に分断している南北道路を撤去し、整備を行う。」とありましたが、今はこんな感じでした。
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期間:12/10(金)~12/19(日)の会期中無休
営業時間:11:30~17:00 
場所:工場跡事務室隣の工場跡倉庫 WareHouse
※「PONTE DE PIE」展は12/19まで無休ですが
※カフェの方は期間中の金・土・日が営業日です。
(金曜日11:00~17:30・土日曜日8:30~17:30)

2021年12月10日金曜日

奈良俱楽部お隣に「BAR SONO」

奈良倶楽部のお隣の「BAR SONO」さん。
ひっそりと看板も出さずに隠れ家的に、毎週金曜日土曜日にオープン。お店の中は、同じ町内とは思えない雰囲気でとても素敵な空間を味わえます。

フードメニューも少しあって、晩御飯をどうしようかと迷いながら奈良倶楽部まで到着された週末のお客様にもお勧めです。
(豚汁やおにぎりなどの家庭的なメニューもありましたよ)
開業されたのはちょうど一年ほど前でしたが、その後のコロナ営業自粛や、週末営業なのでこちらのタイミングとも合わず、お隣なのに初めてのご紹介となりました。よろしくお願いします。

2021年12月9日木曜日

春日大社へ

雲一つない青空、穏やかで暖かな小春日和の一日。
コロナ禍になる前に入会させていただいた「十日会」の、今日は久しぶりの例会で春日大社へお参り致しました。
貴賓館に集合して、御本殿中門内で正式参拝をさせていただき、その後は国宝殿にて開催中の「金工の美」展を、千鳥権禰宜の解説で鑑賞という贅沢なひととき。
国宝殿では「金工の美」展と同時開催で、「最強の疫病終息の神ー水谷社に祀る牛頭天王ー」展も開催されていて、水谷神社に納められていた牛頭天王曼荼羅衝立を中心に牛頭天王信仰の歴史と広がりや、水谷神社が元になった茶道や狂言などの文化的側面について展示されています。
牛頭天王といえば、故郷の松尾神社を思い出してしまいますが、展示室には松尾神社の牛頭天王の写真もあって、春日大社との関係をあらためて認識いたしました。
解散の後、水谷神社にお参りしました。
水谷神社そばの水谷茶屋の紅葉はほとんど終わってましたが、初冬の静かな昼下がりの茶屋の趣きに、ゆく秋を惜しみながらも季節の移ろいもまた良きと思うのでした。

2021年12月7日火曜日

「春日若宮おん祭」動画配信ご案内

今年の春日若宮おん祭も、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、関係者のみの非公開で執り行われます。(詳細→
そして今年も、インターネット動画配信が行われます。 

◆12/17  12:00~21:30「お渡り式、松之下式、御旅所祭」
こちらは春日大社公式YouTubeチャンネルでのライブ配信です。
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また、下記の神事の同時刻に昨年の動画を再配信されます。
◆12/15  16:00~18:00「大宿所祭」

◆12/16  15:30~18:00「宵宮祭」

◆12/16  23:00~ 12/17  2:00「暁祭」

2年に渡って「おん祭」を見に行けないのは寂しいことですが、今まで「おん祭」をご覧になったことのない方や遠方の方も、動画配信なら手軽に観ていただけるいい機会と捉えて、年の瀬も押し迫った奈良の町の風流をご覧いただければと思います。
※画像はすべて「春日大社」公式Twitterから拝借しました。