2022年3月31日木曜日

4月のお出かけ情報②〜前半の伝統行事

 4月前半の伝統行事のご案内です。

コロナウィルス感染防止のため、まだまだ中止や規模縮小となる行事もあり、神事や法要は行われても参拝できない場合もあります。
3月28日時点でわかるところは明記しましたが、行事当日までに変更になる場合もありますので、お出かけの場合は必ずお確かめください。


◇4/1~4/7 法華寺ひな会式」0742-33-2261
本尊十一面観音像の前に55体の善財童子像を祀って行なわれる
春の法要。天平時代から途絶えることなく続けられている。
(2009年の「ひな会式」のブログ内記事はこちら
※法要開始時間は4/4のみ10時から、その他の日は14時から開始。
※感染拡大防止の為法要の拝観は人数制限をして執り行います。
参拝券は開門時から赤門受付にて配布、なくなり次第終了。

◇4/1 宝山寺大護摩会式」0743-73-2006

◇4/1 大和神社ちゃんちゃん祭」0743-66-0044
例祭は実施。2022年もお渡りは中止になっています。

◇4/2 千光寺「戸開け式大法会」0745-45-0652
行者堂の開扉と山開き

◇4/2・4/3 10:00~ 橿原神宮 0744-22-3271
「御鎮座記念祭」「神武天皇祭」
神武天皇の崩御された日に併せ天皇の偉業を讃え奉る祭典。
4/3  13:00から「国栖奏奉納」があります。
春の神武祭」2022年は開催されます!

◇4/3 13:00~ 吉野水分神社「御田植祭」0746-32-3012

4/3 13:00~源龍寺「流し雛」0747-22-4001(五條市役所)
千代紙で小さな人形を家族の女の数だけ作り
竹の皮にのせて吉野川に流す無病息災を願う。
※コロナウィルス感染拡大防止のため2022年も中止

4/3 14:00〜 甘樫坐神社「盟神深湯」0744-54-5600
允恭天皇の時代、湯の中に手を入れて火傷をするかしないかで証言の真偽をはかる古代の裁判「盟神深湯くがたち」を神事として行っています。
コロナウィルス感染拡大防止のため2022年も中止

◇4/3  鴨都波神社春祭」0745-62-2176
14:20~「御田植神事」15:00~「稲荷祭」15:30「御供撒き」
※御供撒きは手渡しになります。

◇4/3・4/4 龍田大社 「瀧祭・例大祭・放魚祭」0745-73-1138
(4/3 10:30~瀧祭 /  4/4 10:30~例大祭・15:30~放魚祭)

◇4/5 10:00~ 水谷神社「鎮花式」0742-22-7788
春日大社の摂社 水谷神社の例祭。神事のみ斎行。
大蔵流の狂言奉納は2022年も中止

◇4/8  「仏生会」お釈迦さまの生誕を祝う法要。
東大寺・ 興福寺などリンク先をご覧下さい。

※東大寺では甘茶のふるまいは中止になっています。
甘茶かけは消毒液で両手を消毒してからになります。
※興福寺でも甘茶のふるまいは中止。
甘茶かけは遠慮いただき誕生仏御前にての合掌礼拝になります。

◇4/8 13:00〜 白毫寺「一切経法要」0742-26-3392
鎌倉時代に中国より伝わった一切経を転読した故事に始まり、現在は法要が営まれる。春の訪れを告げる行事として伝承歌にもうたわれた。「寒さの果ても彼岸まで、まだあるわいな一切経」

◇4/8  新薬師寺「修二会」0742-22-3736
17:00~初夜法要
19:00~お松明・後夜法要
1000年の伝統を持つ行事。
本尊薬師如来に滅罪、厄除けを祈願。

◇4/8~4/10 大神神社「春の大神祭」0744-42-6633
2000年来の伝統を誇る「卯の日の神事」と呼ばれる祭典。
2022年も法要への参列不可・行列奉仕はありません。

◇4/9 達磨寺達磨会式」0745-31-2341

◇4/9・4/10 信貴山千手院銭亀祭り」0745-72-4481

◇4/10・4/11 西大寺「大茶盛式」0742-45-4700
2022年も事前予約制で、3月末までに要申込。詳細

◇4/10~4/12 金峯山寺蔵王堂「花供千本搗女人採灯大護摩供」
4/10   13:00~「花供千本搗き」法要として一臼を搗くのみ
4/10   14:00~「女人採灯大護摩供」
4/11~4/12「大名行列」(竹林院出発10時)
4/11~4/12 13:00~「御供撒き」→手渡しになります。
4/11・4/12  11:00~「花供会式」法要
1000年の歴史を持つ伝統的法要。0746-32-8371

◇4/13  弘仁寺虚空蔵(十三参り)」0742-62-9303
※14時からの柴燈護摩は寺内で執り行い
※十三参りは他の日にも随時受付しています。

◇4/14 16:00~ 當麻寺聖衆来迎練供養会式
當麻寺春の大祭で、中将姫の現身往生を再現する行事。
観音菩薩、勢至菩薩ら二十五菩薩が、現世に里帰りした中将姫を迎えて極楽へ導くという1000年を越える伝統の儀式です。
問合せ:0745-48-2202
※2022年は規模縮小ながら来迎橋をかけてできる範囲の内容で行われる予定ですが、直前または当日の感染状況によって急遽変更になることもあります

◇4/15 11:00~ 石上神宮 「春季大祭」0743-62-0900

2022年3月30日水曜日

東大寺境内*桜散歩

3月29日 お昼の休憩時間に2時間ほど桜散歩に出かけました。
2日前の「早朝散歩」でもう間もなく満開になりそうな桜が気になってほぼ同じコースを、そして「早朝散歩」が無事に事故もなく開催できたことのお礼参りも兼ねての桜散歩でした。

奈良倶楽部から一番近い桜の名所といえばここ!
ここから正倉院の塀に沿って大仏殿の裏へ。

三面僧坊跡や講堂跡にはたくさん桜の木があり、大仏殿を背景に何枚もシャッターを押して、毎年同じ場所からの桜便りをスタートです。

三面僧坊跡から大湯屋方面へ
一昨年まではもっとボリュームがあってまるで「桜の緞帳」のように思えたのでしたが、昨年からはちょっと風通しがよくなってしまいました。
楓の新芽も!
大湯屋の前に白い桜。
大湯屋とお供田のところに今年も木瓜、レンギョウが咲いていて、二月堂からも桜の海が見えます。
不動堂の木蓮は一昨日よりもっと咲き進んでました。
木蓮、そして遠くに大仏殿。

手向山さんにもお参りして、「早朝散歩」では歩かなかったのですが、私が勝手に「桜の園」と名付けている東塔跡へ。

東塔跡はこれからしばらく基壇の整備工事に入るので、かなり広範囲に囲いがされています。
東塔跡といえば、ナラノココノエザクラとソメイヨシノのコラボ。ナラノココノエザクラは濃いピンクの蕾で、コラボはまもなくですね。
南大門と大仏殿の間の桜も満開でした!
南大門からは、こちらも「早朝散歩」と違うコースになりますが、真言院を通って西塔跡の方へ向かいました。
真言院の塀の中から丸い形の桜が顔を出しています。
西塔跡には大きな桜の木が二本あって、そのうちの一本が満開です。
いつもの大仏殿を背景についシャッターを押してしまいます。
西塔跡を通り抜けて、戒壇院エリアへ
戒壇院の門前から見る大仏殿。春らしくて好きな風景。
今年の修二会で結界となった注連輪が木にかけてあります。
昨年の古いのはよく見かけるのですが、今年のはお初です。
戒壇院の中の千手堂を通り抜けて、大仏殿裏の道へ。
東大寺幼稚園から大仏殿裏の道に沿って桜並木が続きます。
真ん中に大仏殿の鴟尾を入れて撮った一枚↑
最後は「おかっぱ桜」の様子をチェックして
固い蕾が出ているのを確認して一安心。
::
おまけの画像>>
その①
講堂跡の西側に南北に延びる道があって、このあたり一帯の整備工事ではこの道をなくすようでしたが、なぜかこんな風なちょっと違和感のあるのっぺりとした道が出来上がってました。(三面僧坊などの整備のための工事車両が通る道になるのかな?その工事が終わったら道はなくなるのかな?とも思っていますが。)

その②
これは、東大寺総合文化センターの中のショップで売っていた「南大門北側の石獅子」の置物。「南大門北側の石獅子」には雌雄があり、この置物にもそれがわかるようになっていました。そこまでちゃんと写していてびっくりでした。

2022年3月29日火曜日

金峯山寺二王門保存修理工事現場見学会

「金峯山寺二王門 保存修理工事現場見学会」参加者募集

実施日:令和4年4/23(土)・4/24(日)         
実施時間:9時・10時・11時・14時・15時
見学所要時間:約1時間 
参加費:無料 ※但し蔵王堂拝観料が必要です。
(御開帳拝観料:大人1600円・中高生1200円・小学生800円)
定員:各回40名
申込方法:二王門見学会チラシ(裏面)を印刷して、見学申込書にご記入の上、奈良県文化財保存事務所金峯山寺出張所まで、FAXでお申込みください。
申込先: FAX 0746-34-5020
申込締切:4/1当日消印有効

以下、サイトより抜粋
世界遺産・国宝 金峯山寺二王門の大修理は着々と進んでおり、既に巨大な二王門が更に巨大な素屋根に覆われています。来る5月からは、二王門の解体作業が始まることとなっています。その解体を前にして、南北朝時代の再建と伝わる歴史ある二王門の姿を、素屋根の足場を使って、より近くからご覧いただく見学会を開催します。素屋根内のご案内は、奈良県文化財保存事務所の皆さんにお願いしておりますので、平易なご質問にも、また専門的なご質問にもご対応いただけることになっています。このまたとない機会に是非ご参加ください。

2022年3月28日月曜日

4月のお出かけ情報①〜秘宝秘仏公開

春の秘宝秘仏特別公開のご案内です。



<<公開中の秘宝秘仏は・・・>>
◇~4/7 海龍王寺十一面観音特別開帳
錐金文様の美しい仏様です。
問合せ:0742-33-5765

◇~4/7 法華寺「国宝十一面観音立像特別開扉」
光明皇后の姿を彫り上げた伝わる平安初期の仏像です。
問合せ:0742-33-2261

◇~4/18 壺阪寺大雛曼荼羅公開
問合せ:0744-52-2016

◇〜5/8 金峯山寺金剛蔵王大権現特別開帳
問合せ:0746-32-8371
※令和3年2月23日~令和10年頃まで 奈良国立博物館にて
金峯山寺仁王門金剛力士立像が特別公開されています。詳細

◇~5/20 浄瑠璃寺秘仏吉祥天女像特別公開
吉祥天女像厨子の扉絵も一見の価値ありです。
問合せ:0774-76-2390

◇~5/31 不退寺春季特別公開
在原業平画像や伊勢物語、古今和歌集などが公開される。
問合せ:0742-22-5278

◇~5/31 安倍文殊院 「春の寺宝展
問合せ:0744-43-0002

◇~7/10 長谷寺本尊大観音尊像
問合せ:0744-47-7001

◇〜6/30 薬師寺特別公開
平山郁夫画伯奉納「大唐西域壁画」(玄奘三蔵院伽藍)
食堂特別公開
西塔初層特別開扉
問合せ:0742-33-6001

<<今月から始まる特別公開は・・・>>

◇4/1~4/17  信貴山朝護孫子寺奥秘仏・毘沙門天像
問合せ:0745-72-2277

問合せ:0774-76-3390

◇4/1〜6/10 法華寺国史跡名勝庭園特別公開
問合せ:0742-33-2261

◇4/1~12/25 松尾寺「日本唯一の舎人親王像公開
問合せ:0743-53-5023

◇4/2~6/26 岡寺 「本堂内々陣お扉特別開扉
問合せ:0744-54-2007

◇4/2〜4/10 櫻本坊釈迦如来坐像特別開扉
問合せ:0746-32-5011

◇4/8 浄瑠璃寺「三重塔初層開扉・薬師如来坐像
問合せ:0774-76-2390

◇4/9~4/24 春日大社春日若宮 御本殿・内院初公開
10時・11時・13時・14時  各回先着20名(所要時間30分)
初穂料:2000円(記念品付き)
問合せ:0742-22-7788

◇4/11〜5/18 法隆寺
夢殿秘仏救世観音特別開扉 
問合せ:0745-75-2555

◇4/13~4/15 當麻寺曼陀羅堂「裏板曼陀羅・板光背」公開
問合せ:0745-48-2001(當麻寺中之坊)

◇4/13~5/6 當麻寺中之坊春季特別展
打刀・薙刀・槍 初公開
問合せ:0745-48-2001

◇4/13〜5/5 當麻寺奥院御影堂特別拝観
問合せ:0745-48-2008

◇4/15 法輪寺「妙見菩薩立像特別開帳
問合せ:0745-75-2686

◇4/16 13:30~15:00 當麻寺中之坊導き観音ご開帳
問合せ:0745-48-2001

◇4/17・4/18 おふさ観音十一面観音立像特別拝観
問合せ:0744-22-2212

◇4/18~5/8 正暦寺宝物殿瑠璃殿と秘仏公開 」
問合せ:0742-62-9569

◇4/20〜5/10 西大寺聚宝館 特別開館
問合せ:0742-45-4700

◇4/20〜5/20 石光寺日本最古の弥勒石仏特別公開
問合せ:0745-48-2031

◇4/22~5/8 橿原神宮 「文華殿」保存修理事業特別公開
問合せ:0744-22-3271

◇4/23〜5/8 興福寺国宝北円堂特別開扉
問合せ:0742-22-7755

◇4/23~7/3 壷阪寺 
二大塔同時開扉」「壷阪観音お身拭い特別参拝
問合せ:0744-52-2016

問合せ:0747-24-5557

◇4/29~5/5 安倍文殊院秘仏・十二天特別公開
問合せ:0744-43-0002

◇4/29〜5/8 般若寺白鳳秘仏特別公開
問合せ:0742-22-6287

◇4/29〜5/8 不空院不空羂索観音坐像特別開扉」 
問合せ:0742-26-2910

◇4/29〜5/8 頭塔 特別公開 
問合せ:0742-27-9866

◇4/29~5/8 薬師寺東塔 初層特別公開
問合せ:0742-33-6001

◇4/29〜5/8 岩船寺三重塔初層特別開扉
問合せ:0774-76-3390

◇4/29~5/8 海住山寺春の寺宝特別公開
問合せ:0774-76-2256

2022年3月27日日曜日

「春の早朝散歩」参加お礼*

昨日から何回「奈良市の天気予報」をチェックしたことでしょう。
お天気が心配で気を揉んだ「春の早朝散歩」でしたが、朝方にはすっかり雨も上がって、無事に開催することができました。
ご参加の皆様からは「普段から知っているようで知らなかったこともあって、とても楽しかったです」と好評をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。急な募集にも関わらずご参加いただいて、どうもありがとうございました。

桜の木々も明日には満開になるほどの勢いがあり、桜、梅、木蓮、椿・・・と、境内の花々を愛でながら、春の柔らかな空気の中を歩いて気持ちのいい時間を共に過ごすことができました。

お話をしながら歩いていると写真を撮り忘れてしまうので、まずは皆さんの後ろ姿を。早朝5:45くらいです。

6時の鐘まで少し時間もあり、ゆっくりとご説明もできました。
春らしい風景を見ながら聴く鐘の音、とても気持ちよかったです。






2日前に同じルートを歩いた時はまだ蕾だった桜が随分と開花していました。春が確実にやって来たようで、心が浮き立ちますね。

最後の写真は、途中で出会ったご近所さんが、法華堂の前にて私達を撮ってくださっていた一枚。
::
次回の開催はいつですか?とすでにお尋ねもいただいています。
次回はまだ未定ですが、ただ今年の「きたまちといろ」期間中の日曜日の朝には開催したいと思っています。「きたまちといろ」の開催日程もまだ未定ですが、おそらく9月2週くらいに落ち着きそうです。
まだ確定ではありませんが、決まりましたら、またその節はどうぞよろしくお願いいたします。

2022年3月25日金曜日

東大寺境内*早朝散歩

3月25日 
明後日にご案内する『宿泊者限定*東大寺境内早朝散歩 』の下見と時間割などの確認をするために早朝散歩へ。
前回の冬の早朝散歩と違って、奈良倶楽部出発時(5:30)から仄かに明るい空の下を二月堂まで歩いてぐるっと境内を回ってきました。
その中から何枚かを写真で、この季節ならではの春の花々と一緒に紹介します。
大湯屋のところや裏参道に白木蓮や紫木蓮。
お水取りの頃はまだ淡い色だった紅梅も鮮やかな桃色に。

不動堂脇の白木蓮も間もなく開花しそうですし
法華堂前の枝垂桜は可憐に咲き始めていました。

6:25 東塔跡あたりで東の山から太陽が顔を出し始めました。
(今朝の奈良市の日の出時刻は5:53)
まだ開門前の大仏殿。桜がけっこう開花していますね。
7:00ジャスト 正倉院の敷地内、鼓阪の由来になった坂道に朝陽降りそそいで美しい!

今回は春らしく、境内の春の花々も一緒にご案内していこうと思っています。それで、少し以前とコース内容を変えたりと、先ほどからレジュメの制作を頑張っていました。
心配だったお天気も散策の時間は大丈夫そうになり、ほっとしています。ただ前日の土曜日の午後は雨のようで、雨に濡れた石畳や階段などを歩く時にちょっと気をつけないとと思っています。
参加ご希望の皆様、どうぞ歩きやすい靴でお越しください。
よろしくお願いします。