2023年12月31日日曜日

2023年*今年もありがとうございました!

大晦日になりました。
奈良倶楽部はお正月からしばらくお休みを取っているのですが、元旦の朝食をいつもと違うメニューでお出しするので、この年の瀬を慌ただしく過ごしています。そんな中、心の中では恒例となりました一年の振り返りをしています。 

今年は、コロナ禍を経て4年ぶり5年ぶりにまた来てくださったお客様がとても多くいらっしゃいました。
また20年ぶりや30年ぶり、そして昨日は開業した年(35年前)に一人旅して、またいつか家族と来たいと母娘でお泊りのお客様もいらっしゃり、「再会」できたこと・できることの喜びを感じた一年でした。

皆さん変わりなくお元気で、でもお互いに年齢を重ねているのも事実で「また来たいから元気で長く続けて下さいね」とおっしゃってくださいます。
その言葉が励みになりながらも、数年前に比べると体力面で衰えていることも明らかで、できるだけ長く続けていくにはどうしたらいいかと、そういうことに考えを巡らす一年でもありました。

年が明けて、3月に奈良倶楽部は開業35周年を迎えます。
節目の年に、できるだけ長く奈良倶楽部を続けていくためにも、少し働き方を変えていくかもしれません。
多分、ゆるくゆるく臨機応変に対応していくと思いますが、でもこうして公言して、心も身体も軽くして仕事に向き合うのも大事ですね。

それにしても、幾つになっても何年経っても、まだまだ知りたいことや学びたいこともあるし、それを仕事に生かしたいと思うし、お客様から学ぶことも多くあって、体力を使う仕事ではあるけれど、とても有意義な楽しみの多い仕事でもあると、来年早々の「奈良のトビラ」の宿トークで話す内容を考える機会にふと思うのです。

最後になりましたが、今年一年、奈良倶楽部にご宿泊いただきました皆さま、そしてブログをご愛読下さっている皆さま、奈良倶楽部に、奈良に想いを馳せていただきどうもありがとうございました。
たくさんの感謝と共に・・・
新しい年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2023年12月30日土曜日

11月12月の食べ歩き*「ご近所のお店2軒」

また筆無精の癖が出そうになってきましたので、こんな年末ですが今年の出来事は今年のうちに書いておきます。

11月は殆どお休みなしだったので 夜の外食をせず、ランチで、奈良倶楽部のご近所にこの夏 移転オープンされた薬膳料理の「茉莉花(ジャスミン)」さんに行ってきました。

奈良倶楽部から般若寺方面に歩いて、途中の「北山十八間戸」の隣にあります。店内の窓からはその「北山十八間戸」越しに遠く大仏殿も見えるのです↑
中々予約が取れずにようやく伺うことができたので、それだけで期待に胸が膨らむという有り様でしたが、お料理がどれもこれも滋味のある美味しさで、期待以上に素晴らし過ぎました!
メインは2種類でどちらかを選びます。
副菜の小鉢はどちらにも同じものが付いていました。
(これがまたびっくりするほど美味しかった!)
プラス料金でデザートもいただけます。
奈良倶楽部から徒歩10分ほどなので、ご宿泊の折に是非どうぞ。

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12月に訪問のお店でも、何と徒歩10数歩というご近所さんがあります。奈良倶楽部のお隣りの「鍵の舎」を間借りしてレストラン営業されている「cobachi庵」さん。
あまりにも近過ぎて、いつでも行けると思うとつい後になってしまって、実は初めて伺ったのですが、お料理がどれもこれも素晴らしくて、奈良の地酒の飲み比べセットとともにとても美味しくいただきました。
大正時代に建てられた「鍵の舎」鍵田家のノスタルジックなインテリアも素敵なので口福眼福のご馳走ですね。








そして、このCobachi庵さんでは1月よりお昼11時からと13時からの2部制でアフタヌーンティーも始められます。
メニューや営業日などの詳細はこちら

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その他に、12月は居酒屋系のお店にばかり行ってました。
JR平城山駅近くの「ふじ乃」↑お寿司がとても美味しい!
近鉄奈良駅近くの「じゅん平」↑クエのお刺身!
近鉄新大宮駅近くの「俵」↑昭和な店内、安くて美味しい!
同じく新大宮駅近くの「すぎ乃」↑お鍋が絶品だったのに単品でオーダーして、もう一度リベンジに行かなくては!
(お鍋のポン酢は買っていて、それがまたとても美味しいのです)
写真は〆のにゅう麺です。

2023年12月28日木曜日

1/11~1/21「奈良のトビラ」のイベント紹介

奈良倶楽部もホテル尾花さんと宿トークで参加いたします「奈良のトビラ」のイベントですが、他にもたくさんのイベントが行われていて、それがどれも参加したいものばかりなので、ブログでもご案内させていただきます。(日付順にご案内/申込先はすべてこちら


◇1/11「奈良まほろば館の今までとこれから
場所:aiiima2(ヒカリエ8階 奈良のトビラ内)
時間:18:30~20:00
定員:20名
参加費:1500円(正倉院文様豆菓子・奈良のトビラグッズ付き)
奈良のアンテナショップ「奈良まほろば館」。2024年に開館15周年を迎え、奈良ファンの心の拠り所になっています。今回は、まほろば館ショップの別所さんと花岡さん、かつてオープニングスタッフだった生駒さんのトークイベントです。(楽しそうです!)

◇1/11~1/21(期間中毎日)「東吉野村がやってくる!」
場所:aiiima1(ヒカリエ8階 奈良のトビラ内)
東吉野村特産の柚子やヨモギを使った商品などの販売
アンケート協力でノベルティグッズのプレゼントも有り!
(こちらは終了しています)

◇1/12 「冬の奈良といえば!若草山焼き
場所:aiiima2(ヒカリエ8階 奈良のトビラ内)
時間:①15:00~15:40 ②18:30~19:10
定員:各回20名
参加費:無料
山焼き担当の奈良公園室 谷口さんと、トビラメンバーで山焼きイベントプロデューサーの福田さんによる当日の楽しみ方やお奨めポイント、山焼きの裏側のお話など。秘蔵映像も流れます。
付箋やクリアファイルのプレゼントも有り!

◇1/13「下市町ブース」
期間中の常設展示のほかに、13日のみ下市町でしか買えない「やま十」さんと「よいよい」さんの柿の葉寿司味比べセットを特別に販売!(←これ、とても魅力的ですよ!)

◇1/13「中将姫と當麻曼荼羅
場所:ヒカリエカンファレンス(ヒカリエ11階)
時間:18:00~19:30
定員:35名
参加費:3000円(中所姫の写仏・筆ペン費込み)
當麻寺には中将姫様が織ったと伝わる當麻曼荼羅が現存しています。今回は當麻寺中之坊貫主・松村實昭師による中将姫と當麻曼荼羅についてのお話と、講座後に写仏の体験を行います。

◇1/14「奈良のお寺とくすり
場所:ヒカリエカンファレンス(ヒカリエ11階)
時間:10:00~11:30
定員:35名
参加費:3000円(バスハーブ付き)
大和の薬の歴史について、當麻寺中之坊貫主・松村實昭師に陀羅尼助や中将湯など、奈良とお寺の薬についてお話を伺います。
お土産に「中将湯」に使用した薬草をお風呂に入れて温まったことから誕生したツムラのくすり湯「バスハーブ」付きです。
(陀羅尼助は我が家の愛用薬で、大袈裟に聞こえるかもしれませんが、これがないと生きていけません。)

◇1/13・1/14「斑鳩町観光協会 法隆寺追儺会衣装体験!
時間:1/13  11:00~20:00・1/14  11:00~16:00
法隆寺西円堂追儺会のパネル展示と、鬼の衣装とお面の着用体験
参加費:無料 / 事前申込み不要

◇1/17「天川村の美味しいジェラード
場所:aiiima2(ヒカリエ8階 奈良のトビラ内)
時間:18:30~20:00
定員:20名
参加費:2000円("TENKARA GELATO”のジェラード付き)
天川村の旅館「弥仙館」の次女・畠中亜弥子さんは大学卒業後に和食の道に進み、金沢で「おすしと和食はた中」を開業。和食寿司屋の大将としてお店を切り盛りしていました。 結婚・出産を機に地元天川村に戻り、夫のフレンチシェフ、砂山利治さんとともに2023年8月に奈良県天川村にジェラート屋さん"TENKARA GELATO”をオープンしたばかり。奈良や紀伊山地の美味しい素材を使ったジェラートから、奈良・天川の魅力を伝え、さらには地域の活力を生む取り組みを考えている畠中さんに生駒さんがお話を伺います。
ちなみに、砂山利治シェフのお料理をいただく会についてはInstagramに投稿しています→

◇1/18「柿の葉茶ランビックビール誕生!
場所:aiiima2(ヒカリエ8階 奈良のトビラ内)
時間:①15:00~16:00 ②18:30~19:30
定員:各回20名
参加費:2500円(柿の葉茶ランビックビールと柿の葉茶を使ったおつまみ付
「ランビック」とはベルギーの首都ブリュッセル近郊でのみ造られる野生酵母を使った自然発酵ビールで、空気中の野生酵母と微生物で醸されワイン樽で長期間熟成させます。ビールといっても炭酸は殆どなく、ワインのような味わい。日本で飲める場所は限られますが、根強いファンも多く存在します。
2019年にワインの王子様の粂 宏明さんがオード・ベールセル醸造所を訪問し、お土産として持参した「sousukeの柿の葉茶」がきっかけでプロジェクトが始まり、柿の葉茶をランビックに漬け込み熟成させた新たなビールが今年誕生しました!
ワインの王子様オーナー・粂 宏明さんと柿の葉茶専門店sousukeオーナー・平井宗助さんが、ビールと柿の葉茶の魅力について語ります。
おつまみとともに楽しむ贅沢なひとときをお楽しみください。

◇1/19「スティーヴエトウさんと最近の奈良事情
場所:ヒカリエカンファレンス(ヒカリエ11階)
時間:18:30~20:00
定員:36名
参加費:2000円
奈良移住者のスティーヴエトウさんと心理カウンセラー&セラピストのSONOさんと生駒あさみさんが最近の奈良について語ります。  
奈良の魅力的な場所や、生駒さんが10年以上在住して感じた変化、そしてスティーヴさんが小院士として関わった練行衆の食事や東大寺修二会の体験についても話します。
また心理カウンセラー&セラピストのSONO さんにも、聖林寺さんで開催される朝ヨガのお話をして頂きます。

◇1/20「薬師寺の修二会ー春を迎える花会式ー
場所:ヒカリエカンファレンス(ヒカリエ11階)
時間:17:30~19:00
定員:36名
参加費:2000円
薬師寺の花会式(修二会)は3月25日~31日に行われている行事です。
金堂内に色とりどりの様々なお花が奉納されている姿はよく知られています。行中の密教作法を担う役職「咒師」を勤める高次さんの視点で花会式について改めて教えて頂きます。

◇1/20・1/21「ホテル尾花ブース」
ホテル尾花併設の「スーベニア尾花」は、一般的なホテルのお土産コーナーとは違って、ちょっと欲しくなる奈良のいいモノが揃っているお土産コーナーで選択眼が素晴らしいなぁと思っているのですが、そんな尾花さんがホテルのPRとオリジナル商品の物販をされますよ!

◇1/21「奈良の宿・奈良の朝の魅力
場所:aiiima2(ヒカリエ8階 奈良のトビラ内)
時間:①13:00~14:00 ②15:00~16:00
定員:各回20名
参加費:無料
ホテル尾花の中野さんと私(奈良倶楽部・谷)による宿トークです。
有難いことに2回とも満席なっていますが、キャンセル待ちも受付できるように準備中だそうです。
宿側から見た「宿に泊まる楽しさ」や来る方におすすめしたいこと、宿に泊まる醍醐味や早朝の奈良の魅力についてお話する予定で、中野さんと司会の岡下さんに頼っているので、話し下手な私でも大丈夫かなと大船に乗ったつもりでいます。

それにしても、こうしてイベントのラインナップを見ると
下市町の柿の葉寿司も天川村のジェラードも食べたいし、柿の葉茶ランビックビールも飲んでみたい!し、スティーヴさんの二月堂修二会の体験話は是非聞きたいし、高次さんの花会式についても知りたいし、松村貫主さんの當麻曼荼羅のお話も伺いたいし、法隆寺の追儺会もいつか行ってみたい!!

「奈良のトビラ」最新情報はXを参照くださいね→



2023年12月27日水曜日

年の暮れの夕景*

クリスマスが終わってまとまったお休みをいただき、私事雑事や年末恒例のやらなければいけないことをこなしながら、ふっと空いた時間に今年一年の感謝を伝えに 二月堂さんへ。
ちょうどお日様が山際に沈んでいくところでした。


上空の厚い雲ですっきりとした夕焼け空とはなりませんでしたが、久しぶりに見る二月堂からの夕景に十分に心が洗われました。
やっぱり奈良の空の広くて開け放たれた様子はいいですね。
見ていて心も開放されるようでした。


2023年12月26日火曜日

1月のお出かけ情報②~寺社新春行事

奈良県内の寺社で行われる越年行事やお正月の伝統行事など、奈良倶楽部にご宿泊のお客様にお奨めしやすいところをご案内致します。
同じ寺社での行事はまとめて紹介しています。

春日大社初詣
・1/1  5:00 歳旦祭 摂末社巡拝
・1/2 10:00〜「日供始式並興福寺貫首社参式
・1/3 11:00〜「神楽始式
・1/7 10:00~「御祈祷始式

東大寺大仏殿無料拝観
・1/1 0:00~8:00
大仏殿中門を開扉。鏡池付近では「とんど」
中門内側大仏殿参道両側の水路では篝火が焚かれます。

◇東大寺二月堂「観音経読経」
・1/1 0:00
二月堂表参道石灯籠に灯が入ります(一部通行禁止区域有り)
またこの時から3日間、二月堂内では万灯明を灯しています。
・1/3と1/5 10:00~ 「大般若法要」
       11:00~14:00 二月堂北の茶所にて「坊雑」実施

興福寺
・1/1~1/3  14:00~ 不動堂にて「新春護摩祈祷」
・1/1~1/7 中金堂安置「厨子入り木造吉祥天倚像」ご開帳

護国神社御火焚祭
・12/31 から1/3まで
除夜祭の後、浄暗の中、県下一の「大とんど」に点火( 23:30点火)
・1/1 7:00~歳旦祭
・1/2 10:00~お日供始式
・1/3 11:00〜新春祈願祭

大安寺除夜の竹明り
・12/31  23:50~1/1  2:00
・1/1~1/3 9:00~16:00「修正会

元興寺
・1/1   9:00~ 新春祈願

唐招提寺修正会
・1/1 0:05~ 修正会(0~2時まで境内開放)
・1/3 18:00~ 修正会護摩供 餅談義

薬師寺修正会 吉祥悔過法要
・1/1 0時~「修正会」
国宝・吉祥天女画像を本尊として金堂にお祀りし、一年の吉祥招福などを祈願する法要。
・1/1~1/3 奈良時代から伝わる国宝・吉祥天女画像をご本尊に
・1/4~1/15 平成本・吉祥天女画像をご本尊に
・1/1~1/3 13:00~「修正会」日中法要

霊山寺修正会
・1/1 0:00~4:00(奥の院、本堂、弁天堂)17:00~(本堂)
・1/2・1/3 17:00~(本堂)
・1/1~1/3 10:00~16:00「本堂薬師三尊の特別開扉
・1/7 11:00~/14:00~ 「初弁天法会

帯解寺「修正会」
・1/1 0:30~2:00

率川神社御神火拝戴祭
・1/1 0:45~
本社・大神神社の繞道祭の御神火を受けて大松明に点火。
火縄に移して家庭に持ち帰り新年の火種にしていただきます。

大神神社繞道祭にょうどうさい
・1/1 1:00~
拝殿奥・ご神体山三輪山でご神火が切り出され(0:00)
灯篭から大松明と火が移され
三輪山麓の摂社末社18社を大松明を担いで巡拝する。

石上神宮
・1/1 0:00〜「新春初太鼓 神火祭
・1/1 5:00〜「歳旦祭」

信貴山朝護孫子寺
・1/1〜1/3 17:00〜本堂にて「修正会
一山総出仕により、うるしの木を打つ行事はダイナミックです。
特に3日の修正会終了後、参拝者に対し、除災招福を祈願して牛王宝印が額に授けられます。
・1/3  4:00~ 初寅大法要
・1/6  11:00~  新年巳の日大法要

宝山寺初聖天
・1/1〜1/3 福財布の授与
・1/1〜1/15 午前中〜14:00 新年特別祈祷会

松尾寺 「厄除祈祷
・1/1のご祈祷は、0:00~2:00  9:00~16:00
・1/2~1/31は、9:00~16:00での受付となります。
※期間中、松尾山七福神開扉 大黒天念持仏公開
・1/3 10:00~歳旦祭(松尾山神社にて)

長谷寺 「観音万燈会 」
本堂、登廊に明かりが灯ります。
・12/31 19:00〜 1/1 5:00
・1/1~1/3は17:00~20:00
※三が日は入山無料・駐車無料
・1/1 0時~除夜の鐘とともに法要が始まり法要後に福餅授与
・1/1~1/3  9:30~15:30「新春大観音特別拝観」(拝観料1000円)
正月三が日限定の観音様のお御足に触れていただく特別開帳です。
・1/1  12:00~大黒天法要
・1/1~1/7  10:00~ 仁王会 /  14:00~ 修正会

法隆寺舎利講
・1/1~1/3 13:00~14:00

聖林寺新春特別公開
・1/1 ~1/3 「秘仏宝蔵天・秘仏弁財天特別開扉」

橿原神宮 「新春行事
・1/1 0:00 初太鼓 6:00 歳旦祭(参列可)
・1/2 10:00~長山稲荷社歳旦祭
・1/3 10:00~ 元始祭
・1/1~1/7 9:00~日没 開運招福健康延寿新春初神楽祈祷

大和神社 「新春行事
・1/1 2:30~「歳旦祭」
・1/1 14:00~「御神楽祭」
・1/3 10:00~「元始祭」
・1/4 13:00~ 「御弓始祭」

談山神社「新春行事」
・大晦日17:00から新年8:30まで入山料無料
・1/1 9:00「元旦祭」
・1/2 9:00「初日供」
・1/3 9:00「元始祭」
※1/1~1/3 10:00~にゅうめんのふるまい有り(100食)

金峯山寺蔵王堂「新春行事
・1/1 0:00~ 蔵王堂内で初護摩供 
・1/1~1/3 11:00~ 修正会 

正暦寺修正会
・1/3~1/5 13:00~16:00
年頭祈願、五穀豊穣を祈る薬師悔過法要。
正暦寺に古くから伝わる独特の声明によって法要を勤修。

◇1/5 10:30~ 率川神社阿波神社「初戎祭
奈良市内最古の夷さま。吉兆福笹授与。
(1/4 15:00 宵戎祭)

◇1/5 7:00~ 南市恵毘須神社「初戎 」

◇1/7 13:00~ 東大寺大仏殿 修正会

2023年12月25日月曜日

クリスマスに旅の思い出

奈良の師走は、春日大社のおん祭と東大寺の開山忌が大きな行事としてあるので、クリスマスのお飾りがついつい後になってしまいます。(多分、奈良倶楽部だけかもしれませんが)
でも今年は、12月早々から徐々にクリスマスの飾り付けを始めて、毎年飾っているサンタさんやマリア様や天使達を眺めては、旅先で求めたその時を思い出して懐かしく、しばし旅の思い出に浸って楽しんでいました。

アイルランドの天使。
夏に作ったランタンが意外にもクリスマスモードにぴったり!
こちらは神戸で買ったもの。有馬温泉でも買ったような?
ノルウェイのホテルの売店で。ツリーは奈良町のカウリさん。
サンタさんはロスのディズニーランド、金色のガラスのツリーはイタリア、ベネチアングラスのお店で。
ストラスブールの教会で買ったマリアさまと、カウリさんのトナカイみたいな鹿。

あちらこちらで出会ったクリスマスの飾り物。不思議なくらいその場面を鮮明に覚えていて、旅先での出来事が匂い立ってくるのです。
大型犬を飼っているからもう夫婦で海外旅行に出かけることもないかもしれないけれど、こうして未だに旅の余韻に浸れるのは幸せなことですね。

2023年12月21日木曜日

1月のお出かけ情報①~秘宝秘仏公開

  

◇1/1~1/3 10:00~16:00 
  霊山寺薬師三尊特別公開
かや材一木造りで62cmの薬師如来が公開。
脇侍の日光・月光菩薩の光背には十二神将が描かれている。

◇1/1~1/3 9:00~17:00 慈光院鳴き龍 本堂絵天井特別公開

◇1/1~1/3  9:00~16:00 聖林寺秘仏・宝蔵天、弁財天特別開扉

◇1/1~1/3  薬師寺休ヶ岡八幡宮「八幡垂迹曼荼羅」(初公開)
◇1/1~1/3 薬師寺金堂「国宝・吉祥天女画像特別公開
◇1/4~1/15 薬師寺金堂「平成の吉祥天女像」が公開
◇1/1~1/15  薬師寺東院堂「辰年にちなむ特別公開」
◇公開中~1/15 薬師寺東塔・西塔特別公開
問合せ:0742-33-6001
◇1/1~1/8 信貴山朝護孫子寺中秘仏毘沙門天王像御開帳

◇1/1~1/15 9:00~16:00 喜光寺宇賀神特別開帳

◇1/1~1/15  9:00~16:00 岩船寺秘仏特別公開

◇1/1~1/15 10:00~16:00 浄瑠璃寺秘仏吉祥天女像特別開扉
1/1~1/31/8~1/10  10:00~16:00 浄瑠璃寺「三重塔特別開扉」
◇1/8~1/10  10:00~16:00  浄瑠璃寺・灌頂堂「大日如来坐像」

◇1/1~1/31 松尾寺松尾山七福神開扉」「大黒天念持仏公開
1/1は0:00~2:00と9:00~16:00 
1/2~1/31は9:00~16:00

◇1/1~1/31 9:00~16:30 石光寺弥勒堂開帳
※1/1は正午から

◇1/1~2/3 9:00~17:00 當麻寺中之坊新春福宝展
南都絵師・琳賢による美しい「弁財天十五童子図」や
「布袋尊百童子屏風」などが特別公開。
尚、當麻寺の金堂および講堂では正月に修正会が厳修されます。
秘仏の牛王像が祀られる期間は一般の入堂できないため、拝観ができません。拝観不可の期間は以下の通りです。
・金堂:1/1~1/3拝観不可
・講堂:1/4~1/5拝観不可

◇1/15~2/4 9:00~16:30 西大寺 「愛染明王/聚宝館」特別公開

2023年12月20日水曜日

12月のお出かけ情報③~大晦日の行事

大晦日から新年の行事のご案内ですが、ブログでは奈良倶楽部ご宿泊のお客様が出かけやすいところの寺院の情報を主にまとめています。

「年越大祓式」
春日大社 15:00~ 祓戸神社前
※今年は一般参列可
※今年は「大祓詞を唱える会」も開催されます→詳細

「除夜の鐘」
・五劫院の除夜の鐘
奈良倶楽部の2軒お隣、23:45より参加者全員が順番に撞けます。
合格鉛筆・破魔矢の授与あり。
また、五劫思惟阿弥陀仏像も拝観できます。

東大寺除夜の鐘 1/1  0:00~打鐘
通常通り一般参拝者も鐘を撞くことができます。
22時半頃より整理券配布、先着順に8名一組で綱を引くことができます

興福寺除夜の鐘(南円堂・菩提院大御堂)12/31  23:30~打鐘 
一般参拝者による打鐘可で、23:00より先着順で整理券配布。

薬師寺除夜の鐘  12/31  23:30~打鐘 
12/31  20:00~1/1  2:00まで「越年お写経会」開催。
お写経参加者に整理券配布。
参加者以外は 23:00より法話会場前で整理券配布。

唐招提寺除夜の鐘 12/31  23:40~打鐘 
23:00より南大門で先着順に整理券108枚配布。

西大寺の除夜の鐘 12/31  23:40~打鐘
22:30より本堂前で番号札配布、先着100名が打鐘可。

霊山寺除夜の鐘 1/1  0:00~打鐘
除夜の鐘はどなたでも撞くことができます。
先着300名には干支絵馬が授与されます。

帯解寺除夜の鐘 12/31  23:00頃~打鐘
今年は一般参列者も希望者全員が一度だけ撞くことができます。

「元日0:00からの行事」
唐招提寺「修正会」0:00~
元日0:00~2:00まで境内開放をされます。(参拝無料)

薬師寺「修正会」 0:00~

大安寺「除夜の竹明かり」 0:00~2:00  

帯解寺「修正会」0:30~

東大寺大仏殿夜間無料参拝・観相窓開扉(0:00~8:00)
東大寺二月堂初詣(0:00~2:00)
今年は1/3と1/5にふるまわれる坊雑が通常通り実施されます。
二月堂受納所にて灯明料(1500円)または御鏡料(2000円)を納めると「坊雑券」が渡されて、11:00~14:00の時間に二月堂北の茶所にて坊雑ぼうぞう(お雑煮)がいただけます。

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※除夜の鐘と新年の行事案内や初詣案内は奈良県公式HPにまとめられています。こちらは奈良県下の情報も掲載されていますので、参考にして下さい。

2023年12月19日火曜日

春日若宮おん祭2023*「暁祭」

888回目となる「春日若宮おん祭」
今年もお客様方と遷幸の儀から暁祭までをご一緒に参列させていただきました。(メモ:22時に奈良倶楽部出発/徒歩で大仏殿から二の鳥居まで約25分)

二の鳥居に割と近いところで若宮さまがお旅所にご出発されるのを待ちます。12/16はまだ比較的暖かで、長く立っていてもそれ程でもなかったのが何よりでした。
二の鳥居の手前・左側に大きな神鹿像が設置されていました。

夕刻の雨が上がって厚い雲に覆われていた空が、遷幸の儀が始まる少し前から星空になり、待っている間に空を見上げては、美しく輝く星の光が若宮さまの旅路を照らしているように思えて、何度も参列しているのにやはり嬉しくどきどきわくわくとなってしまいました。

17日の0時少し前。すべての灯りが消されて、ざわざわとしていた場が静寂に包まれます。暫くすると、遠くから「ヲー、ヲー」という警蹕の声が聞こえ、大勢の神官たちに囲まれた若宮様がお旅所へと参道を遷幸されていかれます。

::
12月17日午前1時頃から「暁祭」
早くから並んでいたのでお旅所へは入れたのですが
今年は右側の方へ案内されて、ずるずると端の方へ。
前から4列目くらいでほとんど何も見ることができない立ち位置となりましたが、御饌が撤饌される頃には帰る人もあって一番前まで行くことができ、10/1に奈良県立美術館の講座で岡本先生から伺った暁祭での大宮家から献じられる「素合の御供」を拝見することができました。






大宮家の「素合の御供」とは・・・
暁祭で御仮殿の前に神饌をお供えした後に、旧祢宜で氷室神社の大宮家より「素合の御供すごのごく」が奉納されます。
岡本先生の講座では「素合御供」に関する胸熱なお話も伺いました。
古くからの御供の一種が明治初期に一度途絶えそうになり、途絶えてはならないものとして、その時代にできる限り可能な組み合わせ(餅やミカンを交互に刺してあるものにハマグリ)の御供を大宮家が上げてくださっていたが、古儀復活でその繋ぎの御供が必要なくなります。しかし明治初期から近年の古儀復活までの期間に積み重ねて来られた大宮家の御供もまた「おん祭」の歴史になっているのだから、復活した御供とは別に続けて欲しいと依頼をされて、今も大宮家からの御供「素合御供」が続けられているということです。 (ただし御殿には上げないで神楽の床に載せるのだそうです)

2019年のブログを見ると大宮家の「素合御供」も写真に撮っていたのですが、その時はそのような話も知らずに、神饌の一つと思っていたようでした。
正面での拝見は叶いませんでしたが、最後に撤饌された神饌が置かれるところも拝見でき有難いことでした。
(最後の写真はご一緒のお客様のカメラで写していただいたクリアな一枚です)

大宮家の「素合の御供」は手渡し(伝供)で運ばれますが、古儀復興なった明治以前の「素合の御供」(紅白の箱に蜜柑とお餅がお供えされているそうです)は、伝供ではなく一人ずつ持って献じられていました。(これも2019年に動画で撮っていました→
暁祭が終わって、またお客様方と一緒に、帰りは169号線の横断歩道を歩いて戻りました。

翌日17日はお昼の休憩時間に少しだけお渡り式を見学。
(Instagramに写真を上げています→
チェックインがあるので一旦奈良倶楽部に戻って、夜に「御旅所祭」の最後の方から参加しようと思いつつ、前日より10度ほど気温が低くなった、あまりの寒さに出かける元気がなく、還幸の儀はまた来年に・・・。
自分ひとりだと、深夜に出かけることに躊躇してしまうので、お客様に案内して下さいとお声かけていただけるのは有難いことです。
ご一緒できてありがとうございました。


2023年12月16日土曜日

来年の修二会練行衆発表

12/16 東大寺開山忌。この日は 来年の修二会に参籠される練行衆が発表される日でもあります。

令和6年の修二会参籠配役は以下の通りです。
和上=持寶院・上司永照師
大導師=清凉院・森本公穣師
咒師=真言院・上野周真師
堂司=寶珠院・佐保山曉祥師
北座衆之一=金龍寺・池田圭誠師
南座衆之一=龍松院・筒井英賢師
北座衆之二=隔夜寺・中田定慧師 
南座衆之二=中性院・北河原公慈師
中灯=寶厳院・清水公仁師
権処世界=持寶院徒弟・上司永観師
処世界=空海寺徒弟・森川真雅師(新入)

コロナが5類に移行してから、諸行事の拝観や参拝方法が随分緩和されてコロナ前に戻っているところも多く見受けられます。
でもまだ油断はできません。

さて令和6年の修二会はどのように拝観・聴聞できるのでしょうか。
何はともあれ、参籠の皆様がご無事に満行されますよう、お祈り申し上げます。

2023年12月15日金曜日

1/21「奈良のトビラ」東京編で宿トーク

12/18追記>>
13:00~の回、15:00~の回の両方とも満席になったようで
今後はキャンセル待ちになるようです。

どうぞよろしくお願いいたします。
そして、今回は早々にたくさんの方にお申し込みいただき、本当にありがとうございました。
当日皆様とお話しできるのをとても楽しみにしています。

12/16追記>>
15:00~16:00の回が満席になり13:00~14:00の回が追加されました。
申込はこちらから。どうぞよろしくお願いいたします。
また、すぐにお申込みいただいた皆さま
どうもありがとうございました。

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「奈良のトビラ」東京編が1/11(木)~1/21(日)の期間
渋谷ヒカリエ8階 aiiima にてオープンします。
期間中、9つの講座&トークイベントと 3つのPRイベントが予定されていて、その中の一つに、ホテル尾花の中野さんと私とのトークイベントがあります。
本日より参加募集開始されましたので、よろしければ是非ご参加ください!申込はこちらです。
イベントの時間は15:00~16:00です。満席になりました。
13:00~14:00の回が追加されました。

その他のイベントラインナップはこちらをご覧ください。

画像がわかりにくいかもしれませんが、とても魅力的なイベントばかりです。東京編開催中に「奈良のトビラ」へ、渋谷ヒカリエへ是非お立ち寄りくださいませ。

2023年12月14日木曜日

仏名会の二月堂へ*

12月14日 青空、快晴のもと
お客様がチェックアウトされてから、急いで二月堂へ

令和5年の仏名会は「現在」釈迦如来を主尊として礼拝されました。
百仏名ごとに交代される導師の、5人目上野師から10人め清水師までを局の外で拝聴することができました。
「ざんぎーざんげーろっこんざいしょうー!慚愧懺悔六根罪障ー!
この時だけ心の中で声を合わせて一緒に礼拝。
年の瀬に「慚愧懺悔六根罪障ー!」を唱えると、一年間の罪穢れがたまった心身が浄化されるような気がします。


今年は初めて最後まで聴聞でき、仏名会終了後に山手観音堂に一緒にお参りできました。
数取りに使われるという山茶花も満開でした。
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ここで、16日17日の「おん祭」に行かれる方へ業務連絡です!
午前中の2時間ちょっとを二月堂の堂外(舞台のところ)で立っていて、日中で暖かく思えても、長く立っているとかなり冷えて足元も何もかもが寒くてたまりませんでした。
油断せずにしっかり防寒対策をしてお出かけされますように、よろしくお願いいたします。