2024年5月16日木曜日

奈良県 3村 応援 旅行割*予約開始は5/17~

「奈良県 3村 応援 旅行割」明日5/17の12:00より受付開始です!


国道169号の崩土により、影響を受けている奈良県内の3つの村(下北山村・上北山村・川上村)の観光需要を喚起するため、 3村内での宿泊代金の割引を実施し、宿泊等を促進する事業で、宿泊代金が50%割引(但し1人1泊あたり割引き上限は5000円)になり、宿泊利用者には、下北山村・上北山村・川上村の加盟店で利用可能な地域クーポンが3000円分配布されます。

販売開始:令和6年5月17日(金)12時
利用期間:第1弾(先行):令和6年5月24日(金)~6月30日(日)
     ※6月30日宿泊分(7月1日チェックアウト分)まで
     ※予算上限に達した場合、予約の受付を終了します。
割引対象者:日本国内に居住する旅行者 
     ※割引の対象となる方全員の本人確認書類が必要です。
申込方法:参画宿泊施設へ、電話や宿泊施設HPから直接予約する
参画施設一覧:こちら

奈良市内のお宿にもお泊りして、2泊目3泊目は下北山村・上北山村・川上村へ!是非ご宿泊下さいませ!!

2024年5月15日水曜日

「東大寺境内に棲む動物たち−撮影記録より-」

木村昭彦さんの「東大寺境内に棲む動物たち−撮影記録より-」 


奈良倶楽部のラウンジでご覧いただけます。
8年前に出版された「東大寺-境内の四季と小さな命たち」(木村さんが写真を提供)も併せてどうぞご覧下さい。

毎日新聞に記事が掲載されています→
写真集は 配慮なく観察する人が増えることを懸念して書店での一般販売はせず、直接連絡のあった人に限り有料(1冊3000円)で頒布されます。(木村さんの連絡先→animal_kimura@yahoo.co.jp )

2024年5月14日火曜日

お松明の竹がアート作品に*

今年の修二会で奉納した松明竹が、素敵なオブジェに生まれ変わって奈良倶楽部に戻ってきました。

二月堂舞台を走り抜ける お松明の炎をイメージして、竹アーティストの三橋玄さんが作ってくださったのです。 

よく見ると、奉納した時に竹に書いた墨の痕跡が見えたりします。
夕暮れ時の、灯りが入る頃に壁に映る影もまた美しく感じます。

竹の根元の方は花入れに。
背たけも高くダイナミックな花入れになったので、若竹の青々しい間はこちらもオブジェ的に置いています。
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今回は10年ぶりの周年記念としての奉納でしたが、松明竹を奉納することでたくさんのご縁もいただき、本当に有難いことでした。
お松明が上がることを我がことのように喜んで下さったり、気にかけて下さったり、写真を撮って下さったり・・・多くの方にお世話になりました。ありがとうございました。

2024年5月13日月曜日

東大寺境内*野の花を探して

昨日、柳絮を見てから、いつも同じ時期に咲く栴檀の花を見て、そういえば、定家葛やウツギもこの頃だったのでは?と気になって、今日は大仏殿の西側エリアを歩いてみました。

正倉院北側の塀の中の定家葛、満開でした。
二月堂の北手水の上あたりや龍王の滝の壁面にも定家葛が咲いているので、近日中に見に行かねば。 
廃園になった鼓阪幼稚園のフェンスの中に黄菖蒲が満開でした。
戒壇堂の鬼瓦と栴檀の花
東大寺福祉療養園の塀沿い(白蛇川沿い)に空木が満開。
西塔跡にマルミノヤマゴボウ。
マルミノヤマゴボウは、公慶道にもあったのですが(過去記事 )、昨日は気が付かずでした。
そして何とこのお花、7月には赤くなるのです↓
(写真は過去記事より)
何気ない草花ですが、季節ごとに「今年はもう咲いているかなぁ」と探し求めて歩くのも楽しみだったりしますね。

2024年5月12日日曜日

柳絮と栴檀の花*

 大湯屋そばのマルバヤナギの柳絮りゅうじょがふわふわと飛んでいます。

柳絮とは白い綿毛を持った柳の種子のこと。
今日はそれほど強い風が吹いているわけでもないのに、雪のように降り積もって、暫し見ほれるほど幻想的でした。(動画はこちら
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そして柳絮が飛ぶ頃に栴檀の花も満開になるのです。
戒壇院まで足を延ばせなかったので、帰りに三面僧坊跡北側の資材置き場の栴檀の大木を見上げてきました。

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公慶道ではカラスビシャクもたくさん咲き始めています。

講堂跡から三面僧坊跡辺り一帯の工事で、公慶道は長い間通行できませんでした。ようやく通り抜けられるようになって、久しぶりに咲いているのを見つけることができました。

※以前に、草花に詳しいご近所の方に教えていただいて「カラスビシャク」とお伝えしましたが、Facebookで「ウラシマソウ」ではないかというコメントもいただき、検索してみました。
大きさから推察するに「ウラシマソウ」かもしれません・・・。が、葉の形容は違うように思います。
素人判断ではわかりませんので、どなたか詳しい方がいらっしゃいましたらご教示よろしくお願いします。


2024年5月11日土曜日

子鹿に触らないで!

奈良公園では今年も子鹿誕生の便りが届く季節になりました。
子鹿が可愛い!とつい触ってしまう観光客も多いですが

触られて人間の匂いが付いた子鹿を
母鹿は育てなくなり子鹿は死んでしまいます。

意外に知られていないこのことを、もっと観光客の方に知ってほしいと、スマホの画面に取り込んで見てもらえるような啓発画像を、寿さんと昨年作りました。
(私は画像を提供しただけで、外国語訳や文章のレイアウトは寿さんと友人の方が作ってくださいました)

最初は外国人の方に咄嗟に伝えられるようにと
英語と中国語で作ってもらいましたが
日本語バージョンも作ってもらいましたので、修学旅行や遠足で奈良を訪れる学校の先生や生徒さんにも伝わってほしいと思います。

そしてもう一つ、大事なこと。
Xユーザーの中金堂多聞天さんのpostより→
「人間の食べ物を鹿に与えないで下さい」
鹿せんべい以外のものを与えるのは、鹿たちの健康を害することになります。 野菜くずなどを食べた鹿が周辺の畑を荒らしてつかまり、一生を鹿苑の中で過ごすということにつながる可能性もあります。
また人間の食べ物の味を知った鹿が、散らかったゴミを漁ってビニール袋を誤食した結果、それが死因になる可能性も高いのです。
良かれと思ってしたことが、鹿の寿命を縮めることになります。
どうか人間の食べ物を勝手に与えないで下さい。

画像はご自由にお使いいただけますので、啓発にご協力いただければ有難いです。どうぞよろしくお願いいたします。

2024年5月10日金曜日

春日大社「献茶祭」

5月10日は春日大社の「献茶祭」でした。
神前に茶を奉納する「献茶祭」は、表千家(不審庵)、裏千家(今日庵)、武者小路千家(官休庵)の三千家家元が毎年交代で、今年は裏千家担当、千宗史若宗匠のご奉仕でした。 

4年ぶりに開催された昨年に初めて参列して、青葉若葉の季節の春日大社にお参りできる楽しみもあって、今年もまた参加させていただきました。

直会殿での献茶式には後方の椅子席にて参列しましたので、お点前の様子などは拝見できずでしたが、春日大社公式Xで献茶式の様子がpostされています→
感謝・共生の館の副席では、源氏物語をテーマにした立礼席。
十二単をイメージした主菓子の何とも美しい色合い!
数茶碗は源氏香五十四帖、明日香窯山本義博先生作です。
お茶席のお花も、お菓子の銘もどちらの謹製かも聞こえたはずなのに両耳を通り過ぎてぼんやりしていたのですが、替茶碗の銘が「いずれの御時にか」だったことだけが耳に残って、「源氏物語」再読熱が沸々と湧き上がっておりました。

先日見たテレビ、歴史探偵の「藤原氏と平城京」で、藤原氏の氏長者の春日詣が持つ意味を知り、春日大社の宝物が平安の正倉院と云われることに納得し、何より日曜日の夜が待ち遠しい病にかかっております。(「光る君へ」いいですね!)

点心は、なだ万さんのお弁当。
一人で参加でしたが、知り合いにも大勢出会って佳き一日でした。

2024年5月7日火曜日

「竹股 圭 作品展」

 「竹股 圭 作品展」アートスペース上三条で開催中の竹股さんの作品展に行ってきました。

かつて奈良倶楽部がギャラリーをしていた時に作品展をしていただいたこともあり(2001年)、この作品は、しばらく奈良倶楽部のダイニングスペースに飾られていたので、見たことがあるお客様もいらっしゃるかもしれません。 

今年2月に亡くなられていた竹股さん。長い間闘病されていたことも存じ上げず、奥様とお話をして懐かしい思いでいっぱいになりました。 




会期は5/12まで。10:00〜18:00(土日は15:00まで)
竹、柿渋染めの和紙、大理石や御影石、福島県飯館村の石などを使った作品の数々。見応えのある作品展でしたので、是非ご覧にお出かけくださいませ。

こちらは、奈良倶楽部が所蔵する竹股さんの石の彫刻。
やっぱりいいなぁと久しぶりに愛でています。
竹股さん、もうずいぶん前ですが奈良倶楽部で作品展をして下さってありがとうございました。ご冥福を心よりお祈り申し上げます


2024年5月6日月曜日

大阪市内*美術館巡り

5月6日 ゴールデンウィーク最終日
展覧会や特別公開の会期も本日最終日というところが多いですね。
先日訪れた中之島美術館「福田平八郎展」のお隣の国立国際美術館では「古代メキシコ」展が今日まで。この前は時間がなくて行けなかったので、最終日に滑り込みで行ってきました。
そしてここまで来たら、前から行きたかった東洋陶磁美術館と藤田美術館も近いので、久しぶりに美術館のはしごをしてきました。 

メキシコには35もの世界遺産があり、紀元前15世紀から後16世紀のスペイン侵攻までの3千年以上にわたり独自の文明が花開いて、そのうち「マヤ」「アステカ」「テオティワカン」という代表的な3つの文明に焦点を当てた展覧会です。
名前は聞いたことがあっても実際には殆ど知らなかったメキシコの古代文明について「学ぶ」気持ちで訪れました。
確かに知らないことを知るのは面白いのですが、「生贄」については(詳しい説明は省きますが)生理的に受け入れられず、しんどい気持ちで美術館を後にしました。

そんな気持ちも、東洋陶磁美術館で触れた朝鮮や中国の焼き物や、藤田美術館の源氏物語をテーマにした展示に目が喜び、心のバランスもようやく整ったのでした。

以前、台湾の故宮博物院の青磁水仙盆の特別展でも拝見した(過去記事)、東洋陶磁美術館所蔵の水仙盆。たまらないほど美しいです。
国宝「油滴天目茶碗」もゆっくりじっくり間近で拝見できます。
こちらは「木葉天目茶碗」(重文)
「三種の神器」のエピソードで有名な3点も拝見できました。
エピソードとは・・・日本橋の老舗古美術商・廣田益繁(号・不孤斎)は、気に入っていた3つの中国陶磁を「三種の神器」として秘蔵していました。安宅はこれを手に入れようと頼みますが、不孤斎は拒否する書簡を送りつけます。 ある日、安宅邸に呼ばれた不孤斎が座敷に通されると、なんとその断りの書簡が軸装されて床の間に飾られていました。唖然とする不孤斎を前に、安宅は再び懇願。ついに不孤斎は根負けし、「三種の神器」は安宅のものになりました。

最後は藤田美術館へ。
ちょうど源氏物語に関連する特集展示期間で、藤原公任の書↑や、国宝「紫式部日記絵詞」 ↓なども拝見できましたが
国宝「曜変天目茶碗」の展示期間は6/1からでした。
窓からの新緑が美しい。お庭にも出ることができます。
最後はカフェでお抹茶とお団子をいただいて帰りました。

訪れた美術展では、3館とも展示品のすべてが写真撮影可でした。

2024年5月5日日曜日

神野山のヤマツツジ

5月5日 こどもの日
我が家の子ども(?)の愛犬ココと一緒に奈良の東部、大和高原、山添村神野山こうのやま、神野寺、月ヶ瀬、柳生とドライブがてら緑の中でリフレッシュしてきました。



3年前の火災で山肌一面のヤマツツジが焼けてしまった神野山では、植樹も進んで、まだ苗木ながら今後が楽しみな風景を見ることができました。(↓筒の中に植樹されたばかりの苗木が)


山間はどこも一面の茶畑で、新茶の摘み取り作業たけなわでした。
3年前にも立ち寄った、聖武天皇勅願、行基菩薩開山の神野寺ではシャガがまだ花盛り。
帰り道の月ケ瀬や柳生で車窓から見える田んぼが、地域によっては田おこしされたばかりだったり、水が張られたばかりや田植えがされたばかりの田んぼだったりなど、初夏の訪れを感じながらのドライブでした。