2024年7月13日土曜日

奈良きたまちの祇園さん

 奈良きたまち、押上町の八坂神社祇園社の今日は宵宮。


コロナ禍中は中断されていた祇園祭が今年は再開されて、宵宮には、たくさんのお店が出店されますので是非お出かけくださいませ。(15:00~20:00/小雨決行・雨天中止)

「f'w+ミジンコブンコ」 焼き菓子、アイスコーヒー、アイスティー
「鍼灸とりゐ」17時頃~ほうろく灸
「すいーと・わた✕新踏社」プリン、焼き菓子、キッシュなど
「図画工作屋」手作りおもちゃ
「 No Name」オーガニック茶葉とスパイスチャイ
「松籟まつのおと」特製かき氷
「ヨシダ珈琲店」コーヒーなど
「ワインの王子様」グラスワイン、ベルギービール、ソフトドリンク 

この八坂神社祇園社は、明治以前は東大寺八幡宮(手向山八幡宮)の摂社でしたが、現在は押上町、今小路町の二町で管理されています。 

拝殿の老朽化に伴い、拝殿の修復を計画されているそうで、八阪神社奉賛会では宵宮当日に皆様からのご寄付を受付されます。

江戸期の版木から神札を謹製したお札を授与していただけるとのことです。ご協力どうぞよろしくお願いいたします。 

ブログのトップと最後の画像は手向山八幡宮宮司さまのFBよりお借りしました。祇園社の写真は2016年のブログ より引用。

「万葉挽歌-人形からみる古の奈良-」

 『万葉挽歌〔レクイエム〕-人形からみる古の奈良-』展


平城宮いざない館」にて、いよいよ開幕です! 
前日の内覧会に、一足お先にお邪魔してきました。 

会場に入った途端に、気高く繊細で儚げなお人形が目に入ります。
そしてよく見ていくと、奈良の歴史や万葉集の世界が楽しめる展示構成になっています。

内覧会では学芸員の方にレクチャーを受けてより一層理解が深まりましたので、ギャラリートーク(日時の詳細は下段参照)に参加されることをお勧めしますが、図録にも詳しい解説が載っています。
(図録は「奈良のトビラ」で販売されます)
2020年3月にご宿泊いただいた永瀬卓先生にお人形の写真を見せていただき、それから実際に拝見したいと願っていた人形たち。
ようやく実際に目にすることができ、展覧会開催までの道のりを思うと感無量になりながら、静謐な人形の世界を堪能してきました。

実物を拝見していると、作者の永瀬卓先生のこだわりが随所に見られて、これもまた実際に拝見できる楽しみかなと思います。
例えば、人形が手に持つ紅葉や松の枝や花、椎の葉に包まれた飯などの小道具は全部手作り。 



繊細で上品なアクセサリー、イヤリングや髪飾りなども手作りで、そのセンスの良さに脱帽してしまいます。
衣装は「典具帖てんぐちょう」というとても薄い和紙を何枚も重ねて顔料で染め、紋様も手描きで作られています。
衣装の淡い色彩や取り合わせ、配色の妙にも唸ってしまいます。
そして何より驚いたのは大伯皇女のひれに朝露が!左手のあたり↑
(これは特殊な樹脂で作られたそうです)
坂上郎女の眉毛を掻いている人形。眉が痒くなるのは想い人に会える前兆と信じられていたそうで、歌の三日月と眉の形容をかけていることも、レクチャーで教わりました。 

今回の展覧会では、永瀬先生が長年制作してきた古代奈良をテーマにした人形を手掛かりに、奈良の歴史の奥深さや広がり、万葉集の世界をよりよく知ることができます。
また写真撮影・SNSへの投稿もOKです。
会期も長いので、ぜひぜひどうぞお出かけくださいませ。

 『万葉挽歌〔レクイエム〕-人形からみる古の奈良-』展
会期:令和6年7月13日(土) ~ 9月1日(日) 期間中無休
会場:平城宮いざない館(入場無料)
開館時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)
会期中のイベント:
◆7/27(14:00~)・8/9(14:00~)・8/12(11:00~) ギャラリートーク
事前申込不要 / 各回60分程度
◆8/12 13:30~15:00 トークイベント
「小さな出会いが結んだ大きな物語」
会場:平城宮いざない館 多目的室
出演者:永瀬卓氏・中田文花氏・岩戸晶子氏
申込先:こちら(事前申込制/参加無料)

2024年7月12日金曜日

中之島美術館「醍醐寺国宝展」

中之島美術館へ「醍醐寺国宝展」を見に行ってきました。
出陳されている展示品の素晴らしさに唸りながら、東大寺や奈良との関わりのあるものを見つけると、ついにんまりしてしまいます。

醍醐寺開祖の理源大師聖宝しょうぼうは、若き日に東大寺に学び東南院を創建し、その後、醍醐寺を開きました。
イヤホンガイドを聞いていると、聖宝が東大寺に居た時には東大寺に部屋がなく、鬼の出る部屋で過ごしたなどのお話が流れて来てびっくり。大峰山で悪さをしていた大蛇を懲らしめたのは知っていても、これは知らなかったです。

鎌倉時代に南都焼討ちで灰燼に帰した東大寺を復興した重源上人は醍醐寺で学んだことがあり、重源上人制作の三角五輪塔も出陳されていました。

また、2年前の「京終さろん」で東大寺・上司永照師より教えていただいた、醍醐寺の「竪義会」復興についても、展覧会で取り上げられていました。
明治以降途絶えていたものを東大寺の僧侶と共同で復興されたお話を「京終さろん」で伺いましたが、その様子が写真で紹介されているのです。

そんなこんなで、ついつい奈良に目を向けて見てしまってましたが、その他にも印象深いものがたくさん!
(以下、箇条書きにお気に入りを書きますね)

・快慶作の「不動明王坐像」(先日の奈良博での「空海展」では同じく快慶作の孔雀明王像に心を持っていかれてましたが、このお不動さんもめちゃ素敵) 
・国宝「絵因果経発見由来記」長く所在のわからなかった絵因果経が発見された経緯の記録書で横山大観の下絵が入っていて、前期のみ展示(7/21まで) 
・薬師堂本尊の薬師如来像光背の化仏(小さな薬師如来さま)を間近で拝見できること! 
・五大明王像の幾つかなど仏像も素晴らしいのですが、仏画もまたたくさん拝見できます。(下絵的な孔雀明王図像がかえって美しく感じました。) 
・近現代になって奉納された屏風絵や襖絵なども拝見でき、醍醐寺の長い歴史を感じます。 

……と、お稽古に通っている「山村御流いけばな展」のために、大阪にせっかく行くから何か一つ美術館に寄りたいと選んだ展覧会でしたが、とても素晴らしい内容に大満足でした。

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「山村御流いけばな展」は大阪高島屋で7/15まで開催中です。
ちょうど昨年の今頃に初出瓶させていただいた大阪高島屋会場。
一年前の緊張とバタバタを思い出して懐かしい気持ちで会場に入った途端、目に入る涼しげに生けられた花々に心を持っていかれました。やっぱり素敵~!今回、私は出瓶しておりませんが、お近くの方、もしよろしければどうぞお出かけくださいませ。

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そしてこちらは、大阪中之島美術館に行く道中にあるダイビル本館。

エントランスを通り抜けるだけで、内装の美しさに心が躍ります。
美しいものや長い歴史の中で伝え守られてきたものなどをたくさん見ることができた佳き一日でした。

2024年7月11日木曜日

7月のお出かけ情報③~後半の寺社伝統行事

7月後半の寺社伝統行事のご案内です。


◇7/16 19:00頃  鴨都波神社 夏祭り「すすき提灯献灯献灯行事」
問合せ: 0745-62-2176

◇7/16~7/17 天河大辨財天社例大祭」   
7/16 19:00〜宵宮祭 
7/17 10:00〜大祭神事  採燈護摩 能楽奉納
問合わせ:0747-63-0558
※参列は事前予約制で6/15にすでに定数に達しているそうです

◇7/17 19:00〜 法華寺「蓮華会式」  
本堂前の茅の輪をくぐり、夏の厄除け祈願をする法要。
問合せ:0742-33-2261

◇7/20  19:00~  高鴨神社献灯祭神事
問合せ:0745-66-0609

◇7/20 10:00〜 西大寺「饒益坊忌にょうやくぼうき
問合せ:0742-45-4700

◇7/20  13:00~20:00  往馬大社「銀河祭」
問合せ: 0743-77-8001

◇7/23 15:00~  西大寺「奥の院 地蔵会式」
問合せ:0742-45-4700

◇7/23 16:00~ 伝香寺「地蔵会 着せ替え法要」  
裸のお地蔵さんとして知られる秘仏地蔵菩薩立像が本堂内で特別公開されます。衣の着せ替えは何よりの供えとして興福寺の妙法尼が母の菩提を弔うため1228年より始められました。
問合せ: 0742-22-1120
※状況によっては一般参拝は堂内人数制限になる可能性あり。

◇7/23 17:30~ 福智院「地蔵盆」
問合せ:0742-22-1358

◇7/23 18:00~20:00 十輪院地蔵盆
本堂の軒下に多数の提灯を吊るし堂内を照らします。
問合せ:0742-26-6635

◇7/23 14:00~ 當麻寺蓮華会と写仏会 」
中将姫が當麻曼荼羅を織り上げた日に因み、曼荼羅完成を祝う行事。
中之坊写仏道場の當麻曼荼羅の前で、伝統の法会が営まれます。
美しい絵天井の下で、蓮華法会のゆるやかな声明・読経の声を聞きながら写仏をすることができます。
問合せ: 0745-48-2001

◇7/23・7/24  帯解寺子安地蔵会」 
7/23  19:00〜紅白の岩田帯練供養
7/23・24 19:30〜理趣三昧大法要厳修
本尊の子安地蔵は鎌倉時代の寄木造。(重要文化財)
問合せ:0742-61-3861

◇7/24 8:00~ 東大寺知足院「地蔵会 」

 ◇7/24 夕刻より 法隆寺「東院地蔵会」
伝法堂が特別開扉されて法要が行われます。
問合せ:0745-75-2555

◇7/27 17:00~ 吉野神宮夏越大祓神事
問合せ:0746-32-3088
※茅の輪くぐりは7/27~7/28の2日間(9:00~20:00閉門)

◇7/28 東大寺解除会げじょえ」 
大仏様の前に茅草で作った約2mもの茅の輪が設けられ
東大寺の僧侶がこれをくぐって 
盧舎那仏に夏越しを祈る法要が行われる。
法要は8:00~9:00
茅の輪くぐりは8:00~、一般参拝者9:00〜
問合せ:0742-22-5511
2014年の様子はこちら→ 
※今年は茅の輪の設置は当日限りになります。

◇7/28 11:00〜 元興寺肘塚不動尊供養
問合せ: 0742-23-1377

◇7/28 畝傍山口神社でんそそ祭
問合せ:0744-47-2270(橿原市観光交流センター)

◇7/30 13:00〜 元山上 千光寺「きゅうり加持」
問合せ: 0745-45-0652

◇7/30・7/31 綱越神社 「おんぱら祭
7/30 16:00〜宵宮祭斎行 
7/31 10:00〜例祭斎行 19:30〜奉納花火大会
問合せ:0744-42-6633

◇7/31 19:00〜 高鴨神社夏越の大祓い
茅の輪くぐりは終日。
問合せ:0745-66-060 

2024年7月9日火曜日

9/1に早朝散歩を開催します*

昨年に引き続き、今年も「ちとせなら」主催の早朝散歩地元女将とディープに歩く!東大寺 “朝歩きのススメ” 東大寺を丁寧に、細やかに、再発見する朝旅を、9/1にご案内させていただくことになりました。

※ツアーの内容や行程などは、こちらに詳しく掲載されています。
※「ちとせなら」主催となりますので、お申込みはこちらから
※朝早いですが、お泊りなしでも申込いただけます。
※もちろん前日8/31の宿泊も承ります!ご予約は奈良倶楽部HPから
※追記>>ご宿泊予約をたくさんいただき、ツイン・シングルが満室となり、現在の残室がファミリールームのみになってしまいました。(ファミリールームで2名様のご利用も受付ますが、シングルには対応できませんのでご了解ください。)
どうぞよろしくお願い申し上げます。

昨年のブログにも書いているのですが・・・

コロナが始まった頃、二月堂の朝の鐘の音をInstagramに上げたことがあり、鐘の音を聴きながら二月堂の眼下に広がる境内の風景にたくさんのコメントをいただきました。

有り難い思いと共に、実際にご案内したいと始めた「東大寺境内早朝散歩」。
始めた頃から4年経って、今年は昨年よりも充実したご案内になるよう、コースも内容も少し見直しています。
今回は東大寺境内の周囲をぐるっと歩きながら、小ネタなお話も挟んで、普段の観光コースでは歩かないような小径もご案内したいと思います。 

夜明け前のBlue hourから偶々見られるかもしれない朝焼けの空、真っ赤に焼けてなくてもほんのり薄くピンク色に染まる空。
そして陽がのぼってくると、朝の清らかな光が木々の瑞々しい緑に射し込んで、清々しく凛とした空気が奈良の朝の素晴らしさを伝えてくれるのです。
いつも手を合わすお社やお気に入りの小径。
私の大好きな東大寺境内をご一緒に歩きましょう。
とても早い時間からのツアーですが、どうぞよろしくお願いします。


2024年7月8日月曜日

「奈良まほろば館」ランタンWSご参加御礼

昨日は、東京新橋にある「奈良まほろば館」での『きたまちといろランタンワークショップ』の講師役で東京に行っておりました。

このワークショップは今年で3回目の開催で、3年連続でご参加の方、去年今年とリピートの方も多く、また奈良倶楽部のお客様もたくさんご参加くださってありがとうございました。

1部2部ともほぼ満席という盛況ぶりで、皆さんに楽しんでいただけたようでよかったです。
出来上がったランタンをサーキュレーターで乾かしているところや、作っているところなど、お写真いただきましたのを順不同ですがアップいたします。 




昔に作った切り絵をお持ちになってランタンに貼った作品も↑



皆さんのランタンを見ていると、「こういうのを作ろう」と最初にイメージして制作に取り掛かる方や、全く初めてなのに作っているうちにどんどん夢中になって、2個を一気に作り上げた方など、皆さんの熱気も伝わって、講師としても とても楽しい時間でした。ありがとうございました。

今年の「きたまちといろ」は10/4〜6の3日間の開催です。
10/5には手向山八幡宮の例祭「転害会」が行われ、合わせて東大寺では特別公開もありますので、「といろ宵あかり」のランタン見学がてら是非、奈良きたまちへお越しくださいね。

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前日6日の新幹線で東京に向かったのですが、静岡県内で発生した停電で停車中の新幹線の影響で、後続の新幹線車内で3時間ほど停車したまま過ごすというアクシデントに見舞われました。
幸い乗っている新幹線は冷房も止らずよかったのですが、東京着が18時頃で、予定していた美術館巡りは諦め、おまけに外を歩けないほどのゲリラ豪雨で途方にくれるという事態にも遭遇したのです。
娘宅の最寄り駅に着く頃には雨も止み、事なきを得たのですが、旅先や出先で何が起こるかわからないことも頭に入れておかなければと思った次第でした。
でも、京都から東京までの6時間弱の旅、持っていた本を読み終える勢いで読書ができたのは、普段スマホばかり見ている私にとって貴重な時間でした。
読んでいたのは、柴崎友香「百年と一日」
こちらも大和郡山の本屋「とほん」さんの毎月の配本で手にした一冊。テンポが速くて今まで読んだことがないタイプの短編集です。

2024年7月6日土曜日

重源上人ゆかりの地をめぐる旅

7月5日「俊乗忌」

平家の南都焼き討ちで焼失した大仏殿をはじめ東大寺の伽藍を復興され、建永元年(1206)86歳でその生涯を終えられた俊乗房重源上人。ご命日の7月5日には、重源上人をお祀りする俊乗堂で御忌法要が営われ、法要終了後に参拝者も堂内へお参りさせていただけます。

今年は、「ちとせなら」主催のツアー『倉橋みどりさんと行く!重源上人ゆかりの地をめぐる特別な旅』に参加して、五劫院、俊乗堂、南大門と重源さんゆかりのところを周ってみました。

案内役の倉橋みどりさんは、重源さんとご縁の深い山口市出身で、山口市徳地の観光大使も努める重源さん愛が半端ない方。
何度も拝観しているところ、よく知っているつもりのところばかりでも、愛ある方にご案内していただくと、また違った見方ができ大変興味深く満足度の高いツアーとなりました。

この週末に発表されますが、今年もまた「ちとせなら」主催の「早朝散歩」の案内役を務めさせていただくので、ご案内することや場所への愛や好きという気持ち、リスペクトがとても大切だと、あらためて感じたのです。ありがとうございました。

2024年7月5日金曜日

「奈良県立民俗博物館」休館のお知らせ

大和郡山市にある「奈良県立民俗博物館」展示室が
7/16(火)より当面の間、長期休館に入ります。
(※再開館日は令和9年度中を予定)

実はつい先日、こちらに行ってきたところでした。
矢田寺に紫陽花を見に行った帰りの寄り道でした)



展示室には、大和に暮らす人々が改良工夫しながら伝えてきた、大正から昭和初期の生活用具や農具、国重要有形民俗文化財の「吉野林業用具と林産加工用具」などが、わかりやすく展示公開されています。

休館までの土日祝(7/6・7/7・7/13・7/14・7/15)には、11:00と14:00の一日2回、学芸員による「展示解説ツアー」が実施されます。

展示物の一つ一つに「昔こういうのあったね」と昭和30年代に子供時代を過ごした私達夫婦にとっては懐かしいものも多くて興味深かったので、よろしければ休館までに是非行ってみてくださいませ。

今回は、民俗資料の移動・整理及び老朽設備改修等のための休館だそうで、休館になる「奈良県立民俗博物館」が立地する「大和民俗公園」内にある「古民家」は通常どおり見学可能です。


古民家」は、奈良県内各地から移築・復原した江戸時代の民家など15棟が、集落ごとにエリアをわけて建てられていて、見学無料です。
「古民家」の公開時間は午前9時から午後4時まで。月曜日(祝日・振替休日のときは次の平日)及び年末年始(12月28日~1月4日)は見学できません

そして、26.6haに及ぶ広大な大和民俗公園は年中無休で利用可能。
訪れた日は菖蒲の花が咲いていました。
とても広くて緑が多くて、ワンコが喜びそうな公園。
涼しくなったら愛犬と一緒に行こうと思います。
駐車場は無料で7:00~19:00利用可能です。

2024年7月4日木曜日

薬師寺「蓮華お写経会」

通常非公開の薬師寺「地蔵院書院」

毎年、薬師寺では蓮の花が見頃を迎える時期にあわせ、蓮池をのぞむ地蔵院書院を公開し、お写経会を開催されています。
本年は7/13~15の開催で、ただいま14日(日)・15日(月)の参加申込が可能だそうです。
大賀蓮を愛でながらのお写経、参加者のみ拝観できますので、よろしければ是非どうぞ。

日 時   令和6年7月13日(土)~7月15日(月祝) 3日間
各 日   午前9時より  第1部
      午前11時より  第2部
      午後1時半より 第3部

受 付   薬師寺 お写経道場(15分前から受付開始)
会 場   地蔵院 書院(通常非公開)
ご開帳   薬師寺 法光院伝来 秘仏 十一面観音菩薩像
法要導師  加藤 朝胤 管主 他
定 員   各20名(先着順)
納経料   国宝東塔四相像結縁特別写経 1巻1万円
問合せ   蓮華お写経会係〔電話〕0742-33-6001

2024年7月3日水曜日

喜光寺の蓮と「いろは写経」


行基さんの月命日の毎月2日に、行基菩薩入寂の喜光寺では、「喜光寺縁日」としてお写経会や法要や法話が行われています。

お写経された方には昼食がふるまわれるとありましたので、蓮の花を見に行きがてら、初めてお写経会に参加致しました。

まずは本堂にお参りして(本堂内は写真撮影可)蓮の花を愛でて、本堂後ろの弁天堂で特別公開中の宇賀神様にお参りして写経道場へ。

行基菩薩が東大寺建立に先だって本堂を建立したという伝承から「試みの大仏殿」とよばれている喜光寺の本堂は、後ろから見るとより大仏殿に似ていると思います。
(大きな松の木に、昔の講堂跡の風景を思い出してしまいます)

宇賀神が祀られている弁天堂。
睡蓮が見頃でした。

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写経道場では多くの善男善女がお写経をされています。

喜光寺のお写経は般若心経ではなく「いろは写経」だそうで、「いろはにほへとちりぬるを・・・」のいろは歌を書くのかなと思っていましたが、その「いろは歌」は仏教の教えを説いた「施身聞偈せしんもんげ」を解きほぐしたものだと、詳しく教えていただきました。
「いろは写経」についてはこちらに詳しく書かれています。
   ↓ ↓ ↓

諸行無常→色は匂えど散りぬるを(美しい色の花もいずれは散ってしまう)
是生滅法→我が世誰ぞ常ならん(誰か永遠である者はいるだろうか)
生滅滅已→有為の奥山今日越えて(深い迷いの山を今日こそ越えて)
寂滅為楽→浅き夢見じ酔いもせず(浅はかな夢に迷わず酔いにはひたるまい)

私たちは、無常の世間にありながら「自分は大丈夫、愛するものも変わらない」と誤認しながら過ごしています。しかし、この世に無常でないものなどありません。だからこそ、その迷いをふりはらって、今日を懸命に生きていきましょうという教えが「いろは歌」の教えなのです。

シンプルで大切な教えが「いろは歌」に隠されていたことに驚きながら、終わってから参加者全員でお経を唱え、11時から昼食のおふるまいです。
ボリュームもあって、何より美味しい!
隣の方々とお話してみると、皆さん何十年も通っていて何巻も写経されているという方が多くて、「続けることが大事よ」とおっしゃいます。(できれば続けたい!と思える何かがこのお寺にはありました)

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最後になりましたが、喜光寺の蓮の花です。
今年は遅れめで、咲いていた蓮はまだ少しでした。






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7/13・7/14 には「盂蘭盆会」法要もあります。
 10:00 法要 / 11:00 法話 / 12:00 茶粥接待