2023年12月8日金曜日

「鹿寄せ」と「春日若宮 先参り」

今朝は旅館ホテル組合主催の「鹿寄せ」お当番で飛火野へ。


鹿寄せ終了後は、飛火野の木々に木漏れ日が降り注いでいるのを横目で見ながら、春日大社御本殿特別参拝にお客様方をご案内しました。
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ご案内の後は若宮さんへ。
ちょうど今日から、「おん祭」の前に、正遷宮から1年経った若宮様のご神徳を授かりましょうという「先参り」が始まりました。
(「先参り」は12/8~12/16 9:30~12:30 )

若宮社では、春日若宮おん祭を描いた絢爛豪華な名品 「春日若宮御祭図屏風」複製が、明後日12/10まで特別公開されています。
※「春日若宮おん祭」の様子を描いた江戸時代の絵画作品「春日若宮御祭図屏風」を原寸複製し奉納された凸版印刷についてはこちら

この屏風には、興福寺や一の鳥居、影向の松、春日大社御本殿などが描かれているのに、若宮社が描かれていないのは、御仮殿から若宮さんがご覧になっている景色として描かれているからだとボランティアガイドの方に教わりました。
また「先参り」期間中は、各日先着50名に記念品の「意伝坊」がいただけます→
今回は運よくいただくことができました。
「意伝坊」とは、春日若宮おん祭に奉仕する「大和士」たちがお渡り式に先立ち食する取り肴の一種で、米・胡麻・小豆・山椒・味噌を材料として結び昆布が添えられた珍味です。
早速いただきましたが、珍しくて意外に美味しいのです。
そして夫婦大国社のところで、「意伝坊」を授かる時に伺った、ボランティアガイドさんのお話。春日大社には夫婦やつがいのものが4つあるそうで・・・
①御本殿の第三殿と第四殿の神様がご夫婦 ②夫婦大国社の神様 ③石灯籠に彫られた雄鹿と牝鹿 ④榎本神社の欄間?につがいの鳩がほってある・・・などと教わったので
帰りに榎本神社へお参りしてしっかり見てきました。