2024年3月31日日曜日

東大寺境内*花便り②「大仏殿をラッピング」

ようやく春めいてまいりました。
足踏み状態だった桜の開花もこの暖かさで一気に花開きそうです。

開花状況が気になるのでお昼休みに自転車で大仏殿を一周。
今日は大仏殿を包んでいるように桜の花を撮る!
と、テーマを決めて周りました。
上の写真2枚は大仏殿の北から。
僧坊跡にある数本の桜は、どの木も蕾が間もなく開きそうです。
こちら↓は、大仏殿の裏道沿いに咲く桜の花。
西の回廊沿いにも、ちらほらと咲き始めの桜の木↓
南は大仏殿の正面から↓満開の桜の木。
中に入って撮りたかったのですが、大仏殿入堂口まで手向山さんの鳥居のところから行列できて、すごい人だったので諦めて中門外からパチリ。
同じく南からは、南大門の手前(大仏殿寄り)にも咲き始めの桜が見えたのですが、そこまで辿り着けない人の多さで写真は諦めて。
大仏殿東南からは枝垂桜越しに↓
東北方向からは遠くに大仏殿を望んで、むりやり画角に入れます。

春休み中の週末、まずはお天気でよかったです。
どこもかしこも車や人でいっぱいなので、お気をつけて奈良の旅をお楽しみくださいませ!

2024年3月30日土曜日

4月のお出かけ情報②〜秘宝秘仏公開

春の秘宝秘仏特別公開のご案内です。

<<公開中の秘宝秘仏は・・・>>

◇~4/7 海龍王寺十一面観音特別開帳
錐金文様の美しい仏様です。
問合せ:0742-33-5765

◇~4/7 法華寺「国宝十一面観音立像特別開扉」
光明皇后の姿を彫り上げた伝わる平安初期の仏像です。
問合せ:0742-33-2261

◇~4/18 壺阪寺大雛曼荼羅公開
問合せ:0744-52-2016

◇〜5/6 金峯山寺金剛蔵王大権現特別開帳
問合せ:0746-32-8371

◇~5/6 室生寺金堂特別拝観
問合せ:0745-93-2003

◇~5/31 不退寺春季特別公開
在原業平画像など寺宝が公開される。
問合せ:0742-22-5278

◇~5/31 安倍文殊院 「春の寺宝展
問合せ:0744-43-0002

◇~7/7 長谷寺本尊大観音尊像」「寺宝」特別公開
問合せ:0744-47-7001

<<今月から始まる特別公開は・・・>>

◇4/1〜4/10 櫻本坊釈迦如来坐像特別開扉
問合せ:0746-32-5011

問合せ:0774-76-3390

◇4/1〜6/10 法華寺国史跡名勝庭園特別公開
問合せ:0742-33-2261

問合せ:0743-53-5023

◇4/1~6/30 岡寺 「本堂内々陣お扉特別開扉
問合せ:0744-54-2007

◇4/8 浄瑠璃寺「三重塔初層開扉・薬師如来坐像
問合せ:0774-76-2390

◇4/11〜5/18 法隆寺
夢殿秘仏救世観音特別開扉 
問合せ:0745-75-2555

◇4/13~4/15 當麻寺曼陀羅堂「裏板曼陀羅・板光背」公開
問合せ:0745-48-2001(當麻寺中之坊)

◇4/13〜5/6 當麻寺奥院御影堂特別拝観
問合せ:0745-48-2008

◇4/13~5/6 當麻寺中之坊春季特別展
問合せ:0745-48-2001

◇4/14〜5/14 石光寺日本最古の弥勒石仏特別公開
問合せ:0745-48-2031

◇4/15 法輪寺「妙見菩薩立像特別開帳
問合せ:0745-75-2686

◇4/16 13:30~15:00 當麻寺中之坊導き観音ご開帳
問合せ:0745-48-2001

◇4/17・4/18 おふさ観音十一面観音立像特別拝観
問合せ:0744-22-2212

◇4/18~5/8 正暦寺宝物殿瑠璃殿と秘仏公開 
問合せ:0742-62-9569

◇4/20・21・4/27~5/6 橿原神宮 
「文華殿」保存修理事業特別公開
問合せ:0744-22-3271

◇4/20~5/6 橘寺「聖倉殿特別公開
問合せ:0744-54-2026

◇4/20〜5/6 興福寺国宝北円堂特別開扉
問合せ:0742-22-7755

◇4/20〜5/10 西大寺聚宝館 特別開館
問合せ:0742-45-4700

問合せ:0747-24-5557

◇4/26〜5/6 不空院不空羂索観音坐像特別開扉」 
問合せ:0742-26-2910

◇4/27 船宿寺「本尊・薬師如来坐像特別開扉
池泉回遊式庭園のある境内で「花法会」法要が営まれた後に、ご本尊を拝観することができます。
これまで毎年5月3日が恒例だったが、温暖化の影響で開花が早まったことを受け、2024年から4月の第4土曜日に日程が変更されました。
問合せ: 0745-66-0036

問合せ:0744-43-0002

◇4/27〜5/6 岩船寺三重塔初層特別開扉
問合せ:0774-76-3390

◇4/27~5/6 海住山寺春の寺宝特別公開
問合せ:0774-76-2256

◇4/27~6/30 壷阪寺 
二大塔同時開扉」「壷阪観音お身拭い特別参拝
問合せ:0744-52-2016

2024年3月29日金曜日

4月のお出かけ情報①〜前半の伝統行事

4月前半の伝統行事のご案内です。


◆◇4/1~4/7 法華寺「ひな会式」0742-33-2261
本尊十一面観音像の前に55体の善財童子像を祀って行なわれる
春の法要。天平時代から途絶えることなく続けられている。
法要時間:1日~5日は14時~15時、6日7日は10時半~12時
※法要中は本堂内自由に参拝ができません。
(2009年の「ひな会式」のブログ内記事はこちら

◇4/1 宝山寺大護摩会式」0743-73-2006

◇4/1 大和神社ちゃんちゃん祭」0743-66-0044
※2024年も御渡りがおこなわれます。

◇4/2・4/3 10:00~ 橿原神宮 0744-22-3271
4/2「御鎮座記念祭」・4/3「神武天皇祭」
神武天皇の崩御された日に併せ天皇の偉業を讃え奉る祭典。
4/3  13:00から「国栖奏奉納」があります。
4/2・4/3「春の出会い 神武さん」開催

◇4/3 13:00~ 吉野水分神社「御田植祭」0746-32-3012

(4/3 10:30~瀧祭 /  4/4 10:30~例大祭・15:30~放魚祭)

◇4/5 10:00~ 水谷神社「鎮花式」0742-22-7788
春日大社の摂社 水谷神社の例祭。

◇4/6 千光寺「戸開け式大法会」0745-45-0652
行者堂の開扉と山開き

◇4/7  14:00 甘樫坐神社「盟神深湯」0744-54-5600
允恭天皇の時代、湯の中に手を入れて火傷をするかしないかで証言の真偽をはかる古代の裁判「盟神深湯くがたち」を神事として行っています。

◇4/7  鴨都波神社「春祭」0745-62-2176
14:20~「御田植神事」15:00~「稲荷祭」15:30「御供撒き」
(御供撒きは手渡しもあります。)

◇4/8  「仏生会」お釈迦さまの生誕を祝う法要。
東大寺・ 興福寺などリンク先をご覧下さい。


◇4/8 13:30〜 白毫寺「一切経法要」0742-26-3392
鎌倉時代に中国より伝わった一切経を転読した故事に始まり、現在は法要が営まれる。春の訪れを告げる行事として伝承歌にもうたわれた。「寒さの果ても彼岸まで、まだあるわいな一切経」

◇4/8  新薬師寺「修二会」0742-22-3736
17:00~初夜法要
19:00~お松明・後夜法要
1000年の伝統を持つ行事。
本尊薬師如来に滅罪、厄除けを祈願。

◇4/8~4/10 大神神社「春の大神祭」0744-42-6633
2000年来の伝統を誇る「卯の日の神事」と呼ばれる祭典。

◇4/10~4/12 金峯山寺蔵王堂「花供千本搗女人採灯大護摩供」
4/10   13:00~「花供千本搗き」法要として一臼を搗くのみ
4/10   14:00~「女人採灯大護摩供」
4/11~4/12「大名行列」(竹林院出発10時)
4/11~4/12 13:00~「御供撒き」
4/11・4/12  11:00~「花供会式」法要
1000年の歴史を持つ伝統的法要。0746-32-8371

◇4/13  弘仁寺虚空蔵(十三参り)」0742-62-9303

◇4/13・4/14 信貴山千手院銭亀祭り」0745-72-4481

◇4/13・4/14 西大寺「大茶盛式」0742-45-4700
できれば事前にご予約をお願いします。詳細 

◇4/14 達磨寺達磨会式」0745-31-2341

◇4/14 16:00~ 當麻寺聖衆来迎練供養会式
當麻寺春の大祭で、中将姫の現身往生を再現する行事。
観音菩薩、勢至菩薩ら二十五菩薩が、現世に里帰りした中将姫を迎えて極楽へ導くという1000年を越える伝統の儀式です。
問合せ:0745-48-2202

◇4/15 11:00~ 石上神宮 「春季大祭」0743-62-0900

2024年3月28日木曜日

不動堂奉納公演「花笑み」

今日は、不動堂で石垣十氏による不動明王面と、水島太郎氏による脱活乾漆像の不動明王像の奉納があり、その後、二月堂の北参籠所で、狂言大蔵流十四世・茂山千五郎氏による「狂言一人語り~花笑み~」の奉納がありました。 

その奉納公演を拝見する前に不動堂へ寄らせていただきました。
道中、二月堂裏参道の紫木蓮が満開間近!
三月堂前の枝垂桜は満開に
そして不動堂横の白木蓮も見事な花を咲かせていました。

奉納された方々や演者の皆様の記念撮影。(横から撮らせていただきました)

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場所を二月堂北参籠所に移して、最初に筒井寛昭長老の「笑い」についてのお話から始まり、奉納された不動面と
不動明王像の御披露目。
不動明王の光背は、処世界童子を勤める水島さんらしく、籠松明のヘギ板や大神燈のジンなどが使われています。
そして、茂山千五郎氏による「狂言一人語り~花笑み~」の上演。
「花笑み」は狂言作家・大江公玲さんの新作狂言で、ピアノや箏の演奏もあり、また能管でバッハを演奏されたりと、とても斬新で素敵でした。 
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大江さんのご挨拶より
今回の奉納公演は、2017年6月に東大寺で「大仏くらべ」を上演された際に、上演の成功をお不動さんにお願いされたことへの御礼の奉納公演で、コロナ禍もあって7年越しに実現したのだそうです。
7年前の東大寺本坊で上演された「大仏くらべ」を拝見していたこともあり(過去記事)、また、大江さんのストーリーを間近でちょこっと拝見していましたので、今日の日を迎えられたことが何だかとても感慨深かったです。
素晴らしいご奉納をされましたこと、おめでとうございました。

そして、いよいよ「大仏くらべ」の舞台は鎌倉大仏殿・高徳院へ。
今月31日に奉納上演されますので、楽しみに伺います。

2024年3月27日水曜日

『六社寺共通拝観券』で唐招提寺へ*

久しぶりのお参りでした。
大雨でしたが、礼堂に竹が並べられていました。
5月の梵網会で撒かれる「うちわまき」の準備でしょうか。

雨でも観光客の方が多く、どうしても写真に見知らぬ人が入ってしまいます。ということで、せっかくの唐招提寺でお堂の写真はなく、一本満開だった桜のお花の写真をどうぞ。



こちらはまだ蕾のソメイヨシノ。
桜の時期に唐招提寺を訪れるのは初めてなので、満開の桜に出会えて嬉しかったです。

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これで、古都奈良の文化財が世界遺産に登録されて25周年の記念に作られた『六社寺共通拝観券』をコンプリートできました。
購入したのが今年になってからでしたので、利用期限の3月末までに暇を見つけてはお寺にお参りして記念の散華をいただいておりました。ありがとうございました。

・・・・ところで、この『六社寺共通拝観券』ってどれくらいの利用があったのでしょう?
奈良倶楽部でも取り扱いさせていただいていましたが、ほとんど売れることなく申し訳ないように思えて自分も購入したのでしたが。
六社寺の拝観料合わせてもお得感がなかったことや、奈良好きな方は東大寺も興福寺も友の会に入っていらっしゃるのでわざわざ購入されないとか、肝心の六社寺での取り扱いがないとか、いろんな要因があったと思います。せっかくお金をかけて作られたので、そのあたりのところも検証して、もし30周年などでまた作る機会があれば今後に生かしてほしいと思いました。よろしくお願いします。

2024年3月26日火曜日

薬師寺「花会式」

3月26日 大雨
「花会式」2日目の日中日没の法要にお参りさせていただきました。

金堂堂内、薬師三尊の前に荘厳された花々の美しさに見惚れ、久しぶりに拝観するお薬師さまの優し気なお顔にちょっとほっこりし、これから始まる法会をドキドキしながら待つひととき。

久しぶりに聴く声明は東大寺の修二会とは全然違って、身体の芯から震えるような振動を感じ、そして何よりその迫力と声量に圧倒されながらもとても気持ちが高揚して感動するという不思議なものでした。 

薬師寺さんは二月堂よりも随分と遠いから、ちょっとそこまで聴聞に・・・というわけにはいきませんが、期間中にもう一度聴けたらいいなと思いました。 

法要中に撒かれた散華を運良くいただくことができました。

31日結願の「鬼追い式」の松明が用意されています。
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境内には、シデコブシ、雪柳、紫木蓮の花。
早咲きの薄墨桜はまだ蕾でした。

「花会式」の詳細はこちら
日中・日没(13:00~15:00)の法要はお昼間ということもあり、金堂は開け放たれ、一般参拝者も出入り自由でしたが、夜の初夜・半夜(19:00~21:00)と後夜・晨朝(3:00~5:00)は30分前から入堂でき法要中は堂内への出入りはできませんのでご注意ください。

2024年3月25日月曜日

1月2月の食べ歩き*新規開拓のお店もあり

そうこうするうちに3月も終わって新学期が始まりそうです。
後で書こうと思うと溜まってしまって、そのうちがいつになるやらの「ブログの食べ歩き記録」。
取り急ぎは今年に入ってから食べ歩いたお店をご紹介します。

1月2月は、お稽古仲間や友人たちと「新年会」と称して、美味しいお料理を囲むことが多かったです。
順不同でお店の名前とリンク先を記しますので、営業時間や定休日、メニューの内容や、予約の有無、およその金額、お店の場所などはリンク先から調べていただきますようお願いします。

◆「つる由
奈良町にある日本料理のお店。ランチでいただきましたが、品数がとても多くて、次々に出てくるお料理がどれも美味しく、次に出てくるのは何かなと楽しみなメニュー構成でした。

◆「とよのあかり すずの音
こちらは奈良倶楽部スタッフお奨めのお店。
草鍋という名物メニューは奈良の伝統野菜がたっぷりで、とても美味しくいただきました。
ボリュームもたっぷりなので、お一人様だと困るかなと思いきや、半分の量での提供もあるそうです。(お尋ねください)

余談ですが、こちらのお店の向かいにあるのが、先日ご紹介した「Bar Savant」さん。お食事の後の一杯にいいですね。

◆「ごはん日和り
東向北通り、以前「ス・マガザン」さんがあった後に新規オープンのお店で、日本酒とお酒に合うおばんざい、そしておでんが美味しいお店です。

◆「KOMFORTAコンフォルタ
奈良市中心部からは少し離れたところで車でないと行きにくいかもなので、観光で来寧の方にはちょっと遠いところかもしれませんが、個室もあって友人たちとの集まりにはぴったりな美味しいイタリアンのお店です。

ここまでは、初訪問のお店または久しぶりに再訪したお店です。
その他に何度かご紹介のお店も

◆「ビストロ・ヨシムラ
実家の母と実家のある木津川市のレストランへ。時々伺うお店で、安定の美味しさでいつも大満足。そして、たくさんの種類から4品選べる食後のデザートも楽しみなのです。

◆「割烹 まつ㐂
久しぶりの訪問、本当に美味しい!
ところで写真の中段左にあるのは、お松明の竹を模した箸置きです。思わず窯元を教えてもらって(赤膚焼き・尾西楽斎さん)、オーダーしてしまいました。
「まつ㐂」さんでは雛祭りの頃にちらし寿司のお持ち帰りもされていました。

◆「アレ!!ル トレッフル
徒歩圏内にある大好きなワインバー。
食べ物メニューも充実していますよ。


◆「茉莉花ジャスミン
以前にもご紹介しましたが、あまりにも美味しかったので、今回は夫を連れて再訪しました。そしてすごく美味しかったので来月にも予約を入れているという、無限にリピートしたくなるお店です。

「Cobachi庵」のアフタヌーンティ
こちらも以前にご紹介した、奈良倶楽部のお隣で間借り営業されている「Cobachi庵」さん。アフタヌーンティを始められたので早速いってきました。

◆「くるみの木
今年40周年を迎えられる「くるみの木」一条店で久しぶりにランチをいただきました。丁寧に作られた身体に優しいお料理、変わらずに美味しくて、いつまでも背中を追い続けていたいお店です。

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あまから手帖発行の「奈良100選」をラウンジに置いています。
奈良の美味しいお店が紹介されていますので参考にどうぞ。

2024年3月23日土曜日

二月堂修二会2024 南の局で「走りと達陀」

3月13日(水)14日(木)
修二会ももう終わるかと思うととても名残惜しく、無理をしてでも行っておかなければという気持ちが勝って、両日とも「半夜」~「走り」~「後夜」~「達陀」~「晨朝」を聴聞しました。

二月堂に着いた時にはすでに西の局がいっぱいで入るのが難しそう。
12日からの3日間は内陣の板戸が外され、北・東・南の局からも中の様子を伺うことができるので、ちょうどいいかもしれないと2日間とも南の局で聴聞することにしました。

昨年ご縁をいただいた「灯芯保存会」さん奉納の灯芯が使われている「牛玉の牛」(須弥壇西南角あたりにある)と「牛玉の燈芯」を、まずは目を凝らして確認します。

「牛玉の燈芯」はうっすらとわかり、「牛玉の牛」も位置的に多分あれかな?と思いましたが、12日以降でないと見られないので貴重な機会でした。


写真は小学館『東大寺お水取り 二月堂修二会の記録と研究』より
それにしても、灯芯について知らなかったら「牛玉の燈芯」に気がつくことはなかったことでしょう。

そうこうするうちに「走り」の準備がされていきます。
西の正面以外の舞台裏から真剣に拝見するのは初めてなので、事前に頭に入れておいた言葉を耳が捉えたり、所作を見ることができたりすると、それだけでテンション高くなってしまいます。

まず、目と耳に入ってきたのは・・・
四方加持で三職が橋まで出て正面の加持をするところが見えただけで嬉しく、「大悲者だいしゃ大悲者大悲者大悲者・・・」「ホ」「ホ」と加持の句の後に唱えられる「大悲者」の意味を考えたり、「ホ」「ホ」という呪の音が何だか可愛く聞こえたり・・・。

そして、行道が始まり、壇回りを何周か回って和上の「南無頂上」と「南無最上」が始まり(それぞれ正面で3回2回1回と唱え立礼、唱誦と唱誦の間に壇回りを一周行道)、その後は、大導師から順番に、西正面に来ると「南無最上」を長くフシを引いて壇回りを一周しながら唱える「長最上」に。
大導師以下「南無最上」を行道しながら唱えて、次の方に順番交代の時に向き合って軽く一礼されるのもしっかり確認。

この行道しながらの様子も南の局の東寄りに位置していると、北側から向かってこられる練行衆のお顔までもがよくわかりました。
また、司が行道中に「走りの松明」で点火していくところや、最後に正面中央の床にたたきつけての消火も確認できました。

「走り」こそは、お香水もいただけるし、戸帳巻上げも走り五体も見える西の正面からと思っていましたが、今回、南の局で舞台裏のような様子を拝見できて、これもよかったです。

「走り」が終わって、「後夜」の勤行へ。
読経の法華音曲、南の局で聴く心地よい時間からの、司のキレのある「南北!」の声に重厚な「南座は~」「北座も~」。
(14日の読経は普段と違って北座衆が加わっているので、自席に戻るところも確認すればよかったと←来年こそ確認したい自分メモ)

私の場合、仕事が一段落してからの聴聞ばかりで、初夜の悔過作法をほとんど聴聞できずにいます。今宵は後夜の悔過作法~特に大呪願と称名悔過が好きなので~をしっかり聴いておこうと耳をそばだて、日を追うごとに時導師とガワの掛け合いのスピードが増していく様子に、ライブに来ているような高揚感を感じておりました。

さて「達陀」も、八天の動きや何を投げているのかなどは正面でないとわかりにくいと思いますが、南の局から見る舞台裏の様子もまたよかったです。

後夜の大導師作法の加供帳が始まる時に、南座の練行衆が何やらもそもそされているようで、よく見ると重衣の袖をぐるぐる縛っておられるようです。

これは、中田文花さんが達陀の平衆のいでたちをイラストで解説して下さっていたのを知っていたから思い至ったのでしたが、目を凝らして見ると、平衆3人がお互いに袖口を縛ったり袈裟を絞ったりしているようで、袖をぐるぐる縛るというのは一人ではできないことなのだと気がつきました。(望月さんの日記にも詳しく書いてあります

東側で達陀松明に火をつけるところ、「つけんだりや~」「まだし~」「つけんだりや~」「つけんだり~」の声も聞き、火が付いたとたんに、大導師さんと和上さんが長い箒で内陣内の火の粉を掃いていく様子、裏側で松明の火を消す様子なども拝見できた舞台裏でした。と言いながらも、いつかは正面の西の局でも拝見したいものです。

そして「晨朝」。
13日は粥食呪願まで聴き、三職の下堂を局から見送り。
14日の名残の晨朝では、今まで気がそぞろで宝号辺りで局から出てましたが、今年は最後まで残って、粥食呪願がなくいつもと少し違うことも確認し、耳に残る しめやかな声明の余韻に浸りながら局を出ました。

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2021年の修二会から3年間制限されていた局での聴聞が、今年久しぶりに可能となり、ワクワクドキドキから始まった3月スタート。

制限されていた間にすっかり膝を悪くして、姿勢を正して長時間座れなくなってしまったり、長時間の聴聞に耐えられない体力の衰えを自覚したり。
無理せず1日行っては1日休み、1時間2時間で切り上げる勇気も持って、ピンポイントながらも何とか14日間の聴聞を終えられたことを観音様に感謝申し上げて、晨朝下堂で二月堂を後にしました。

毎年この日この時に二月堂で出会う 修二会好きの皆様と、今年も楽しい時間を共有できましたこと、ありがとうございました。

トップの画像は、晨朝下堂を待っている時に撮ったもの。
美しい奈良の夜景を望みながら(ちょっとこみあげてくるものがありました)

「チョーズチョーズ」のない晨朝下堂の動画はInstagramでどうぞ→