2022年12月31日土曜日

2022年*今年もありがとうございました!

大晦日、今年もあと一日となりました。
年の瀬の慌ただしさの中でこの数日は、恒例となりました一年の振り返りを心の中で思い巡らしています。

今年のハイライトは何といっても「いまなら。キャンペーン」のおかげで、今までにないほど多くのお客様にお越しいただけたこと。
コロナ禍がこのまま続くと宿泊業はどうなっていくのだろうと、奈良倶楽部の行き先をそろそろ考えないとと思っていた私にとって、お客様をお迎えする仕事の喜びをもう一度堪能させていただけたことは大変ありがたいことでした。

また、この2年間で出かけることがすっかり億劫になってしまったのと、忙しくなったらなったで今度は出かける余力がなくなってしまったのとで、この一年は奈良についてのインプットもアウトプットもあまりできなかったように思えます。来年は心のアンテナをもう少しピンと張って前向きに臨んでいければと思っています。

今年一年、奈良倶楽部にご宿泊いただきました皆さま、そしてブログをご愛読下さっている皆さま、奈良倶楽部に、奈良に想いを馳せていただきどうもありがとうございました。
たくさんの感謝と共に・・・
新しい年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2022年12月29日木曜日

1月のお出かけ情報②~寺社新春行事

奈良県内の寺社で行われる越年行事やお正月の伝統行事など、奈良倶楽部にご宿泊のお客様にお奨めしやすいところをご案内致します。(同じ寺社での行事はまとめて紹介しています。)
※新型コロナウィルス感染拡大の状況次第で、行事の変更もありますのでご注意下さい。(12/27現在の情報をご案内しています)

春日大社初詣
・1/1の開門時間は0時~20時 
・1/2、1/3の開門時間は7時~19時
・1/4、1/5の開門時間は7時〜18時
・1/6以降の開門時間は7時〜17時

・1/1  5:00 歳旦祭 摂末社巡拝(神職のみで斎行)
・1/2 10:00〜「日供始式並興福寺貫首社参式」(関係者で斎行)
・1/3 11:00〜「神楽始式」(御廊内で神職・巫女のみで斎行)
※各神事はいずれも参拝不可です。

◇東大寺「大仏殿無料拝観
・1/1 0:00~8:00
大仏殿中門を開扉。鏡池付近では「とんど」
中門内側大仏殿参道両側の水路では篝火が焚かれます。
密を避けるため中門基壇上での撮影は禁止です。

◇東大寺二月堂「観音経読経」
・1/1 0:00
二月堂表参道石灯籠に灯が入ります(一部通行禁止区域有り)
またこの時から3日間、二月堂内では万灯明を灯しています。
・1/3と1/5 10:00~ 「大般若法要」
11:00~13:30 お雑煮ふるまい →今年も中止→お餅引き換え

興福寺
・1/1~1/7 中金堂安置「厨子入り木造吉祥天倚像」ご開帳

護国神社「御火焚祭」
・12/31 から1/3まで
除夜祭の後、浄暗の中、県下一の「大とんど」に点火( 23:30点火)
・1/1 7:00~歳旦祭
・1/3 11:00〜新春祈願祭

大安寺除夜の竹明り
・12/31  23:50~1/1  2:00
・1/1~1/3 9:00~16:00「修正会」

元興寺
・1/1 0:00〜「修正会
・1/1   9:00~ 五重小塔前にて立身出世祈願

唐招提寺修正会
・1/1 0:00~ 修正会(0~2時まで境内開放)
・1/3 18:00~ 修正会護摩供 餅談義

薬師寺修正会 吉祥悔過法要
・1/1 0時~「修正会」
国宝・吉祥天女画像を本尊として金堂にお祀りし、一年の吉祥招福などを祈願する法要。
・1/1~1/3 奈良時代から伝わる国宝・吉祥天女画像をご本尊に
・1/4~1/15 平成本・吉祥天女画像をご本尊に
・1/1~1/3 13:00~「修正会」日中法要

霊山寺修正会
・1/1 0:00~4:00(奥の院、本堂、弁天堂)17:00~(本堂)
・1/2・1/3 17:00~(本堂)
・1/1~1/3 10:00~16:00 聚楽殿にて初福茶 
・1/1~1/3 10:00~16:00「本堂薬師三尊の特別開扉
※今年は除夜の鐘が開催され、どなたでも撞くことができます。

帯解寺修正会
・1/1 0:30~2:00
※「修正会」堂内での参拝はできません。境内は開放されています。
※2022年の除夜の鐘は僧侶のみで執り行われ一般参拝者は撞くことができません。

率川神社「御神火拝戴祭」
・1/1 0:45~
本社・大神神社の繞道祭の御神火を受けて大松明に点火。
火縄に移して家庭に持ち帰り新年の火種にしていただきます。

大神神社繞道祭にょうどうさい
・1/1 1:00~
拝殿奥・ご神体山三輪山でご神火が切り出され(0:00)
灯篭から大松明と火が移され
三輪山麓の摂社末社18社を大松明を担いで巡拝する。

石上神宮
・1/1 0:00〜「新春初太鼓 神火祭」
・1/1 5:00〜「歳旦祭」

信貴山朝護孫子寺
・1/1〜1/3 17:00〜本堂にて「修正会
一山総出仕により、うるしの木を打つ行事はダイナミックです。
特に3日の修正会終了後、参拝者に対し、除災招福を祈願して牛王宝印が額に授けられます。

宝山寺初聖天
・1/1〜1/3 福財布の授与
・1/1〜1/15 午前中〜14:00 新年特別祈祷会

松尾寺 「厄除祈祷
・1/1のご祈祷は、0:00~2:00  8:00~16:00
・1/2~1/31は、9:00~16:00での受付となります。
※期間中、松尾山七福神開扉 大黒天念持仏公開
・1/3 10:00~歳旦祭(松尾山神社にて)

長谷寺 「観音万燈会 」
本堂、登廊に明かりが灯ります。
・12/31 19:00〜 1/1 5:00
・1/1~1/3は17:00~20:00
※三が日は入山無料・駐車無料
・1/1 0時~除夜の鐘とともに法要が始まり法要後に福餅授与
・1/1~1/3  9:30~15:30「新春大観音特別拝観」(拝観料1000円)
正月三が日限定の観音様のお御足に触れていただく特別開帳です。
・1/1~1/7  10:00~ 仁王会 /  14:00~ 修正会

法隆寺舎利講
・1/1~1/3 
※今年も期間中、舎利殿・絵殿の外陣内参拝はできませせん。

聖林寺新春特別公開
・1/1 ~1/3 「秘仏宝蔵天・秘仏弁財天特別開扉」

橿原神宮 「新春行事
・1/1 0:00 初太鼓 6:00 歳旦祭(参列可)
・1/2 10:00~長山稲荷社歳旦祭
・1/3 10:00~ 元始祭
・1/1~1/7 9:00~日没 開運招福健康延寿新春初神楽祈祷

大和神社 「新春行事
・1/1 2:30~「歳旦祭」
・1/1 14:00~「御神楽祭」
・1/3 10:00~「元始祭」
・1/4 13:00~ 「御弓始祭」

談山神社「新春行事」
・大晦日17:00から新年夜明けまで年越しライトアップ
・1/1 9:00~「元旦祭」
・1/3 9:00「元始祭」
※1/1~1/3 にゅうめんのふるまい有り

金峯山寺蔵王堂「新春行事
・1/1 0:00~ 蔵王堂内で初護摩供 
・1/1~1/3 11:00~ 修正会 

正暦寺修正会
・1/3~1/5 13:00~16:00
年頭祈願、五穀豊穣を祈る薬師悔過法要。
正暦寺に古くから伝わる独特の声明によって法要を勤修。

◇1/5 10:30~ 率川神社阿波神社「初戎祭
奈良市内最古の夷さま。吉兆福笹授与。
(1/4 15:00 宵戎祭)

◇1/5 7:00~ 南市恵毘須神社「初戎 」

2022年12月26日月曜日

「お食事処たちばな」の年越し蕎麦

 12/31ご宿泊のお客様へのご案内です。

いつも美味しいお弁当を届けて下さる「お食事処たちばな」さん
12/31大晦日11:00~17:00の営業で年越し蕎麦を提供されます。
店内での飲食のみで営業、お弁当などの配達はありません。
お蕎麦は、亀屋謹製手延べ蕎麦 エビ天ぷら付きです。 
ご予約・お問合せはこちら→ tel:0742-23-6526 
たちばなさんは、奈良豆比古神社のすぐ近く、奈良倶楽部から徒歩20分、バスで5分くらいです。
ご利用よろしくお願いします。

2022年12月25日日曜日

東京都美術館「美をつむぐ」

お客様からご案内いただいた 東京都美術館で開催中の作品展。

時間を作って東京まで観に行く気でいたのですが、会期終了までにはどうしても行けなさそうです。
ブログでは自分が観てきたものを作品展鑑賞記として紹介するスタンスですが、今回ばかりは、他のサイトからのご紹介になります。

「上野アーティストプロジェクト」今年のテーマは「源氏物語」。
書、ガラス工芸、染色、絵画など多彩な手法で表現した作品から源氏物語の世界観や美意識を体感する展覧会だそうです。

なかでも注目していただきたいのは、チラシにも取り上げられた渡邊裕公さんの絵画作品。以前にもブログで紹介していますが、奈良倶楽部リピーターのお客様。
そしてその作品はすべてカラーボールペンで描かれているのです。
この展覧会での作品については、こちらのサイトに写真や詳しい解説が書かれていました。
会期は、1/6まで(12/29~1/3は休室)で会期終了間際のご案内になってしまいましたが、もしタイミングが合うようでしたら、是非お出かけくださいませ。

2022年12月24日土曜日

1月のお出かけ情報①~秘宝秘仏公開

 

◇12/31  23:00~1/1  2:30 ・ 1/1~1/3 10:00~16:00 
  霊山寺薬師三尊特別公開
かや材一木造りで62cmの薬師如来が公開。
脇侍の日光・月光菩薩の光背には十二神将が描かれている。

◇1/1~1/3 9:00~17:00 慈光院鳴き龍 本堂絵天井特別公開


◇1/1~1/15 9:00~16:00 喜光寺宇賀神特別開帳
毎年7月の暁天講座の時にだけ公開されていた、人頭蛇身の姿の宇賀神がこの時期にも特別公開されます。

◇1/1~1/15  9:00~16:00 岩船寺秘仏特別公開

◇1/1~1/15 10:00~16:00 浄瑠璃寺秘仏吉祥天女像特別開扉
1/1~1/31/8~1/10  10:00~16:00 浄瑠璃寺「三重塔特別開扉」
◇1/8~1/10  10:00~16:00  浄瑠璃寺・灌頂堂「大日如来坐像」

◇1/1~1/31 9:00~16:30 石光寺弥勒堂開帳
※1/1は正午から

◇1/1~1/31 松尾寺松尾山七福神開扉」「大黒天念持仏公開
1/1は0:00~2:00と8:00~16:00 
1/2~1/31は9:00~16:00

◇1/1~2/3 9:00~17:00 當麻寺中之坊新春福宝展
南都絵師・琳賢による美しい「弁財天十五童子図」や
「布袋尊百童子屏風」などが特別公開。
尚、當麻寺の金堂および講堂では正月に修正会が厳修されます。
秘仏の牛王像が祀られる期間は一般の入堂できないため、拝観ができません。拝観不可の期間は以下の通りです。
・金堂:1/1~1/3拝観不可
・講堂:1/4~1/5拝観不可

◇1/15~2/4 9:00~16:30 西大寺 「愛染明王/聚宝館」特別公開

2022年12月23日金曜日

特別公演「東大寺 修二会の声明」

東大寺開山良弁僧正1250年御遠忌を記念して、2023年5月に大阪と東京で特別公演「東大寺 修二会の声明」が行われます。

5/13(土)大阪フェスティバルホール→チケット予約詳細
5/20(土)東京国立劇場→チケット予約詳細

有難いことに東大寺友の会または大仏奉賛会会員の方は、一般販売前の先行予約に申込みできます。
会員申込はこちら→「東大寺友の会」「大仏奉賛会会員

2022年12月22日木曜日

久しぶりの朝散歩*

12月21日 冬至前日 
今朝は、5時半に出発して8時に帰宅というコースで、6時に二月堂の鐘の音を聴き、ブルーアワーからの朝焼けに染まる空を見て、御蓋山に朝陽が昇った光眩しい春日野園地を歩くというそんな朝散歩を久しぶりに楽しみました。


朝の時間帯は、お泊りがあると朝食準備で出かけられないし、休館日でも実家泊りだと尚更出かけられないしで、朝散歩ができる日はかなり限られているのですが、今朝はいいタイミングでした。
久しぶりに東大寺境内をあちこち歩きましたが、東塔跡の変貌ぶりに言葉が出ませんでした・・・!
(見てはいけないものを見てしまったような辛さを感じています)
東塔院跡の奈良時代の建物基壇復元整備は令和7年完成予定だそうです。基壇周辺もまた緑豊かな東塔跡らしいところとなりますように。
お口直しではないですが、霜で真っ白の春日野園地で目が洗われました。御蓋山の方向から昇る朝陽の神々しさに心もすっきり。

2022年12月21日水曜日

12月のお出かけ情報③~大晦日の行事

コロナ禍も3年目に入り、参拝規制など少し緩和されてきていますが、今後の感染状況の広がりによっては変更の可能性もあります。
ご参拝される時は各社寺のHPなどで事前に各自でご確認下さい。
ブログでは、12/21現在でわかっている情報をお届けしています。

「年越大祓式」
・春日大社・・神職のみで斎行し一般参列はお控えください。

「初詣」についての注意事項がサイトに出ていますので、リンクを貼っておきます。
・春日大社 ・大神神社 ・橿原神宮

奈良市内寺院の「除夜の鐘」

・五劫院の除夜の鐘
奈良倶楽部の2軒お隣、23:45より参加者全員が順番に撞けます。
甘酒の振舞いは中止、合格鉛筆・破魔矢の授与はあり。
また、五劫思惟阿弥陀仏像も拝観できます。
※必ずマスク着用でお越しください。

東大寺除夜の鐘
今年は通常通り一般参拝者も鐘を撞くことができます。
22時頃より整理券配布、先着順に8名一組で綱を引くことができますが、列から離れて23:45までに再整列されなかった場合は撞くことができません。

興福寺除夜の鐘(南円堂・菩提院大御堂) 
今年は一般参拝者による打鐘可で、23:00より先着順で整理券配布。

今年は一般参拝者による打鐘可。
23:00より法話会場前で整理券配布、5名一組で撞くことができます。
20:00~1/1 2:00まで「越年お写経会」開催。参加者にも整理券配布。

唐招提寺除夜の鐘
今年は一般参拝者による打鐘可。23:00より整理券108枚配布。

西大寺除夜の鐘
22:30より本堂前で番号札配布、先着100名が打鐘可。

霊山寺除夜の鐘
今年も開催され、どなたでも撞くことができます。

帯解寺除夜の鐘
今年も開催され、どなたでも撞くことができます。
※2022年の除夜の鐘は僧侶のみで執り行われ一般参拝者は撞くことができません。

宝山寺除夜の鐘
大晦日21時より整理券配布、先着108名が撞くことができます。

「元日0:00からの行事」
唐招提寺の修正会0:00~
元日0:00~2:00まで境内開放をされます。(参拝無料)

薬師寺の修正会 0:00~

東大寺大仏殿夜間無料参拝・観相窓開扉(0:00~8:00)
東大寺二月堂初詣(0:00~2:00)
例年1/3と1/5にふるまわれていた坊雑は中止です。

2022年12月19日月曜日

「春日大社 若宮国宝展―祈りの王朝文化―」

「おん祭」が終わりました。
今年は、16日の深夜に遷幸の儀から暁祭をお客様方とご一緒し、17日は雨のため、お家でニコ生の配信でお旅所祭から還幸の儀の最後まで拝聴するという過ごし方をしていました。

例年この「おん祭」の時期に合わせて開催される奈良博の展覧会。
今年は、2016年からの20年に一度の「式年造替」が若宮さまの御遷座で完了したことを記念しての特別展で、藤原摂関家などの平安貴族が奉納した「若宮御料古神宝類」と、それらを現代の人間国宝が再現した品々が合わせて展示されているという素晴らしい内容の展覧会となっています。


「第2章 若宮御料古神宝の世界 ―王朝文化の粋―」では、 若宮御料古神宝だけでなく、2016年の式年造替の際に御本殿に奉納されていて撤下された古神宝も拝見でき、平安時代の御神宝と、現代の人間国宝が蘇らせた復元品を見比べることができます。

材質や制作技法を調査研究し新調された復元品は、2組制作されて1組は若宮神社に奉納、1組はこの展覧会で拝見でき、私達鑑賞者はその恩恵に預かっているわけですが、同じものを2組作ることの大変さを想像するだけですごいことと思うのです。 
こちらは、会場入ってすぐのところの「獅子・狛犬」(13世紀)
近年、若宮神社から撤下されたばかりで、初公開。
そして、写真撮影可能なスポットになっています。
あと、個人的には御本殿「千木」にも萌えていました。
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会期:2022年2/10~2023年1/22
会場:奈良国立博物館
開館時間:9:30~17:00
休館日:毎週月曜(1/2と1/9は開館)
           年末年始(12/28~1/1)・1/10

ブログ過去記事ですが・・・
2016年の御本殿御造替で撤下された狛犬を景雲殿で拝見
2016年国宝殿リニューアルで拝見「金地螺鈿毛抜形太刀」
2018年に奈良博で開催された創建1250年記念特別展「国宝 春日大社のすべて」での若宮御料古神宝の小さなものたち 
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奈良博までの行きかえり 
南大門を背景に栴檀の実と、大仏池を背景にヤドリギ
東大寺境内はすっかり冬の佇まいでした。

2022年12月17日土曜日

おん祭「お渡り式」雨天中止

令和4年「春日若宮おん祭」
12/17 正午からのお渡り式は雨天予報のため中止になってます。
お渡り式は中止となりましたが三条通りの交通規制は実施されます。
尚、御旅所祭は13時より斎行されます。
※御旅所祭の様子はニコ生配信でご覧いただけます→

写真は昨晩の「遷幸の儀」の後の「暁祭」のようす。
3年ぶりの参列、お客様方とご一緒に行ってきました。

2022年12月16日金曜日

来年の修二会練行衆発表と開山忌

開山忌の12/16は、来年の修二会に参籠される練行衆が発表される日で、令和5年の修二会参籠の配役は以下の通りです。

和上=持寶院・上司永照師 
大導師=清凉院・森本公穣師
咒師=真言院・上野周真師
堂司=金龍寺・池田圭誠師
北座衆之一=寶珠院・佐保山曉祥師
南座衆之一=隔夜寺・中田定慧師
北座衆之二=上之坊・平岡慎紹師
南座衆之二=北林院・狭川光俊師
中灯=寶厳院・清水公仁師 
権処世界=普賢光明寺・望月大仙師
処世界=持寶院徒弟・上司永観師

コロナ禍も3年目に入って、諸行事の拝観や参拝方法が随分緩和されてきていますが、まだまだ油断はできません。さて令和5年の修二会はどのように拝観・聴聞できるのでしょうか・・・何はともあれ、参籠の皆様がご無事に満行されますよう、お祈り申し上げます。

さて、この日は特別に開山堂「良弁僧正坐像 」・法華堂「 執金剛神立像」・俊乗堂「重源上人坐像」などが開扉されます。
また、手向山八幡宮では「おん祭」の大和士がお詣りされる宵宮詣もあり、時間的にはまだ早かったのですが、懸物も許可を得て撮影させていただき、お正月のお餅料もお納めして、懸物の鮭を猫や烏が狙っているというお話も伺い、師走の奈良の空気を吸って帰ったのでした。

2022年12月14日水曜日

「仏名会」法要中の二月堂へ*

二月堂から遠敷神社への上り口に、今年も山茶花がたくさんの花を咲かせていました。二月堂仏名会の数取りにこの花が使われているのを想像しながら、堂外から少しの時間拝聴。 

「ざんぎーざんげーろっこんざいしょうー!慚愧懺悔六根罪障ー!』という、お腹の底からの力いっぱいの声を聞いて、お祓いを受けたようなスッキリした気持ちになりました。

ふと見ると、季節外れの高砂百合。
珍しいものを見られたことを有難く思いながら、お餅代と灯明代をお供えし、新しくなった釣り紐に奉納した孫の名前を確認し、お正月用の行法味噌を仕入れて帰りました。

今日は風が強くて、一気に真冬の寒さを感じた一日でした。
明日からの「おん祭」も底冷えが厳しいと思います。
見学される方は防寒対策をしっかりしてお出かけ下さいませ。

2022年12月13日火曜日

「ガストロノミーツーリズム世界フォーラム」

12/13初日の様子はこちらからアーカイブでご覧になれます。
「プロジェクト粟」の三浦さんの基調講演は1時間22分くらいから。
音声は英語ですが、十分に伝わるものがあり、奈良の風景の美しさ、大和野菜の美しさに慈しみに似た愛情を感じています。
事前登録なしでも視聴できますのでよろしければどうぞ。
プログラムはこちらで確認できます。
::
昨晩はマリオットホテルでウエルカムレセプションでした。

私たちは会場で奈良の女将でつくった清酒「大和の露」をお披露目しておりました。
海外の方からも「さっぱりしてクール」と大好評。
奈良の旅館にご宿泊の折にはぜひ召し上がって下さいませ。
::
今回は、山形「古窯」の佐藤洋詩恵女将、宮城「南三陸ホテル観洋」の阿部憲子女将、福島「四季彩一力」小口正子若女将の3人が東北から応援に駆けつけて下さって、そして、「古窯」佐藤洋詩恵女将の「女将」の果たす役割や震災後の東北についても触れられた英語でのスピーチに、頑張ってらっしゃる姿に元気をいただき

奈良の女将の上田トクエ会長によるスピーチもあり
「清酒発祥の地」奈良でしか栽培されていない酒米「露葉風」で作った「大和の露」についても詳しくご説明いただきました。
女将チーム、海外の方から一緒に写真を撮りましょうとお声掛けいただき、皆で張り切っておりました。

私自身はあまり写真を撮れてなくて、会場で取材中の生駒あさみさんよりたくさん写真をお借りしました。
WEBマガジン「奈良、旅もくらしも」で、今回の「ガストロノミーツーリズム世界フォーラム」について記事が更新されることと思います。楽しみですね。

2022年12月12日月曜日

「PONTE DE PIE」展@工場跡

「奈良マラソン」と並んで、私の中のもう一つの冬の風物詩が、ご近所の工場跡事務室工場跡倉庫で開催される「ポンテデピエ」展。


履きやすくて暖かいので長年愛用していて、冬場のこの時期に少し買いだめするのを楽しみにしているのです。
今回も藝育カフェSankakuのアヤさんのインスタレーションが飾られていて、ダーニングで修繕された靴下の展示もあり。
東大寺への散策の道中に是非お立ち寄りくださいませ。
「PONTE DE PIE」展
期間:12/9(金)~12/18(日)の会期中無休
営業時間:11:30~17:00
 場所:工場跡事務室隣の工場跡倉庫 WareHouse
※「PONTE DE PIE」展は12/18まで無休ですが
※カフェの方は期間中の金・土・日が営業日です。
(金曜日11:00~17:30・土日曜日8:30~17:30)

2022年12月11日日曜日

「奈良マラソン2022」

12/11(日)今年も奈良マラソンに出場のランナーさん達にご宿泊いただき、どうもありがとうございました。

コロナ禍後、3年ぶりに復活した10キロコースのランナーさん達を応援に、朝の仕事を終えて大仏殿裏まで走りましたが、ちょっと時間を読み間違っていたようで、10キロコースはもう走り終えた後でした。 

例年より遅れた時間に行ったおかげもありますが、ちょうど焼け門前をフルマラソンのランナーさんたちが競技場に戻りかけているところに出会い、そちらで少し応援しました。

ランナーが駆けて来られる度に、みんなで拍手をして「頑張ってくださーい」の掛け声、ランナーの皆さんも腕を上げて応えて下さったり「奈良サイコー」と叫んでくださったりで、応援の楽しさを味わっておりました。

荷物を取りに戻って来られるお客様もいらっしゃるので、あまり長時間の応援も、遠くまで応援に行くこともできず、いつも大仏殿裏側周辺での応援になってますが、今年もこうして「奈良マラソン」を応援することができました。
::
最後にちょこっと宣伝++
奈良倶楽部から鴻ノ池陸上競技場までは徒歩20分。
当日のマラソン終了まで駐車場を無料でご利用いただけます。
また普段は8時からの朝食も、奈良マラソン当日は7時にご用意しておりますので、来年以降のご参考にどうぞよろしくお願い致します。

2022年12月10日土曜日

「おん祭」12/15~12/18の諸神事と関連情報

奈良の一年の最後を飾る祭礼「春日若宮おん祭」。
887回目を迎える今年は、春日若宮式年造替後の最初の奉祝おん祭となり、各神事は原則、縮小や中止をすることなく、3年ぶりに例年通りの規模で斎行されます。

・・・ということで、2019年まで毎年この時期にブログに書いていた「おん祭」12/15~12/18の諸神事のタイムスケジュールを3年ぶりに記します!(印が過去記事です)

◇12/15 10:00少し前頃「一の鳥居に御神木かけ」

「おん祭」が終わると、一の鳥居の御神木は北側のみになります。
その顛末についてはブログの過去記事を参照下さい。

◇12/15 10:30 「椎木の薦上げ式しぎのこもあげしき 大宿所出発」

餅飯殿センター街にある「大宿所」を、薦をつくった大和郡山市椎木町の方たちが10:30に出発して、神様がお遷りになられる「お旅所」まで担いで奉納されることを「椎木の薦上げ式」と呼んでいます。
(参考までにお旅所御假殿についてはこちらもご覧下さい。)

◇12/15(餅飯殿センター街 大宿所)
13:00  大宿所詣 渡り神子行列  (12:45~JR奈良駅出発)

14:30  御湯立 
16:30  〃
18:00  〃

17:00  大宿所祭


◇12/16(春日大社若宮神社)
14:00頃 大和士宵宮詣(手向山八幡宮にもお詣り
15:00頃 田楽座宵宮詣
16:00  宵宮祭

◇12/17(お旅所・参道)
0:00  遷幸の儀        
1:00  暁祭(お旅所) 

9:00  本殿祭(春日大社)
10:00前  田楽奉納(初宮神社)
12:00  お渡り式出発    

12:50~13:50 南大門交名の儀 

13:00~14:30 松の下式 

13:00~ 競馬 

埒明け 

14:30~ 稚児流鏑馬
      大名行列
15:30~22:30 お旅所祭  
(神楽・東遊・田楽・細男・猿楽・舞楽・和舞など神遊)  
 
22:30~ 還幸の儀 

◇12/18 
13:00 奉納相撲(お旅所前)

14:00 後宴能(お旅所)


※時間はあくまでも目安です。
早くなったりすることもありますのでご注意下さい。
また、奈良の冬は底冷えが厳しいです。
防寒対策、特に足元などをあたたかくしてお出かけ下さい。

※令和4年「おん祭」御旅所祭(12/17  14:00~24:00)の様子が、「ニコニコ生放送」でリアル配信されます!→