2022年12月7日水曜日

「いざいざ奈良」吉野への旅*

12/4~12/5 吉野山への旅。
今回の旅は2016年6月に東京で開催されたシンポジウム「桜とともに生きる ~吉野・生命と再生の聖地~」に参加した友人の「吉野に行きたい!連れて行ってほしい!」という6年越しの願いを叶えるべく、夫が運転手を買って出て、3人+犬を連れての吉野山への旅となりました。

友人のリクエスト先は、シンポジウムで紹介されていた如意輪寺・桜本坊・金峯山寺の三寺で、あとは宿泊先も含めてお任せでしたので、吉野への道中に、桜井の聖林寺さんを友人に案内がてら、新しく完成した観音堂に安置された十一面観音さまにお参りさせていただきました。

本堂縁側から見える大和の山々を見ると「たたなづく青垣 山隠れる」をいつも口ずさんでしまう奈良の原風景とも言える美しい景色。
新しい観音堂は素晴らしくて、十一面観音様を拝観しながら、いつまでもここにいたいという、立ち去り難い気持ちになりました。
山々を望むカフェもできています。ゆっくり時間が取れなかったので、中へは入らず外から写真をパチリ。
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午後3時頃、吉野山に到着して、まずは如意輪寺さんへ。
「桜とともに生きる」のシンポジウムが2016年に奈良でも開催されてから、何度か如意輪寺さんへはお参りしているのでお久しぶりのご挨拶もできました。
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その後、営業時間終了間際の「中井春風堂」さんにも店先にてご挨拶をして(お久しぶりにお目にかかれて嬉しかったです!)、そして「竹林院」さんへチェックイン。
ゆっくりお風呂に入って美味しい夕食をいただき、明日の早朝の金峯山寺の朝座勤行に備えるべく・・・とはならず、学生時代からの友人との女子トークに花が咲いて楽しい旅の一夜を過ごすことに。
竹林院さんについては、前回2019年に訪れた際のブログ過去記事にたくさんの写真と共にご紹介していますので、よろしければそちらもご覧ください。
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翌日は、毎朝6時半に行われる金峯山寺「朝座勤行」へ。
朝の勤行は、体験した方ならご存じと思いますが本当に素晴らしくて、ご本尊の金剛蔵王大権現様の御開帳が終わって直接拝観はできませんでしたが、それでも、すぐそこにいらっしゃるという大きなエネルギーを感じることができ、ただただ感動しておりました。
今回、友人のお知り合いの方を通して、金峯山寺の五條永教師をご紹介していただけて、勤行の後に少し蔵王堂堂内をご案内していただきました。
堂内には、明治の廃仏毀釈で吉野山にあった百以上のお寺が困難な目に遭い、その時に預けられた仏様たちがお祀りされていて、説明していただけてこそ知ることができ有難いことでした。
そして、なんと!特別に蔵王堂の上に登らせていただくことができ感無量でした。ご縁をいただきありがとうございました。
お山の上に朝陽が昇って、朝の素晴らしい気をたっぷりと浴びてきました。欄干が途中で切れているのは、太閤秀吉の花見の時によく見晴らせるようにと真ん中だけ切られたそうです。
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お宿に戻って朝食をいただき朝風呂にも入って、竹林院さんの庭園も見学して、午前中は「桜本坊」さんへ。
最強のお守りといわれる「九重守り」も授与していただきました。
そして、もう一度金峯山寺の脳天神社にもお参りして

お昼は「矢的庵」さんで美味しい新蕎麦をいただきました。
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吉野まで来たならと、小1時間ほど離れた西吉野の「柿と梨の平井農園」さんへ。山羊の銀ちゃん春ちゃんが迎えてくれました。
平井農園さんまでの道中の山の斜面の柿畑も圧巻で、いつもネットでお願いするばかりでしたが、実際に見学できてよかったです。
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1泊2日の吉野への旅。
女子二人はもう一泊奈良市内でのんびりするのです。(続く)
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