2026年6月3日水曜日

「奈良博」と「ことのまあかり」で吉野・大峯

6月2日 「ことのまあかり」で夕方に開催される、高次喜勝師の講座『説話のなかの吉野・大峯』が始まるまでの時間に奈良博へ。
 「吉野・大峯」後期展に行ってきました。 
午前中は大変混雑しているようで、夕方に時間を合わせて15時頃に着くと待機列もなし、館内も最前列でゆっくり観覧できました。 

今まで見落としていたものもよく観ることができ、3度目にしてようやくわかったこともあり。 
ただじっくり鑑賞しすぎて、後半の展示室がかなり駆け足になったので、初めての方は14時頃には入館した方がいいと思いました。
最後の展示室の蔵王権現様は撮影可とあってカメラにそのお姿を納めたく、閉館時間が過ぎても大勢の人。
係りの人の「シャッター押したら後ろに下がりましょう」のアナウンスに合わせて、人が押しては下がる波のような流れに、アメリカからお里帰りの権現様も驚かれていらっしゃったかもしれませんね。

大峯山寺の秘仏ご本尊様は、後ろに真っ白な衝立が立てられて、「秘仏ご本尊」と書かれた案内が目立つようになっていました。
私、実は最初の観覧ではご本尊様を意識していなくて、すぐに2度目の観覧に行き手を合わせたのです。きっと他にも私と同じようにご本尊様に気がつかなかった方が多かったのかもと思いました。 今回もしっかりお参りでき、ありがとうございました。


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奈良博を出て、その後は「ことのまあかり」さんで開催の薬師寺・高次喜勝師の講座に参加しました。
今回は奈良博の展覧会に合わせて『説話のなかの吉野・大峯』がテーマです。日本霊異記をはじめとした説話集に出てくる吉野や大峯に関わる山林修行のお話、なぜ人は山に籠もるのかや、山に籠って自然智を得た修行者たちや、反対に仙人になれなかった人の話なども面白く、多岐に渡る興味深いお話が盛りだくさんでした。

その中でも、奈良博の展示と関連したお話もあり。
藤原道長が埋経した経典の写経は紺紙に金泥で書かれたもの。
なぜ紺紙金泥なのか?という考察が、夜間でも読めるからという目から鱗なお話に納得でした。
また、最初の展示室で世尊寺の十一面観音像や現光寺縁起絵巻のキャプションを丁寧に読んでいたものですから、比蘇寺ひそじについてのお話にふむふむしたり。(世尊寺はかつて現光寺や比蘇寺とも呼ばれていた)
日蔵上人と菅原道真のことも、北野天神縁起絵巻のキャプションをよく読んでいたので興味深く聞くことができました。

最後に、山林修行で心を見つめる実践をされた修験者たちと同じように、家でも心を静めて集中し心を見つめる実践をする具体的な方法などもお話あり・・・これは中々むつかしいですが、いいお話を教えていただきありがとうございました。

ところで、お釈迦様が悟りを開いたのは菩提樹の下で、弥勒さんにとっての菩提樹は龍華樹りゅうげじゅだということで、私達も悟りを開くときに何の樹の下にするか選べるのだとか・・・それを聞いて、モクレンやヤマボウシとか、美味しい木の実がある樹もいいなぁなど想像するのも楽しいのでした。

講座にはミジンコブンコさんのスパイス弁当がついていて、大変美味しくいただきました。

2026年6月1日月曜日

「奈良マラソン」宿泊予約の受付けしています

今年も「奈良マラソン2026」のエントリーが
6月5日20時より先着順に申込受付されます。

それにあわせて、奈良倶楽部も奈良マラソン前日(12/12)や当日(12/13)の宿泊予約を、6月より受付けしています。
(奈良マラソン以外の12月の予約受付は9/1からになります)

奈良俱楽部から会場のロートフィールド奈良(奈良市鴻ノ池陸上競技場)までは徒歩20分弱の近さになりますので、是非ご利用ください。
ご予約はこちらから→ またはお電話で→0742-22-3450
よろしくお願いいたします。

2026年5月31日日曜日

奈良俱楽部の図書室に仲間入りの本~②

奈良俱楽部の図書室に新しく仲間入りした本の紹介、その②は

この一年も、大和郡山の本屋「とほん」さんがおすすめする「とほん、本の定期便」で何冊かの文庫本を届けてもらってましたので

その中の3冊「よろこびの歌」「言葉の教室」「歓喜」について、読後の感想を綴ってみようと思います。

「よろこびの歌」は・・・
高校受験に失敗した主人公が新設女子高の合唱コンクールを通して同級生と心を通わせ、挫折を乗り越えていくというストーリーの青春小説。同級生各々が各章で主人公になって話が進む短編集のようでありながら、でもちゃんと主人公に流れが繋がって一つの小説となっていくので面白く読めました。
何より、このような青春小説に登場する女子高生たち(普段は接点のない世代の人達)の日常や考えを、小説を通して知ることができるのも新鮮でした。

「言葉の教室」は・・・
作詞家・松本隆さんが話したことを延江浩さんが文章にした一冊。まだ全部読み切れていないのですが、印象に残ったところがあります。
レッスン2では「目に映るものをノートに書いてみよう」から始まり、最後の「心を動かす訓練を」のところで、「自分の心がなぜ動いたのかを問い詰める」とあります。
でも、自分の心の中のなぜを見つけて書くという作業は中々難しいことだと思うのです。
作詞とは違いますが、例えばこのブログでも文章を書く(発信する)時に、選ぶ言葉や書かない部分、どういう視点で書くのかなどを考えることがあり、伝えたいことに対する熱量が大きいほど、読む人に届けるために思考を巡らします。
そしてこの「自分の心が動いたこと」を咀嚼できていれば、読む人にうまく届けることができるのではと、そんなことを思いながら読んでいました。

つい最近読み終えた「精選日本随筆選集 歓喜」は・・・
本のカバーに書いてある文章を引用しますと
学生時代の古書店巡りで出会った美しい装幀の随筆集をきっかけに、〈誰かの日常や思考を辿る〉ことができる随筆に魅了された編者が、「歓喜」をテーマに編む日本の名随筆アンソロジー。人それぞれ、飛び上がるようなうれしさの歓喜もあれば、静かに嚙み締める歓喜もある。一人として同じ人間はいないのだから当たり前のことだが、それを教えてくれるのが一人称の散文芸術「随筆」なのである。
と、あります。
目次↓を見ていただくとわかりますが、若山牧水・田山花袋・檀一雄・志賀直哉・岡本かの子・林芙美子・井伏鱒二・芥川龍之介・永井荷風・古今亭志ん生・北原白秋・幸田文から幸田文・長澤節・向田邦子・開高健 まで、私の世代では古典に入るような懐かしい大作家の先生ばかり。上手い文章もあれば、少々あざといのもありで興味深かったです。
その中で、初めて知った薄田泣菫が書いた4編はどれも染み入りました。このような感受性を持った文章をいつか書いてみたいものです。

編者の宮崎智之氏の選集がとてもよかったので、もう一冊「精選日本随筆選集 孤独」を買ってしまいました。
(こちらはまだ読んでいません。これからのお楽しみに・・・)

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5月下旬に「とほん、本の定期便」最後の一冊が届きました。
「やりなおし 世界文学」・・・
こちらも本のカバーに書いてある文章を引用しますと
いつかは読みたい、けれどなんだか敷居が高い古典名作の数々。
国も時代も文化も違うそれらの世界は、自分と同じような悩みや、新しい友達のような登場人物や、生きるうえで勇気が持てる姿勢に満ち満ちていた!
『灯台へ』『ペスト』『カラマーゾフの兄弟』など、全92作の魅力をふだん使いの言葉で綴る、軽やかで愉快な文学案内。

と、あります。
世界文学をほぼ読んでない私の水先案内になるかもしれない一冊。これからぼちぼち読んでいければと思っています。

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さて 昨日、奈良県生駒市図書館であった、本と読書を語る京極夏彦さんの講演会が新聞に紹介されていました。→
見出しは「飛ばし読みでも斜め読みでも好きなように読めばよい」 
なんと、素晴らしいアドバイスでしょう!
途中まで読み散らかして読了できないことの多い私にとって「積読こそが完全な読書術である」という言葉も、うしろめたさから解放してくれるいい言葉です。

2026年5月30日土曜日

奈良俱楽部の図書室に仲間入りの本~①

「本」のラベルで投稿するのは半年ぶりです。
相変わらず積読遅読な読書生活をしておりますが、奈良俱楽部の図書室に新しく仲間入りした何冊かの本を2回に分けてご紹介します。

まず近況報告になりますが、今年度より「放送大学」で『方丈記と徒然草』という授業を履修しています。

毎週土曜日のお昼にテレビで講義を聞いて、先週は無事に通信指導も提出できました。今はまだ講義を聞くばかりで、学習センターのある奈良女子大で他の講座を聴講するまでには至っていませんが、梅雨入りして少し時間に余裕ができたら「客員教授ゼミナール」などに参加聴講したいと思っています。
写真↑は、中野孝次さんの「すらすら読める方丈記」と「すらすら読める徒然草」。放送大学講師の島内裕子先生が解説をされているので購入してみました。


旧奈良監獄(かつての奈良少年刑務所)にオープンした監獄ミュージアムに関連して・・・
少年刑務所の更生教育「社会性涵養プログラム」の中で、寮 美千子さんが実施されていた詩の教室から生まれた受刑者たちの詩を、寮さんが編者となって「奈良少年刑務所詩集」として出版されたもの。
監獄ミュージアムの中の作品、西尾美也さんの「声を縫う」では、この詩集から言葉の断片を集めて刺繍したものが大きなアート作品として展示されています。その原典となった詩集「空が青いから白をえらんだのです」と「名前で呼ばれたこともなかったから」をこの機会に読んでいただければと思い、監獄ミュージアムに行かれるお客様も多いので、この4冊の本をラウンジに置いています。

吉野スタイルの磯崎典央さんの「見聞悠学之旅」。
本屋とほんさんの紹介文より・・・
吉野で現地ツアーを企画実施してきた磯崎氏が、古代から現代に至る吉野の歴史や文化についてまとめた内容です。
壬申の乱などの吉野の歴史、吉野が舞台となる能や歌舞伎・文楽などの古典芸能、谷崎潤一郎や白洲正子の本に描かれた文学の吉野など、吉野の歴史文化を深く知ることができます。
実施されたツアーを元にした文体は読みやすく、写真も豊富に収録されているので、磯崎さんに現地を案内してもらっているような読み心地。
詳細な地図も掲載してあり、現地を訪れる歴史旅のガイド本としても大活躍。

思えば、吉野初心者だった私を現地で案内して下さったのが磯崎さんで、その節は大変お世話になりました。(ブログ内過去記事
奈良博で開催中の「吉野・大峯」展をご覧になって、次は吉野を訪ねたいとおっしゃっているお客様も多く、こちらの本も是非お手に取ってご覧いただければと思います。


水田まりさんの「彼岸花の咲く村」「欅のある家」「忍び寄る影」
この3冊は、今年の修二会の時にご宿泊くださいました水田まり様よりいただきました。どうもありがとうございました。


「犬・ド・フランス~犬のいる風景と出会う旅」
こちらは、リピーターのお客様が編集を手掛けられた本です。
中には秋田犬もいて、一匹はリード無しで街中を闊歩!フランスの風景に溶け込んで絵になるけど、おとなしい秋田犬なのかな?


奈良大好きな方から送っていただいた、西山厚先生のご本。
読売新聞奈良版に連載されたフォトエッセイ「奈良めく日々」。
多岐にわたるお話の数々、楽しく読ませていただきました。


直木賞受賞作「カフェーの帰り道」
本のカバーに書かれた紹介文より・・・
東京・上野の片隅にある、あまり流行っていない「カフェー西行」。食堂や喫茶も兼ねた近隣住民の憩いの場には、客をもてなす個性豊かな女給がいた。竹久夢二風の化粧で注目を集めるタイ子、小説修業が上手くいかず焦るセイ、嘘つきだが面倒見のいい美登里を、大胆な嘘で驚かせる年上の新米・園子。彼女たちは「西行」で朗らかに働き、それぞれの道を見つけて去って行ったが……。大正から昭和にかけ、女給として働いた“百年前のわたしたちの物語”。
一人一人が主人公の短編集でもあり、ゆっくり読み進めていけるので、旅の夜の一冊にいいかもしれません。

最後は大好きな作家・高田郁さんの一冊「星の教室」。
つい最近購入したもので、これからのお楽しみに読みますね。

奈良俱楽部の図書室に仲間入りした本~その②に続きます。

2026年5月28日木曜日

春の美味しい食べ歩き記録*

3月4月5月に食べ歩いた美味しい記録です++

3月はお水取りもあって外食の機会はほぼなく、月末の休館日に大好きなお店2軒に行ったきりでした。

猿沢池近くの「Da ciccio」さん。
夫が大好きで4月のお誕生日にもこちらに伺っています。

ご近所のワインバー「アレ!!ル トレッフル」さん。
奈良俱楽部から徒歩圏内でもあるので(徒歩20分くらい)
お客様のリピーターさんでこちらのファンの方多いです。
美味しい国産ワインを堪能できお食事も美味しいお店です。

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4月の休館日は実家の用事で奔走しており、あまり外食の機会なく
3月に伺った「Da ciccio」さん再び↓と
パインストア」さん↓
どちらも我が家の夫が大好きなお店です。

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色々あった5月はあまり出歩かないで「おうちごはん」が多かったのですが、そんな中でも奈良に古くからある老舗の名店でじんわり沁みるような美味しいお食事をいただきました。
ご存知「蔵」さん。
私一人だったのでおまかせして、美味しいお料理をいただきました。

もう一軒もみんな大好き「竹の館」さん。
おでんが沁みる美味しさ!おうどんもおにぎりも美味しい!



5月最後の外食はホテル日航奈良のレストラン「よしの」さんへ。
お正月に骨折して入院、車椅子生活になって施設に入ることを決断した母。その後、老健を経て4月に無事に介護施設に入所でき、新しい生活にも少し慣れてきたようで、遅ればせながら「母の日」のお祝いに、母の娘息子が集まりました。
今年初めてのご馳走と家族の和気藹々の楽しいお喋りにすごく喜んでくれたのが何よりでした。
余談ですが、食事の後でみんなで記念撮影した写真を、弟がチャッピーに「もう少し若く細くして」とお願いして出来上がった写真がとても良くて、A I も中々よろしいなぁと思うのでした。
(ちなみに「もっと細くして」とダメ出ししたら、「これ以上は細くなりません」という回答があったとか)

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ブログで食べ歩きレポをするほど食べ歩いていないので、奈良旅のお食事処として参考になるかどうかわかりませんが、お食事処についてご質問などがありましたら、いつでもお気軽にお尋ねください。

2026年5月26日火曜日

二月堂へ*夕暮れ散歩

5月ももうあと一週間。
すでに夏が到来したような暑さを感じますが、朝晩は爽やかで気持ちのいい風薫る季節となっています。

夕方、久しぶりに二月堂まで歩いてみました。

二月堂に着いたのは18:40くらい。
大勢の方が日が沈むのを待っておられます。


ちょうどその頃に灯籠に明かりが灯りました。



日の入り時刻の19:00までまだ少し時間があるのですが、燃えるような夕焼け空は期待できなさそうです。
二月堂の周りではあちらこちらで定家葛が満開でした。
遠敷社への上り口や
龍王の滝のところ。
鬼子母神前の柘榴の花も満開に咲いていました。

上院院主・狭川長老の二月堂黒板。お参りに伺うのに間があいて、黒板の絵のコレクションができないのが残念です。






二月堂までの散歩の途中で、お腹の大きな鹿さんたちをあちらこちらで見かけました。 講堂跡にたむろする鹿の群れの中にはまだ子鹿はいなくて、まもなく出産ラッシュを迎えそうです。

2026年5月25日月曜日

6月のお出かけ情報②~前半の伝統行事案内

 6月前半の伝統行事のご案内です。


◆6/1 11:00 大和神社高龗神社例祭
水の神様である高龗たかおおかみ神社の御例祭。
水は商いにも通じ商売繁盛と辰年生まれの出世開運も祈願する。
問合せ:0743-66-0044

◆6/4 丹生川上神社「水神祭」
全国より水を生業とする多数の崇敬者が参集し
水の神様に感謝、事業の発展、繁栄を祈願する祭
問合せ:0746-42-0032

◆6/7 午前中 「シャカシャカ祭り
問合せ:0744-21-1115(橿原市役所観光政策課)

◆6/5~6/6 唐招提寺「開山忌舎利会」
問合せ:0742-33-7900

◆6/7 11:00~ 金峯山寺高祖会大法要
問合せ:0746-32-8371

◆6/7~6/9 龍泉寺三宝院門跡花供入峰
14:00頃 龍泉寺にて柴橙護摩
問合せ:0747-64-0001

◆6/7  13:00  弘願寺「歯がため地蔵祭」
問合せ:0746-32-3855


◆6/9 安倍文殊院「ウォーナー博士報恩供養会」
問合せ:0744-43-0002

◆6/13 弘仁寺「黄金こがねちまき会式」9:00~
黄金色の紐で結んだ厄除けのちまきを
ご本尊虚空蔵菩薩に供え五穀豊穣を祈願する。
ちまきには家内安全無病息災の功徳があるといわれています。
14:00~ 柴燈大護摩
問合せ:0742-62-9303

◆6/13 10:00~ 談山神社鏡女王墓前祭」(境外・忍阪鏡女王墓前)
◆6/14 11:00~ 談山神社鏡女王祭
問合せ:0744-49-0001

◆6/15 14:00 大安寺青葉祭り弘法大師誕生会
弘法大師空海上人の誕生を祝う法要です。
問合せ: 0742-61-6312