2026年3月23日月曜日

氷室神社の枝垂桜と白木蓮

奈良に春の訪れを告げるのは氷室神社の枝垂桜。



昨年の7月20日に「奈良の一番桜」と親しまれていた大きな大きな枝垂桜が見事な最期を遂げたあと、その子どもたちが立派に咲き誇っていて、奈良に春が訪れた喜びをこの桜がまた知らせてくれるのだと嬉しく思いました。
 
白木蓮も満開で、桜の花とのコラボも美しい!

氷室さんの木蓮が満開だと浮見堂の木蓮もきっと見頃なはず。
でもこの後に別用事があって急いでいたのでそこまで見に行けず。
あ、でも氷室神社お隣の「友明堂」さんで甘味補給は忘れずに!
手作りの葛羊羹がとても美味!古美術店でありながら美味しい甘味処としても有名で、ちょっとほっこりいいお店ですよ。

2026年3月22日日曜日

3/23まで「奈良工芸の粋」展

依水園・寧楽美術館にて「奈良工芸の粋」展が開催されています。

陶芸・漆芸・竹工・木工・金工・ガラス・錫・染織・刀剣・一刀彫・人形・茶釜・面皮細工・細工彫など14分野の伝統工芸作家の作品が展示されていて、見応えたっぷり!
お名前をよく存じ上げる重鎮の方も、その後を継ぐ若い作家の作品もありで、とてもよかったです。
そして、名勝依水園の日本庭園では薄墨桜が満開でした。
その他に辛夷や椿なども


「奈良工芸の粋」展は明日3/23が最終日で9:30から15:00まで。
ぎりぎりのご紹介になりましたが、よろしければお出かけください。

2026年3月19日木曜日

春の訪れ*

3月18日 朝のお散歩で見つけたものたち・・・


大仏殿北側の一本の桜の木。
ちょうど満行の日に咲いているのを見つけて今朝は満開でした。

柳の芽吹き、緑のすだれ。
大湯屋のところの楓の芽吹き。
まだ梅の花が残っていた!
二月堂、障子も張り替えられて真っ白。
夜遅くの聴聞の時の撮影スポットだったところ、今朝の青空。
18日の観音寺役の前の静かな二月堂。
飯道社、修二会の名残。
気になっていた不動堂の白木蓮は蕾膨らみかけ。(右下に白い犬↑)

閼伽井屋の榊は鹿さんに少し食べられていました。
裏参道の紫木蓮は満開間近。

お役御免の注連輪、今年も見ーつけた。
この近辺に昨年、一昨年の注連輪がまだ残っていましたよ。

・・・ということで、今朝のお散歩は愛犬ココと一緒でした。

2026年3月17日火曜日

伊勢志摩へ*

学生時代の友人達との一泊旅行で伊勢志摩へ行ってきました。
近鉄特急に乗って2時間ほどで海の見えるところへ!
意外に近くてびっくりでしたが、遠くへの旅でなくても、久しぶりのお出かけはそれだけでわくわくします。
温泉に浸かって夜遅くまでおしゃべりに花を咲かせて朝焼けも見て
お伊勢さんにもお参りできて
赤福のお店にも行けて

帰りは念願の特急「しまかぜ」にも乗れました。
座席がすべてマッサージチェアになっているのに驚きながら、2時間弱の旅を堪能しました。
近鉄電車の観光特急、昨年は京都までの30分でしたが「あおによし」に乗りました。今回も満足度が半端なく高くて、また機会を作って乗らなければと思いました。

2026年3月15日日曜日

二月堂修二会2026*「修二会満行」

修二会満行おめでとうございます。 

二月堂にて涅槃講勤行の後、開山堂に向かわれる練行衆の皆様。

開山堂に参拝して、門前にて輪になりご挨拶、そして解散。


一礼して解散の後は、皆さま晴れやかな笑顔です。
無事に成満されましたこと、誠におめでとうございます。
新入の処世界さんの真っ白の素絹に五条袈裟が眩しいです。

この後、二月堂南面に上がって達陀帽戴かせで
昨晩の達陀で練行衆が被っていた達陀帽を、無病息災を願って私も被らせていただきました。
観音さまにお参りして、これにて私の今年の修二会も終わりました。 
ご宿泊いただいたお客様方や二月堂でお会いする皆様、今年もどうもありがとうございました。また来年、元気にお会いしましょう。

帰り道、裏参道の紫木蓮の蕾が膨らみかけでした。
春はもうすぐそこに来てますね。

2026年3月14日土曜日

二月堂修二会2026*3/13の聴聞

3月13日 4日ぶりの聴聞、そして今年最後の聴聞になります。
ホテルの仕事上お昼に出かけることが難しく、「日中日没」はほとんど聴聞できずにいますが、この日は見てみたいものがありお昼に出かけました。

12日に掛けられる「生けの燈心」「灯芯の結界」そして「牛玉の牛」を、お昼間は明るくて見やすいのではないかと思い、 日中の法要時に西から北・東・南の局をまわってみたのですが、日中は灯芯に明かりが灯らず意外に暗くて目を凝らしてもわかりませんでした・・・。
(東の局から達陀松明の明かりで見たことはあるのです→

閼伽井屋は榊でラッピングされていました。(3/11閼伽井屋飾り)

「お水取り」の行われた12日が過ぎて、13日の二月堂は少しのんびりした様子で、籠松明を括りつけていた蔓をむしゃむしゃ食べる鹿たちの姿も長閑です。

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そして夜。今晩は冷えるし、12日や14日に比べて人出も少ないのではと思い、遅くに二月堂に向かいました。

北側の菱灯籠は外され、そこかしこに昨晩の名残が感じられます。

22:30 西の局の外には中に入れない人が大勢いて、私は空いていた南の局で聴聞しました。

ちょうど半夜の勤行が始まったところで(初夜の教化が聞けなくて残念でしたが)、耳を澄ませながらも、いつの間にか意識が飛んでいたようで・・・「走り」が始まっているのはわかっていたのですが、どこか遠い世界の出来事のような・・・そのうちに後夜の声明が聞えてうつらうつらと聴きながらも遠のいていく意識・・・。
恥ずかしながら寝落ちしていました。そして何と!「つけんだりや~」の声にびっくり飛び起きたのです。

「つけんだりや~」「未だし~」
「つけんだりや~」「つけんだり~」
南の局の東寄り、達陀松明を点火するところがよく見える位置に移動して、松明の炎の勢いを全身に浴びるような気持で拝見しました。

南の局からは正面での様子は見えませんが、ブーブーの法螺の音や鈴や錫杖の振り鳴らす音、火天と水天の跳躍する気配を感じながら、何周も内陣を一巡する達陀松明が北から裏正面を通って南に向かってくるのを目の当たりに見て、舞い散る火の粉に強引に心身が浄められたようで、炎の威力は凄いと思うのでした。有難し!

その達陀松明が内陣南東の角で消火されてまもなく、後夜の「咒師作法」の続きで「教化」が唱えられました。聴けた!
そしてまもなく晨朝になって、15分ほどの短い時間内の法要ながら勢いある声明の数々を今宵も聴けて有難しなのでした。

今晩も司と平衆の下堂をお見送りして、顔見知りの人達にご挨拶し、観音様に手を合わせて二月堂を後にしました。

二月堂北茶所で6年ぶりに「観音うどん」が復活していました。
(局に入ると余裕がなくて今回はおうどんをいただきませんでした)

ご一緒になったお客様方との帰り道、初夜の大導師作法の加供帳で奈良倶楽部の名前が聞こえたと教えていただきました。身に余る光栄なことで、観音様とのご縁をこれからも大切にしていきたいと切に願うのでした。(後夜でも唱えてくださったのかもしれませんが聞き洩らしていてすみません)

午前1時半、大勢の参拝者と下堂を待つ時間。
生駒山の向こうが明るい3月13日の深夜、ふと81年前の夜は生駒山の向こうが空襲で真っ赤に染まっていたという話を思い出して戦争絶対反対と心しました。

2026年3月13日金曜日

二月堂修二会2026*下七日の聴聞

下七日に入って8日9日の牛玉日に聴聞した記録です。

3月8日は、初夜「大導師作法」の途中から。
牛玉刷りの日なので、大導師作法もゆっくり唱えられます。
大導師の祈りの中で今年初めて「諷誦文ふじゅもん」を聞くことができました。「敬ってもうす~諷誦文のこと~」で始まり、自然災害や天候異変、また他国への軍事侵攻など、今の世を憂え嘆く言葉が聞こえ、大導師さまに合わせて聴聞者の一人として世界の安寧を祈りました。

続いて「咒師作法」からの「教化きょうけ
下七日の初夜と後夜の咒師作法の最後に唱えられる「教化」はとても美しい誦句で、下七日に通う楽しみの一つになっています。

初夜では、「いさぎよき補陀の都に・・・」と咒師のリードの後にガワの「法の声常に聞かむと杖奉る声奉る~」。
後夜では「父母を仏になさむ」の後に「よしをなみ補陀の都に杖奉る声奉る~」。そして「九条錫杖」が唱えられうっとり聞き入ります。

3月9日は少し遅れて奈良倶楽部出発。
初夜の教化が終わったあとでしたが、半夜に唱えられる「法華懺法 」も聞き、後夜の読経、称名悔過の起居礼、観音散華と、日を重ねるごとにお声明が少しずつ耳に馴染んで、聴聞の楽しみとはこういうことかなと思うのでした。

8日には籠松明も出来上がってました。

かわらず美しい奈良の街。修二会聴聞の夜に二月堂から眺める奈良の景色にいつも心があらわれます。
両日とも晨朝の最後まで聴聞しており
いつもはチョーズチョーズの下堂風景を見ようと「粥食偈」の「夜あけんだりや~」「くら~し」を聞いたらすぐに局の外に出て待機してしまうのですが、この2日間は晨朝の最後まで聴聞。

晨朝の宝号では「ナムカンナムカン」のはざまに「ノウカンノウカン」も挟まれて、そのリズムよく勢いよく何より練行衆の皆様の息もぴったりの宝号を聞くと、ワクワクする気持ちにエネルギーも満たされていくようです。

最後まで聴くと、大導師・和上・咒師さん達の下堂のお見送りはできず、司から平衆のチョーズチョーズの頃に局をあとにしました。

2月後半から3月2日までの春の陽気のような暖かさはどこへやら。
夜の冷気とともに修二会らしい冷え込みの毎日。
それだからこそ、「お水取りがすむまで春はこない」と、春の訪れが待ち遠しい気持ちになるのでしょうね。