奈良俱楽部の図書室に新しく仲間入りした本の紹介、その②は
この一年も、大和郡山の本屋「とほん」さんがおすすめする「とほん、本の定期便」で何冊かの文庫本を届けてもらってましたので
その中の3冊「よろこびの歌」「言葉の教室」「歓喜」について、読後の感想を綴ってみようと思います。
「よろこびの歌」は・・・高校受験に失敗した主人公が新設女子高の合唱コンクールを通して同級生と心を通わせ、挫折を乗り越えていくというストーリーの青春小説。同級生各々が各章で主人公になって話が進む短編集のようでありながら、でもちゃんと主人公に流れが繋がって一つの小説となっていくので面白く読めました。
何より、このような青春小説に登場する女子高生たち(普段は接点のない世代の人達)の日常や考えを、小説を通して知ることができるのも新鮮でした。
作詞家・松本隆さんが話したことを延江浩さんが文章にした一冊。まだ全部読み切れていないのですが、印象に残ったところがあります。
レッスン2では「目に映るものをノートに書いてみよう」から始まり、最後の「心を動かす訓練を」のところで、「自分の心がなぜ動いたのかを問い詰める」とあります。
でも、自分の心の中のなぜを見つけて書くという作業は中々難しいことだと思うのです。
作詞とは違いますが、例えばこのブログでも文章を書く(発信する)時に、選ぶ言葉や書かない部分、どういう視点で書くのかなどを考えることがあり、伝えたいことに対する熱量が大きいほど、読む人に届けるために思考を巡らします。
本のカバーに書いてある文章を引用しますと
学生時代の古書店巡りで出会った美しい装幀の随筆集をきっかけに、〈誰かの日常や思考を辿る〉ことができる随筆に魅了された編者が、「歓喜」をテーマに編む日本の名随筆アンソロジー。人それぞれ、飛び上がるようなうれしさの歓喜もあれば、静かに嚙み締める歓喜もある。一人として同じ人間はいないのだから当たり前のことだが、それを教えてくれるのが一人称の散文芸術「随筆」なのである。
その中で、初めて知った薄田泣菫が書いた4編はどれも染み入りました。このような感受性を持った文章をいつか書いてみたいものです。
編者の宮崎智之氏の選集がとてもよかったので、もう一冊「精選日本随筆選集 孤独」を買ってしまいました。
(こちらはまだ読んでいません。これからのお楽しみに・・・)
こちらも本のカバーに書いてある文章を引用しますと
国も時代も文化も違うそれらの世界は、自分と同じような悩みや、新しい友達のような登場人物や、生きるうえで勇気が持てる姿勢に満ち満ちていた!
『灯台へ』『ペスト』『カラマーゾフの兄弟』など、全92作の魅力をふだん使いの言葉で綴る、軽やかで愉快な文学案内。
と、あります。
世界文学をほぼ読んでない私の水先案内になるかもしれない一冊。これからぼちぼち読んでいければと思っています。
見出しは「飛ばし読みでも斜め読みでも好きなように読めばよい」
なんと、素晴らしいアドバイスでしょう!




















































