2024年9月18日水曜日

二月堂十七夜盆踊り

今年は中秋の名月と二月堂十七夜盆踊りが重なり

猿沢池の采女祭りに行こうか、二月堂に行こうかと迷われた方も多かったと思います。そしてもちろん両方に行かれた方も多かったみたいですね。

私は、お客様がお出かけになってから二月堂へ行ってきました。

献灯された灯りが並ぶ二月堂登廊や回廊に、自分が献灯した灯籠を探して一つ一つ見ながら、真正面の観音様の真ん前で見つけた時の驚きと喜び!
今年の灯籠には、ランタンに使うお花紙をハートの形にして色とりどり散らして、祈りの想いを込めて「世界平和」と書いて奉納させていただきました。
有難い場所に飾っていただき感無量です。
報恩感謝、ありがとうございました。

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賑やかな河内音頭が聞えてきたら踊らずにはいられないと、今宵は夫も踊りの輪の中に飛び込んでおりました。(動画はこちら
私は記録係と称してカメラ片手に夫の追っかけ。
二月堂の盆踊りは踊るのも楽しい、でも見ているだけでもめちゃくちゃ楽しいのです。

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写真を撮り忘れましたが、三月堂前では、観音講の皆さんが、お素麺やバター餅、みたらし団子などのお店を出店して、上院若手僧侶の方がお手伝いされています。
そういえば私は親子二代の僧侶の方を見届けているんだと、十七夜盆踊りが復活した頃のことを思い出していました。
たくさんの友人知人に出会えて、皆さんに声かけてもらえて、有難く楽しい夜でした。

2024年9月17日火曜日

県美「エドワード・ゴーリーを巡る旅」

奈良県立美術館で開催中の「エドワード・ゴーリーを巡る旅-」展。
「不思議な世界観と、モノトーンの緻密な線描で世界中に熱狂的なファンをもつ絵本作家エドワード・ゴーリー(Edward Gorey, 1925-2000)」・・・と、公式サイトに紹介されているように、「不思議な世界観」そして「綿密な線描画」が印象的すぎて、鑑賞している最初は少々難解に思えたのです。

原画の作品も非常に小さく、その小さい画面にモノクロでびっしりと描かれた線。
あまり楽しそうにも思えないし、これに絵本の中の文章があればもう少し印象が変わるのにと思いながら鑑賞しておりました。

ゴーリーは、バレエ振付師のジョージ・バランシンの熱心なファンで、彼が主催するニューヨーク・シティ・バレエ団の公演にはほぼ欠かさず通い、舞台演出も手がけるようになっていたそうで、第三章で展示されている舞台芸術をテーマにした作品群にはとても魅力を感じました。 

展示室の間に絵本が読めるスペースがあり、原画には添えられなかったお話を絵本で読むことができたのもよかったです。

一階では「エドワード・ゴーリーと日本文化-20世紀アメリカの眼-」という関連企画があり、ゴーリー作品と県美所蔵の日本美術の作品を関連させて展示をしています。それを見ると、日本美術に多大な影響を受けているのがよくわかって、これは面白かったです。



エドワード・ゴーリーを巡る旅
会場:奈良県立美術館
会期:2024年9/14~11/10
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:9/17(火)9/24(火)9/30(月)10/7(月)10/15(火)10/21(月)

2024年9月16日月曜日

県立図書情報館企画展示から源氏物語へ

「東大寺境内早朝散歩」の資料として借りていた東大寺関係の本を返しに県立図書情報館へ行った折に見たのは、県美で開催される「エドワード・ゴーリーを巡る旅」関連図書展示でした。 
ゴーリーの著作や挿画を描いた本をはじめ、ゴーリーが愛したものや影響を与えたとされるものが紹介されているのですが、その中に「源氏物語」がありました。

関連書籍として、何冊か源氏物語が置いてあり、その中の一冊に、私が高校の時に初めて読んだ源氏物語の現代訳をされた円地文子さんの本が展示されていました。
展示本だけれど借りることができるらしく、早速借りてきました。


久しぶりに源氏物語を手に取って思い出したのです。
奈良倶楽部を始めて2〜3年後に橋本治さんの「窯変源氏物語」が発刊されて、夢中になって読んだこと。

実は今も奈良倶楽部の図書室の奥に眠っているのです。 
この本の奥に・・・
1991年から92年にかけてほぼ毎月、刊行されたらすぐに本屋に飛んでいって買って一気読み。
当時JR奈良駅近くにあったスーパーダイエーの本屋さんに買いに行っていたことなどなど懐かしく思い出して、でもなぜか途中で読むのを止めていて(なぜ?)
全巻揃えなければと、最後の12〜14巻を先程Amazonでポチ(笑) 
「光る君へ」に夢中の今だからこそ、また再びあの世界に沼ってみようと思います。
 
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話は飛びますが、この半年ほど、郡山の本屋「とほん」さんが選んだ本を毎月配本してもらうプランを利用して、恥ずかしながら全然知らない作家さんの書いたものを読んでいました。
20代30代40代50代と一世代〜三世代以上若い作家さんの書かれた本の内容が、時には頭に入ってこなかったりもしましたが、読み終えてこの人の他の作品も読んでみたいと思った作家さんもいて、図書館に行ったついでに借りてきました。 
写真の左側が借りた本、右側がとほんさんセレクトの本です。
今月に最後の一冊が届くのと、その後もまた半年かけて本のお届けをされるのでちょこっと楽しみにしているところです。
他人に選んでもらって本を読むというのも新鮮でした。 

2024年9月15日日曜日

9/21~9/23「奈良のトビラ:宮城編」

「奈良のトビラ」宮城編は、いよいよ来週!
9/21(土)9/22(日)9/23(月・祝)の3日間
仙台市青葉山公園 仙臺緑彩館 にて開催されます。
「奈良においでよ、奈良トーク」では、奈良のトビラメンバーと奈良県庁奈良公園室職員の方とのトークイベント。奈良公園を中心にお勧めスポットや楽しみ方についてのお話が聞けます。
トーク時間以外でも奈良の観光案内はしますので、お気軽にお尋ね下さいということです。
宮城編では、国営飛鳥歴史公園50周年キャンペーンとのコラボレーションで、飛鳥時代を体感できる様々なWSも開催されます。
球体投影機「タジック・アース」を使って、国宝壁画「キトラ天文図」の解説や、太陽系惑星など天体もお楽しみいただけます。
(参加費無料/各回30分/時間は上の写真に↑)
また、高松塚古墳内部や古代の飛鳥京をバーチャル映像で体験したり、飛鳥の粘土でお寺の瓦や、飛鳥の石造物なども作れます。

もちろん奈良のトビラの商品も盛りだくさん!
数量は少ないですが、「キトラの星座早見箱」「海獣葡萄鏡」は仙台だけの限定販売だそうです。
仙台近郊の方、是非お出かけくださいませ!

2024年9月14日土曜日

9/21「講堂・三面僧坊跡現地説明会」

 9/21「東大寺講堂・三面僧坊跡発掘調査現地説明会」開催

当日は9:30~15:30の間、申込み不要・入場無料で見学できます。
10:00~/11:30~/13:00~/15:00~の4回、説明があります。
詳細は東大寺HPのこちらをご覧ください。

2024年9月13日金曜日

埼玉近美で永瀬さんの人形作品

「いざない館」「まほろば館」での展示をタイミングが合わずに見逃してしまった皆様に朗報です!

9/17~9/22の会期中、埼玉県立近大美術館・一般展示室3「ボローニア展」に、永瀬卓さんの人形作品が並びます。

「ボローニア展」は大学時代の友人達とのグループ展で油彩画、銅版画、陶芸、工芸などが並び、永瀬さんは人形を4体出品されます。
ただ「万葉挽歌」展の人形は出品されず、まだどの人形が並ぶかは思案中とのこと。

写真はDM写真の都合上、出品確定の「花筐」。  
「万葉挽歌展」で拝見した以外の人形が見られるというのもファンには嬉しいですね。
埼玉県近郊の方、よろしければ是非お出かけくださいませ。

2024年9月11日水曜日

11/17に「朝歩きツアー」再開催します*

台風10号の影響により中止になった、「ちとせなら」主催の『地元女将とディープに歩く!東大寺“朝歩きのススメ”』ツアーですが、2024年11月17日(日)に再開催されることになりました。

「ちとせなら」さんでは、前回お申込みのお客様優先とされますので、新たに応募いただける場合は9/18から受付開始となるようです。
またそれに合わせて、奈良倶楽部ご宿泊予約も前回お申込みのお客様優先となり、同じく9/18以降に受付開始とさせていただきます。

11月は二月堂の鐘が朝6時に撞かれますので、集合時間は5時40分、解散時間は8時頃の予定で、ご宿泊者の朝食は8時半頃になります。

日の出の時間も、秋分の日を過ぎて一気に遅くなり、夜明け前からの朝歩きとなりますが、ちょうど紅葉も見頃と思いますので、朝陽に輝く秋色の奈良公園をご一緒に歩きましょう。
どうぞよろしくお願いします。