2026年2月22日日曜日

二月堂修二会2026「社参」と「注連撒き」

 2月21日午後1時より  練行衆が行中の無事を祈願して境内諸堂を参拝して回る「社参」が行われました。

和上を先頭に練行衆、加供、仲間の参籠衆が別火坊を出発→八幡殿→大仏殿→天皇殿(今年も天皇殿へはついて行けずに猫段で待機)→猫段、鐘楼横、四月堂横の石段の3ヵ所で平衆が法螺貝を吹く→開山堂→閼伽井屋あたりで法螺貝→湯屋で試みの湯→登廊細殿で法螺貝→二月堂で聖武天皇陵遥拝→南階段から興成社を拝して→今年は新入のある年なので別火坊へ帰参されます。

和上を先頭に練行衆、加供、仲間の参籠衆が別火坊を出発
戒壇院の前を通って
勧進所へ向かいます。いつもならこの辺りで東大寺幼稚園の園児さん達がお見送りされるのですが、今年は土曜日でお休みの日でしたね。

勧進所入り口で奥の八幡殿参拝
大仏殿へ向かいます。
大仏殿参拝
大仏殿からは天皇殿へ
練行衆の皆様の歩くペースの早いこと!
今年も私は天皇殿へはついて行けずに猫段のところで待機します。
猫段、鐘楼横、四月堂横の石段の3ヵ所で平衆が法螺貝を吹きます。

最後は開山堂参拝。湯屋に向かうまでの閼伽井屋あたりで法螺貝。
湯屋に入って行く練行衆。(13:30頃)
この時、中灯さんが懐中していた文巻を小綱さんが受け取ります。
中から合図があると(「赤本」別巻によると、トントンと拳で床を打って合図があるらしい)、小綱さんは硯と受け取った交名帳(文巻)を持って入りこれを置いて出ます。
湯屋の中では「中灯さんは当年の参籠衆の名前を記録する・・・」と、小学館の「東大寺お水取り~二月堂修二会の記録と研究」(以降「小学館本」と記載します)に書いてあり、中灯の記録が終わると、再び小綱が入室して硯を持って退出されます。
硯だけ持って出て来られたところ↑
「試みの湯」が終わり和上を先頭に湯屋から出て来られます(14:00)
この後、二月堂へ。登廊細殿で平衆が法螺貝を吹きます。
湯屋を出て再び文巻を懐中されている中灯さん↓
「試みの湯」の間、童子さんたちは松明の竹を並べ替えたり
練行衆が試みの湯を終えた後、三役その後に童子が入浴されます。

練行衆の皆様は二月堂舞台から聖武天皇陵遥拝し南階段から下りて興成社を拝して、今年は新入のある年なので別火坊へ帰参されます。
別火坊へ帰って行かれる様子は2015年のブログに詳しく書いてます。

今年も練行衆について行かずに、二月堂にて注連輪を撒かれる様子を拝見することにしました。(14:15くらい)
まずは遠敷社前で。堂童子さんが童子さんたちに撒かれます。
次に飯道社前で。

童子さんがうまくキャッチできずに落としてしまった注連輪は「塵」と称して絶対に使用されません。
それを見学者が拾ってもよく、私も一ついただきました。

この後、各所に注連縄を張り巡らして結界をされますが、仕事があるので私は最後まで見学できずに奈良倶楽部に戻りました。
帰り道、二月堂裏参道にて注連縄を張っているところに遭遇。
青空に今年の注連輪が映えますね!
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帰宅して、午前中にいただいた南天と一緒に注連輪を飾ってみました。

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「社参」では、粛々と歩かれる練行衆の凛としたご様子に、行中のご安全ご無事を私も祈りながら・・・も、そのお姿を拝すると追っかけずにはいられないという思いもあり、今年も ご迷惑を掛けずに拝見していこうと、私の「二月堂修二会2026」が始まりました。

2026年2月21日土曜日

二月堂修二会2026「御輿洗いと内陣掃除」

2月21日  二月堂にて「御輿洗いと内陣掃除」

朝8時より二月堂で小観音さんの御厨子を祓い清める「御輿洗い」が行われます。(今年は8:15からでした)
昨年のブログに詳しく書いていますので、詳細はそちらに譲るとして、早起きして出かけてみるのは何に惹かれるからなのだろうと思い起こしてみると・・・

前日の夜に別火入りをされて翌朝初めて練行衆のお姿を拝見できることや、内陣の鍵を開けて、堂司がまずは一人で中に入り須弥壇を一周して何事もないかを確かめて出て来られる場面をドキドキと見守っているところ、そしてその時に内陣の中の様子が少し垣間見えるところなど。

また、局と礼堂の間が格子で隔てられているとはいえ、手が届くような近い距離で小観音さんの御厨子を拝見できることや、練行衆の方々の動きや話声もよく見えよく聞こえて舞台裏を拝見させていただいているようなところもあって、今年も出かけてみました。

昨年知った「会中用荘厳具を仕舞っているところ」の目の前に座ったので、そこから取り出された荘厳具と常の荘厳具との違いもよくわかりました。

小観音さんの御厨子を浄める「御輿洗い」自体は30分ほど。
御輿洗いを担当されるのは平衆の上座4名の練行衆で下座の方は長柄箒などで内陣掃除をされています。(今年は処世界さんが新入ですでに総別火入りされているので、権処世界と中灯のお二人でした)

御輿の荘厳が終わると、内陣須弥壇の裏正面に安置されます。
この後、礼堂に五体投地板を設えます。端の方を床に金具で留める際に、床下に入った職員さんが下から固定されるのですが、床下から声が聞こえるのも不思議な感じでした。そして今年はどなたも試し五体をされることがなかったです。

一年間内陣にあった「悔過板」や「常燈の覆い」「灯芯箱」「諷誦箱」などの別火坊へ持ち帰る物や、昨年の修二会で使ったもの(長柄の箒や荘厳していた南天など)が、この時に内陣から出されます。 内陣掃除が終わると、一同は礼堂に着座し堂童子が内陣正面の扉を閉め施錠して退出されます。(ここまでで約1時間ほどでした)


別火坊へ帰って行かれる練行衆の皆様。

ところで、「悔過板」や「常燈の覆い」「灯芯箱」「諷誦箱」について、2022年の時は三役さんや三役童子が持って下りるところを拝見して、昨年は見逃してしまいましたが、今年は登廊を下りていかれるところを遠目に拝見することができました。
「諷誦箱」と「常燈の覆い」を箱の上に乗せて持ち運んでいます。
下の箱には何が入っているのでしょうか?
(牛玉の燈芯を納める華鬘2枚でしょうか?)
こちらは燈芯箱↑

そして「悔過板」と右手には南天を取り出した桶も。
昨年の修二会で須弥壇を荘厳していた古い南天は持ち帰ってもいいということで、今年もいただいて帰りました。
今年も奈良倶楽部の修二会コーナーで大切に飾らせていただきます。

最後は長柄の箒を持っておりる小綱さん。
あたたかな土曜日の朝。帰り道は方角が同じ修二会沼にハマる皆様とワチャワチャおしゃべりしながらでした。

今年はどれだけ通えるかどうかわかりませんが、帰宅すると、いつも修二会にお越しの熱心なリピーターさんから手術をすることになって行けなくなったの連絡があり、「ブログ楽しみにしてます」とおっしゃっていただきました。
有難いお言葉に、無理のない範囲で今年も修二会のレポをできればと思っていますので、よろしくお願いします。

2026年2月17日火曜日

久しぶりの朝散歩*

早朝5時45分
二月堂の鐘の音を久しぶりに聴きたくて足早に家を出ます。

正倉院北側に満開の白梅2本。仄かな香りが漂っています。
6時、二月堂の鐘の音を裏参道で聴いて、遠く興福寺の鐘の音も一緒に聞くことができました。
お松明に使われる竹の奉納もずいぶん増えていました。

後堂や正面で般若心経を唱えているうちに、少しずつ空の色が明るくなってきました。



2026年2月17日は旧暦正月
初日の出を見るのもいいかもと春日野園地の方へ廻りましたが
どんより曇っていたので、東塔跡から大仏殿の方へ。

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南大門から大仏殿中門までの参道拡張工事で幕の内側を何気に覗くと
吉村長慶さんが奉納した燈籠が横になっているようでした。
これは移設されるのでしょうか?地中に埋もれている台座の部分(大砲がついているらしい)を掘り起こして元の姿に戻されるのだといいのですが・・・。

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大仏池に戻って来たのは7時過ぎ。1時間ちょっとのお散歩でしたが、心も身体も軽くなったような気がします。

2026年2月15日日曜日

若草山へ*冬のドライブ

2月15日 気温高めで春のような陽気の中、奈良に遊びに来てくれた友人達と若草山山頂へドライブに出かけました。




冬木立の凛とした姿と、たっぷりのふかふか枯葉に包まれた鹿たちの無防備なまどろみを見て癒されてました。

若草山山頂で馬酔木の花を見つけました。
この陽気に誘われて花開いたのでしょうか。

この後、ドライブウェイを高円山の麓まで降りてそのまま正暦寺へ。
何度か訪れているのに、ようやくご本尊が孔雀明王様だと気がつきましたが、これも真冬の静けさのおかげかもしれません。
客殿の中はお庭も全て撮影禁止になっていて(以前はお庭に向かっては撮影可だったような記憶が)、これもそのおかげで気が散ることもなく、この場に向き合うことができました。 
正暦寺では南天の艶々と赤い実が美しく心に残りました。