2024年12月18日水曜日

十六夜の月あかりと共に*

煌々と輝く月あかりに照らされてまばゆいばかりの鼉太鼓。
今年のおん祭は遷幸の儀と暁祭だけの参列でしたが
いつにもまして美しい風景に心が満たされた夜でした。

遷幸の儀に向かう道中、若宮様をお迎えするお旅所が、満天の星と共に光り輝いているように見えました。

そして午前2時。
暁祭を終えて神職の皆様も退去された後のお旅所は、まだ何かぬくもり残る様子で、鼉太鼓がひときわ輝いています。

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889回目となる「春日若宮おん祭」
今年もお客様方と遷幸の儀から暁祭までをご一緒に参列いたしました。22:15奈良倶楽部出発、22:45くらいに昨年同様の位置に到着。
暁祭でもお旅所に案内されたのは昨年と全く同じ場所でした。
神楽が終わる頃に最前列まで行くことができ、その後の撤饌のようすもよく拝見できました。




写真がぶれていますが、手渡し(伝供)で撤饌される「大宮家の素合御供すごのごく」が目の前を通っていくところ。
昨年からこの「大宮家の素合御供すごのごく」がどこに置かれるのか気になっていて、確かめてみたかったのですが、正面から拝見できないとわからないようでした。
(「素合御供」については昨年のブログに詳しく書いてます)

お旅所祭や還幸の儀も、今年こそと思いながら寒さに負けて拝観叶わず、また来年のお楽しみに持ち越してしまいました。