2024年12月12日木曜日

「鹿寄せ」と春日大社参道お散歩

「旅館ホテル組合」主催の「鹿寄せ」。
12/10は、奈良倶楽部もお当番でご案内係をしていました。

鹿寄せは10:00から15分ほど。
「旅館ホテル組合」加盟施設にご宿泊のお客様には、「粗品引換券」で素敵なエコバッグをプレゼント!今年からデザインが新しくなって大原麗加さんのデザインだそうです。素敵ですね!
「鹿寄せ」が終わってからは春日大社参道をガイドさんの案内で歩きます。ガイドツアーは4〜5名ずつの人数に分かれてなので、個人でご案内してもらえているような感じで、質問もし易くてよかったです。
私達のグループでは、主に参道に並ぶ灯籠についてたくさん教えてもらいながら散策しました。
順不同ですが・・・
灯籠を支える竿石が龍や獅子という珍しい石灯籠を奉納されたのは、谷井友三郎氏。映画館などを経営し、多大な功績のあった人です。↑↓

台石に雄鹿、雌鹿が巻付いた縁結びにご利益がありそうな燈籠。

「香具仲」とは「やし」仲間で、裏に書かれた「御師おし」とは仲介業者の事だそうです。↑↓

河内蓮根組合奉納の灯籠。門真の蓮根農家と春日さんとの関係はこちらに解説があります↑
今年奉納された真新しい石灯籠3台。
火袋に虎が彫られていて、阪神ファンに人気なのだとか↑  
時々ひょっこり顔を出してくれる鹿さん。
竿石のほっそりした燈籠は形がいいということで「七燈籠」の一つに数えられているそうです。
殆どの灯籠には「春日社」と書かれていますが、15基ほど「春日大明神」と書かれた燈籠があり、夜中に3基見つけると「小金持ち」に、5基見つけると「大金持ち」になるのだとか・・・。

そんなこんなで、豆知識を増やしながら、春日大社を参拝し
10日から始まった若宮さんの先参りにも。
「おん祭」の前に若宮様のご神徳を授かりましょうという「先参り」は 12/16まで(9:30~12:30 )
また「先参り」期間中は、各日先着50名に記念品の「意伝坊」がいただけます。今回はお参りにしたのが11時まわっていて本日分は終了した後でした。
また、春日若宮おん祭を描いた絢爛豪華な名品 「春日若宮御祭図屏風」複製も特別公開されています。
昨年のブログに「意伝坊」や「春日若宮御祭図屏風」について詳しく書いていますのでよろしければご覧ください。

若宮さんの後は「御旅所」の御仮殿を見ながら、奈良博の「おん祭」展を観賞。今回は室生寺を案内した友人が「おん祭」初心者でもあったので、博物館の展示で大体の様子を把握してもらえたようでよかったです。おかげで私も一緒に楽しむことができました。