2024年5月10日金曜日

春日大社「献茶祭」

5月10日は春日大社の「献茶祭」でした。
神前に茶を奉納する「献茶祭」は、表千家(不審庵)、裏千家(今日庵)、武者小路千家(官休庵)の三千家家元が毎年交代で、今年は裏千家担当、千宗史若宗匠のご奉仕でした。 

4年ぶりに開催された昨年に初めて参列して、青葉若葉の季節の春日大社にお参りできる楽しみもあって、今年もまた参加させていただきました。

直会殿での献茶式には後方の椅子席にて参列しましたので、お点前の様子などは拝見できずでしたが、春日大社公式Xで献茶式の様子がpostされています→
感謝・共生の館の副席では、源氏物語をテーマにした立礼席。
十二単をイメージした主菓子の何とも美しい色合い!
数茶碗は源氏香五十四帖、明日香窯山本義博先生作です。
お茶席のお花も、お菓子の銘もどちらの謹製かも聞こえたはずなのに両耳を通り過ぎてぼんやりしていたのですが、替茶碗の銘が「いずれの御時にか」だったことだけが耳に残って、「源氏物語」再読熱が沸々と湧き上がっておりました。

先日見たテレビ、歴史探偵の「藤原氏と平城京」で、藤原氏の氏長者の春日詣が持つ意味を知り、春日大社の宝物が平安の正倉院と云われることに納得し、何より日曜日の夜が待ち遠しい病にかかっております。(「光る君へ」いいですね!)

点心は、なだ万さんのお弁当。
一人で参加でしたが、知り合いにも大勢出会って佳き一日でした。