5月10日は春日大社の「献茶祭」でした。
神前に茶を奉納する「献茶祭」は、表千家(不審庵)、裏千家(今日庵)、武者小路千家(官休庵)の三千家家元が毎年交代で、今年は裏千家担当、千宗史若宗匠のご奉仕でした。
4年ぶりに開催された昨年に初めて参列して、青葉若葉の季節の春日大社にお参りできる楽しみもあって、今年もまた参加させていただきました。
感謝・共生の館の副席では、源氏物語をテーマにした立礼席。
十二単をイメージした主菓子の何とも美しい色合い!
数茶碗は源氏香五十四帖、明日香窯山本義博先生作です。
お茶席のお花も、お菓子の銘もどちらの謹製かも聞こえたはずなのに両耳を通り過ぎてぼんやりしていたのですが、替茶碗の銘が「いずれの御時にか」だったことだけが耳に残って、「源氏物語」再読熱が沸々と湧き上がっておりました。