2024年5月4日土曜日

「福田平八郎展」中之島美術館

4月24日 大阪中之島美術館で開催中の「没後50年 福田平八郎」展へ。
まだまだ会期があると思っていたら、残り2週間を切っていました。
GW中は動けないので、今日しか行く日がない!と、仕事の合間に大慌てで観に行ってまいりました。

…と、ここまで書いてGWに突入。
あっという間に会期も残り2日になってしまって、とても素晴らしい展覧会だったので、もし迷っている人がいるならば「見に行ってください」と背中を押したく、ブログに痕跡を残しておきます。

私事ですが、中学生の時に買ってもらった美術全集の日本画の一冊が「福田平八郎」で、当時の印象ですが、日本画らしくないデザイン的な画面がとても洗練されているなぁと思い、それ以来お気に入りの画家さんになったのです。

今回は没後50年の回顧展ということで、初期から晩年までの代表作120点が展示されて、見応え十分、堪能して鑑賞してきました。

会場では写真撮影可の作品も多くありましたが、撮影可ではない初期の作品の多くに心惹かれましたので、図録からこちらに上げておきます。大正5~8年に描かれたものですが、とてもモダンですよね。


その他にも、図録からお気に入り作品を何点か・・・
とても上品でありながら、それだけではない美的感性。
晩年には大きな美術展には出品されずに、百貨店の美術画廊で小品展を主にされていたそうで、できるならタイムマシンで過去に戻って、その小品展を覗いて購入してみる自分を想像してしまいました。
(勿論、購入できる金額ではないでしょうが、手元で鑑賞したいと思ってしまいました)





会場で撮影した作品も何点かあります。




大阪での会期は5/6までですが、その後、画家の故郷、大分の「大分県立美術館」で5/18から7/15の会期で開催されます。詳細→

お土産に買ったのは、画家が作品にしていた富山県の銘菓「薄氷」。大変美味しくてまた機会があればいただきたいものでした。