もうすぐ9月だというのに、まだ猛暑日が続いています。
皆様つつがなくお過ごしでいらっしゃいますか。
ブログ更新も一週間ぶりで日にちが開いてしまいましたが
私は、この暑さに出かけることもほとんどなく
涼しくしたお部屋で読書に励む日々を過ごしておりました。
大島真寿美さんの『渦』は「妹背山婦女庭訓」の作者・近松半二の半生を描いた物語。人形浄瑠璃が生み出されるまでの”生みの苦しみ”あり、奈良の鹿、三輪の酒屋、吉野山も登場して、何より道頓堀界隈で繰り広げられる大阪弁のしゃべくりが心地よく、そしてそのまま一気に続編『結』に突入。浄瑠璃に魅せられた人たちの悲喜交々がまた面白くて、読み終えたときには9月の文楽公演を予約しておりました(笑)
この2冊を読み終えた頃にご宿泊のお客様から教えていただいたのが、同じ作者の『ピエタ』。こちらは、孤児を養育するピエタ慈善院で音楽を指導していた作曲家ヴィヴァルディをめぐる女性たちの交流が描かれています。読んでいると、18世紀のヴェネツィアが鮮やかに立ち上り、カーニバルの時期にヴェニスに飛んでいきたい衝動にかられました。
『舟を編む』はテレビ放映が終わって、まだまだ余韻に浸りたくてすぐに注文しました。テレビではコロナ禍での言葉まで取り上げられていましたが、コロナ禍前に出版された本にはそれは無し。
その他にも原作と映像では違う部分もあるのですが、どちらも夢中になって、今 一番欲しいのは「大渡海」!
ぬめり感のある紙、ページをぱらぱらとめくって目に飛び込んだ言葉について調べる・・・というようなことをしてみたいと思いました。
思えば、学校を卒業してから辞書とは無縁でした。
だから何を買っていいかわからず、もし購入するならこれと、中型辞書でお奨めがあれば教えていただきたいです。
冠野さん西尾さん平川さんの3人はよく知っている人でもあるので、しっかり読み進めようと思います。
この半月で購入した本の数々。
(上記『歩きながらはじまること』と『雨犬』は大和郡山の本屋「とほん」さんの「本の定期便」から配本)
短期間にこんなにたくさんの本を買ったのは初めてですが、それだけ、外を出歩けないくらい暑かったということでしょう。
まだまだ読書が進む暑さが続くようです。
皆様もどうぞご自愛くださいませ。
(上記『歩きながらはじまること』と『雨犬』は大和郡山の本屋「とほん」さんの「本の定期便」から配本)
短期間にこんなにたくさんの本を買ったのは初めてですが、それだけ、外を出歩けないくらい暑かったということでしょう。
まだまだ読書が進む暑さが続くようです。
皆様もどうぞご自愛くださいませ。