12月16日は東大寺初代別当である良弁ろうべん僧正のご命日で
この日は特別に開山堂「良弁僧正坐像 」・法華堂「 執金剛神立像」が開扉され拝観できるので、いつもの散策がてらお参りに伺いました。特に法華堂「 執金剛神立像」拝観に当たっては、普段は入れない後堂への途中で、法華堂内の御仏様たちの後ろ姿や横からのお姿も拝観出来るという至福の場所があり、毎年この場所からの拝観を楽しみに伺うのでした。
コロナ感染症対策で法華堂(三月堂)参拝にも工夫があって「堂内を5ブロックに分けて1ブロック15人ずつ5分ごとに前のブロックに進んで行く」という拝観ルートが取られ、背面や側面からじっくり拝観できるブロックで、至福の時間がたっぷり取れたのは何よりでした。法華堂の後は手向山さん二月堂さんにお鏡餅料をお供えに。大和士宵宮詣(ブログ内過去記事★)が行われる手向山八幡宮では懸物がお供えされていて、今年はライブ配信で拝観するおん祭ですが、ここで生の現場に居合わせられて「おん祭」の雰囲気を少しでも味わうことができました。
満開の山茶花の花。一昨日の仏名会では数取りに使われたのかな。良弁僧正と、修二会を始められた実忠和尚がいらっしゃる開山堂では、お二人の尊像に来年の修二会が無事満行となりますようお祈り申し上げて
良弁僧正の特集展示がされている東大寺ミュージアムにも寄って最後は戒壇院を通り抜けて今年の栴檀の実を見ることができ、冬の訪れを確認したのでした。