奈良東大寺総合文化センター金鐘会館地下
「二月堂の青石段 〜End of the Silk Road〜田中教子展」
(入場無料)
従来あまり注目されてこなかった、二月堂の南側の青石段。
上下3段に連続した可憐な吉祥文様が刻印されていますが、現在かなりすり減っており、そこをよく通る人でも、ほとんど気づかれません。
いつからあるのか、どのような意味があるのか。
田中さんは、これを調べ、華厳経入法界品に由来する、意味深いものであると考えられ、この階段をモチーフに単独で大型インスタレーションを制作されました。
いつからあるのか、どのような意味があるのか。
田中さんは、これを調べ、華厳経入法界品に由来する、意味深いものであると考えられ、この階段をモチーフに単独で大型インスタレーションを制作されました。
昨年のお水取りが終わったころに、中田文花さんが「処世界さんに聞くお話会」を奈良倶楽部で開催して下さった時に、ZOOMの配信担当をして下さって、それ以来Facebookで繋がりを得た田中教子さん。
短歌の先生だとばかり思っていたのでしたが、こんな素晴らしいインスタレーション作品を制作されていることもFacebookを通して知って、いつか実物を拝見したいと願っていましたので、大変楽しみな作品展です。
短歌の先生だとばかり思っていたのでしたが、こんな素晴らしいインスタレーション作品を制作されていることもFacebookを通して知って、いつか実物を拝見したいと願っていましたので、大変楽しみな作品展です。
ちなみに、この作品は2022年フランスの五大美術団体のひとつ、SNBAソシエテ・ナショナル ・デ・ボザールの160周年記念展で、総合金賞ならびにインスタレーション部門の金賞をダブル受賞されています。(ブラボー!)
そして今回は「望月大仙師に聞くお話会」をこの会場で開催されます!
その他にも、会期中、会場にて以下の催しが行われます。
・17日13時〜オープニング
・17日14時〜お水取りのお話(望月大仙師x中田文花さん)
東大寺の尼僧である中田文花さんのコーディネートで、お水取りに参籠されたばかりの権処世界・望月大仙さんのお話を伺います。
・18日13時〜二月堂青石段の文様について
田中教子さんによる二月堂の南側の階段の文様についてのお話。
・18日14時〜東大寺の石工について
東大寺を中心に古代の石造物をご専門に研究されている山川均さんに、二月堂のすぐ下にある三月堂の石灯籠のお話などを伺います。
・18日15時〜奈良市キャンベラ市姉妹都市30周年詩歌朗読
〜キャロル・ヘイズさんを偲んで〜
日豪の短歌交流に尽力されたオーストラリア国立大学教授・キャロル・ヘイズさんが翻訳された田中さんの短歌(お水取りの歌)ほか、キャンベラと関わりの深い翻訳研究家・菊地利奈さんと二か国語で朗読します。 参加費無料 (資料代500円)