2020年5月14日木曜日

青葉輝く朝の光の中で*

昨日今日と、とてもいいお天気。
朝早くの光が輝く東大寺境内へ、早起きして出かけてみました。
お泊りのお客様が、奈良倶楽部の朝食に間に合うように往復するというタイムスケジュールで、6:30に出発して8時に戻るという朝のお散歩コース。奈良倶楽部から朝のお散歩にお出かけされた時の様子を思い出していただければ嬉しいです。
正倉院北側の道を知足院の方へ。ちょっときつい坂道を上がって行って、正倉院の塀に沿って右に曲がります。
講堂跡、大仏殿に続く正倉院の小径。
遠くに大仏殿が見え、鹿さんたちがのんびり草を食む様子が見えてくると、奈良に泊まっているという実感ひとしおでしょうか。

講堂跡は鹿の楽園。「おはよう!」

こちらは講堂跡から東に目を向け、公慶道の方を撮った一枚。
遠くに、公慶上人が後世のために植えられた木々が見えます。
今朝は、講堂跡から大仏殿東側を抜けて、東塔跡へ回りました。
桜の季節も新緑の季節も過ぎて
初夏の東塔跡は、青葉が輝き生命のエネルギーが満ちていました。
東のお山から上る朝陽を受けて、若葉が光を透かして煌めいて
季節は巡り、あっという間に緑陰を求める夏が来るのでしょう。
木立の中を歩きながら、手向山さんでお参りをして
そして二月堂さんへ。
頭上の大きな、杉の木?何かの木から米粒のような花が舞い落ちて、石段をびっしり覆っていました。

二月堂では今は畳の間には上がれませんが、それ以外はいつもと変わらない風景に心が落ち着きます。
柘榴の花、蕾が膨らみ始めていました。
7時半を回ると、もう日差しがきつく感じます。

裏参道の両脇にヤマボウシの白い花と桑の実と。

大湯屋のところ、もう柳絮りゅうじょが舞っている頃かな?
寄り道して見ると、ふわりふわりと舞っている綿毛あり。
上手くカメラに収めるのが難しいのですが
白い物体↑の存在がわかりますか?
最後の一枚は、持寶院と龍松院の間の青楓。
一枝だけ少し黄葉した様子が美しいと感じました。
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