2020年5月19日火曜日

奈良倶楽部の図書室から*その⑦

「7days BookCover Challenge」
7日間にわたって、奈良倶楽部図書室の蔵書を紹介してまいりましたが、最終回はこんな本もありますよーという紹介です。
清川妙先生の「兼好さんの遺言」
光栄なことにこの中に、奈良倶楽部のことが書かれているのです。
以前にブログで紹介していますので、詳細はそちら   をご覧いただくとして、学ぶことの多い言葉がいっぱいのこの本には、折に触れ助けてもらっています。
我が家の子ども達が幼児の頃に、読んであげていた絵本シリーズ。
大人になって買った本が「まどみちお全詩集」
「こどものとも」の復刻版も全冊揃っています。この「こどものとも」の挿絵で堀文子さんの絵に惹かれるようになりました。
岡本彰夫先生の著作シリーズ。
この中にある上坂冬子「教育の忘れもの~東京の学生寮・和敬塾」は、お客様より寄贈いただいた本ですが、和敬塾出身の著名人の一人としてインタビューされた岡本先生が載っています。
奈良博を中心に、過去の展覧会図録。
奈良関連の本も↑↓

こちらもお客様から寄贈いただいた
岩波書店発行の「奈良の寺」全21冊。
「やまとびと」「ひととき」「EUNARASIA」には、岡本先生の連載エッセイが載っているので、毎号楽しみにしているのです。
「正倉院展」図録や「あかい奈良」「かぎろひの大和路」
小学館発行の「名宝日本の美術」
写真にはありませんが「ならら」も揃っています。
廃刊になった「銀花」も何冊か。
最後に、佐藤道子先生が担当された東京文化財研究所芸能部編「東大寺修二会の構成と所作」上中下・別巻の4冊を、この「ブックカバーチャレンジ」でフィナーレを飾る本としてご紹介します。
この本つながりで、バトンを渡していただいたということもありますが、12月中旬から3月中旬までの一年のうちの3か月を共に過ごす本、そして修二会のわからないことが、雲が晴れたように理解できるという修二会好きにとってのバイブルとしてなくてはならない本です。
こちらは図書室には置いていなくて、カウンターの端においています。閲覧ご希望の方はお声かけてください。
奈良倶楽部の図書室蔵書紹介7回分をご覧いただき、ありがとうございました。今後も新しく仲間入りした新刊本はブログで紹介していきたいと思います。
図書室の壁には、私が描いたアクリル画やシルクスクリーン↑
油彩画作品↓なども飾っています。

半地下の小さなスペースの図書室ですが、旅先でのひとときにお立ち寄りいただければ嬉しいです。
また、宿泊者以外の方へも、月に何度か開放を考えていますので、その節はよろしくお願いいたします。