今日明日でもう終わると思うと無理をしてでも行かなければと、遅い時間に家を出て
「後夜」大導師作法、咒師作法の途中の「達陀」、そして達陀が終わって「教化」を聴いて「晨朝」の最後まで、東の局の北座が見える位置で聴聞しました。
12日からの3日間は内陣の板戸がすべて外され、北・東・南の局からも中の様子を見ることができるので、相変わらずの「ガン見聴聞」となりましたが・・・
達陀の様子は西の局で拝見するのが一番わかりやすいのですが、東の局からでも火を点けられる様子など、舞台裏ならではの聴聞の楽しみがあります。
まず、達陀松明に火がつくと、内陣の中が一瞬にして明るくなって、須弥壇の上方を結界している「牛玉の燈芯」が非常によく見えます。(達陀松明の火力が弱まってくると見えなくなり、達陀の間ずっと見えるわけではありません)また、四隅の椿の枝に掛けられた長い灯芯「生いけの灯芯」もよく見え、この後「晨朝」の最後まで、内陣の様子や練行衆の動きに注視した聴聞となりました。