2023年3月17日金曜日

春の花便り*

修二会満行の翌朝、朝6時の鐘に合わせて二月堂へ。
昨日とは打って変わって、静かなたたずまいの二月堂。
久しぶりに登廊から上がれるだけで嬉しくて、でも、夜毎のお松明の名残をつい探してしまいます。
松明の重みが刻まれた二月堂欄干から梅の花。 
鶯の声、小鳥のさえずりを聞きながら春の景色を堪能しました。
二月堂の鐘の音はインスタグラムに投稿しています→

黒板も新しく書き換えられていました。
そして、閼伽井屋の榊にも鹿摂食線が出来上がってます。 
その後、不動堂の白木蓮の咲き具合をチェックして
満開まではまだもう少しですね。
三月堂前の枝垂桜や開山堂の糊こぼし
大仏殿裏の早咲きの桜など、春の花々パトロールも兼ねながら
奈良の一番桜を目指してもう少し歩きます。
南大門前の参道から東を見ると、朝陽に煌めく梅の花や御蓋山
そして、奈良の一番桜が咲く氷室神社まで
枝垂桜は一輪二輪とほころび始めていました。白木蓮は満開です。
おまけの画像>>
修二会の期間、参籠される練行衆や童子さんの塔頭やご自宅を結界していた注連輪がお役御免となって、境内のどこかの木の枝に懸けられています。
この風習については、以前に参籠された僧侶の方に尋ねたことがありましたが、詳しくはご存知なく、童子さんに尋ねましたら、代々そうしているということでした。 どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてくださいませ。