皆さま、昨晩のYouTube配信はご覧になられましたか?
河瀨直美監督撮影の籠松明。
クレーン車を使って至近距離からの撮影、同じ高さで拝見する松明の炎と飛び散る火の粉がまるで生き物のようで感動して見ていました。
そして、お松明の後にカメラは西の局に入って法会の様子を配信。
堂外で聴いていた時には聞こえなかった章句の一つ一つ。
局で聴聞していてもここまでクリアに聞き取ることはできないので、始まってすぐに「これは!」と、佐藤道子先生の「東大寺修二会の構成と所作」を出してきて、明るい部屋で一字一句を追いながら(そして自分自身も声に出したりしながら)拝聴していました。
また、過去帳の「青衣の女人」があんなに鮮明に聞こえたことにもびっくりで、局で聴聞していてもここまで聞こえなかったことがと、有難いやら嬉しいやらでした。
時導師とガワで唱えられる声明の数々は、まるで二月堂全体が一つの楽器になっているように感じて、その中に観音様がいらっしゃって練行衆は選ばれし楽人なのかも…と想像したり、とにかく詳しくわからなくても、画面を通して何かとんでもなく荘厳な気配が伝わってきますので、是非ご覧になって下さい。
YouTube配信はこちら★からご覧いただけます。
::
トップの画像は、処世界さんの籠松明。
処世界さんは普段の日は準備のために先に二月堂に上がっているので松明で上堂はされず、12日の日だけが皆さんと一緒に上堂されます。その松明を担ぐ童子さんにとっては一年に一度の晴れ舞台。
前日の11日に堂外で聴聞していた時に、処世界童子の水島さんが舞台で歩数や回し方のシュミレーションをされていたのを拝見したので、立派な松明の炎に思わずスクショしてしまいました。
::
3月13日
18:40三度の案内
19:00初夜上堂
19:40初夜の勤行
20:40初夜の大導師作法
22:00初夜の咒師作法
22:35半夜の勤行
22:55内陣掃除、本手水
23:10走り
23:40後夜の勤行
0:05後夜の大導師作法
0:30後夜の咒師作法
0:50達陀
1:00晨朝の勤行
1:10下堂、就寝
::
Instagramに12日の生飯投げと日中上堂の動画をアップしています。
こちらの写真3枚目と4枚目です。
こちらの写真3枚目と4枚目です。