2021年3月8日月曜日

二月堂修二会2021*お昼の聴聞

コロナ禍の修二会参拝。
東大寺HPにある「今回はなるべく拝観をお控えください」の文字を読むと、やっぱり行かない方がいいのだと思いながらも、でも「行けないからブログを見るのを楽しみにしています」とおっしゃるお客様もいらっしゃって、少々迷いながらお参りに伺っています。・・・でも二月堂に着いて堂内からお声明が漏れ聞こえてくれば、もうそれだけで心が絡めとられて迷いも吹き飛び、同じように南無観南無観と唱えて練行衆の祈りの中へ心を合わせているのです。迷いながらも参拝の善男善女を、観音様はきっとあたたかな御心で包んで下さっているのではと、そんな都合の良い解釈をしていますが・・・。

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3/8、下七日になり「例時作法」を拝聴に伺いました。

二月堂に着いたらまず目に入る椿の花にほっと心が和みます。
8日は、完成した籠松明が仏餉屋や食堂にかけられます。

お昼間は、例時の間の扉が開いて障子だけになっているので、中の様子がとてもよく聞こえます。
舞台から障子の中の練行衆の皆様とは2mほどしか離れていないと思いつつ、呪師さんの阿弥陀讃に心震わせながら手を合わせます。
そして8日は上七日に須弥壇を飾っていたお壇供を下して、下七日用のお壇供を飾ります。写真は、例時作法の前に、おろした壇供を運び出される様子です。
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こちらは3/7のお昼に数取懺悔を拝聴後、下堂される様子を拝見。
お昼の下堂はとてもスローペースで和やかな雰囲気。
もちろん「チョーズチョーズ」の掛け声はありません。


このようなお知らせがありました。
お松明で燃えた杉葉の「焼き杉葉」は、3/15の13時から北の茶所で配布開始されるそうです。