2022年4月27日水曜日

唐招提寺*瓊花と薬草園公開

4/25 唐招提寺へ。
今まで非公開だった「薬草園」が一般公開されたのと、ちょうど鑑真和上故郷の中国揚州市の名花「瓊花けいか」の咲く「御影堂 供華園」が 5/5まで特別公開中なので、新緑の唐招提寺へお参りに伺いました。

新緑、青楓、そしてツツジの華やかなピンク!
まずは和上様の御廟にお参りして。

瑞々しい苔の緑に癒されます。
そうそう、御廟の傍にも瓊花が咲いていました。

そして5/5まで特別公開中の「御影堂 供華園」へ。


奥の方で、満開の瓊花が迎えてくれます。






満開の瓊花、それはそれは見事でした!
保存修理の終わった御影堂がこちらから拝見できます。

そして、公開が始まったばかりの「薬草園」へ。
こちらは「戒壇」の南側に位置しています。
この薬草園は、鑑真和上生誕1300年を記念して当時の森本孝順長老の発願で1988年に設けられました。
鑑真和上ゆかりの23種の薬木各1本と39種約2600株の薬草を栽培して、収穫した薬草は境内の御影堂に奉納されているということです。
平成の大修理で、金堂が解体修理された際に仏像の保管場所を確保するため、1999年に薬草園はいったん閉鎖され、薬草の一部は岐阜県関市に移されていました。
金堂が完成して仏像も戻せたために、2018年から薬草園を元に戻す作業にとりかかり、岐阜で守り続けた薬草を再び戻すなどして、園全体の2240平方メートルのうち約6割にあたる1400平方メートルの整備が今年3月に完了したので、民衆の救済に尽力した鑑真和上が薬学を日本にもたらした功績を広く知ってもらうため、公開されることになったということです。(薬草園の完成は2024年3月予定)
薬草園の中にも大きな瓊花の木がありました。
余談ですが、私の実家の裏庭にもある紫蘭と菖蒲がここにあって、びっくり。この2種類の植物も薬草の一種とは知りませんでしたが、急に親近感を感じてしまいました。