久しぶりに興福寺さんへ。
南円堂前の藤の花も少しずつ房が大きくなっています。そして南円堂と北円堂の間の八重桜は満開でした。
中金堂や東金堂、五重塔を背景に満開の桜と。
こちらの普賢象桜は大好きな桜。
中金堂の朱色を背景にしても美しいですね。
この普賢象桜のすぐ横にもナラノヤエザクラがあるのです。
こちらも一輪二輪と咲き始めたところで、見頃は週末でしょうか。
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ナラノヤエザクラといえば「いにしえの奈良の都の八重桜 けふ九重ににほひぬるかな」という平安時代の歌人・伊勢大輔の歌が有名ですが、この歌が詠まれた時に献上されたのが興福寺東円堂(現・奈良公園バスターミナルの辺り)に咲いていたナラノヤエザクラなのです。
その故事に則って興福寺さんでは、たくさんナラノヤエザクラを植えてくださっています。 写真にある南円堂と北円堂の間にあるナラノヤエザクラは割と古くからあり、興福寺さんのナラノヤエザクラの中では割と早く開花するように思います。
4/23からは北円堂も特別開扉されます。
特別公開にお越しになった折には、小さくてちょっと目立たない桜ですが、見つけてみてくださいね。