2022年4月9日土曜日

唐招提寺「御影堂特別拝観」

唐招提寺御影堂特別拝観」について

2016年に開始された唐招提寺御影堂の保存修理事業が無事竣工を迎え、6/5に落慶法要、6/6・6/7に御影堂の特別拝観が行われます。

唐招提寺HPに詳しい情報が載っていましたのでご案内します。

◆6/5 「御影堂落慶法要」 9:00と14:00の2回 
・御影堂に入堂できるのは関係者のみ
・当日9:00~16:00 前庭が開放され向拝より鑑真和上参拝

◆6/6・6/7「御影堂特別拝観・ 国宝鑑真和上坐像特別開扉」
※定員に達したために予約受付終了されています。(4/13)
※拝観は事前予約の方のみとなります。

サイトより、上の写真↑は拝借、以下の文章↓も抜粋)
唐招提寺御影堂は、興福寺の別当坊であった一乗院の表向き御殿の遺構で、宸殿と呼ばれていました。
当山第81世森本孝順長老の発願により昭和39年(1964)に鑑真大和上像の安置のために移築され、昭和50年(1975)には東山魁夷画伯が専心揮毫された襖絵や障壁画が奉納されました。  
慶安2年(1649)に建てられ、過去には奈良県庁舎や奈良地方裁判所に転用された経歴を持つ歴史的建造物で、平安時代の格式と伝統を守った寝殿造りの趣を保っていることから国の重要文化財にも指定されており、開山大和上の御影堂として相応しい瀟洒な美しい佇まいと言えるでしょう。  
しかし、移設から50年を経て、地盤沈下や雨漏りなどが目立ちはじめたため修理を施す必要があるとの結論に至り、平成28年(2016)より文化財保護のための保存修理事業を開始し、本年3月31日に無事竣工を迎えました。  
現在は、鑑真和上像を、一時保管する新宝蔵から御影堂へご遷座する作業や、東山魁夷画伯奉納障壁画を改修した建物に合せて建具等を微調整して復位する作業、便益施設の改修工事、御影堂周辺環境の植栽整備等を実施しています。
こちらの写真は2018年5月の過去記事より
瓊花の咲く季節に公開される「御影堂供華園」から見えた修理中の御影堂です。
曳家で平行移動されて、基礎工事などを施してまた元の位置に戻してから屋根のふき替えなどを行うと、過去記事に書いてました。