2022年2月5日土曜日

「指図堂」修復工事と境内の様子

東大寺指図堂
一昨年より庫裏の修復・改築をされていたのが完成したようです。
そして、ただ今は指図堂自体の半解体修理が始まって、その間、指図堂ご本尊の「法然上人御影」は完成した庫裏にお祀りされています。
庫裏の中に完成した写経道場も見学。
東大寺の写経道場は本坊からこちらに移されて、事前予約なしで写経・写仏ができるということです。(定員12名)
左側が写経道場、右側がお茶室になります。↑
友の会からは修理ご寄進のお願いが届いてました。
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指図堂だけでなく、境内のあちらこちらで整備工事が行われていますので、わかる範囲で写真を撮ってきました。
開山堂そばの建物にも足場が組まれています。
そして気になるのが、二月堂後堂の木々のピンクのテープ。
伐採されるのかな・・・?
木々の伐採といえば講堂跡と三面僧坊の整備工事も、通るたびに進捗しています。木々は随分と伐採されていて、ふと気になったのが「おかっぱ桜」!
三面僧坊跡の整備工事現場の看板には、おかっぱ桜は基壇の内側になるので多分伐採されないと思うのですが・・・。

こちらは東塔跡とその手前の公衆トイレ。このトイレは大きく囲いがされていますが、ただいま整備工事中です。東塔跡にもピンクのテープで目印されている木々がたくさんあります。

そして戒壇堂も足場が組まれて覆われてます。
修復工事で拝観停止中の戒壇堂に代わって拝観できる千手堂ですが、修二会の別火のために2/15~3/5まで拝観できません。
大きな修復工事の他に、二月堂下での整備工事などが継続中です。
広い東大寺境内のあちこちで同時多発的に整備や修復工事が行われるのも珍しいような気がします。講堂跡や東塔跡がすっかり整備されて、また元の豊かな自然が戻ってきますように。