2024年4月12日金曜日

「尾花deキネマ」と名残の桜

ホテル尾花さんの「尾花deキネマ」 

なら国際映画祭の一事業として上映されてきた「ならシネマテーク」を継承するかたちで、この4月から月いち映画上映「尾花deキネマ」が、ホテル尾花の主催で始まりました。
4月は「葬送のカーネーション」
トルコ・ベルギーの映画で、監督は小津安二郎を敬愛するベキル・ビュルビュル。次世代の才能と評されています。

映画のあらすじや上映日時などはこのブログの下段に書いてますが、上映後に中野聖子さんによるナビゲートで理解も深まり、民族や宗教による文化の違いをあらためて知る機会でした。
出演された12歳の女の子が実際にシリア難民だということ、トルコはシリアから350万人以上もの難民受け入れをしていること、祖父役も難民からとい監督の希望だったが70歳以上の難民はほとんどいないという現実から見えてくるものにも考えさせられました。

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いいお天気だったのと奈良公園の桜の様子も気になるので、少し早い目に家を出て、道中の名残の桜巡りもしてきました。

大仏殿裏の「おかっぱ桜」は満開。

飛火野の桜はもうほとんど葉桜に。



これから新緑が眩しい季節になるのでしょうね。

浮見堂もソメイヨシノやナラノココノエザクラは葉桜になっていたり満開を過ぎていたり、一本だけ綺麗な桜を見ることができました。
そして荒池越しに興福寺五重塔。

来年は桜に包まれた五重塔の姿は見られないかもしれませんね。

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「葬送のカーネーション」あらすじ
荒涼とした冬景色のトルコ南東部。年老いたムサは、亡き妻の遺体を故郷の地に埋葬するという約束を守るため、 棺とともに旅をしている。紛争の続く場所へ帰りたくない孫娘のハリメだったが、親を亡くし、仕方なく一緒歩いている。旅で出会う様々な人たちから、まるで神の啓示のような[生きる言葉]を授かりながら進んでゆく。 

上映日時:
4月12日(金) 11:00- / 14:00- / 17:00- / 19:30-
4月13日(土)11:00- / 14:00- / 17:00-
4月14日(日)11:00- / 14:00-
会場:ホテル尾花 (奈良市高畑町1110 tel:.0742-22-5151) 
料金:800円(奈良市民、その他割引価格)一般1000円
予約:ホテル尾花受付
定員:60名

「月いち上映」ですが、5月はホテルが修学旅行シーズンでお休み。
次回は6月28日(金)29日(土)30日(日)開催です↓