2024年4月8日月曜日

東大寺境内*花便り④「ぐるっと桜巡り」

4月8日 花まつり
大仏殿へ、花御堂のお釈迦様に甘茶をかけにお出かけ道中、見納めの桜のお花見をたっぷりと楽しんでまいりました。
まずは正倉院西側の塀の奈良九重桜ナラノココノエザクラ

向かいの鼓阪小学校のソメイヨシノを背景に。どちらも満開!
大仏池から望む大仏殿の風鐸、御蓋山、ヤドリギ、桜↓
東大寺幼稚園から大仏殿裏の桜の並木道↓
指図堂前から桜越しに県庁↓

大仏殿と戒壇院の間の敷地には大きな桜の木が何本か↑↓





大仏殿西の回廊に沿って咲く桜↓
大仏殿回廊内にもたくさんの桜が満開を迎えていました。



桜吹雪が舞う回廊内。

大仏殿を出て、裏参道を通って二月堂へ

塔頭のレンギョウと木瓜の花でしょうか?
桜色の世界に鮮やかな黄色と朱色が綺麗。





二月堂から四月堂、ここから開山堂の糊こぼしの花がよく見えます。
今年は例年より半月以上も開花が遅れているようです。

上ノ坊の門前に、大きなナラノココノエザクラを見つけました。

ズームで見るととても可憐なお花↑門前にそびえ立ってます↓

上ノ坊から東塔跡へ下りて行きます。
上から見ると、東塔跡はかつての姿なくほぼ更地に↓
東塔跡あたりにはナラノココノエザクラがたくさんあって

ソメイヨシノとの競演をたっぷり堪能できました。

桜の花びらは鹿さんのご馳走。新鮮な花びらたくさん召し上がれ。

白蛇川沿いに春日野園地の桜を眺めながら↑
東塔跡の西側エリア(大仏殿前の鏡池寄り)も桜の園!↓

桜と新緑越しに御蓋山↑
このエリアもナラノココノエザクラがたくさん咲いているのですが、花の裏の萼が10枚(5枚の萼の間に一回り小さい副萼が5枚で全部で10枚)であれば、ナラノココノエザクラだとわかります↑

桜が散り始めて新緑が芽吹く季節の奈良公園を見渡しながら、いつも「桜餅」カラーだと思っているのですが、今日もそんな色の世界を歩いてきました。

2時間ほどかけて、カメラ片手に境内を歩いて最後はここ。
講堂跡、そして「おかっぱ桜」!


今年も咲いてくれてありがとう。
たった今、満開になったばかりの風情で、強い風に花びらを散らすことなく咲き誇っていました。

そして帰りに・・・
「走るソムリエ」とも呼ばれる吉田観光タクシーの吉田さんとばったり。
聞けば、個人タクシー協会の定年に合わせて定年されるのだとか。
ちょうど後輩の指導にあたっておられるところで出会いました。
と言いながらも80歳までは一年更新でもう少し運転できるそうなので、ひょっとしたら走っているかもとおっしゃってました。
中々予約の取れない吉田観光タクシーさん。いつか、吉田さんのご案内で吉野の桜を見たいと思っておりました。
(記念写真も撮らせていただきました。長い間、お疲れ様でした。)