鎌倉大仏殿高徳院での「大仏くらべ」奉納公演に伺いました。
鎌倉の大仏様、実は初めてでした。
想像以上に大きくて、遠くからでも圧倒されるくらいのオーラを放ってらっしゃいます。
同じ大仏様ということで、どうしても奈良の大仏様と比べてしまい、自分のところの大仏様を贔屓にしたくなるのですが、相手を知らないからこそそのような思いに駆られるのではと、実際に露座の大仏様を目にして、知らないでいることの不徳を恥じてしまいました。
今回上演の創作狂言「大仏くらべ」でも、お互いに大仏様の自慢話をしていた奈良の男と鎌倉の男が、お互いを知り、最後は互いの良さを認め合って仲良くお参りするというお話で、演者のお二人の軽妙な言い回しが洒落ている楽しい舞台でした。
この脚本を書かれた鎌倉在住の大江公玲(隆子)さんは、40代の時に一念発起して東京芸術大学別科に入学。2年間、能楽囃子を学んだ後、初めて書き下ろした作品が「大仏くらべ」で、初演は2005年(鷺流による)。翌年に学習院女子高等科鑑賞能として和泉流によって国立能楽堂で上演され、その時にご覧になった北河原長老猊下のご縁で、2014年2017年と2回、東大寺本坊で大蔵流により上演されたという経緯があります。
そしていつか鎌倉でという想いが、コロナ禍の4年の空白を経て実現したのが今回の舞台でした。
この脚本を書かれた鎌倉在住の大江公玲(隆子)さんは、40代の時に一念発起して東京芸術大学別科に入学。2年間、能楽囃子を学んだ後、初めて書き下ろした作品が「大仏くらべ」で、初演は2005年(鷺流による)。翌年に学習院女子高等科鑑賞能として和泉流によって国立能楽堂で上演され、その時にご覧になった北河原長老猊下のご縁で、2014年2017年と2回、東大寺本坊で大蔵流により上演されたという経緯があります。
そしていつか鎌倉でという想いが、コロナ禍の4年の空白を経て実現したのが今回の舞台でした。
鎌倉大仏殿で7年ぶりに再演される舞台には、東大寺から橋村管長猊下もお越しになって大変華やかな奉納公演となったのでした。
私事ですが、鎌倉と隣接するところに住む10歳の孫にもこの狂言を見てほしくて、奈良から日帰りで出かけたのです。
初狂言、伝統芸能鑑賞も初めてで、理解できるかなという不安は杞憂に。ここぞという場面でしっかり笑って楽しく鑑賞してくれました。でも、一つわからなかったのは八角燈籠のこと、笛の音が聞えてくるってどういうこと?と、舞台が終わって尋ねられたのです。そして鎌倉の空を飛ぶトンビの「ぴ~ひょろひょろ」の鳴き声は「湘南あるあるだね」と。
絵本「大仏くらべ」の原画展もあって、原画を描かれた松田大児さんもいらっしゃったので、サインをいただきました。
奈良の男(シテ)に扮した大蔵流狂言茂山千五郎家当主の茂山千五郎さんと、鎌倉の男(アド)の大蔵流山本家、山本則孝さん。
舞台が終わって記念撮影もあり、いい思い出になったことでしょう。
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夕食は、高徳院さんから徒歩10分のところにあるイタリアンで。
こちらは「神奈川県営湘南水道鎌倉加圧ポンプ所」だった建物で、内装も素敵でお料理も美味しく、また再訪したいお店でした。
私事ですが、鎌倉と隣接するところに住む10歳の孫にもこの狂言を見てほしくて、奈良から日帰りで出かけたのです。
初狂言、伝統芸能鑑賞も初めてで、理解できるかなという不安は杞憂に。ここぞという場面でしっかり笑って楽しく鑑賞してくれました。でも、一つわからなかったのは八角燈籠のこと、笛の音が聞えてくるってどういうこと?と、舞台が終わって尋ねられたのです。そして鎌倉の空を飛ぶトンビの「ぴ~ひょろひょろ」の鳴き声は「湘南あるあるだね」と。
絵本「大仏くらべ」の原画展もあって、原画を描かれた松田大児さんもいらっしゃったので、サインをいただきました。
奈良の男(シテ)に扮した大蔵流狂言茂山千五郎家当主の茂山千五郎さんと、鎌倉の男(アド)の大蔵流山本家、山本則孝さん。
舞台が終わって記念撮影もあり、いい思い出になったことでしょう。
自然豊かな麓にある高徳院境内ではリスが走り回る姿も。
夕食は、高徳院さんから徒歩10分のところにあるイタリアンで。
こちらは「神奈川県営湘南水道鎌倉加圧ポンプ所」だった建物で、内装も素敵でお料理も美味しく、また再訪したいお店でした。