奈良倶楽部35周年記念イベントとして、いいだむつみさんのフランスシターの演奏会『くらすことの賛歌ー続く道ーフランスシターの調べとともに』を開催させていただきました。ちょうど一年前の3月に、来年は開業35周年の節目の年になるから、何か記念になることをしたいなぁ、どんなことをしようかな…と思い巡らした時に思ったのは、美しいものに包まれたいという想い。すぐにむつみさんの奏でるフランスシターの音色が思い浮かびました。
一年後になるけれど奈良倶楽部でフランスシターを演奏していただきたいとお伝えして快諾いただき、何度かの打ち合わせを経て今日の日を迎えることができました。
演奏が始まり、静かに音色が奏でられると、すーっと心が澄み渡っていきます。
アイルランド民謡やドヴォルザーク、色んなアレンジされた曲も良かったのですが、2011年の地震の後にむつみさんが作曲された「鎮魂と祈り」、その半年後に前を向いてという想いを込めた「悠久の流れに」、そして限界集落を取り上げた映画のために作曲された「くらすことの賛歌」など、むつみさん自身が作られた曲がとても素晴らしくて心に沁み入りました。
途中でティータイムを挟んで、皆さまのリクエストが一番多かった曲などをアンコールで演奏。
あたたかで優しい慈愛に満ちた時間でした。
むつみさんの手作りプログラム。
そしてティータイムのお菓子は樫舎さんの小種、奈良倶楽部の焼印付きです。(今年は35周年記念として修二会期間中にご宿泊のお客様にこちらのお菓子をプレゼントいたします)
むつみさんには、かつて2014年2015年2016年と三度、奈良倶楽部で演奏をしていただきました。
その時は岩手出身の菅原哲夫さんとのコラボで、菅原さんが花巻言葉で宮沢賢治の詩を朗読して、参加費の一部を震災で被災されたところへ寄付させていただきました。
お正月を過ぎてからの打ち合わせで、二人してどちらからともなく、今回も参加費の一部を寄付しようと話が決まり、今日の皆様からの参加費の一部(2万円)は奈良倶楽部に設置している募金箱から被災地支援にお送りします。
最後になりましたが、本日ご参加の皆様、そしていいだむつみさん、素敵な時間をありがとうございました。
春がいっぱいの花籠もいただきました。ありがとうございました。その時は岩手出身の菅原哲夫さんとのコラボで、菅原さんが花巻言葉で宮沢賢治の詩を朗読して、参加費の一部を震災で被災されたところへ寄付させていただきました。
お正月を過ぎてからの打ち合わせで、二人してどちらからともなく、今回も参加費の一部を寄付しようと話が決まり、今日の皆様からの参加費の一部(2万円)は奈良倶楽部に設置している募金箱から被災地支援にお送りします。
最後になりましたが、本日ご参加の皆様、そしていいだむつみさん、素敵な時間をありがとうございました。