2021年2月14日日曜日

祈りの力

 2月13日付け毎日新聞夕刊に、今年の修二会で大導師をお務めされる橋村公英師のインタビュー記事が掲載されていました。

こちらに全文が載っていますが、特に心にしみる箇所がありましたので、その部分を転載させていただきます。

「人間は、神仏だけではなく山や岩、太陽や月にも『ありがたさ』を感じ、そのありがたさを生きる力に変えることができる生き物。祈りとは、人間のそんな能力の一つの結果としてあるものなのではないか」

東日本大震災は、世の安寧を祈る「お水取り」の最中に起きたこと、祈っても地震は起き、疫病も流行る・・・祈ることに意味はあるのか?という記者の疑問に答えられたものですが、本当にそう思います。

大導師として臨むコロナ禍の修二会への思いと覚悟も。
「それでも100%はない。あとは観音様に委ねるしかない」
「最優先するのは修二会を続けること。最後の一人になったら何をすれば満行と言えるのか、そんなことを考えることもあります」

今年は聴聞叶いませんが、大導師の唱える祈りの言葉を可能なら記事で拝見したいと願っていますし、心を寄せたいと思っています。