2021年2月21日日曜日

二月堂修二会2021*「社参」

毎年、修二会の追っかけや聴聞をして感動したできごとをブログに綴っていますが、コロナ禍の今年は過度な参拝は控えようと思っています。それ故ブログも例年ほどの熱量はないと思いますが、まず今年初めて修二会のことを書くにあたって、タイトルに『二月堂修二会2021』と、今年の2021を記せたことに感謝して・・・。
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今日は、練行衆が行中の無事を祈願して境内諸堂を参拝して回る「社参」がある日。拝見するのも戸外だし、練行衆の方に近づくわけではないから、遠目にお参りさせていただこうと出かけました。

別火坊出発が13:00ちょうど。先に二月堂さんへお参りしてから、密を避けて大仏殿西側で待機。カメラのレンズを望遠にして、カメラ越しに練行衆の方々に手を合わせます。
今回は諸堂で参拝されるすべてを追っかけたのではなく、所々の広い場所で待機して練行衆の皆様を撮影させていただきました。
21日の社参の全体の流れは、最初から最後まで追いかけた2015年の過去記事を参照してください。
大仏殿西側まで来られたところで練行衆のお顔がよくわかりました。

大仏殿参拝
NHKさんが取材に入ってます。昨日からNHK担当プロデューサーによる「お水取り日記」も始まったみたいで、更新が楽しみです。→
大仏殿参拝の後は天皇殿参拝のため南大門の方へ
ここから私は先回りして、梅の花越しに練行衆を撮りたいと上ノ坊の前で待機。(Instagramに動画をアップしています→
練行衆の皆様は開山堂をお参りして、湯屋へ向かいます。
練行衆はここで参籠の意思を確認する「試みの湯」に入ります。
約半時間近く。練行衆が「試みの湯」に入っている間、この鹿ちゃんはずっとここで待機していました。
湯屋から出て、二月堂舞台から聖武天皇陵を遥拝。
今年はもう菱灯籠が掛けられていました。(過去記事には菱灯籠は見当たらず)この後、南の石段を通って興成社の前を通り、食堂南の広場で解散されるのですが、私はここで失礼いたしました。
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その後、堂童子さんによる注連撒きが行われるのですが、注連輪を取り合う童子さん達の密を避けるため、今年は三つの束にして3人にほぼ手渡し状態的に投げて、取り損なうことなくキャッチされる流れになったと、最後まで残って見学の友人より、その様子の写真をいただきました。
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おまけの画像>>
大仏殿東側の猫段あたりに馬酔木
僧坊跡北側の資材置き場に満開の白梅
大仏池西側の奈良公園事務所の庭に河津桜も咲いていました。
あちらこちらに春の訪れを感じて、今年も始まった春を呼ぶ修二会の無事満行を祈るのでした。