2020年10月6日火曜日

奈良県南部へ*その②「カエデの郷ひらら」

奈良県南部への旅の2日目
上北山村から車で1時間ほどで到着するというので、山歩きを楽しみに大台ケ原に向かって出発しました。

山道の木々からの木漏れ日にテンション上げながらぐんぐん上って、途中まだ半分くらいの所で、ふと「往復して下山するまでガソリンが持つかどうか」という状態に気が付いて、せっかくここまで来たのですが、安全策を取って引き返すことに。。。。
そして、川上村でガソリンを満タンにして、奈良に帰るにはまだ早いから、久しぶりに曽爾高原へと向かうことにしましたが
::
道中に「カエデの郷ひらら」の看板を見つけて寄り道することに。
今は廃校となった旧宇太小学校の木造校舎。

ここに、世界のカエデ1200種3000本が集められて植栽管理さています。実は、以前奈良市内にお住まいだった写真家の矢野正善先生が、カエデの本を出版された時にそのご本を先生からわけていただいたことがあるのです。
その後、収集されていた貴重な種類のカエデとともに宇陀市に引っ越されたとお聞きし(15年ほど前のことです)、それから数年後に「カエデの郷ひらら」のオープンを知って、いつか訪ねたいと思いつつ、また数年は経ったように思います。
矢野先生のことを思い出しながら、併設のカフェでランチをいただき
テラス席でわんこにお水やフードもいただいてまったり寛ぎながら、カフェの方に何気なく矢野先生のことをお話したら・・・
まさかの先生登場!
今年85歳になられるそうで、3000本のカエデのお世話に忙しい毎日とおっしゃってました。先生曰く、カエデが一番美しいのは4月下旬から5月にかけて、1200品種のカエデが一斉に新芽を出して色々な彩りを見せてくれる様子が本当に素晴らしいのだそうです。
::
帰宅してから、奈良倶楽部の図書室の片隅にあったカエデの本を引っ張り出して、あらためてページをめくると
写真も文章もレイアウトも先生が手掛けられて、美しすぎる本!


::
ゆっくり長居をしてしまいましたが、曽爾高原へも足を延ばしました。


ススキが見頃の曽爾高原はすっかり秋の風情。
愛犬を連れての奈良県南部への旅、次回は洞川を目指します。