2020年7月7日火曜日

東大寺千手堂特別公開*

ただいま東大寺では、保存修理及び耐震化工事のため拝観停止中の戒壇堂に代り、通常非公開の千手堂が特別に公開されています。
拝観できるのは、厨子入千手観音菩薩立像・四天王立像・鑑真和上坐像・愛染明王坐像(すべて重文)。
立て看板やパンフの写真にあるように、 小さな黒漆塗厨子の中に、小ぶりな千手観音菩薩立像と四天王立像。厨子の扉の内側には 美しい彩色画が描かれて、ご本尊像を荘厳する華麗な空間を久しぶりに拝見拝観でき有難い気持ちでいっぱいです。
(何より、東大寺友の会カードで拝観できるので、これから3年間何度もお参りできると思うと嬉しくなっておりました。)
千手堂は外から見ると小さく見えますが、堂内はかなり広くて、扉を開け放しているために別火坊への繋がりもよくわかり、試別火の時にここで法螺の練習をされているのかなぁと思ったり。


江戸時代に制作された鑑真和上像も、しみじみと美しく素晴らしいと感じ入っておりました。
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「東大寺千手堂特別公開」
期間:2020年7/4より約3年間 ※但し2月中旬~3/1は拝観停止
時間:8:30~16:00 ※但し毎月6日は法要後10時頃より
拝観料:中学生以上600円・小学生300円
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この日は偶然にも、戒壇堂から出発した日通のトラックが超ゆっくりスピードで通り過ぎてゆくのを目撃!
きっとあの中に四天王立像が!?とドキドキしてお見送り。
戒壇堂の四天王立像は
7/23より東大寺ミュージアムにて拝観できます。(9:30~17:30)
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千手堂特別公開のブログ内過去記事→2010年/ 2013年