浄瑠璃寺に行けば必ず立ち寄る「吉祥庵」さんですが、5月末に、手打蕎麦「吉祥庵」 から 喫茶専門店「茶房 吉祥庵」に変わっています。
チーズケーキと葛切り、そして店主の守田さんが取り組んでおられる「撥鏤バチル」の看板もあり。
店内では、撥鏤のアクセサリーや工芸品の展示販売もされています。
葛切りをいただきながら、守田さんとお話して
最近、製作された三味線の撥を拝見させていただきました。
これは正倉院宝物の写しではなく、全くのオリジナルデザイン。
左が雷神、右が羽衣を題材にしてデザインされています。
裏側↓のデザインもモダンでシャープでカッコいい!
デザインのアイデアが思いつくまで時間がかかるそうですが、でもきっと楽しい時間なのでしょうね。
羽衣がかけられた松のデザイン。
象牙はプラスティックよりも軽いそうですが、持たせていただくとずっしりとした重量感を感じました。
ところで、ただいま奈良博で開催中の「よみがえる正倉院宝物」展で、螺鈿紫檀五弦琵琶が展示されていますが、守田さんもこの琵琶の復元模造に関わってらっしゃるのです。
原宝物の、弦が出るところに使われている赤いものが、珊瑚か何かわからず、実験を繰り返して象牙だとわかり、そこのところの復元模造に取り組まれたそうです。
すごいお話を聞かせていただき、ありがとうございました。