2024年7月22日月曜日

奈良博*夏の展覧会

奈良国立博物館のこの夏の展覧会は、「泉屋博古館の名宝―住友春翠の愛でた祈りの造形―」と「フシギ!日本の神さまのびじゅつ」の2本立て。どちらも会期は9/1までです。


どちらも小粒ながらいい展覧会でした。
泉屋博古館の名宝―住友春翠の愛でた祈りの造形―」は、中国古代青銅器のコレクターとしても世界的に知られる住友家第15代住友吉左衞門友純(雅号:春翠)のコレクションの中から、優品を選りすぐって紹介した展覧会。
また、金銅仏、舎利容器や仏具などの仏教工芸、仏画なども並び、とても見応えがありました。
こちらだけ撮影可の「鴟鴞尊」↑

そして「フシギ!日本の神さまのびじゅつ」では、日本の神さまの美術にまつわる、いろいろな“フシギ”を紹介しながら、人々が日本の神さまをどのように見つめていたのか、その秘密に迫るという展覧会。
子どもだけでなく大人も充分楽しめる内容で、展覧会場の空間構成がいつもの奈良博と違っていろんな工夫が凝らされて、普段と違う様子がとても新鮮でした。

会期:9/1まで
休館日:毎週月曜日(但し8/5と8/12は開館)
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は閉館の30分前まで)
※8月5日~14日(なら燈花会の期間)は午後6時まで
※8月15日(中元万燈籠)は午後7時まで

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この日は、春日大社で旬祭講話を聴講してから奈良博まで、参道の木立の中を歩きました。正午過ぎの酷暑の中でしたが、春日大社の参道には木陰が多く、暑さも少し凌げたかもしれません。(ペットボトルのお水と塩飴は離さずに)

その後、工場跡事務室さんで休憩して、二月堂へ吊り紐とおよくの万灯明料を納めにまいりました。
二月堂からの景色に、一瞬暑さも忘れるくらいでした。
普段は仕事もあるので殆ど出かけないていますが、暑さに気をつけながら思い切って出かけるのもリフレッシュになりますね。
出かけた先が春日大社、奈良博、二月堂と私の大好きな奈良の三角形の中だったのもちょっと嬉しいことでした。