旅館ホテル組合主催のセミナーで、ホトケ女子・安達えみさんの講演会「今、改めて、奈良の観光を考える」を拝聴しました。
お話の順番が前後しますが、講演の最後に宣伝されていた「奈良処方箋」について、先にお知らせいたします。
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では、講演内容を自分なりにまとめてみたいと思います。
・奈良の魅力の一つに、古い木造建造物ランキングで1~27位を奈良県が独占している事実。「残った守り続けてきた」という事実は誰にもかえられない。だから、「奈良には本質・本物がある」ということ。
・そういった奈良の魅力をもっと誇っていいのではないか。なのに
地元愛の強い都道府県ランキングで奈良は31位
(一般論として、奈良の地元民が奈良の良さに気がついてないのではというのは、うすうす感じていましたが)
コロナ後に観光に行きたい都道府県ランキングで奈良は41位!
(これは正直ショックでした。コロナ禍で心身ともにしんどい思いを経験したからこそ、奈良の魅力に触れてダメージを癒してほしい・・・と思っていた私。実際に奈良倶楽部のお客様方には、そういう方は多いのですが)
・そして、上記のランキングで、地元愛の強い都道府県の上位が、コロナ後に行きたい都道府県の上位と重なっているという興味深いデータを指摘されていました。
・観光地奈良は宣伝ベタと言われているが、奈良の観光に必要なのは何か?→それは地域住民の「シビックプライド」(地域への誇りと愛着)を高めることでは?
・そして奈良出身者が一番の観光大使とおっしゃる。
(これは実際にそう思います。我が家も18歳から東京で暮らす娘と息子がおりまして、それぞれが自分なりに奈良を誇ってくれているのではと思っていますが)
・観光ができることなどや、観光を通した先にどんな奈良の未来を想像するか・・・などまとめのお話の中で、印象深かったのは・・・「古代から持続可能を証明し続ける 世界に誇る観光地、奈良モデルの提唱」という言葉でした。