2024年7月28日日曜日

東大寺「解除会」

7月28日 東大寺大仏殿で「解除会」厳修

茅の輪の設置は今年から当日のみに戻りましたので、夏の疫病退散の意味を持つ茅の輪くぐりを何としても今日しなければと、お客様チェックアウトの後に急いでお参りに行って来ました。 
法要の途中からの参列でしたが、疫病退散祈願のお経を浴び
散華も拾うことができ、いつもお水取りでお会いする方々にもお目にかかれて何気ないお話もでき、ほっこりしたひとときでした。 

大仏殿中門からの参道の両脇の水路は、屋根の上の鴟尾と鴟尾の幅に作ってあることを思い出して、鴟尾を写し込んでパチリ。 


鏡池周りに咲き誇る百日紅や


正倉院裏手の夏藤など、この時期に咲く花に目を止めては、一時暑さを忘れてお参りできてほっとしました。

大仏殿から退堂されるところのお姿を慌てて撮った一枚も・・・。

ところで、今更ですが東大寺のHPに記載の文章をあげておきます。
「解除会」は、わが国で古来より行われていた「夏越の祓」や「水無月祓」と深い関係がある法会で、疫病を防ぐため、大仏殿北側の講堂で延喜元年(901年)6月28日から始められたと言われています。現在は大仏殿で厳修しており、当日はご参拝の皆様も大仏殿内にて「茅の輪くぐり」をしていただけます。