2021年5月30日日曜日

「おかっぱ桜」その後の様子*

今年の「おかっぱ桜」は、ほとんど花がつかないで葉桜になってしまって、ひょっとして枯れてしまうのではと気をもんでいました。
その様子をアップしたSNSに、「花芽形成時の気温の変化の影響で花芽がつかなかったのかもしれません。これから、葉がちゃんと出て育てば大丈夫」というコメントがあり、葉がちゃんと茂っているか通るたびに確認しては、確証はないけれど、何となく大丈夫そうに思いましたので写真をアップしますね。

こんなに青々と茂っているのだから大丈夫ですよね?きっと。
そして、何と!
「鹿摂食線ディアライン」が形成されるところを目撃しました!
おかっぱ頭のようにきれいなラインで刈り込まれた形は、鹿が飛び上がって葉っぱを食べるから。鹿の口が届く高さに揃えて樹木が刈りこまれるのは「おかっぱ桜」だけでなく、奈良公園の木々のほとんどが、このように見通しよくなっています。
ジャンプして葉っぱを引きちぎってもぐもぐ。
鹿が好んで食べるくらい葉っぱも新鮮だということで、おかっぱ桜の元気な姿を確認出来て嬉しい朝のひとときでした。
::
そろそろおなかの大きい鹿さん達を見かけるようになりました。
これから子鹿誕生ラッシュの奈良公園。
ご存知だと思いますが「奈良の鹿愛護会」サイトより再掲します。
○公園内で鹿の赤ちゃんを見つけたら、そっと見守ってください。
子鹿は生後2~3週間は草むら付近で隠れて過ごす習性があります。

○鹿の赤ちゃんに触らないでください。
人の匂いがついてお母さん鹿がお乳を与えなくなることがあります。

○お母さん鹿に注意してください。
お母さん鹿は母性本能が強く、人が赤ちゃん鹿に近づいたりするだけで攻撃してくることがあります。


::
母鹿とはぐれた子鹿や、すでに亡くなっていた子鹿を見つけたことがあり、昨年は散歩中に2度「鹿愛護会」さんに電話をしました。
そんなことで、子鹿誕生シーズンの朝のお散歩は、不幸な現場に遭遇したくない気持ちと、可愛い子鹿を見かけたい気持ちで、少々複雑な気持ちで歩いています。不用意に「子鹿を触らない」でいれば防げた出来事もあるので、このことはもっと周知に努めたいと思います。