2020年9月14日月曜日

「岡本彰夫の奈良、奥の奥」公開収録

9/13 奈良公園バスターミナルレクチャーホールで行われた、岡本彰夫先生の新著「日本人よ、かくあれ」出版記念  ならどっとFM「岡本彰夫の奈良、奥の奥」公開収録 に行ってきました。
ラジオ番組はWebで聴いていますが、公開収録に参加するのは初めての体験で、この壇上で繰り広げられたお話がラジオでオンエアされるのだと、ワクワクしながら進行を見守り、参加者の一人として、この物語の中に身を置いていました。

進行の様子を当日のメモから記しておきます。 
オープニングは保山さんによる金峯山寺蔵王堂に霞が流れる映像。
この映像をバックに、 講談師・玉田玉山さんが「霞の奥」を朗読。

出版に至るまでのいきさつで3年分まとめて書かれた話に驚き
さだまさしさんからのコメントの紹介の後、出演者の方がそれぞれ著書の中の一節を朗読する形で進行していきます。

朗読の声、そこに映し出される保山さんの珠玉の映像、そして音楽。目で見て耳で聞いて心で味わって・・・そして時々、岡本先生によるポイント解説も入って、自分で本を読んでいた時とは全然違う世界を見ることができて至福の時間でした。

朗読されたのは
・渡辺ゆりかさん「美しく老いる」保山さんの梅の映像が美しい!
つり合いと、年輪風格人格を備えることが大切と、先生より解説。
・玉田玉秀斎師匠の本を読んで作ったという先生への賛辞が講談調に詠みあげられ、「一ツ松」から光秀の逸話を講談で。
・大垣知哉さんの朗読は「秘伝」。この文中に出てくる若い歌手は大垣さんではないという先生からの一言があり、この後、愛ある毒舌がさく裂して、いじられキャラの大垣さんとの掛け合いがまた楽しい。
またもう一つ、文中に出てくる、先生が陶芸を習われた、プロではなく素人でありながら上手な方というのは、知足院の守屋長老様のことで、しばし守屋長老の思い出話を語って下さいました。
・次にNHK原大策アナウンサーからのお便りを、ならどっとFMの中川局長が読まれました。原さんの、奥へ奥へと進むには物事を立体的に捉える視点を養うことを先生から教わったというエピソードや、先生からは原さんには人生のツボを教えたというお話。→ロケに出て、現地の美味しいものを食べその残りを家族に持って帰るという原さんに、お土産はさら(新品)を買うて帰りとアドバイスされたことなど。師弟の絆に思わず羨ましくなりました。
・最後に特別ゲストとして川上ミネさんが登場。春日大社で奉納演奏された時に没我の境地になったお話など。ここでは、先生からミネさんに「K女の涙」が朗読されました。

ここで川上ミネさんからのお知らせ。 
動画再生220万回という「やまとの季節 七十二候」。
映像作家・保山耕一さんとピアニスト川上ミネさんによる奈良の映像詩の曲作りの現場に密着した番組「音のかたち 奈良 季節を描くピアノ」が全国放送でも見られます!9/25 0:00~0:45 BS1 です。

この後、番組での新コーナー「岡本彰夫のかくあれ」というコーナーが発表され、川上ミネさんや大垣知哉さん、奈良公園室竹田室長にそれぞれ、愛ある毒舌が!

番組収録はこれで終わりかと思いきや、最後に来場者へ、先生の新著一冊と色紙2枚をジャンケンで勝った人にプレゼントしてくださるというジャンケン争奪戦があり

まさかの一番勝者に!迷わず「畏」の色紙を所望しました。
「かしこまり」「おそれいる」・・・自然と神様仏様を敬い感謝を忘れずに謙虚に生きていきたいという思いを忘れないようにと受け取ったのです。どうもありがとうございました。
(写真はホテル尾花の中野さん、お食事処たちばなの中尾さんからいただきました。ありがとうございます。)

今回の収録分は、10月5日(月)の15時から1時間です。
再放送は10月9日(金)の20時から1時間です。

楽しくも深く教えをいただいた公開収録に参加できて有難いことでした。本当にありがとうございました。